

専攻科1年生は、「医療概論」の授業で今年度より中島病院の中島弘文院長を非常勤講師として、お迎えしています。
いつも大変興味のある講義をしていただけますが、5月18日(月)には、臓器移植医療と生命倫理についてのテーマで、移植コーディネーターの安田先生と、実際ドナー家族となった三浦先生を紹介してくださり、貴重なお話を聞かせていただきました。
当日は、三浦先生の誕生日とのこともあり、バースデーソングで講師の方々をお迎えし、講演会が始まりました。
まず、臓器移植コーディネーターの安田先生より、臓器移植の基本や各臓器の移植医療の特徴などを教えていただきました。そして、患者にとって臓器移植は命をつなぐための最終手段であることとともに、岡山は、移植医療において全国トップクラスの実績を持ち、重要な役割を果たしていることも教えていただきました。


その中で、「人の死」とは…、どの段階で決まるのかと生徒たちに投げかけられ、人それぞれ、考え方が違って当たり前であることも分かりました。
最後に、ドナーには「提供する権利」と「提供しない権利」、レシピエント(提供を受ける側の人)には「移植を受ける権利」と「移植を受けない権利」があり、日頃から、家族など身近な人と話題にしておくことが大切であると教えていただきました。

次に、ドナー家族である三浦先生が、とてもかわいい娘さん『くーちゃん』の写真とともに、お話されました。
看護を学ぶ者として、医療従事者の一言が患者や家族を救うこともあれば、深く傷つけることもあることを自覚すること、そして、現在学んでいる知識が、誰かの命を守るための知識であり、患者・家族の後悔を減らすための知識ともなるとお話しいただきました。
ご自身の体験をもとに、臓器移植に至った経緯やご家族の葛藤もお聞きし、生徒たちは涙が止まりませんでした。
最後に、三浦先生からも、大切なのは考えることであり、臓器移植について日頃から大切な人たちと話題にしておくことが必要であると教えていただきました。