緩和ケア講座(専攻科1・2年)


9月7日(水)、専攻科1・2年生対象に 特定医療法人和風会中島病院がん看護専門看護師・緩和ケア認定看護師 竹内奈々恵先生をお迎えし、「がんと共に生きる患者・家族の支援」と題し、その人らしさを強みにして生きていくことを支援する緩和ケアの視点からお話をいただきました。


日本におけるがん医療の動向、がん看護に携わる者の役割や継続的な看護の必要性について教えていただきました。
また、がん看護に携わる者として、自己の人生観や死生観を養うことが、とても大事だと言われ、生徒たちは真剣に聞き入っていました。


グループワークでは喪失体験をしました。紙に大切な人やものを書き出してみることで、普段は意識していないけれど、私たちが何を大切に生きているのかを改めて感じることができました。
また、体験を通して、終末期にある患者さんの気持ちに心を寄せる機会となりました。

<生徒の感想>

講演の中で心に残った「新たなものを見つけたら人は強くなる」という言葉をこれからの看護に生かしていきたいと思う。患者さんが今何をしたいのか、どうなりたいのか、願いは何なのかをじっくりと聞き、寄り添い、そこから何ができるかを患者さんと一緒に考えていくことができる、そんな看護師になれるよう努力したい。