脱!野菜不足「だしのチカラで野菜をもっと美味しく!」高校生レシピコンテスト(食物調理科2年)

9月23日(火)に、地産地消や食育の推進を目的とした高校生レシピコンテストが開催されました。
今年度で14回目を迎えるコンテストで、津山市、味の素株式会社、株式会社マルイと、津山東高校が連携して行われ、今回のテーマは “脱!野菜不足「だしのチカラで野菜をもっと美味しく!」”です。
地元の食材と味の素の商品を活用しながら、生徒たちが学校で学んだ成果を発表しました。
その結果、グランプリに輝いたチームが1組、優秀賞が2組、そして保護者の方々の投票によって最も多くの票を獲得したチームに贈られるギャラリー賞1組が選出されました。

プレゼン前には、各チームとも真剣に、緊張しながらも協力して調理を行いました。

プレゼンでは、グループごとにテーマを設定し、だしを活かした野菜がたくさんとれる料理を審査員に試食していただきました。
各グループは、これまで準備してきた思いを発表することができました。


グランプリ 
チーム名:ぺんたごん

「白菜と豚肉のミルフィーユ」は、白菜・水菜・豚肉を交互に重ねてだしなどで煮るだけで完成し、手順が少なく、作りやすい料理となっています。また、つけるタレによっても味変ができ、津山産ショウガを使っているところもポイントです。
     
「白だしきんぴら」は、普通のきんぴらと材料が違い、主菜とも合わせて考え、色が少なかったので、黄色のパプリカを加えることで彩りを良くしました。また、津山産ショウガ使って、ご飯にも合う味にしています。

グランプリを受賞して、 「まさかグランプリに選ばれると思っていなかったので、嬉しかったです。これから開催される様々なコンテストでも、上を目指せるように頑張りたいと思います。 」



優秀賞(津山市) 
チーム名:うちら”ヘルシンジャー”

「VEGELOVE BOWL」は、野菜とお肉、魚がたくさん入ったカラフルなVEGELOVE BOWLで、ドレッシングは津山産のショウガを使ってさっぱりするものにしました。栄養が豊富なので食べながら健康的なダイエットができます!作り方も簡単で手軽に沢山の野菜を美味しく摂れます。

「やさいとらんといけんでしょうが〜!スープ」は、野菜たっぷりで津山産のショウガを使うことで、地元の農家さんを応援できて環境にもやさしく、栄養たっぷりで体をぽかぽか温めてくれダイエット中でも安心して飲めます。毎日飲んでも飽きない、体にやさしいスープです。


優秀賞(味の素) 
チーム名:#DASHtag

「和風米粉グラタ」は、小学生が嫌いな野菜と不足しがちな野菜を取り入れ、苦手克服+野菜不足解消ができます。また、米粉を使いグルテンフリーにしたことで、消化に優しく、小麦粉アレルギーの方でも食べることができます。牛乳が苦手なお子様でもだしを使うことでホワイトソースの牛乳感をなくし、日本人の口に馴染みのあるものになっています。

「サーモンのタルタルサラダ」は、層にすることで見た目を良くし、食欲をかきたてるようにしました。やさしお®を使うことでなるべく減塩し、レモンを使うことでサッパリ感を出しました。潰したゆで卵にマヨネーズを和えることでしっとり感を出し、ペーストにした人参に出汁を加えることで、人参の風味を減らし、食べやすくしました。   


ギャラリー賞
チーム名:難消化性多糖類     

「とろふわ梅しそお好み焼き」は、お好み焼きの生地は、4種類の野菜と芋で生地が成り立っており、野菜を千切りにすることで消化吸収が良くなります。自分の好きな食材を使って、アレンジをしたりできるので夜食やおかずの一品として活躍し、アレンジ次第で、子供から大人まで食べることができます。

「百香煮〜豆乳仕立ての揚げナス〜」は、栄養を閉じ込めた「揚げナス」を皿に盛ってから、スープを入れることでナスの色がスープに出ないようにしました。揚げナスやマッシュルーム以外にも他の食材を入れてアレンジをすることで他の効果を得ることができるので、お酒のおつまみやおかずの一品として活躍します。”



審査員の先生方からは、「どの作品も甲乙つけがたく僅差だった。」「各チームプレゼン力があり内容が伝わった。」と総評していただきました。今回のレシピ考案で、地域の食材や食材の持つ力についてさらに考えるきっかけになりました。また、チームで共同してアイディアを生み出す面白さにも気付くことができました。

今後、グランプリレシピはスーパーマーケットMARUIの店頭にパネル展示され、レシピの配付、商品化していただく予定です。また、 MARUIフードフェスタ2025が、11月1日(土)と2日(日)にグリーンヒルズ津山・リージョンセンターで開催されます。1日は、グランプリを獲得したチームの「白菜と豚肉の鍋」が、2日は、優秀賞を受賞したチームの「米粉グラタン」がともに500食試食提供されます。