救急法基礎講習(看護科1年)

2月19日(月)、看護科1年生を対象に、日本赤十字社岡山県支部から救急法指導員の講師5名より、一次救命処置など、救急法の基礎を学びました。

はじめに、赤十字救急法や赤十字の歴史について学び、その後、一次救命処置についての講習後、意識状態の観察、呼吸状態の観察について実技を行いました。

毛布を利用した保温方法と移動方法を学びました。事前に毛布を扇子折りにしておくと素早く毛布を敷くことができるとアドバイスをいただきました。

一次救命処置では、119番通報とAED持参など、協力してもらえる人に大きな声をかけることも必要です。また、具体的にわかりやすく協力をお願いできるように冷静に対応することが大切であると学びました。

実際に、モデル人形を用いて人工呼吸と胸骨圧迫を行いました。
一人で人工呼吸と胸骨圧迫を行うと、2クールで息が切れてしまい、継続する大変さを痛感しました。
現在、救急車が到着するまで平均8分かかるそうです。

引き続き、生徒たちはAEDを用いた除細動の実技で、胸骨圧迫とAEDの操作を2人で息を合わせ行いました。胸骨圧迫を絶え間なく行うために、互いに声を掛け合って行います。

初めて行う生徒もおり、「モデル人形の胸骨圧迫は重いけど、実際の命はもっと重いからしっかり練習しないと…」と緊張して取り組みました。

最後に、生徒代表から、「講義では人の命を救う大変さと、命を絶やさないための連携が必要なことを感じました。大きな声で人を呼び、本日習ったことを活かし、正しい知識と確実な技術の修得に取り組んでいきます。そして、自分のできることを多く見つけ努力し続けたいと思います。」と、お礼と感想を伝えました。
講習後、学科試験を受け、「救急法基礎講習」の全課程を修了し、受講証が交付されました。
後日、学科検定合格者には、「赤十字ベーシックライフサポーター」資格の取得が認められます。