

1月18日(水)、視覚障害者への理解を深め、盲導犬との交流を通して医療、福祉への興味関心を養い、望ましい職業観を育成することを目的として、「視覚障害者への支援方法について」と題し、講演会を開催しました。
講師の高取茂樹先生、盲導犬のテミスちゃんから実践を交えた内容を教えていただきました。


最初に、高取先生より、表情が読み取れないので、声を出して意思表示をしてほしいと看護師を志す生徒たちに対してお願いがありました。
目が見えないからと言って、全てを介助しようとするのではなく、どこまでなら行うことができて、どこに介助が必要なのか確認しながら行ってほしいと話されました。
講演の間、盲導犬のテミスちゃんは、じっと伏せの状態で待っていました。



生徒たちは興味深くお話を聞き、特にスマートフォンやパソコンの音声機能や読み上げ機能については、驚いたり、質問に対しては高取先生に伝わるように声を出して返事や意見を述べたりしました

講義の後半では、2人1組でペアになり、実際に視界が遮られた状態で介助してもらいながら、廊下や階段の昇降を行いました。

最後に生徒代表が、「患者さんが色々なことにチャレンジできるようなきっかけを作ったり、患者さん自身が『障害はアピールポイント』と思って前向きになってもらえるよう関わったりして、『この人となら頑張れる』と思ってもらえるような看護師になりたいです。」と、感想とお礼を伝えました。