芸術鑑賞会[古典](1~3年)

10月17日(金)午後、雅楽師の東儀秀樹さんによるコンサート「トーク&ライブ 悠久の響き」を、本科生(1~3年生)全員で鑑賞しました。
今年度の芸術鑑賞会は、本物の古典芸能に触れることを通して、豊かな感性を育むことを目的として行われました。

東儀秀樹さんは1300年続く雅楽の家に生まれ、日本の伝統文化を守りつつ様々なジャンルとコラボレーションをして、雅楽の第一人者として国際的にご活躍されています。

開演と同時に、直衣姿の東儀秀樹さんが生徒たちの間を通って笙を演奏しながら入場されたときには、神々しいばかりの美しさに、会場からどよめきが起きました。

続いて、笙と篳篥の古楽器紹介がありました。古楽器が原型のまま今に受け継がれているのは日本の雅楽だけだというお話に、生徒たちはひきこまれました。そして、天から降り注ぐ光のような笙の響き、人のぬくもりを感じさせる篳篥の音色にすっかり心奪われました。

生徒による古楽器体験や東儀さんへの質問コーナーもあり、会場は大いに盛り上がりました。
また、東儀さんの親しみやすく奥深いお話に、様々なことを考えさせられる時間ともなりました。

公演時間の90分間はあっという間に過ぎ、考査の疲れも吹き飛びました 。
考査最終日の午後に、笙や篳篥の美しい音色に包まれ、心洗われる時間を過ごすことができました。