「食物調理科」カテゴリーアーカイブ

進路講演会(1年)

10月10日(金)、1年生を対象に進路講演会を行いました。この講演会は、生徒一人ひとりの進路意識の高揚を図ることを主な目的とし、人生経験豊富な講師のお話を伺うことで、現在の自分自身の在り方や生き方について自覚を深めてもらう機会として設けられました。
今回は、TAG株式会社 代表取締役の田口 雅弘先生をお招きし、ご講演いただきました。

講演会では、ご自身の経験として、リストラやパワハラで退社を迫られるといった挫折を経験した際のエピソードが語られました。田口先生は、「だめな人間なんていない。やればできる。」という師匠の言葉を糧に、自身の会社を起業したストーリーや、苦しいときに周りの人に助けを求める大切さをお話しされました。
生徒たちは、田口先生からの問いかけに対し、周りの生徒と話し合ったり、真剣にメモを取ったりしながら講演を聞いていました。

生徒代表が、田口先生にお礼を伝えました。

1年生普通科は10月23日(木)に岡山大学訪問を予定しています。岡山大学訪問で、大学の学びと実際の雰囲気を肌で感じ取り、今回の講演で高まった意識をより具体的な進路の見通しをもってほしいと思います。

クリーン作戦(2年)

10月10日(金)、2年生が「クリーン作戦LHR」を行いました。
当日はまだ夏を思わせるような天候の中、美化委員が主体となって火ばさみやほうきなどの用具準備をし、クラスごとに分担して校内ならびに近隣のゴミ拾いや清掃をしました。

校内では普段の清掃時間では手掛けられない場所に目を向け、側溝や植え込みの中まで落ち葉を掃いたり雑草を抜いたりし、あっという間にいくつものゴミ袋が一杯になりました。
校外では、道路沿いにポイ捨てされているペットボトルやタバコの吸い殻に残念な気持ちになりながらも、美しくなった環境に清々しさを感じた生徒も多かったのではないでしょうか。

それぞれの場所での活動後には、美化委員が用具の収納やゴミの分別をし、最後まで活躍しました。

この活動を通し、身近な場所の環境美化に対する意識を高めるととともに、微力ながら地域社会に貢献することができたと思います。

激励金贈呈式Ⅰ(食物調理科3年)

10月8日(水)、全国大会に出場する食物調理科3年生に激励金贈呈式を行いました。

10月11日(土)に三笠高校生レストランMIKASA COOKING ESSOR内併設キッチンスタジアム(北海道三笠市)において、うまいっしょ甲子園―全国高校生料理選手権2025―が開催され、本校から食物調理科3年の中村にこさん、岡田結子さんチームが出場します。 

始めに、出場する生徒から、コンテストに出品する作品の紹介が行われました。
中村さん、岡田さんたちは、今回のテーマ「秋に食べたい高校生のアイデアメニュー」で創作し、 1次選考(書類審査)を経て、本選出場を獲得しました。本選では、調理後、審査員の方が試食されます。

大山同窓会長から同窓会激励金が、 PTA副会長である 山本校長からPTA激励金がそれぞれ贈呈されました。

大山同窓会長から「地域の特産物を上手に使っていただき、地産地消、地元の食材を多くの方に広めてもらたい。」、山本校長から「北海道の方は、津山のことを知らいないので、いわばみなさんは広報大使でもある。気候も違うのでベストな状態で、この料理でもてなしてもらいたい。」と、激励の言葉がありました。

中村さんから「今まで食物調理科で学んできた知識、技術、また、今回の試作でいろんな方に支えられたことを思い出して、津山の魅力を伝えたい。」と、意気込みを伝えました。

岡田さんから「練習を重ねてきた成果を、本番で しっかりぶつけられるように頑張ってきたい。」と大会への思いを述べました。

津山・城西まるごと博物館フェア2025(調理研究同好会)

10月5日(日)に、第30回津山・城西まるごと博物館フェア2025が作州民芸館周辺(津山市西近町)で開催されました。本校の調理研究同好会では、「珈琲饅頭」と「とろりんカフェオレ」を販売しました。

「珈琲饅頭」と「とろりんカフェオレ」のブースでは、生徒たちは、注文が殺到する中でも連携をとり、テキパキと対応しました。

また、この活動を機にお客様の前で販売する楽しさを感じた生徒も多く、自分たちの作ったものを販売するやりがいを感じました。

「もう売り切れ?買いたかった!」と残念がる声が聞かれるほどの大盛況で、販売開始からあっという間に完売しました。
購入できたお客様は、できたての「とろりんカフェオレ」を手に、「ほどよい甘さで美味しい!」と笑顔でおっしゃってくださいました。

本校の調理研究同好会は、調理師養成施設ならではの専門性を活かし、地域の特産物を使ったオリジナル料理やスイーツの開発に取り組んでいます。 生徒が主体となって企画・試作・販売までを行い、全国大会につながるコンクールにも挑戦しています。

秋のイベントでは、11月1日・2日にマルイフードフェスタでパウンドケーキ・クッキーの販売と、先日行われたマルイ主催のコンクール「だし活」の優秀作品を試食提供する予定です。
また、11月15日には津山城もみじまつりにおいて、パウンドケーキを販売する予定です。生徒たちがアイディアから製作まで心を込めて取り組んでいます。

家庭クラブ研究発表大会[備前・美作支部大会](家庭クラブ)

10月3日(金)、令和7年度岡山県高等学校家庭クラブ連盟 備前・美作支部研究発表大会が岡山一宮高校(岡山市北区)で開催され、本校からはホームプロジェクトの部に食物調理科1年生の鈴木心優さんが出場しました。
鈴木さんの家は、岡山県の鏡野町奥津地域で「奥津荘」という温泉旅館を家族経営しています。自然豊かな場所にある反面、たびたび災害の被害を受けてきました。

家庭基礎の授業で災害食を学び、家族のために何かできないかと考え「安心して泊まれる旅館づくり」というテーマでホームプロジェクトに取り組みました。

その結果、ホームプロジェクトの部で支部大会1位となり、県大会への出場を決めました。
11月18日に開催される県大会に向け、より良い発表となるように県大会でも入賞を目指して頑張りたいと思います。

秋のイベント・出店のお知らせ(調理研究同好会)

調理研究同好会では、各地のイベントに出店します。みなさん、会場で東高を探してみてください。お待ちしています。
詳しくは、各主催者に問い合わせていただくか、イベントホームページをご参照ください。

■ 10月5日(日) 城西まるごと博物館フェア(津山市・作州民芸館周辺)
コーヒーまんじゅう・とろりんカフェオレの販売

■ 11月1日(土)・2日(日) マルイフードフェスタ(グリーンヒルズ津山)
パウンドケーキとクッキーの販売
味の素株式会社とのコラボ だし活コンテスト優秀作品の試食提供

■11月15日(土) 津山城もみじまつり  (鶴山公園)
パウンドケーキの販売

■12月14日(日) 第30回記念大会つやまロボットコンテスト(津山総合体育館)
パウンドケーキ・クッキーの販売  
ペーパーバック作り

津山鶴山ホテル ランチ提供のお知らせ(食物調理科3年)

津山鶴山ホテルと津山東高校のコラボランチが、津山鶴山ホテルレストラン(津山市東新町)で10月1日(水)~31日(金)11:00~14:00 各20食ずつ限定で提供されます。

<中華ランチ>
エビチリ
油淋鶏
きのこのスープ
きゅうりの甘酢
さつまいも入りマーラーカオ
牛乳プリン 


<洋食ランチ>
ベーコンとナスの

      トマトスパゲティ
ガランティーヌ
コーンポタージュ
サラダ
デザートプレート

(ケーキ・フルーツ)


<和食ランチ>
大海老天ぷら・名残り鱧天ぷら
蛤ときのこの土瓶蒸し
菊花和え
秋鮭のまぜ御飯・漬物
さつま芋抹茶パウンドケーキ

ビブリオバトル(2年・図書委員会)

9月26日(金)に2年のビブリオバトルを、図書委員会主催のホームルーム活動として行いました。

このビブリオバトルとは、「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」ことを目的とした、本の紹介コミュニケーションゲームです。今回は一人2分間の形式で行い、各クラスの図書委員が進行役を務めました。

前半は、4人の小グループに分かれて、本を紹介し合いました。後半は、各グループから一人ずつ選ばれた代表者が全体への発表を行いました。

最後に、一番読みたくなった本(チャンプ本)をクラス投票で決定しました。

生徒たちは、笑顔で持参した本を見せ合ったり、本について語り合ったりして、楽しく充実したひと時を過ごすことができました。

<2年生チャンプ本>

2年1組「人生でいちばん美味しい至高のレシピ」 リュウジ著 (ライツ社)
2年2組「大恋愛~僕を忘れる君と~」 大石静 脚本 高橋和昭 ノベライズ (扶桑社) 
2年3組「それいけ!平安部」 宮島未奈著(小学館)
2年4組「アルジャーノンに花束を」 ダニエル・キイス著(早川書房)
2年5組「ノンタンがんばるもん」 キヨノサチコ著(偕成社)

厳しい暑さも少しずつ和らいできました。いよいよ読書の秋、到来です。これからも、読書に親しんでほしいと願っています。


脱!野菜不足「だしのチカラで野菜をもっと美味しく!」高校生レシピコンテスト(食物調理科2年)

9月23日(火)に、地産地消や食育の推進を目的とした高校生レシピコンテストが開催されました。
今年度で14回目を迎えるコンテストで、津山市、味の素株式会社、株式会社マルイと、津山東高校が連携して行われ、今回のテーマは “脱!野菜不足「だしのチカラで野菜をもっと美味しく!」”です。
地元の食材と味の素の商品を活用しながら、生徒たちが学校で学んだ成果を発表しました。
その結果、グランプリに輝いたチームが1組、優秀賞が2組、そして保護者の方々の投票によって最も多くの票を獲得したチームに贈られるギャラリー賞1組が選出されました。

プレゼン前には、各チームとも真剣に、緊張しながらも協力して調理を行いました。

プレゼンでは、グループごとにテーマを設定し、だしを活かした野菜がたくさんとれる料理を審査員に試食していただきました。
各グループは、これまで準備してきた思いを発表することができました。


グランプリ 
チーム名:ぺんたごん

「白菜と豚肉のミルフィーユ」は、白菜・水菜・豚肉を交互に重ねてだしなどで煮るだけで完成し、手順が少なく、作りやすい料理となっています。また、つけるタレによっても味変ができ、津山産ショウガを使っているところもポイントです。
     
「白だしきんぴら」は、普通のきんぴらと材料が違い、主菜とも合わせて考え、色が少なかったので、黄色のパプリカを加えることで彩りを良くしました。また、津山産ショウガ使って、ご飯にも合う味にしています。

グランプリを受賞して、 「まさかグランプリに選ばれると思っていなかったので、嬉しかったです。これから開催される様々なコンテストでも、上を目指せるように頑張りたいと思います。 」



優秀賞(津山市) 
チーム名:うちら”ヘルシンジャー”

「VEGELOVE BOWL」は、野菜とお肉、魚がたくさん入ったカラフルなVEGELOVE BOWLで、ドレッシングは津山産のショウガを使ってさっぱりするものにしました。栄養が豊富なので食べながら健康的なダイエットができます!作り方も簡単で手軽に沢山の野菜を美味しく摂れます。

「やさいとらんといけんでしょうが〜!スープ」は、野菜たっぷりで津山産のショウガを使うことで、地元の農家さんを応援できて環境にもやさしく、栄養たっぷりで体をぽかぽか温めてくれダイエット中でも安心して飲めます。毎日飲んでも飽きない、体にやさしいスープです。


優秀賞(味の素) 
チーム名:#DASHtag

「和風米粉グラタ」は、小学生が嫌いな野菜と不足しがちな野菜を取り入れ、苦手克服+野菜不足解消ができます。また、米粉を使いグルテンフリーにしたことで、消化に優しく、小麦粉アレルギーの方でも食べることができます。牛乳が苦手なお子様でもだしを使うことでホワイトソースの牛乳感をなくし、日本人の口に馴染みのあるものになっています。

「サーモンのタルタルサラダ」は、層にすることで見た目を良くし、食欲をかきたてるようにしました。やさしお®を使うことでなるべく減塩し、レモンを使うことでサッパリ感を出しました。潰したゆで卵にマヨネーズを和えることでしっとり感を出し、ペーストにした人参に出汁を加えることで、人参の風味を減らし、食べやすくしました。   


ギャラリー賞
チーム名:難消化性多糖類     

「とろふわ梅しそお好み焼き」は、お好み焼きの生地は、4種類の野菜と芋で生地が成り立っており、野菜を千切りにすることで消化吸収が良くなります。自分の好きな食材を使って、アレンジをしたりできるので夜食やおかずの一品として活躍し、アレンジ次第で、子供から大人まで食べることができます。

「百香煮〜豆乳仕立ての揚げナス〜」は、栄養を閉じ込めた「揚げナス」を皿に盛ってから、スープを入れることでナスの色がスープに出ないようにしました。揚げナスやマッシュルーム以外にも他の食材を入れてアレンジをすることで他の効果を得ることができるので、お酒のおつまみやおかずの一品として活躍します。”



審査員の先生方からは、「どの作品も甲乙つけがたく僅差だった。」「各チームプレゼン力があり内容が伝わった。」と総評していただきました。今回のレシピ考案で、地域の食材や食材の持つ力についてさらに考えるきっかけになりました。また、チームで共同してアイディアを生み出す面白さにも気付くことができました。

今後、グランプリレシピはスーパーマーケットMARUIの店頭にパネル展示され、レシピの配付、商品化していただく予定です。また、 MARUIフードフェスタ2025が、11月1日(土)と2日(日)にグリーンヒルズ津山・リージョンセンターで開催されます。1日は、グランプリを獲得したチームの「白菜と豚肉の鍋」が、2日は、優秀賞を受賞したチームの「米粉グラタン」がともに500食試食提供されます。

留学生交流会(食物調理科3年)

9月10日(水)食物調理科3年生の課題研究の時間に、津山工業高等専門学校の留学生レクシーさん(インドネシア出身)とドリアンさん(クロアチア出身)が参加して、一緒に和菓子作りをしました。

初めに二人から、自己紹介も兼ねて母国の紹介をしてもらいましたが、どちらもとても工夫されたプレゼンテーションで、一同感動しました。

実際の調理では、「フルーツ大福」と「うさぎの桃山」作りに挑戦。食物調理科3年生の慣れた手つきに比べて、二人の留学生は慣れない調理に苦戦しつつも、やり方やコツを教えてもらいながら無事完成することができました。
和菓子作りをしながら、お互いの国のことや学校生活のこと、好きな音楽、アニメの話など食以外の話でも大盛り上がり!楽しく充実した国際交流をすることができたと思います。

最後は自分たちが作成した和菓子を、みんなでテーブルを囲んでおいしくいただきました。

今回の交流を通して国や文化が違っても、「おいしい」という気持ちは世界共通だということ、そして一緒に何かを作り上げることで、心の距離が縮まるという大切なことを学びました。
この貴重な経験を忘れずに、これからも食を通して人を笑顔にできる調理師を目指して、日々の勉強や実習に励んでいきたいと思います。レクシーさん、ドリアンさん、本当にありがとうございました!