



2月10日(月)、看護科1年生を対象に、日本赤十字社岡山県支部から救急法指導員の方をお迎えし、一次救命処置等救急法の基礎を学びました。
始めに、この講習の目的や指導員の方々の思いをお聞きし、この講習に対する意識を高めました。


次に、意識状態の観察、呼吸状態の観察について実技を行いました。
毛布を利用して保温の仕方を学びました。毛布を敷く際、扇子折りにすると素早く毛布を出すことができるとアドバイスをいただきました。保温だけでなく簡単に患者さんを移動させることもできました。

一次救命措置では、大切な命を救助するためには、119番通報とAED持参など、協力してもらえる人に声をかけることも必要だと感じました。
実際に、モデル人形を用いて人工呼吸と胸骨圧迫を行いました。現在は、救急車が到着するまで平均10分かかると教えていただき、大変さを痛感しました。
引き続き、AEDを用いた除細動の実技で、胸骨圧迫とAEDの操作を、2人で息を合わせ行いました。胸骨圧迫を絶え間なく行うために、AEDの操作をする生徒と声を掛け合って行います。


初めて一次救命処置を行う生徒もいて、確実に胸骨圧迫ができるようになりたいと生徒が自主的に申し出て、休み時間も指導員の方々に質問するなど指導を受けました。
講習終了後、学科試験を受け、「救急法基礎講習」の全課程を修了しました。

生徒代表より、本日一日の講習のお礼と一日の学びを指導員のみなさんに伝えました。
<生徒より>
▶️救急車到着までに一次救命処置を行うことで傷病者の社会復帰に大きな役割を果たすことができるということを知った。一次救命処置が遅れると時間が経過するほど助かる可能性は減っていくので、医療従事者ではなくても積極的に手当を行うことが大切だと感じた。また、一人では限界があるので周りに協力を求めて処置を行うことで救助者の負担も軽減され、質の高い手当てができることもわかった。
▶️講習を受けただけにならず復習をして、緊急時に瞬時に自分が動けるようにしていきたい。また、傷病者や周囲への声掛けの大切さを知ったのでこれからの看護実習では声掛けを丁寧に行い、周囲にも目を向けて何をしてほしいのか伝えられるようにしていきたい。
▶️健康な人であっても心臓突然死で急に亡くなるかもしれないと思うと一日一日を大切にしようと思った。急に目の前で人が倒れたときに迅速に対応をすれば心拍が再開し回復するので、講習がいかに大切なのか、もう一度理解することができた。自分が行動することで一人でも多くの人を救えるのでこの講習をもっと多くの方に受けてもらったり、家族や親戚などに広めたりしていきたい。
後日、講習修了証と学科試験合格者には、「赤十字救急法基礎講習修了者認定証」が届きます。
