10月17日(金)午後、雅楽師の東儀秀樹さんによるコンサート「トーク&ライブ 悠久の響き」を、本科生(1~3年生)全員で鑑賞しました。
今年度の芸術鑑賞会は、本物の古典芸能に触れることを通して、豊かな感性を育むことを目的として行われました。
東儀秀樹さんは1300年続く雅楽の家に生まれ、日本の伝統文化を守りつつ様々なジャンルとコラボレーションをして、雅楽の第一人者として国際的にご活躍されています。
開演と同時に、直衣姿の東儀秀樹さんが生徒たちの間を通って笙を演奏しながら入場されたときには、神々しいばかりの美しさに、会場からどよめきが起きました。
続いて、笙と篳篥の古楽器紹介がありました。古楽器が原型のまま今に受け継がれているのは日本の雅楽だけだというお話に、生徒たちはひきこまれました。そして、天から降り注ぐ光のような笙の響き、人のぬくもりを感じさせる篳篥の音色にすっかり心奪われました。
生徒による古楽器体験や東儀さんへの質問コーナーもあり、会場は大いに盛り上がりました。
また、東儀さんの親しみやすく奥深いお話に、様々なことを考えさせられる時間ともなりました。
公演時間の90分間はあっという間に過ぎ、考査の疲れも吹き飛びました 。
考査最終日の午後に、笙や篳篥の美しい音色に包まれ、心洗われる時間を過ごすことができました。
10月2日(木)に、看護科2年生の第60回継灯式が厳粛に行われました。
継灯式とは、入学以来1年6か月、看護科で学び、今年の11月4日から3週間津山市内の4病院で行われる実習前に、看護師への道を歩む決意をあらたにする式です。
ナイチンゲール像が手にするキャンドルから受け継がれた灯火を生徒一人ひとり、小林看護科長から受け取り、灯火の重みを感じながら壇上に整列しました。
厳かな灯火が煌めく中、「看護の職業水準を維持し、さらにそれを高めることに全力を尽くします。」「仕事の上で打ち明けられた秘密や、知り得た家族の内情は決して人に洩らしません。」「私の手にゆだねられた人々の幸福のために身を捧げます。」などと、ナイチンゲール誓詞を唱和しました。
山本校長は式辞で、「私は今、社会で最も必要とされている職業の一つである看護師を目指す皆さんを誇りに思います。」「 実習を通じ、確かな知識と技術を身につけ、将来立派な看護師として活躍し社会貢献してくれることを大いに期待しています。」と激励しました。
一般社団法人津山市医師会 会長大谷様からは、「多くの職種の方々と役割は違っても治療者として共にチーム全体としてまとまり、増加する高齢者が住み慣れた地域で医療や介護を受けられる地域包括ケアシステムを支えていきましょう。」と、祝辞をいただきました。
また、医療法人東浩会石川病院 看護部長加藤様からは、「時に人の命と向き合い、時に哀しみの場面にも立ち会う。その道の厳しさを知りながらも『人のために役立ちたい』という思いで進もうとする、その決意こそが素晴らしく、尊いものです。」「私たち臨床で皆さんを受け入れる立場としても、少しでも学びの多い実習となるようサポートしていきたいと思っています。」とお祝いの言葉をいただきました。
来賓の方々から、継灯生に記念品・花束の贈呈がありました。
生徒を代表して、井上陽菜乃さんが「看護師を目指すものとしての自覚を忘れず、患者様一人ひとりに寄り添い、少しでも安心を届けられるように努めます。」と決意と謝辞を述べました。
継灯式を経て、生徒たちは看護師としての道を歩む覚悟を胸に、普段の学習をはじめ、11月4日から実施される臨地実習に取り組んでいきます。これからの成長と活躍が大いに期待されます。
継灯式の開式前には、専攻科1年生の代表生徒が参加者一人ひとりの胸にコサージュをつける心温まる場面がありました。また、高校1年生と3年生からはお祝いの手紙をいただき、式の雰囲気がさらに和やかになりました。
看護科・専攻科の先輩後輩だけでなく、学科を越えた「継灯おめでとう」のお祝いの言葉が飛び交い、参加者全員が温かい祝福に包まれました。このような多くの激励や祝福を受け、看護科2年生は少し照れながらも喜びを感じていました。
9月4日(木)、東雲祭3日目として体育の部が開催されました。
今年の体育の部は、台風の接近の影響で、安全の確保をした状態で実施できるのか、開催直前まで各所で慎重に協議を重ねました。少し競技時間の変更をすることにはなりましたが、最後まで何とか実施することができました。
生徒も体育の部を楽しみにしており、時間の変更の意図も汲みながら各競技に全力で取り組みました。また、当初の変更では屋内で開催予定だった応援合戦(チアリーディング)も、生徒の要望から再度協議し、無事に最後まで予定通り屋外での実施ができました。
9月3日(水)、東雲祭文化の部も引き続き各企画・展示やステージのパフォーマンスを実施しました。それぞれの想いが展示やパフォーマンスを観る人たちへと伝わり、思いやりあふれる時間となりました。
吹奏楽部のステージ演奏では、部員たちは7月からテーマの「百花繚乱」に寄せてプログラムを組み、練習に励んできました。
当日はオープニングのコンサートマーチ「アルセナール」に続き、能のイメージから作曲された「風姿花伝」を様々な打楽器の奏法などを取り入れ、音楽の雰囲気づくりを大切に演奏いたしました。その後のPOPSステージでは「怪獣」と「DANZEN!ふたりはプリキュア」を、アンコールとして東雲祭テーマ曲でもある「Happiness」をお届けしました。
今後は更にお楽しみいただけるステージを創れるよう、力を合わせて活動していきたいと思います。
9月2日(火)、 第41回東雲祭文化の部1日目を実施しました。
今年の東雲祭テーマには「百花繚乱~咲き誇れ2025~」を掲げ、様々な企画や展示、またこの準備等も含めて東高に集う人たちの個性があふれる3日間になるよう準備をしてきました。
当日はこうしたテーマへの想いなどを開会式での挨拶やムービーで共有し、ランウェイで各企画、・展示の紹介からスタートしました。
8月28日(木)、東雲祭体育の部の予行を行い、 開会式から閉会式までを通し、競技や入退場の確認を行いました。
暑い中ではありましたが、係の仕事等、責任を持って果たすことができました。
本番まで1週間を切りました。体調を管理し、素晴らしい体育の部になるように残りの期間の準備を頑張ります。
本年度の東雲祭は3日間一般公開を実施します(中学・高校生等、他校で授業がある生徒の皆さんの入場はお断りしています。)。なお、食物調理科の食堂・喫茶の当日販売はございませんのでご了承ください。以下の注意事項を必ずお読みいただいた上で、ご来校をお願いいたします。
<日程>
令和7年9月2日(火)文化の部1日目、
令和7年9月3日(水)文化の部2日目、
令和7年9月4日(木)体育の部
当日は受付を設けます。ご来場の際には、必ず受付をお通りください。その際に来場者用リストバンドをお渡しいたしますので、着用のご協力をお願いします。なお、体育館や校舎内は土足厳禁となっております。スリッパや屋内用シューズをご持参いただきますよう、お願いいたします。
第41回東雲祭へのご来場にあたっての注意事項
1.駐車場について
文化の部は大駐車場、体育の部は大駐車場と職員駐車場(通用門から入った校舎裏)のみの開放予定です。駐車できる台数にかなり限りがありますので、できる限り公共交通機関等をご利用いただき、ご来校ください。
なお、朝は送迎のための出入りや、バスの出入りもあります。事故や渋滞にもつながり、大変危険ですので、場所取り行為等は絶対におやめください。
また、近隣の施設や道路に駐車をされますことのないようお願いいたします。
事故やトラブルに関して学校は一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
2.スマートフォン等の使用について
本年度はスマートフォン等での撮影も生徒に一部許可をしております。保護者の皆様も写真や動画の撮影をされる際には、周りの方にご配慮ください。また、著作権や肖像権等に留意していただき、SNS等へのアップロードはお控えいただくようお願いいたします。撮影や使用によるトラブル等に関して学校は一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
3.当日の受付について
必ず受付をお通りください。入場者管理のため、リストバンドの着用にご協力ください。また、屋外での受付ですので、大変暑くなることが予想されます。スムーズな進行にご協力いただくと共に、待ち時間が発生した際を想定して水分補給のご準備をいただくなど、各自で体調管理を徹底くださいますようよろしくお願いいたします。
なお、文化の部の受付は通用門入ってすぐ右のスペース(体育館下)、体育の部の受付はグラウンド階段前付近を予定しております。当日天候等により変更になる場合がありますので、分からない場合にはお近くの生徒や教員におたずねください。
4.食物調理科の食堂や喫茶について
食物調理科が主催する食堂や喫茶は、事前調査を行います。(生徒・保護者等対象)別途案内をさせていただきますので、ご確認ください。当日販売はありませんのでご了承ください。なお、パウンドケーキの販売は当日販売も予定しております。
8月19日(火)、2学期の始業式をオンラインで行いました。
山本校長は式辞で、中国インターハイの激励で各会場を回った時に、選手たちの真剣勝負にかけるプレーに心躍ったことを話されました。そして、そうした大会を「献身的に支えてくれた高校生たちの姿にも感動を覚えた。」「本校の生徒の皆さんも様々な形で協力していただいた。」と感謝の意を述べられました。
また、今年は戦後80年という節目の年であることから、「温故知新」を挙げて「同じ過ちを犯さないためにも、過去の事実や経験を学び直し、それをもとに新しい知識や知恵を得ることが大切だ。」と話されました。
オープンスクールや東雲祭は、外部の方との交流をとおして「本校のすばらしさを伝えるチャンス。」、「自己表現を上手に行い、自分の花を咲かせるとともに、その花束が津山東高校らしさとなるように、しっかり準備してもらいたい。」と結ばれました。
その後、校歌(一番)斉唱を行いました。
式後、清水生徒支援部長からは、東雲祭に向けての注意事項や万が一事故にあったときには必ず警察署に連絡をすること、自転車施錠の習慣化についてのお話がありました。
三谷生徒会長からは、スマートフォンが東雲祭の3日間は使用が許可される、との報告があり、それをもとに「責任をもって管理をしてください。」、また、「一人一人に大事な役割があると思います。その役割を全力で果たし、チームとして取り組んでください。」と呼びかけがありました。
まだまだ、猛暑は続きますが、生徒も、先生も、学校も、ともに成長していける2学期にしてきましょう。
7月18日(金)、終業式では、山本校長が式辞の中で、4月の始業式の際に話された二つのことについての振り返りの言葉がありました。
一つ目の、挨拶については、笑顔で挨拶を返してくれる生徒が増え、人と繋がる第一歩としてのコミュニケーション力が向上しているとし、二つ目の「現状に満足せず、挑戦し続けること」については、授業だけでなく部活動、生徒会活動、ボランティア活動など、さまざまなことに対して、精一杯取り組めた人は、頑張った自分を「あっぱれ」と、しっかりほめてあげてほしいとありました。
また、今回新たに伝えたいこととして、「物事の本質を見抜く力をつけてほしい。心の目、心の耳で真実は何かをしっかりとらえてほしい。」と話されました。そして、高校1、2年は部活動のバレーボールに、3年は受験勉強に打ち込まれたご自身の体験を紹介されながら、「自己実現に向けて自分を磨く夏」、応援やボランティアを通じて「インターハイを肌で感じる夏」、「自身の洞察力や傾聴力を深めるチャンスの夏」、等、「充実した時間を送って、二学期の東雲祭を仲間と合意形成を図り、成功させてほしい。」と結ばれました。
式の最後には、校歌を斉唱しました。
連絡事項では、板谷教頭から6月から始めた本校公式インスタグラムについて、その目的、掲載内容について改めて連絡がありました。
次に清水生徒支援部長から、熱中症への対応をシミュレーションした上で部活動に取り組むことや、自転車の施錠の徹底などの注意喚起がありました。
最後に三谷生徒会長から、 現在、検討中の東雲祭におけるスマートフォンの使用についての経過報告と、 「意見の食い違いからぶつかり合うこともあると思いますが、いい東雲祭をつくっていきましょう。」と呼びかけがありました。
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