芸術鑑賞会



10月21日(金)に3年ぶりの開催となる芸術鑑賞会が行われました。新型コロナウイルス感染症対策もあり、1・2年と3年に分かれた2部公演となりました。

春風亭昇也さん「寄席入門」



本年は、学校寄席として、春風亭昇也さんの「寄席入門」、鏡味味千代さんの「太神楽曲芸」、桂かい枝さんの「英語落語」が公演されました。
本物の古典芸術に触れることができ、日本の伝統文化を肌で感じることができる貴重な体験となりました。

鏡味味千代さん「太神楽曲芸」
桂かい枝さん「英語落語」

第1部では、考査最終日での開催でもあり、若干疲れ気味の空気感が漂う中でのスタートでしたが、演者のみなさんの素晴らしい話術とパフォーマンスで一気に消え去り、笑いの渦へと引き込まれていきました。

傘回しの曲芸や高座に上がっての落語体験をした生徒にとっては忘れられない経験となりました。そうした生徒を応援する拍子と笑いが会場全体を包み、とても暖かい雰囲気にしてくれました。

第2部でも、生徒が舞台に上がる場面がありました。落語教室では野球部の2人が桂かい枝さんの掛け声に合わせ、身振り手振りでお題を表現するのですが、上手くいかず。その絶妙なタイミングでの突っ込みが見事で生徒も大笑いでした。
また、曲芸では番傘が開いただけで歓声が上がり、日本文化を伝えていくことの大切さを感じました。まり回しでは、生徒と教員が紙風船を回しました。初めてでしたが、持つ姿勢や傘の持ち方を教えていただき、何とか紙風船が傘の上を転がりました。

3年生は、コロナ禍の影響もあり、最初で最後の芸術鑑賞会となりましたが、本物の古典芸能に触れ、日本の歴史と文化を感じ会場が一体となって楽しむ良い機会となりました。