タイカービング特別講座(食物調理科3年)

12月9日(金)、蟹ケ峪エコファーム代表 福井利夫先生よりタイカービングを教えていただきました。
タイカービングは、タイ王国の伝統的な技法で、フルーツや野菜、石鹸など多くのものに彫刻を施され飾られています。

今回はブドウ、キウイ、リンゴを使ってカービングをしていきました。ブドウとキウイは花のように半分に切り分け、リンゴは皮の赤色と身の白い色を生かして表面に模様を入れていきました。



カービングは先のとがった鋭い小さなナイフを用いるので、福井先生から取り扱いをしっかり聞いた後、手を切らない様に気を付けて作業を行いました。
ブドウやキウイは、ナイフの動かし方自体は難しくないものの、どのくらい刃を刺し込んだらいいのか分からず生徒たちは苦戦しました。


リンゴではナイフの動かし方や模様の大きさや位置のバランスが難しく、生徒一人一人個性のある仕上がりとなりました。皆、集中して黙々と作業に取り組み興味を持つことができました。


今後、生徒から卒業制作展示発表会で取り入れたり、日常生活の中でもやってみたいという声も聞くことができ有意義な講座となりました。

学校運営協議会Ⅱ

第2回学校運営協議会が12月9日(金)午後、委員10名のうち9名と学校関係者が出席し開催されました。
開会で会長の安田純美作大学教授から、「津山東高校がより発展できるよう忌憚のないご意見をいただきたい。」とご挨拶がありました。次に校長、教頭から、今年度のこれまでの学校経営について説明がありました。

続いて協議に移り、委員の方々から、家庭学習時間の向上に向けた取組の状況や手帳の活用方法、新型コロナ禍の生徒への影響、オンライン授業における環境の改善策などについて、質問や意見が活発に出されました。

また、「地域の中学生から『東高に進学して新しい制服を着たい』という声を聞いた。」「県は『夢育』に取り組んでいるが、東高の生徒は夢を持って取り組んでいて素晴らしい。」などの評価をいただきました。最後に安田会長から「さまざまな教育活動が地域に発信されていることは評価できる。生徒が他の生徒の活動を知る機会がさらに増えるとよい。」という提言をいただき、閉会しました。

より良い学校づくりについて、さまざまな立場から提言をいただけた、充実した協議会になりました。今後も地域の方々と連携しながら、地域に愛される東高づくりを進めていきたいと思います。

カナダ語学研修[結団式](1・2年)


12月8日(木)、カナダ語学研修の結団式が行われました。
姉妹校であるケロウナ高校 (Kelowna secondary school:カナダ ブリティッシュコロンビア州)とバンクーバー へ12月9日(金)~12月22日(木)の2週間訪問します。このプログラムには23名が参加します。


結団式では、園田校長から「積極的に英語でコミュニケーションをとり、日本や自分の住む町、東高のよいところをどんどん紹介したりして、東高とケロウナ高校との懸け橋、そして日本とカナダと友好の懸け橋になってください。」と激励の言葉をかけました。


生徒代表者として酒井裕香さん(普通科2年・北陵中出身)が「新型コロナウイルス禍の中でも研修に参加できることに感謝し、2週間を通して異なる文化・言語と積極的に触れ合ってきます。」と決意表明しました。


最後に、担当教員から諸注意がありました。

これまでオンラインでの事前交流も行い、様々な準備をしていきました。
生徒からは、「楽しみ!」「英語を沢山話せるようにコミュニケーションを沢山とっていきたい。」など、前向きな声が多く聞こえました。

テーブルマナー講習会(家庭クラブ)


12月7日(水)、期末考査終了後、ザ・シロヤマテラス津山別邸(津山市山下)1階レストランにて家庭クラブ主催の「テーブルマナー講習会」が行われました。
家庭クラブ員12名が参加し、副支配人の竹内先生にご指導いただきました。


テーブルマナーのポイントは、主客の方と食べるペースを合わせるということで、生徒の中から主客となる社長役を決め、その人のペースを見ながら食事を進めていきました。
今はまだ黙食ですが、話をしたい時はマスクを着けて小声で話しました。

最後に、社長役をした生徒が代表で、日頃の家庭料理では茶碗を持って食べるけれど、西洋料理は皿を持ち上げることはタブーとされていることや、食事をいただく際の姿勢が大切だということが分かったことなど、印象に残ったことに触れながらお礼を述べました。

今回お世話になりましたザ・シロヤマテラス津山別邸の竹内様をはじめスタッフの皆様、ありがとうございました。

中国大会壮行会(少林寺拳法)Ⅱ~普通科2年岸本莉実さん


11月5日(土)に開催された岡山県高等学校少林寺拳法新人大会女子自由単独演武の部で、普通科2年岸本莉実さん(勝央中出身)が見事2位となって中国大会出場権を獲得し、12月7日(水)校長室で壮行会が行われました。

壮行会では県大会の賞状と楯が園田校長に収納され、続いて園田校長が「岸本さんは常に安定して中国大会や全国大会に出場し続けていて立派です。今回も今までの経験を生かし、コンディションを維持して実力を発揮してください。」と激励しました。

岸本さんは「県大会では僅差の2位で悔しい思いをしました。体調を万全にして中国大会では必ず勝ちたいと思います。」と力強く話しました。



岸本さんが出場する第4回中国高等学校少林寺拳法新人大会は、12月24日(土)に広島県立総合体育館剣道場で開催されます。

豆乳レシピ甲子園受賞報告~食物調理科3年筈尾さん、2年小野さん



10月に行われた第9回豆乳レシピ甲子園(日本豆乳協会主催)で入賞した食物調理科の生徒2名が、12月7日(水)、園田校長に受賞報告を行いました。


「豆乳おかず部門」で最優秀賞を受賞した小野知里さん(2年・玉島北中出身)のレシピは「Soy籠包」。

審査委員長評「豆乳のまろやかなゼリーをお肉にたっぷり混ぜ込み、市販の皮で上手に包め、食べたときの肉汁がたまりません。」


<作品紹介>
ネーミングもSoy(大豆)と「小」をかけてあり、一口大のジューシーな焼き小籠包です。市販の餃子の皮を使用しているので簡単に作ることができ、ゼリースープの鶏ガラを色々なだしに替えることで風味を変えることができます。

小野知里さん考案「Soy籠包」

「郷土料理部門」で優秀賞を受賞した筈尾向陽さん(3年・中央中出身)のレシピは「“岡山の味”けんびき焼き団子と切り餅のみたらし風」。

審査委員長評「生地にもあんにも豆乳が使われて、牛肉とニラのパンチのある中身がまろやかに仕上がっていました。」

筈尾向陽さん考案「“岡山の味”けんびき焼き団子と切り餅のみたらし風」



<作品紹介>
餃子あんのような具を、軟らかい豆乳の小麦粉生地で包み、お焼のような団子です。電子レンジを使って簡単にみたらし餡を作れるように工夫しています。

植物性たんぱく質摂取の重要性を啓発する食育推進が目的の豆乳レシピ甲子園。全国から1,700件を超える数多くの応募があり、料理研究家のほりえさわこさんが審査委員長という本格的なコンテストで、昨年度に続き今回も複数の本校生徒が上位入賞を果たしました。津山東高校食物調理科での学びが全国レベルであることを改めて確信した結果でした。

なお、本校は優秀なレシピを数多く応募した学校に贈られる「最優秀学校賞」を、こちらも昨年度に続き授与されました。

教員研修[人権]


12月5日(月)、教職員を対象に「島の喫茶店から新たな継承を~ハンセン病療養所の声を届ける~」と題して、長島愛生園喫茶さざなみハウス店主の鑓屋翔子さんにハンセン病に関する基本的な話や愛生園の現状についてお話いただきました。


鑓屋さんはさざなみハウスを経営される傍ら、入所者の方の生活や療養所の歴史を「長島ストーリープロジェクト」という動画を制作し、YouTube等で発信されています。
入所者の方が高齢化していく中で、語り継ぐ人がいなくなっていく問題を喫茶経営やSNSの活用で解決していこうとされる姿に感銘を受けました。


ハンセン病患者に対する差別は、現代の新型コロナ禍における患者差別と重なる部分があります。
講演で学んだ内容を日頃の指導に生かし、生徒と共に人権意識を高めていきたいと思います。