このたび本校は美作大学・美作大学短期大学部と教育連携協定を結ぶこととなり、11月30日(水)、両校関係者列席のもと、美作大学で締結式を行いました。
式では鵜﨑実学長と園田校長が並んで協定書に署名しました。
その後の挨拶で鵜﨑学長は、両校のつながりの深さについて説明され、「地域の暮らしを守る人材を輩出し続けてきた両校が力を合わせることには大きな意義があります。」と強調されました。
園田校長は「美作大学のアカデミックな学風と東高の前向きで元気な校風とのコラボレーションは、地域の理想的な未来と、若者たちの夢の実現に必ず寄与すると確信します。」と期待を語りました。
協定内容は「高校からの大学授業科目等への受講生の受け入れ」「高校生の社会的・職業的自立を促すキャリア教育への協力」「大学の調理系等の科目への協力」など7項目です。
美作大学さんとはこれまでも食品衛生など多くの分野で連携させていただいてきましたが、この協定によってさらに関係強化を図ることができると期待しています。これからもどうぞよろしくお願いします。
本校は昨年度に引き続き、岡山県教育委員会「おかやま高校生地域未来創造事業」の指定校となっています。本事業は、中山間地域における課題を高校生が自らの課題として捉え、地域と連携しながら主体的にその解決に取り組む活動を通して、地域貢献の意欲向上を図り、次代の中山間地域等において活躍する人材を育成することを目的としています。
11月29日(火)、事業の一環として、地域との連携の在り方等を研究するための連携組織である「岡山県立津山東高等学校地域未来創造会議」の第2回会議を開催しました。
会議の委員である岡山大学や美作大学の先生方、津山市役所と鏡野町役場の皆様、生徒の活動を支えてくださっている企業やNPOの皆様が出席される中、普通科2年生の代表メンバーが行学の活動報告のため会議に参加しました。
生徒たちは、これまでの取組みを通して自分たちの考え方や行動がどのように変化したかを踏まえ、堂々と成果報告をすることができました。
委員の皆様からは、地域プロジェクト発表会での様子も含めて講評いただきました。生徒のプレゼン力や、発表だけでなく質問力とその質問に対する対応力について高く評価していただくとともに、自分たちの実践が、各分野の課題の解決に本当につながっているのかを振り返ること、データや科学的根拠を示してプレゼンすること、といった課題もいただきました。
次回の会議は2月下旬に開催する予定です。
11月29日(火)、普通科2年生の行学地域プロジェクト全体発表会を開催しました。各分野での発表を経て、代表7グループがステージでスライド発表しました。
地域の課題解決に向けた提案とその実践に向けた計画を発表し、感想や意見をいただきました。
今回、フィールドワーク先の方や地域の方も多く聴きに来てくださり、生徒の提案に対して、称賛とアドバイスをいただき、さらに実現に向けたヒントとなりました。
参加された方からは、「たくさんの実践を行っていてすごい。」「生徒同士で質問がかわされていてすごい。」といった称賛のお言葉をいただきました。
ステージ発表は次の7グループでした。
🔹環境・防災分野:水路掃除&ピザ作り in上山集落 (釜口、大重、宗本)
🔹空き〇〇分野:どんぐりでリース作り~空き×秋 自然を感じて~(朝日里、内田、松尾、石原)
🔹 子ども・教育分野: 佐良山地域のパイプ役に!(河元、山本、稲垣、谷名)
🔹 空き〇〇分野:親子で作ろう!!~キャンドルホルダーと押し花アート~(山﨑、青木瑠、明石)
🔹 観光・産業分野: 城西地区パンフレット(中江、松本、久保田)
🔹 医療・福祉分野:遊んで認知症予防(宮本、安部、河本)
🔹 子ども・教育分野:みんちゃい・きんちゃい・遊びんちゃい~in香北~(酒井、福田美、片岡)
発表中、聴衆の生徒たちは気になったことなどをメモに取りながら、多くの生徒が発表者へ質問していました。また、1年生からも続々と質問の手が挙がり会場全体の熱量を感じました。
最後に、美作大学武田英樹教授と岡山県教育庁高校教育課 籾井正伸指導主事 に指導講評していただきました。
自分ごととして地域の課題を考えていくこと、また先輩たちの活動を引き継ぎながら、自分たちの独自性+αを考えていくことも大切であるとアドバイスをいただきました。今後の活動にぜひ活かしていきたいと思います。今後は、グループで学んだことを生かして、個人での探究に入っていきます。
11月28日(月)、「ユワデーのタイ料理」を経営されている清水ユワディー先生に、食物調理科3年が本場「タイ料理」を教えていただきました。
様々な民族の個性的な食文化を知り、より広い視野を持つことを目的に特別講座を実施しています。
タイ料理には欠かせない食材を学びました。
「コリアンダー(パクチー)」、「レモングラス」、「カー」、「バイマックルー」などの香草、胃薬になるものもあります。
また、調味料の「ナンプラー(魚醤)」は、独特な香りですがうま味があります。
🟧「トムヤムクン」(左)世界三大スープの一つとも言われています。
🟧 「タイ風焼きぞば」(右)タイビーフンで作る焼きそばです。
タイ料理は調理手順が一番大切で、材料を入れる順番や火加減を間違えると味が変わってしまいます。生徒たちは、ユワディー先生に味を確認してもらいながら調理を進めました。
調理後に、ユワディー先生から生徒へ向けお話がありました。日本にお一人で来日され苦労をされたユワディー先生の言葉には一つ一つ重みがあり、生徒も真剣に話を聞きました。
明るくおもしろいユワディー先生から学ぶことで、生徒たちは元気を沢山もらいました。
11月25日(金)、1年4組の音楽選択者による「音楽Ⅰ」の授業では、オンラインで倉敷中央高校の1年生と一緒に創作の合同発表会を行いました。
この創作の授業は10月から取り組んでおり、各自が選んだ写真や絵画などから音楽で表現したいイメージを具体化し、合いそうなコード進行を数パターンから選び、楽譜作成ソフトを活用してメロディーを創作してきました。
10月28日と11月4日には、それぞれの学校の音楽担当教員によるオンライン合同授業を実施し、メロディーを創作する上での非和声音の用い方や、モチーフをもとに音楽を構成する手法などを学びました。
本日の発表会は各校1名の作品発表となりましたが、伝えたいことを聴き手からも豊かに想像できるオリジナリティー溢れる作品に、自然と大きな拍手が起こりました。
発表者が作品を再生したあと、聴き手は合同グループに分かれて印象に残った点などについてJamboardを活用して共有しました。
似た内容を感じ取ったり想像していたり、同じ音楽を聴いても多様な感じ方があることに気付いたり、受け止めたことを聴き手からも活発に表現できていました。あとで、創作のもとになった画像や表現する上で意図したことを発表者が提示した時には、お互い「なるほど~!」という声が上がっていました。
音楽の授業での作曲というと、ワクワクするイメージとともに難しいイメージが付いてきますが、今回は他校の生徒の皆さんと共に学べたことで、楽しさ倍増、作品の良さもどんどん高まっていったように思います。今回発表できなかった生徒も大変素晴らしい作品を創作していますので、今後のクラス内発表会が楽しみです。
一緒に学んでくださった倉敷中央高校の該当クラスの皆さん、新しいことに挑戦させてくださった音楽担当の先生、本当にありがとうございました。
11月25日(金)、岡山県JICAデスク国際協力推進員北脇藍紗先生にお越しいただき、国際理解講演会を1年生対象に行いました。
JICAボランティア活動など、これまでの様々な経験から世界の現状やSDGsの取り組み方などについて講演してくださいました。
講演のはじめには、SDGsの17のアイコンと目標、具体策が載っている三種類のカードをグループごとに絵合わせしました。各グループ悩みながらも楽しみながらSDGsの取り組みについて学ぶことができました。
SDGsの取り組みは難しく考えるのではなく、持続可能な社会を作っていくために、高校生のうちからでもできる「買い物では手前取り」「マイバックを持ち歩く」など身近なことから挑戦してほしいと北脇先生は話されました。
最後に生徒代表が、「世界の現状を知ることができてよかった。今後の生活に生かしていきたい。」とお礼の言葉を述べました。
11月24日(木)、 看護科3年生対象に、「私の看護観」と題して津山第一病院看護師長 岡田陽子先生に講演をしていただきました。
看護職の倫理綱領について、岡田先生の実体験を交えて話してくださり、生徒たちから、分かりやすく理解につながったと感想を述べていました。
<生徒の感想>
岡田先生の体験談を通して、患者さんにもそれぞれの価値観があり、看護師は患者さんの思いを尊重しつつ、必要なことはきちんと説明して同意をもらい、患者さんから治療する上での環境を整えていくことも大切だと改めて感じることができた。
3年生はこの1年間で6週間の臨地実習を終え、自身の看護に対する思いを再確認し進路を選択していきます。この講演を通して、改めて自身の看護観を考える機会になりました。
11月22日(火)、普通科2年生の行学地域プロジェクトのプレ発表会を行いました。
1学期からフィールドワークを2回、仮提案を経て、今まで経験し感じて考えたことをまとめ6教室に分かれて発表しました。
地域の方と一緒に活動を行ったり、企画を考え実践していたりするグループが多く、写真を入れてわかりやすくしたり、アンケート結果が反映されていたりと、仮提案時に比べるとスライド内容がさらに充実していました。
発表時も少しずつスライドを示し、前を向いて聴衆の生徒たちに語りかける様子も見られました。
生徒たちは各自クロームブックで投票を行い、その結果を踏まえて代表グループが選出されます。
代表グループは、講評時の地域コーディネーターの方や教員のアドバイスも基に修正、最終調整し、全体発表会に挑みます。
11月21日(月)、食物調理科3年生が「懐石料理から学ぶ和食のおもてなし」と題して、政木信昭クッキングスクール校長の政木信昭先生に懐石料理を教えていただきました。
政木先生の 様々なご経験から料理への心遣いについて実技指導をしていただき、調理師としておもてなしの方法と社会人としての心構えを学びます。
<懐石お献立>
十一月口切り茶事の中から四品を作りました。
向付 鯛のへぎ造り
飯 一文字飯
煮物椀 鰆の一塩青菜蒸し 薄葛仕立て
進肴 もやし、こんにゃく、水菜の胡麻和
実習では、政木先生が各調理台をまわってくださり、包丁の持ち方、立ち姿勢など基礎から丁寧に教えてくださいました。
政木先生から教えていただいたおもてなしの気持ちを大切に、これからの卒業制作展示発表会に向け取り組んでいきたいと思います。
11月20日(日)、2022津山城もみじまつりが津山城内「津山城つるまる広場」で開催され、同時開催のご当地グルメフェスティバルに本校の調理研究同好会が出店しました。
パウンドケーキ(シンプル、フルーツ、ショウガ、コーヒー)と、焼き菓子(ポルボローネ、アイスボックスクッキー、絞り出しクッキー、スノーボール等)を販売しました。
当日は、天気が悪い予報だったため開催が不安でしたが、秋の好天に恵まれ、生徒たちは、朝から元気よく販売をスタートさせました。
地域の方や、卒業生、同じく出店をされている方などが次々に買い求めてくださり、完売することができました。年に一度の出店ですが、毎回買いに来てくださる方や、「おいしいね」と声をかけてくださる方など、とてもうれしく思う一日となりました。
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