東雲祭Ⅰ

今年の東雲(しののめ)祭は、生徒会執行部の生徒たちが、3密を回避しつつさまざまな工夫をこらして企画し、開催されました。
まずは、9月1日(火)放課後、吹奏楽部による野外コンサートが、本校玄関前大階段下の広場で行われました。
「I can’t turn you loose(映画『ブルース・ブラザーズ』より)」で始まったコンサートでは、「ノーダウト」「青春アミーゴ」「サンバ・デ・ジャネイロ」の3曲を演奏しました。「青春アミーゴ」ではダンスも披露。バンドとして久しぶりの演奏でしたが、久々に響き渡る音楽に、学校中がほっこり和やかな雰囲気に包まれました。


また、文化の部の展示もこの日から始まりました。コモンホールから生徒昇降口までの展示スペースに、書道部、美術部、図書委員会、看護クラブ、写真同好会が活動の成果を展示したほか、東高生の生の声を集めた生徒会執行部主催の「未成年の主張」コーナーも設けられました。
看護クラブによる「正しい手洗いの仕方研究」など社会情勢を反映した展示もあり、多くの生徒が足を止めて見入っていました。


9月2日(水)には、各団のパフォーマンスと体育分野生徒による集団演技の動画撮影が本校グラウンド行われ、生で見たいと希望した生徒が見守る中で、渾身の演技を繰り広げました。
団パフォは振付も衣装もBGMも、短い準備期間の中で準備したとは思えない素晴らしい仕上がりで、盛んな拍手が沸き起こりました。
3学年揃う演技としては最後になる集団演技は、女子も男子も、「さすが体育分野」と思わせる見事な演技でした。



9月4日(金)は文化の部が、史上初の動画視聴方式で開催されました。放送による開会式のあと、演劇部、書道部、バンドやダンス、ボディビルなど、映像ならではの魅力あふれる文化の部となり、各教室は拍手で盛り上がりました。2日に撮影した各団のパフォーマンスと体育分野集団演技の動画を視聴した後に放送による閉会式を行い、今年の東雲祭は終了しました。

校長より
今年のテーマ「一心離体」のとおり、ディスタンスをとりつつ、心の距離の方は大きく近づいた、そんな東雲祭になりました。いずれも東高生の長所である前向きさやセンスの良さが詰まったものでした。生徒会長さんはじめ生徒会執行部のみなさんや、団長さん、中央委員会の皆さんなどは、制約の中でも、今できることは何か、本当に大切なことは何か、などについて、リーダーとしてしっかり考えてくれました。そして他の生徒たちも、それを理解し、しっかり支えた、それが今回の、オンリーワンの東雲祭の姿だと思っています。正解のない問いに対して、みなさんが精一杯出した答えを、心から称えます。

東雲祭Ⅱ

9月4日(金)、第36回東雲祭を開催しました。今年度のテーマ「一心離体~繋げ、心とバトン~」で文化の部を非公開で行いました。
9月1日の放課後には吹奏楽部による前庭コンサートから始まり、7日まで各文化部、委員会、看護クラブの展示がコモンホールを中心に行われました。
4日には、事前に撮影された文化部や有志団体(バンド、ダンスなど)、また、体育の部で披露される予定だった団パフォーマンス(チア)、体育分野の集団演技を各教室で動画を視聴しました。

生徒会執行部より
今年の東雲祭は新型コロナウイルスの影響で厳しい環境の中でしたが、無事に開催することことができました。 今回は、体育の部と文化の部も昨年までとは大きく変わってしまい競技やステージ発表等を実施することができませんでした。しかし、団パフォーマンス(チア)や体育分野の集団演技のビデオ収録、また、各団体で撮影された有志団体や部活動のパフォーマンスを生徒会執行部と生徒会担当の先生方で動画編集を行い、その動画を東雲祭当日に各クラスで鑑賞する形にしました。 展示では、各部活動や看護クラブ、委員会が活動の実績として作品や写真を展示しました。
生徒会執行部の私たちは、5月から東雲祭に向けての活動をしてきました。本来行うはずだったものとは少し違うものになりましたが満足するものになりましたし、今だからこそできる特別な思い出に残るものになったと思います。