1月17日(月)、パティストリーマコトエバラ×モンレアル 江原誠先生をお招きし、食物調理科3年年生があめ細工を学びました。
砂糖の科学と熟練した技を見ることにより、芸術的な作品が生まれることを知り、その技術を習得する目的で実施しました。
今回は「引きあめ」を学びました。材料はグラニュー糖・水あめ・パラチニット(あめの結晶化を防ぎ、伸ばしやすくする)・水です。
煮詰めたあめを何度も引き伸ばすことで、シルクのような光沢があらわれ、バラなどの花や葉、リボンなどの作業に使用される技法です。
材料は少ないですが、温度管理や手早さ、熟練した技術を要するため、生徒たちは江原先生の技に圧倒されました。
デモンストレーションで、江原先生があめ細工のバラを作る工程を簡単にされていたので、生徒も同じようにしてみましたが、全くうまくいきませんでした。
あめの熱さと扱いの難しさに戸惑い、苦戦しました。 煮詰める温度管理がうまくいかず、2回ほどやり直した班もありました。
光沢を出すのが難しく、あめを何回引けば光沢が出るという法則がないため、生徒たちはその感覚がわからず、ほとんどの班が濁った引きあめとなってしまいました。試行錯誤しながらも最後にはバラを形成することができました。
技術とは、何年もかけて得られるものであると実感させられた実習となりました。
「うまいっしょ北海道 全国高校生料理選手権2021」において、本校食物調理科3年生の金子恭子さん(北陵中出身)と髙橋未菜美さん(北陵中出身)のチーム「こんぺいとう」が書類審査を突破し、1月22日(土)にオンラインで行われる本選に進みました。
見事全国の舞台に立った2人には、1月17日(月)、同窓会の激励金が藤田長久会長から、PTAの激励金が会長に代わり園田哲郎校長から、それぞれ贈られました。
募集テーマは、「『やっぱり外食っていいな。美味しいな。』と思える料理」。コロナで外食産業が苦境にあることを踏まえて設定されたものと思われます。 作品名は「笑顔さくらンチ~えぇとこじゃで。春は津山へ」。コロナ禍で旅行に行けなかった方に向けて、岡山県の郷土料理や食文化・食材をふんだんに使った料理を味わっていただきたいと思い考えたメニューとのことです。
スルメ出汁のすまし汁、干し肉のハーブスモーク、ヨメナカセなど、津山の食文化を存分に採り入れたワンプレートの自信作です。
本来は北海道に出向いて本選(調理・プレゼンテーション)が行われるはずでしたが、感染急拡大のためオンライン交流会になってしまい残念。でも多くの応募作の中から上位10チームに選ばれたことは快挙です。地元の食文化を巧みに生かした作品と2人のプレゼンテーションが、交流会で全国の高校生に楽しんでもらえることを期待します。
1月17日(月)、看護科1年生を対象に高取茂樹先生と盲導犬テミスちゃんをお迎えし、視覚障がい者の支援方法について学びました。
視覚に障がいがある方が、普段、どのように生活をされているのか色々お話を聴くことができました。
まず、視覚障がいの種類や特徴を学ぶため、生徒たちは実際にハンカチを目に当てて光の感じ方や見えづらさなどを体験したり、パソコンやスマートフォンの画面の読み上げ機能について教えていただき、実践してみました。
視覚障がい者の方の生活について、食事やお金の判別の仕方、包丁の使い方などを実際に見せていただき、一緒に体験もしました。
また、視覚障がい者の方への歩行介助や、白杖の使い方も教えていただきました。
授業中、テミスちゃんも生徒を見守ってくれています。
全盲体験と歩行介助体験では、生徒たちは目が見えないことの怖さや不安さを実感し、歩行介助の大切さを改めて感じました。 また、どのように介助してもらえると安心できるのかについても、学ぶことができました。
<生徒の感想>
■視覚障がい者の方に対して「かわいそうだな」と思っていたが、一般の人と変わりなく暮らしている姿を見て、視覚障がいのある方に対するイメージが変わった。
■視覚障がい者の方が困っていたら、声をかけたり、自分ができることは何なのかを考えて行動していきたい。
■ちょっとした言葉や気遣いの大切さを学び、看護師になるにあたって言葉の選び方にも日頃から気を付けたいと思った。
1月16日(日)、美作国“美味し国”プロジェクト新メニュー開発中間発表が本校を会場に行われ、本校から5チーム6作品が出場しました。
このプロジェクトは美作地域を代表する新たな「食」のメニューを開発するプロジェクトで、旅の目的となるメニューとローカルビーガンメニューの二つのテーマが設けられています。
生徒たちは、事前に野菜ソムリエの方から美作地域の野菜について講義を受け、1・2年生の19チームがメニューを考案し、校内での選考により5チーム6作品が中間発表に臨みました。実際に考案したメニューについてプレゼンテーションを行い、食の専門家の方々に試食していただき、最終審査会に向けてのアドバイスをいただきました。
2月26日(土)の審査会までに、より良いものになるよう修正を加え、美作地域に私たちの考えたメニューを食べに来ていただけるように仕上げたいと思います。
1月16日(日)、普通科2年生の行学で空き○○分野に所属する5名が美作市上山地区にある大芦高原キャンプ場を訪問しました。
今回、大芦高原キャンプ場を経営されており、本校の地域コーディネーターでもある三宅さんと地域の方々にお手伝いいただき、 行学の「空き○○」のグループ名にちなんで、空きスペースを利用し、空き缶を再利用した環境に良い活動を行いました。
生徒たちは各自で持ち寄った空き缶を調理しやすいように加工し、調理のための火も自分たちでおこしました。
空き缶でごはんを炊き、 空き缶で作るポップコーンや蒸しパンにチャレンジしました。できるだけ資源を少なく、電気を使わずに作ってみました。
SDGsの「12.つくる責任、つかう責任」、「11.住み続けられるまちづくりを」を活動の目標とし、活動を行いました。
生徒たちは楽しい活動ができたが、「もっと工夫すればより環境に良く、地域の方々との交流のきっかけになる活動になるのでは。」と活動を振り返っていました。
今回、コロナ禍の中での実施ということもあり、感染症対策を徹底しました。
三宅さんと地域の方々には会場の準備から片付けまで本当にお世話になりました。ありがとうございました。
1月14日(金)、普通科1年生を対象に株式会社DREAMIX代表取締役 齊藤尚央人先生をお迎えし、「人と人とがつながる共感型プレゼンテーション」と題して講演していただきました。
今まで生徒たちは何度かプレゼンをする機会があり、少しずつレベルアップしてきましたが、聞き手を意識して行うという課題をなかなか自分たちで改善することが難しかったため、プレゼンテーションの世界大会での優勝経験をお持ちの齊藤先生から学ぶことにしました。
齊藤先生からはプレゼンテーションの実践内容であったり、どうすれば聞き手を引き付けることができるのかを教えていただきました。
実例を見せていただいた後に、生徒たちが感想を述べることで、自分たちの足りない部分を実感することができました。
齊藤先生から数種類のプレゼンの型を見せていただき、生徒たちはたくさんメモを取り、次回の報告会に向け準備をしていました。
講演後は生徒たち一人ひとりが定めた「私のプレゼンテーション3ヵ条」に基づいて準備をすすめ、3月の報告会でさらにパワーアップした姿を見せられるように励んでもらいたいと思います。
1月11日(火)3学期の始業式が、校長室をスタジオにしたオンライン形式で行われました。
園田校長は式辞で、ここ数日の感染拡大を踏まえ、より一層感染防止に努めるとともに、一日一日を大切にしながら、落ち着いて学校生活を送ってほしいと話しました。
また、今年を人とのつながりを大切にする年にしてほしい、と述べた上で、「一度しかない人生に喜びや幸福をもたらしてくれたり、より良い社会を実現してくれたりするのは、やはり人とのつながりである。つながりの第一歩は挨拶。校外実習のレポートに『おはようございます』『お願いします』『お疲れ様でした』といった挨拶によって良い状態で仕事が出来ることがわかった、と多くの生徒が記していた。今年は昨年以上に気持ちの良い挨拶に心がけてほしい。」とメッセージを送りました。
式後、清水生徒支援部長から、3学期の学校生活などについてお話がありました。
いよいよ令和4年の学校生活が始まりました。今年も「カラを破ろう、人とつながろう」の超前向き東高スピリットを発揮して、豊かなつながりにあふれた、自分にとってもみんなにとってもハッピーな年にしていきましょう!
12月27日(月)、「高校生探究フォーラム」がピュアリティまきび(岡山市北区)で開催されました。このフォーラムは、各校それぞれの探究活動の発表や共有により、高校生一人ひとりの夢を育む機会とするために、岡山県教育委員会が今年度から始めたものです。
県内の多くの高校がステージ発表やポスターセッションを行うもので、ステージ発表の様子はオンラインで配信されました。(詳しくは専用サイト
https://www.okayama-tankyu2021.jp)
本校からも2年生5名が代表で参加し、「中山間地域で活かす高校生のチカラ~地域課題を自分事として探究~」と題し、普通科2年生行学地域プロジェクトのうち、津山市知和地区と鏡野町香北地区を活動フィールドとした取り組みや成果についてプレゼンテーションを行いました。
代表生徒たちは、スライドや発表原稿づくり、事前収録、プレゼンテーションの練習などを熱心に行い、当日は堂々とした素晴らしい発表および質問への対応を見せてくれました。
本フォーラムで、自分たちの探究学習の意義を改めて認識するとともに、他校の探究活動の様子や素晴らしい成果について視聴することもでき、とても有意義な時間となりました。
また、コミュニケーション(プレゼンテーション)の難しさや、協力することの大切さなども学ぶことができたようです。
本校はSociety5.0時代に活躍できる人材を育成するため、「スマート専門高校」としてデジタル化を推進しています。今回、食物調理科に新しい機器が設置されたのでご紹介します。
<回転台一体型の天井設置カメラシステム >
今までの調理実習では、天井に取り付けられた鏡でデモンストレーションを見ていましたが、離れた席からでは見にくく、全員が近くで見ることは不可能でした。しかし、この度、カメラシステムが導入されたことで、高倍率、広画角、広範囲で撮影された映像が大画面モニターに映し出され、離れた場所からでも、全員が同じように手元や鍋の様子をはっきり見ることができるようになりました。調理過程の理解を深めることに役立っています。
<ブラストチラー&ショックフリーザー>
調理したてで高温状態の食品を急速冷却し、食中毒のリスクを減らすことができるブラストチラーと、食品を急速冷凍することで、料理本来の風味を保つことができるショックフリーザーの機能を併せ持った機器です。
食品の下処理工程から料理の提供まで計画的に行うことのできる調理システムに不可欠なもので、 実際の調理現場、特に病院等の集団調理では、以前から導入されています。
使いこなすための知識・技術を習得する必要がありますが、安全で安定した料理の提供、食材費や食品ロスのカットなどたくさんのメリットがあります。この機器が導入され使用できることにより、就職後スムーズに仕事をこなすことができるようになりました。もちろん、日頃の実習についても効率よく作業ができるため、計画的に授業を進めることができるようになりました。
12月25日(土)、広島県立総合体育館(広島市中区)において第3回中国高等学校少林寺拳法新人大会が開催され、本校から岡山県代表として普通科1年岸本莉実さんが女子自由単独演武の部に出場しました。
コロナ禍の中、久しぶりに開催された県外での大会となりました。このような状況下のため、今までの大会は声出し(気合)が禁止でした。しかし、試合当日に今回の大会では全国大会を想定し、気合ありで試合を実施するとの連絡を受け、日頃、気合なしの練習をしていたので戸惑いもありましたが、本番では落ち着いて演武をすることができました。
予選では、県大会で失敗した時間超過をしないように心掛けた慎重な演武となりましたが、無事2位で通過することができました。
決勝では1位を目指していましたが、惜しくも2位となり、この雪辱は全国大会で果たしたいと試合後すぐに言葉として出ていました。
3月25日~27日に香川県で全国大会が予定されています。開催されることを願い、引き続き練習を積んでいきたいと思います。
津山東高校の情報をお届けします! ~殻を破ろう 人と繋がろう~