2月28日(火)卒業式を翌日に控え、体育分野の閉講式が行われました。
現在の体育分野となる前の体育コース設置から38年の歴史を持つ体育分野ですが、令和3年度入試から募集停止となり、今年度の3年生が最終学年となりました。
式辞で園田校長は「体育分野は38年の歴史にピリオドを打ちますが、その魂、スポーツに懸ける情熱は、東高の歴史に、そして多くの人たちの心の中に永遠に生き続けます。」と体育分野の歴史を称えました。
代表として挨拶を行った生徒は3年間の楽しい思い出や苦しかった思い出を語り、最後には「私たちが最後の体育分野の生徒であることに誇りと責任を持ち、卒業生となっても東高校を応援していきたいと思います。」と強く話してくれました。
その姿は非常にたくましく、3年間の成長が感じられました。
体育コースから体育分野閉講の記念プレートが代表生徒より学校に贈呈されました。
プレートには最後の体育分野生12名の勇姿も。歴史を物語る記念プレートは玄関フロアに飾らせていただいています。
体育分野最終学年となった12名は入学をしてからの3年間、新型コロナウイルスの影響で普段の専門的な授業や実習などで縮小した形での実施が多くあり、入学前のイメージとは異なった3年間を過ごしたのかもしれません。しかし、そんな困難な状況の中でも常に前向きに学校の先頭を走ってくれた12名に本当に感謝したいと思います。
体育コース設置から38年間。歴史と伝統を築いてくださった先輩方、地域の方々、実習を受け入れてくださった方々、そして保護者の皆様、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。
2月27日(月)、「おかやま高校生地域未来創造事業」の一環である「岡山県立津山東高等学校地域未来創造会議」の第3回会議を開催しました。
今回は本年度事業内容の総括の場として、委員の皆様から事業研究に対しての評価をいただきました。
園田校長の挨拶に続き、担当者は、「本年度の活動によって、生徒に多角的に問題を見る力と他者と協働する力が付いたと実感している。インターネットで調べれば何でも出てくるという考えを持つ生徒も少なくないように感じていたが、実際に地域の方との交流により、生徒は思い込みと実状のギャップを実感することができた。調べれば調べるほど、高校生の力だけでは課題は解決できないという壁に直面したが、地域の方と話し合うことで、協力してくれる人も増え、活動が進展していった。」と振り返りました。
委員の皆様からは、来年度以降の活動に対して、
🔹地域の方と交流していく中で、お互いの思いを直接聞いていくことが大切。
🔹 「問題点や課題がある」というネガティブな前提で探究活動に取り組もうとするのではなく、「地域の良さをどう活かしていくか」というポジティブな考え方を持ってほしい。「疎」という状態を捉え直すことも、課題意識を広げることに繋がる。
🔹 視点を身近な地域に限定せず、類似した課題を抱えている地域や海外、先行事例等と比較することも必要。また、最終的にはそれらは繋がっているという感覚を持てるようになればよい。
といった助言をいただきました。
園田校長は生徒には「行学を通して、先の見えない世の中を生きていく力を身につけていってほしい。課題を傍観するのではなく、自分にも何かできないかと仲間と一緒に活動し、AIに負けないような創造的な解決策を模索できるようになればと思う。」と閉会の挨拶を述べました。
本年度の事業は終わりましたが、会議でいただいた様々な御意見、御助言を活かしながら、来年度も探究活動を充実させていきたいと考えています。
普通科2年生が、2月27日(月)、地域コーディネーターの中村哲也さんを講師にお招きし、進路講演会を行いました。
講演の内容は、「現在の社会で生き抜いていくために必要な力」と題し、具体的には、地域プロジェクトと社会世の中プロジェクトの違いとして、「問題解決」から「意見形成」に主眼が移っており、意見形成のために「正しく知ること」「構造的に捉えること」が必要である。そして、社会を知って、自分なりの意見を形成し、自分がどう生きていきたいか、どういう社会を作っていきたいかを考えること、それが進路(生き方在り方を考える)ことにつながるというお話をしていただきました。
生徒たちは、中村さんと今年度の3年生との関わりや国際情勢を踏まえた話をメモをとりながら真剣に聞き、周りの生徒との意見交換を通して、自分自身について考え、今後の取り組みを見直す機会となりました。
最後に、生徒代表がお礼の言葉を述べました。今日の話を活かして、3年生に向けてしっかりと準備をしていってもらいたいと思います。
2月17日(金)、「津山市&早稲田大学地域連携ワークショップ2022」の一環で、早稲田大学の学生9名と津山市内の高校生5名との意見交換会が津山市役所で行われました。
本校からは、普通科2年生の3名が参加し、津山市の魅力、地域とどのように関わっているか、高校卒業後の進路など大学生からの質問に、自分たちの地域について行学の取り組みなども踏まえて答えることができました。
意見交換会では高校生から大学生への質問の時間もあり、「高校生の時にはどんな勉強をしていたか」などを質問し、「暗記だけではなく、しくみを理解すれば応用にきく」「To Do Listを作ってチェック済みのリストが自信につながる」など、それぞれの実践例を交えて答えてもらいました。
最後に津山市の「つ」をポーズに記念写真を撮り、和やかな雰囲気で会は終了しました。
2月17日(金)、生徒会執行部と教員とが「東高で過ごすみんなが幸せになる 」をテーマに対話をする会を開催しました。
現執行部の代では初めての開催だったので、生徒、教員共に以下の3つのルールを確認しました。
①対話の定義(この会での)
自分と他者が違うことに気づき、それを認めた上で、共に生きていくための方法について考えるツールもしくはプロセス。
②他者の意見・発言を否定しない
同じ意見になる必要はない。けれど他の人の意見・発言を一旦受け入れる。
③全員がフラットな関係です
この場ではできる限り「一個人」としての意見を表明すること
まずはIce Breakとして、ネーム作成と共通点探しを行いました。1分以内に自分の本名以外のニックネームを決め、この会の間はお互いをそのネームで呼ぶことにしました。
また共通点探しでお互いのことを話しながら少しずつ緊張がほぐれ、生徒も教員も楽しく話をしました。
場が温まったところで、対話セッションへと入りました。「東高ってどんな学校?」という題で5分程対話をした後、「学校生活で困っていることは?その背景は何だろう?」という題で10分程話を深めていきました。
最後は各グループで話をした内容を全体で共有して会を締めくくりました。
初の開催で、生徒も教員も初めのうちは少し緊張気味でしたが、終了後の感想では、「お互いに見えているものが違い、面白かった。」など前向きな意見や、次回開催への期待を参加者からいただきました。
次回の開催は未定ですが、今後も規模を少しずつ拡大しながら対話の会を行っていきたいと思います。
第3回学校運営協議会が2月15日(水)午後、委員10名のうち7名と学校関係者が出席し開催されました。
安田純会長(美作大学教授)と園田校長の挨拶のあと、教頭、各分掌の部長、科長から今年度の学校経営について報告や分析がありました。
続いて協議に移り、委員の方々から、平均学習時間の目標達成に向けた取組や学校自己評価アンケートによる満足度の分析、県外就職の状況などについて活発な質問や意見が出されました。
また「食物調理科の卒業制作展示発表会を拝見し、これだけ質の高い作品を仕上げる努力の過程で、自己肯定感が育まれているのではと感じた」といった評価もいただきました。
最後に学校関係者評価として、令和4年度具体的な学校経営目標・計画の各項目に対する評価をいただき、閉会しました。
本校は今年度からコミュニティスクールとなり、3回の学校運営協議会を開催してさまざまな立場から提言をいただきました。委員の皆さん、ありがとうございました。来年度も地域の方々と連携しながら、地域に愛される東高づくりを進めていきたいと思います。
2月14日(火)、津山市環境生活課くらし安全係・津山警察署の主催で、津山警察署前信号交差点付近の車両運転手さんに交通安全を呼びかけました。
本校からは1・2年生の交通委員19名と有志の生徒が参加し、放課後の交通量が多い時間帯に活動を行い、信号待ちの自動車の方々に声掛け、早めのライトアップを促しました。
呼びかけの際、節分とバレンタインデーということもあり豆とチョコレートを同時に配付し、「チョコっと早めのライトアップ、こまめにライトの切り替え」を呼びかけました。
最初は緊張した面持ちの生徒たちでしたが、警察の方や市役所の方々のサポートを受け、徐々に慣れ、途中からは積極的な姿勢で、地域の方に挨拶や声掛けを行うことができました。
参加した交通委員から、交通安全の啓発だけでなく、自分たち自身も普段から交通安全を心掛け、交通マナーを守るように行動していきたいと意識を高めました。
また、今後はこの経験を活かし、学校内でも交通安全の啓発活動を引き続き行い、学校全体で交通マナーの向上を目指していきたいと思います。
2月5日(日)、お宝市場の「お宝の日」に初出展をしました。朝はとても冷え込んで寒かったですが、1・3年生の4名が元気よく販売の声を出してお客様を お迎えすることができました。
今回はシンプルパウンドケーキと、いつもと販売方法を変えて焼き菓子の個包装したものをお客様に6つ選んでもらう焼き菓子セットを販売しました。
パウンドケーキはあっという間に売り切れ、焼き菓子もお客様が生徒に「どれがおすすめ?」「どれが美味しい?」などと聞きながら楽しそうに選んでくださいました。 1年生にとっては初めての販売でしたが、とてもよく声を出し、笑顔で接客することができました。
不定期ではありますが、また次回、出展した際にはどうぞよろしくお願いします。
2月3日(金)、専攻科2年生の看護師国家試験受験にあたって、 園田校長をはじめ多くの先生方から激励のお言葉をいただき、気持ちを引き締めることができました。
生徒たちは、新型コロナウイルス感染症の蔓延により様々な制約が加わる中でも、先生方やご家族、地域の方々といった多方面から支えていただきながら5年間を過ごしてきました。
専攻科2年生の臨地実習が終わってからは、心身ともに健康で過ごせるように毎朝ラジオ体操をクラス全員で行うなど工夫し、自分たちで勉強したことを教えあい、クラス一丸となって全力で取り組んできました。いよいよその成果を発揮するときがやってきました。
2月12日(日)、生徒とともに「元気に出発し、笑って帰ってくる!」を目標に、それぞれの夢や希望、感謝の気持ちを胸に第112回看護師国家試験に挑みます。
看護師国家試験に合格し、新たなステップに向けて精一杯頑張れるよう応援よろしくお願いします。
1月30日(月)、31日(火)、2月2日(木)、3日(金)の4日間、専攻科1年生が臨地実習の症例まとめ発表会を行いました。
受け持ち患者さんへの看護の展開を通して学んだことや気付き、今後の課題について検討したことをまとめ、発表しました。
各病院からは実習中に指導してくださった病棟指導者の方をお迎えし、生徒たちは緊張感を持ちながらも堂々と発表を行いました。
発表後は、生徒や教員、指導者の方からの質疑応答も活発に行われ、生徒にとってはさらに学びが深まる機会となりました。
また、各病棟の指導者の方からは、生徒一人一人に実習中の様子も含めた丁寧な講評をいただき、生徒たちは今後の実習の励みになりました。
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