「看護科」カテゴリーアーカイブ

小論文講演会(普通科・看護科1年)

1月31日(金)、1年生の普通科・看護科を対象に、小論文や志望理由書の意義や書き方を学ぶ小論文講演会を行いました。
この講演会のねらいは、進学に対する意識を高め、この先自分たちが取り組んでゆくべき課題と解決の方法を身につけることです。

講師に 玉田真由美先生をお招きして、小論文とは何か、どのように書くのかというところを生徒たちに実践させながら、お話いただきました。

作文と小論文の違いから、小論文で書くべきポイントについて、ワークシートを用いながら説明くださいました。
小論文は、作文と異なり、自分の意見、説得力ある根拠、今後必要な対策・姿勢が求められるとのことでした。

生徒たちはワークシートで実際に小論文を書くための前段階の要約作業に取り組み、文章をまとめることの難しさを改めて実感しました。

最後に、生徒代表のあいさつでは、「1年生のうちから、小論文を書くための情報収集を積み重ね、3年生になった時の材料を蓄えたい。」とお礼の言葉を述べました。

視覚障がい者の支援講座(看護科1年)

1月27日(月)、看護科1年生が高取茂樹先生と5代目盲導犬を講師にお迎えし、視覚障がい者への支援を学びました。

今年度は教員がスマートフォンのテレビ電話機能を使用し、講師の先生を控室から講演会場までご案内しました。その光景をみて、生徒たちはスマートフォン機能を使って誘導できることを知り、言葉で状況を伝えるためには、相手に伝わりやすいように話をする大切さに気付きました。

高取先生は、講演中も見えているかのようにパソコンを使いこなし、お話をしてくださいました。
高取先生から「私たち感覚障がいをもつ方の生活はデジタル機器の進化に伴って格段に良くなってきた。でもまだ不便なところもある。障がいを一つの特徴としてとらえ、みんなと同じ一人の人間として見て接してほしいし、どんな患者さんでも目を見て接してほしい。」と呼びかけられました。
デジタル化が進み、感覚器に障害があっても使い方によって生活がかなり便利になったとお聞きしたことで、改めて時代の変化や、支援を必要としている部分が何なのか相手に合わせて考えて支援する必要性を学びました。

また、講演の中で具体的なスマートフォンでのコミュニケーションの支援方法を教えていただきました。
通常のアプリでも文字は読み上げられますが、スタンプなどの記号は伝わらないことから、スタンプなど簡便なものに頼るのではなく、誰にでも伝わるように丁寧にメールを打つことが大切だと学びました。

自分たちがコミュニケーションツールとして使用しがちなスマートフォンも支援の道具として活用できることを知り、改めてデジタル機器を有効に活用できることを学びました。

高取先生から、時代とともに支援方法が変化していくが支援の最初は変わらないので、まずは勇気、元気、優しさを持ち「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてほしい、と教えていただきました。

生徒たちは実際に視覚を遮り、ペアで歩行を行ってみました。
見えないことは怖いけれど、介助者の声を頼りに歩行しました。このことから、支援する人は障がいを有する人の命を預かり、障がいを有する人は支援する人に命を預けるといった、お互いの信頼関係も大切だと学びました

盲導犬の役割についても実際に学ばせていただきました。講演中でも盲導犬は、高取先生の指示にすぐ動けるように待機し、静かに仕事をしていました。

最後に高取先生が退室される際、盲導犬が障害物や階段などに対し実際に仕事をしている姿も見学させていただきました。

この講演での学びを、少しでも多くの人に伝えたいという生徒の思いから、生徒代表が翌日、同じ1年生の食物調理科、普通科の教室に出向き同級生たちに、「感覚障がいがどのようなものか深く理解できた。ただ眺めるのではなく社会の生活に積極的に参加して、最初の支援として勇気、元気、優しさを心に留めて人との関わりを大切にしていくことがわかった。一緒に自分たちから声をかけていきましょう。」と支援の呼びかけを行いました。

<スクールライフ・実習>基礎看護[無菌操作](看護科2年)

今回は、看護科2年生が行った無菌操作の校内実習についてご紹介します。
実習では、『無菌操作』の技術を学び、それを実践します。実施内容は大きく2つに分かれており、①綿球の受け渡し、②ガーゼの取り出しを行いました。

無菌操作は、看護師として働くうえで欠かせない基礎技術です。どんなに小さなミスでも、患者さんの安全に関わる可能性があるため、一つひとつの動作に細心の注意を払う必要があります。

適度な緊張感が漂う中、学んだことを確認しながら慎重に行うことができました。
今回の授業を通じて、無菌操作の重要性を再確認するとともに、技術力をさらに向上させたいという意欲がわいてきました。

これからも看護師になるための道を一歩ずつ進んでいきたいと思います。

行学 看護PJ発表会(看護科2年)

1月21日(火)、28日(火)の2日間、 看護科2年生が行学 看護プロジェクトのまとめ発表会を行いました。
今年度は能登半島地震や日向灘地震による南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されたりするなど、災害が多く発生した1年でした。

生徒たちはこの1年間、地域の防災に目を向け、主に避難所での過ごし方や応急処置の方法など、10グループに分かれて、実現可能な課題解決を図るために取り組んできました。

発表では、それぞれのグループが調べたことなどの発表を行いました。
なぜその課題に取り組もうと思ったのか、どうすれば課題解決できるのかを詳細に発表することができました。しかし、今年度はどのグループも地域や校内での啓発活動ができなかったことが反省点としてあがりました。

発表後、特定非営利法人いーなプロジェクト事務局の谷本幸子先生より、ご講評・アドバイスをいただきました。
谷本先生から、「イザ!カエルキャラバン!」のご紹介や、三角巾の着け方など、具体的なアドバイスもいただきました。

生徒代表が「まずは家庭から防災について広めていきたい。」とお礼の言葉を述べました。

現在、行学で学んだ課題解決の方法をもとに、老年看護の授業で『津山地域の認知症』について調べ、課題解決に向けて取り組んでいます。

進路講演会(1年)

1月24日(金)、株式会社グローバルキャリア代表取締役 的場亮先生をお招きして、1年生の進路講演会を行いました。
今回の講演会は、食物調理科・看護科・普通科の全学科に対して、的場先生の「一点集中」の講演会を聞きました。
本講演会は、人生経験の豊富な方の体験に基づいた講演を視聴し、現在の自分の在り方、生き方についての自覚を深めるとともに、生徒一人ひとりの進路意識の高揚を図ることを目的に行いました。

今後、生徒が自身の進路達成に向けて、まず意識してほしいことを、動画などを効果的に使いながら、説明していただきました。特に、自分がやりたいこと、目指していることを諦めず、思い続けることの大切さを的場先生の熱いお言葉に添えて、話してくださいました。

的場先生の熱意溢れる話を一生懸命に聞きながら、メモを取り、何か学び取ろうとする姿が見えました。また、講演会の中で流された動画に感動し、涙を流す様子も見られました。

生徒代表が、的場先生にお礼の言葉を述べました。
「自分を支えてくれている人が家事や仕事などを家族のためにしてくれているのは当たり前ではないので、素直に大切な人に感謝をしたいと思う。」と素敵な挨拶で締めくくってくれました。

母性看護講座(看護科3年)

1月22日(水)、看護科3年生を対象に母性看護について理解を深める目的で、赤堀クリニック 妹尾雅代先生にお越しいただき講義を受けました。

妹尾先生から、おなかの中での胎児の成長過程や母親の心身の変化、分娩の進み方など胎児のモデル人形や骨盤のモデルを使って、わかりやすく説明していただきました。
母乳育児の移り変わりや満足のいくお産を目指し、母親とお産の振返りをしていることなど病院で大切にしている支援についても教えていただきました。

生徒たちは、おなかの中で胎児が聞いている母親の声を体験し、胎児がおなかの中であくびやしゃっくりなどして生まれてきてからの呼吸の練習をしていることに驚いていました。

今回の講義を受け、母性看護にとても興味がわきました。
生まれてくることがあたりまえではなく、赤ちゃん、母親、家族、医療関係者など様々な人たちの協力で命が誕生していることが学べました。

<スクールライフ・LHR>お正月リレー大会(2年)

お正月リレースタート
カルタ
応援

1月17日(金)、2年生の生徒集会を行いました。生徒が企画し実行する「生徒集会」と呼んでいるもので、幹事はクラス単位で順番に行っています。
今回は、2組が担当し、リレーを企画しました。スタート後、くじを引いて、くじに書かれたお正月遊びをします。くじには、「けん玉を〇回以上」など様々なクリア条件が記入されており、全クラス1位を目指して団結して楽しみました。

百人一首大会(1年)

1月17日(金)、1年生全員による百人一首大会を武道場で行いました。
この百人一首大会は、毎年、1月に行う、本校1年生の伝統行事です。新春にあたって、日本の古典文化に触れながら学年の親睦を深めることを目的としています。
1年生の生徒全員が17班に分かれてクラス対抗戦を行い、取った枚数の合計を競いました。

この年末年始に百人一首を覚えてきた生徒も多く、上の句を読み始めたらすぐに、取り札めぐる白熱した闘いが繰り広げられました。
武道場のあちこちから、お互いの健闘を称え合う拍手が沸き起こり、大いに盛り上がりました。

競技終了後、その場ですぐにクラス対抗戦の集計を行い、優勝した3組には、優勝トロフィーが授与されました。また、後日、個人の部の上位5名には賞状が授与されました。

厳しい寒さにも負けず、笑顔のはじける楽しい時間を過ごすことができました。

【結果】
〇クラス対抗の部
第1位 3組(320枚)
第2位 4組(314枚)
第3位 2組(249枚)
〇個人の部
第1位 及川 明莉(1組)39枚
第2位 酒井 加文(3組)27枚
第3位 秋久 あすか(2組)21枚
第4位 定森 心香(4組)・宗元 恵蒔(4組)19枚
第5位 福井 心絆(3組)17枚



3学期始業式

1月8日(火)、始業式をオンラインで行いました。

安東校長からは、始業式の式辞として、岡山県高校生会議や高校生夢育PBLに参加した生徒の様子が紹介され、自分の言葉で聴衆に熱く語りかける力は、日々の授業によって培われている成果であるとして、「散歩のついでに富士山に登った人はいない」という小宮一慶さんの言葉とともに、「計画・準備なくして目標は達成しない、是非今年は目標を定め、その目標に向けて計画・準備を行い、達成してほしい。」との言葉がありました。

生徒活動報告では、令和6年度ケロウナ・カナダ語学研修に参加した生徒を代表して、2年生普通科の立田吏紗さんが12月8日~21日の2週間の研修報告を行いました。
報告の中で立田さんはスライドを使って様子を紹介しながら、「言葉が違うにもかかわらず気軽に話しかけられたことで、とても温かい気持ちになりました。」と、多国籍の方々が共に暮らしていても、国や言語の違いによる壁がないことを実感したことから、「人とつながり合うことの大切さを学んだ。」と報告しました。

最後に、諸連絡として、
教育環境部長の石堂先生からは、換気、手洗い、咳エチケット、とインフルエンザ等の感染症対策を徹底すること、
進路支援部長の射場先生からは、課題や提出物を必ず出すこと、資格取得に力を注ぐ、そのために手帳を有効に活用すること、
生徒支援部長の清水先生からは、引き続き元気な挨拶をすること、校内だけでなく校外でも自転車の施錠を習慣化すること、早めに安全に登校すること(送迎の場合は保護者の方へのご協力のもと)、部活動についても大切な試合に向け寒さに負けず頑張ってほしい、

と呼びかけがありました。

巳年にちなんで、たくさん脱皮をし、すばらしい成長の年にしていきましょう。

<フォトギャラリー>12月ボランティア

12月の城西ボランティアは14日にまちばの寺子屋(学習支援)、21日にまちばの寺子屋(お飾り作り)、22日に野菜と魚の市(販売・運営補佐)に本校生徒計7名が参加しました。

まちばの寺子屋(お飾り作り)では地域によって正月のお飾りが違うことや、小学生とのふれあいを通して子どもたちにお飾りの作り方を教えることの難しさを学ぶことができました。

また、野菜と魚の市では、お客さんがどうしたら「買いたい。」と思うのかといった視点からの接客・販売方法を学ぶことができました。

佐良山地区では、12月26日(木)佐良山公民館において小学生の書初めのお手伝い・見守りボランティア があり、本校の書道部が参加しサポートました。

最初は緊張してなかなか交流できませんでしたが、1時間という短い間でもほめて言葉を交わして徐々に打ち解けることができました。だんだんコツをつかみみんなとても上手で、とても驚きました。最後は学校生活の話をして盛り上がりました。