「食物調理科」カテゴリーアーカイブ

百人一首カルタ取り大会(1年)


1月18日(火)、1年生全員による百人一首カルタ取り大会が第1体育館で行われました。

新春にあたって、日本の古典文化に触れながら学年の親睦を深めることを目的として、毎年、1月に行う、本校1年生の伝統行事です。
全員が17班に分かれてクラス対抗戦を行い、取った枚数の合計を競いました。



コロナ禍ではありますが、常時換気を行い、体育館全体に広がり、各対戦場所に設置されたアルコール消毒液で適宜手指消毒を行うなど、感染対策に気を配りつつ開催しました。



生徒たちはきちんとマスクを着用し、発声をせずに無言で札を取るという特別ルールの中でも、歓声の代わりに拍手でお互いをたたえあい、寒さを吹き飛ばす熱戦を繰り広げていました。


優勝した4組には、翌日、優勝トロフィーと賞状が授与されました。厳しい寒さとコロナ禍にも負けず、笑顔のはじける楽しい時間となりました。  
【結果】
第1位 4組(127枚)
第2位 1組・3組(105枚)
第4位 2組(103枚)
第5位 5組(101枚)

あめ細工特別講座(食物調理科3年)


1月17日(月)、パティストリーマコトエバラ×モンレアル 江原誠先生をお招きし、食物調理科3年年生があめ細工を学びました。
砂糖の科学と熟練した技を見ることにより、芸術的な作品が生まれることを知り、その技術を習得する目的で実施しました。
 

今回は「引きあめ」を学びました。材料はグラニュー糖・水あめ・パラチニット(あめの結晶化を防ぎ、伸ばしやすくする)・水です。
煮詰めたあめを何度も引き伸ばすことで、シルクのような光沢があらわれ、バラなどの花や葉、リボンなどの作業に使用される技法です。  
材料は少ないですが、温度管理や手早さ、熟練した技術を要するため、生徒たちは江原先生の技に圧倒されました。

デモンストレーションで、江原先生があめ細工のバラを作る工程を簡単にされていたので、生徒も同じようにしてみましたが、全くうまくいきませんでした。
あめの熱さと扱いの難しさに戸惑い、苦戦しました。 煮詰める温度管理がうまくいかず、2回ほどやり直した班もありました。
光沢を出すのが難しく、あめを何回引けば光沢が出るという法則がないため、生徒たちはその感覚がわからず、ほとんどの班が濁った引きあめとなってしまいました。試行錯誤しながらも最後にはバラを形成することができました。  
技術とは、何年もかけて得られるものであると実感させられた実習となりました。

激励金贈呈式Ⅳ 全国高校生料理選手権~食物調理科3年金子さん・髙橋さん

「うまいっしょ北海道 全国高校生料理選手権2021」において、本校食物調理科3年生の金子恭子さん(北陵中出身)と髙橋未菜美さん(北陵中出身)のチーム「こんぺいとう」が書類審査を突破し、1月22日(土)にオンラインで行われる本選に進みました。
見事全国の舞台に立った2人には、1月17日(月)、同窓会の激励金が藤田長久会長から、PTAの激励金が会長に代わり園田哲郎校長から、それぞれ贈られました。

募集テーマは、「『やっぱり外食っていいな。美味しいな。』と思える料理」。コロナで外食産業が苦境にあることを踏まえて設定されたものと思われます。 作品名は「笑顔さくらンチ~えぇとこじゃで。春は津山へ」。コロナ禍で旅行に行けなかった方に向けて、岡山県の郷土料理や食文化・食材をふんだんに使った料理を味わっていただきたいと思い考えたメニューとのことです。
スルメ出汁のすまし汁、干し肉のハーブスモーク、ヨメナカセなど、津山の食文化を存分に採り入れたワンプレートの自信作です。


本来は北海道に出向いて本選(調理・プレゼンテーション)が行われるはずでしたが、感染急拡大のためオンライン交流会になってしまい残念。でも多くの応募作の中から上位10チームに選ばれたことは快挙です。地元の食文化を巧みに生かした作品と2人のプレゼンテーションが、交流会で全国の高校生に楽しんでもらえることを期待します。

美作国“美味し国”プロジェクト[中間発表会](食物調理科1・2年)


1月16日(日)、美作国“美味し国”プロジェクト新メニュー開発中間発表が本校を会場に行われ、本校から5チーム6作品が出場しました。
このプロジェクトは美作地域を代表する新たな「食」のメニューを開発するプロジェクトで、旅の目的となるメニューとローカルビーガンメニューの二つのテーマが設けられています。

生徒たちは、事前に野菜ソムリエの方から美作地域の野菜について講義を受け、1・2年生の19チームがメニューを考案し、校内での選考により5チーム6作品が中間発表に臨みました。実際に考案したメニューについてプレゼンテーションを行い、食の専門家の方々に試食していただき、最終審査会に向けてのアドバイスをいただきました。
2月26日(土)の審査会までに、より良いものになるよう修正を加え、美作地域に私たちの考えたメニューを食べに来ていただけるように仕上げたいと思います。

スマート専門高校(食物調理科)

本校はSociety5.0時代に活躍できる人材を育成するため、「スマート専門高校」としてデジタル化を推進しています。今回、食物調理科に新しい機器が設置されたのでご紹介します。
<回転台一体型の天井設置カメラシステム >
今までの調理実習では、天井に取り付けられた鏡でデモンストレーションを見ていましたが、離れた席からでは見にくく、全員が近くで見ることは不可能でした。しかし、この度、カメラシステムが導入されたことで、高倍率、広画角、広範囲で撮影された映像が大画面モニターに映し出され、離れた場所からでも、全員が同じように手元や鍋の様子をはっきり見ることができるようになりました。調理過程の理解を深めることに役立っています。

<ブラストチラー&ショックフリーザー>
調理したてで高温状態の食品を急速冷却し、食中毒のリスクを減らすことができるブラストチラーと、食品を急速冷凍することで、料理本来の風味を保つことができるショックフリーザーの機能を併せ持った機器です。
食品の下処理工程から料理の提供まで計画的に行うことのできる調理システムに不可欠なもので、 実際の調理現場、特に病院等の集団調理では、以前から導入されています。
使いこなすための知識・技術を習得する必要がありますが、安全で安定した料理の提供、食材費や食品ロスのカットなどたくさんのメリットがあります。この機器が導入され使用できることにより、就職後スムーズに仕事をこなすことができるようになりました。もちろん、日頃の実習についても効率よく作業ができるため、計画的に授業を進めることができるようになりました。

テーブルコーディネイト特別講座(食物調理科3年)

 
12月21日(火)、食物調理科3年生がKURASHIKI Table & Life Creation 専任講師 小池佳子先生と公認講師 最所養子先生をお招きし、テーブルコーディネイトについて学びました。
食卓の演出技術を学び、料理の価値を高めることを目的に行いました。 テーブルコーディネイトの3K(季節、きまり、気持ち)をはじめとする基本や、花の選び方、ナフキンワークなどを学びました。


生徒たちは、それぞれテーマを設定しグループごとに、実際にテーブルコーディネイトを行いま した。
色合いや空間の使い方に最初は苦戦していましたが、講師の先生方にご指導いただきながら、納得のいくまで取り組みました。

セッティング後に、設定やコンセプト、シチュエーションなど、それぞれのテーブルコーディネイトについてグループごとに発表し、先生方から、「こだわって一生懸命考えられていて良かった。」などの講評をいただきました。

最後に、代表生徒が、「相手を思いやる気持ちの大切さや色合い、花の選び方などとても勉強になりました。卒業制作展示発表会でも今回習ったことを生かしたいです。」とお礼を述べました。

フラワーアレンジメント特別講座(食物調理科3年)


12月16日(木)、食物調理科3年生が有限会社土井花店代表取締役専務 土井満美子先生をお招きし、フラワーアレンジメントについて学びました。

調理師として食事をする空間を演出することも仕事の一つです。卓上に置く花にも気を配れるようフラワーアレンジメントを学びセンスを磨きました。

今回のテーマは、クリスマスです。
花材は、ガーベラ、ヒペリカム、ブルースター、グニューユーカリ、柳(白)の5つです。白く塗られた柳にはラメがついていて、クリスマスのイルミネーションや雪を連想させてくれます。
花材の長さや花の大きさ、葉のボリューム感の違いによって、同じ花材であっても一つとして同じ作品とはならず、先生と同じように生けても、それぞれの個性が出て面白い作品となりました。


普段、華道の授業で習っている生け方とは異なりましたが、 生徒たちは楽しく生けることができました。

色合いやバランスなどの大切さも教えていただき、今後の卒業制作展示発表会で活かした作品を作りたいと思います。

ディスカバー農山漁村(むら)の宝 奨励賞授与式(食物調理科)


農林水産省が主催し、強い農林水産業や美しく活力ある農山漁村の実現に寄与する全国の優良事例に対して選定が行われる「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の第8回選定において、本校食物調理科が中国四国農政局奨励賞に選ばれ、12月15日(水)に授与式が行われました。

本校食物調理科は、10年ほど前から、特産品でありながら認知度が低かったショウガの栽培に取り組み、ショウガを生かしたレシピの考案や地元企業と連携した商品開発、「津山ショウガまつり」等のイベントを通して地域の食材を広くPRするなどの活動が評価され、今回の受賞となりました。
授与式では、まず農林水産省中国四国農政局岡山県拠点の長友秀昌地方参事官から、食物調理科3年の金子恭子さん(北陵中出身)、牧野理央さん(鏡野中出身)に賞状が授与されました。

続いて、園田校長や河本食物調理科長らも交えてしばらく懇談しました。
生徒は、本校が今までショウガだけでなく様々な地元特産品を活かしたレシピの開発に力を入れてきたことなどを紹介しました。

長友地方参事官からは、本校の取組に対する称賛の言葉とともに、これからも地元農産物の消費拡大のために力を貸してください、とのメッセージをいただきました。

タイ料理特別講座(食物調理科3年)

12月13日(月)、食物調理科3年生がユワデーのタイ料理代表取締役 清水ユワデー先生をお招きし、タイ料理について学びました。

今回教えていただいたのは、タイ風焼きそばと世界三大スープの一つトムヤムクンで 、タイ料理に欠かせない、バイマックルー(コブミカンの葉)、カァー(南姜なんきょう)、レモングラス(ハーブ)、ナンプラー(魚醤)などの食材や調味料についても学びました。



タイ料理はとにかく手順が大切で、材料を入れる順番を間違えると味が変わります。

また、タイ料理は、甘い・酸っぱい・辛いが一つの料理で味わえ、「人生そのもの」というユアデー先生の言葉が印象的でした。

調理実習後、場所を移動して、ユアデー先生が来日してからのお話を伺いました。とてもご苦労をされたようですが、明るく乗り越えられた姿に尊敬の念を抱きました。その中でも「家族や両親を大切にしなさい。今あなた達が存在するのは、家族や両親のおかげ。」というお話に生徒たちは胸を打たれ、涙を流しながら聞いている生徒もいました。
これから社会に出ていく生徒への応援メッセージをたくさんいただきました。

作州城東朝市Ⅲ(調理研究同好会)


12月11日(土)、作州城東朝市に調理研究同好会が出店しました。

今回で3回目となる朝市への参加では、本校特製の榕菴コーヒー入りの「コーヒーパウンドケーキ」と定番の「シンプルパウンドケーキ」を販売しました。
多くの方にお買い求めいただき、生徒たちも自分たちで作った商品を笑顔で販売できました。