読書週間(図書委員会)

図書委員会では、全校生徒に読書に親しんでもらうために、10月27日から11月9日の読書週間に合わせて、様々な読書週間イベントを行いました。

10月24日の放課後から11月7日の放課後まで、昇降口にて、2年生がビブリオバトルで紹介した本や、図書委員のおすすめ本について模造紙にまとめて展示しました。

図書室では、「平安」をテーマとした本を集めて、本の紹介POPや和風の折り紙作品で飾り、白檀の香りを漂わせました。
昼休み限定企画として、東儀秀樹さんの笙や篳篥の音楽を図書室で流し、平安のみやびな雰囲気に触れられるようにしました。

コモンホールでは、出張図書館を行いました。
10月30日には2年図書委員が、11月4日には1年図書委員が担当し、その場で本の貸し出しと返却を受け付けました。昼の憩いのひとときに、足を止めて本を手に取る姿が見られました。

これからも読書に親しんでほしいと願っています。

食育教室(食物調理科1年・看護科1年・普通科2年)

10月27日(月)から10月31日(金)までの5日間、普通科2年生、食物調理科1年生、看護科1年生を対象に、津山市こども保健部健康増進課主催の「高校生食育教室」が開催されました。
この食育教室は、津山市において若い世代(20~30歳代)に見られる朝食欠食や野菜摂取不足といった課題に対応するため、高校生の段階から食への関心を高めることを目的としています。

内容は、食育SATシステムを用いた食生活診断、相手の話を聴く際のポイント講座、たばこの害についての講話が行われました。
さらに、専門科に即した内容として、食物調理科1年生には栄養士の業務に関する講話、看護科1年生には保健師の業務に関する講話を実施していただきました。

食育SATシステムは、ICタグを内蔵したフードモデルをセンサーボックスに置くだけで、瞬時に栄養価を計算し、献立の栄養バランスを確認できる仕組みです。生徒たちは3~4人のグループに分かれ、1食分のフードモデルを選びながら、理想的な献立を目指して工夫しました。
中には1回で全ての栄養価を満たし、バランスの良い献立を完成させたグループもありましたが、多くのグループは栄養の過不足が生じ、完全な献立を考えることの難しさを体験しました。

「ビタミンが不足している」「糖質が多すぎる」といった指摘をSATシステムの画面で確認しながら、グループ内で話し合い、組み合わせを工夫していきました。献立の組み合わせによって栄養価が大きく変わることを、目に見える形で学ぶことができました。

在学中も卒業後も、健全な食生活を実践できるよう取り組んでもらいたいと思います。

薬物乱用防止・ネットモラル講演会(1~3年)

10月31日(金)、全校生徒を対象にした「薬物乱用防止・ネットモラル講演会」を実施しました。

今年度は、ネットモラルに対する正しい知識と社会に及ぼす影響等について学ぶことに力点を置いて、津山警察署生活安全課の加藤さんにお話していただきました。

近年、ますます巧妙化するネット詐欺など、高校生の身の回りにも危険が潜んでいることを、事例を紹介しながらの講演でした。このことをよく理解したうえで、スマホやインターネットを活用していくことの重要さを、生徒たちは再認識しました。

後半の質疑応答では、積極的な発言が相次ぎました。最近話題になることも多い「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」の犯罪に巻き込まれないためにはどのような対策がとれるかという問いについて、警察も実態把握に苦慮しながら捜査しているというお話がありました。

将来、警察官を志望する生徒には、警察の試験についても親切に応答していただき、和やかな雰囲気で講演会を終えました。

行学 看護PJ講演会(看護科2年)

10月28日(火)、看護科2年生を対象とした「行学 看護プロジェクト」の講演会を開催しました。

今回は、特定非営利活動法人いーなプロジェクトの谷本幸子先生を講師としてお迎えし、「地域の課題と向き合い方」をテーマにお話しいただきました。

谷本先生は、「『ないものねだり』ではなく『あるもの探し』をすること」、「相手の立場に立って考えること」を軸に、地域課題への向き合い方や解決のヒントを丁寧にご講演くださいました。

真剣な表情で耳を傾け、講演の内容に深く共感し学びを得る生徒たちの姿が印象的でした。

講演後には、代表生徒が「実際の事例を通じて、課題の発見や解決策を考える力を養うことができた。今後の活動に活かしていきたい。」と感謝の意を述べるとともに、今後のプロジェクトへの意欲を語りました。
なお、「行学 看護プロジェクト」では、1月下旬に各分野(防災・子育て・高齢者医療・健康支援)における研究成果の発表を予定しています。生徒たちのさらなる成長と地域貢献に向けた取り組みに期待が高まります。

ようちえんでマルシェ2025(調理研究同好会)

10月25日(土)しらゆり幼稚園(津山市上河原)で、ようちえんでマルシェ2025が開催され、本校の調理研究同好会がパウンドケーキの販売を行いました。

以前から出店依頼がありましたが、なかなかタイミングが合わず、今年初めて出店しました。

参加した生徒は全員3年生のため、慣れた手つきで要領よく販売をし、特に職員の方や本校の卒業生でもある保護者の方がとても楽しみにしてくださり、あっという間に完売しました。
ありがとうございました。

看護観講座(看護科3年)

10月24日(金)、看護科3年生を対象に津山第一病院病棟師長 入澤美穂先生をお招きし、「私の看護観」をテーマに講演会を行いました。

高校最後の看護臨地実習を終え、改めて「自分はどのような看護師でありたいか」、「自分の理想の看護師像」とは何かを考える機会になりました。

入澤先生は、看護師に求められる姿勢や、能力、技術の必要性、患者さんにとって看護師は必要不可欠な存在であることを、動画視聴等を交えながら講演してくださいました。
生徒たちは、入澤先生の言葉を聞き逃さないようメモを取りながら、自身の看護観について考えました。

講演後、生徒全員が一人ずつ自身の看護観を発表しました。

最後に、生徒代表が「患者さんは傷ついた病める人として寄り添うのではなく、一人の人間として寄り添い信頼関係を築いていける看護師を目指し、これからの学びを深めていきたい。」と感謝の気持ちと決意を述べました。

大学訪問[岡山大学](普通科1年)

10月23日(木)、普通科1年生が岡山大学(岡山市北区)を訪問しました。
本活動は、国公立大学を実際に訪れることでその雰囲気を肌で感じ、さまざまな学問に触れることにより学習意欲を高め、自身の進路選択に役立てることを目的として実施されました。

午前中は、岡山大学の高大接続部門の方から、大学の概要についてご説明いただきました。岡山大学の特色や強み、入試制度、求める学生像など、幅広い内容をお話しいただきました。

昼休みには、多くの生徒がキャンパス内にある3つの学食で昼食をとりました。カレーライスやチキン南蛮など、岡山大学ならではの学食メニューを楽しむ姿が見られました。

午後は、8学部12学科に分かれて学部訪問を行いました。

各学部・学科の説明を聞いたり、模擬講義を受けたりする中で、生徒たちは大学の先生方の話に真剣に耳を傾け、専門的で高度な学問に触れる貴重な機会となりました。

学部訪問の後は、岡山大学50周年記念館・金光ホールにて卒業生との懇談会が行われました。
懇談会では、生徒たちが事前に提出した質問に卒業生が答える形式で進行されました。

高校時代の勉強方法や進路選択、大学生活についてなど、普段はなかなか聞くことのできない貴重なお話を、生徒たちはメモを取りながら真剣に聞いていました。

最後に、生徒代表が感謝の言葉を述べ、訪問を締めくくりました。

今後は、今回の大学訪問をLHRで振り返り、自身の進路についての見通しを持てるようにしていきます。また、2年生に向けて、学習方法を改めて見直していきたいと考えています。

授業公開・部活動公開[中3年対象]

10月18日(土)、中学生3年生を対象に授業公開と部活動公開を行いました。
本校での授業や部活動の様子を中学生のみなさんに知っていただくため、実施しました。

当日は、約90名の中学生とその保護者の方が来校してくださり、午前中は授業、午後からは部活動を自由に見学されました。


授業見学の後は、本校生徒によるシンポジウムをご覧いただきました。

シンポジウムでは、各科の代表生徒がそれぞれ登場しました。
食物調理科の代表は、清水千賀さん(3年)、山本大貴さん(2年)。
看護科は、神谷愛依さん(3年)、髙橋拓大さん(2年)。
普通科は、久保風果さん(2年)、酒井加文さん(2年)です。
また、普通科2年の武地柊音さんと谷野菜花さんがコーディネーターを務め、楽しい雰囲気の中で行われました。

内容は、津山東高校の魅力や自分自身の成長についてだけではなく、受験勉強の方法や、中学生の皆さんに向けての一言など、その場で出された質問もありました。
代表者の6名は、コーディネーターのとっさの質問にも、ユーモアを交えながら答えていました。中には「ここだけの話ですが…」と始まるようなコメントもあり、 会場の中学生の皆さんや保護者の方に授業見学では見えない生徒の一面に親しみを持っていただけたのではないかと思います。


午後からの部活動見学では、本校1、2年のボランティア生徒が受付や部活動場所までの案内を担当しました。

天候にも恵まれた一日でした。ありがとうございました。

牛乳・乳製品利用料理コンクール[岡山県大会](食物調理科1年)

10月18日(土)、財団法人 岡山県学校給食会(岡山市南区)にて牛乳・乳製品利用料理コンクール 岡山県大会が開催され、本校の食物調理科1年鈴木心優さんが出場しました。

鈴木さんは本番に向けて何度も試作を重ね、創意工夫を凝らしたアイディア料理を完成させました。
大会当日は、調理中に審査員からの質問にも落ち着いて対応し、工夫したポイントを丁寧に説明しました。

優 秀 賞

作品名:「春巻きの皮で夏野菜のクリームコロッケ風」

春巻きの皮を使うことで衣をつける手間を省いて、カリカリのクリームコロッケ風にしています。

審査の結果、見事「優秀賞」を受賞しました。

鈴木さんは、11月15日に開催される中国大会へ岡山県代表として出場します。
今後の活躍にもぜひご期待ください!

芸術鑑賞会[古典](1~3年)

10月17日(金)午後、雅楽師の東儀秀樹さんによるコンサート「トーク&ライブ 悠久の響き」を、本科生(1~3年生)全員で鑑賞しました。
今年度の芸術鑑賞会は、本物の古典芸能に触れることを通して、豊かな感性を育むことを目的として行われました。

東儀秀樹さんは1300年続く雅楽の家に生まれ、日本の伝統文化を守りつつ様々なジャンルとコラボレーションをして、雅楽の第一人者として国際的にご活躍されています。

開演と同時に、直衣姿の東儀秀樹さんが生徒たちの間を通って笙を演奏しながら入場されたときには、神々しいばかりの美しさに、会場からどよめきが起きました。

続いて、笙と篳篥の古楽器紹介がありました。古楽器が原型のまま今に受け継がれているのは日本の雅楽だけだというお話に、生徒たちはひきこまれました。そして、天から降り注ぐ光のような笙の響き、人のぬくもりを感じさせる篳篥の音色にすっかり心奪われました。

生徒による古楽器体験や東儀さんへの質問コーナーもあり、会場は大いに盛り上がりました。
また、東儀さんの親しみやすく奥深いお話に、様々なことを考えさせられる時間ともなりました。

公演時間の90分間はあっという間に過ぎ、考査の疲れも吹き飛びました 。
考査最終日の午後に、笙や篳篥の美しい音色に包まれ、心洗われる時間を過ごすことができました。

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