6月28日(金)、本科1~3年生と教職員を対象に、第1回防災訓練を実施しました。
新型コロナ禍を経て、5年ぶりに全生徒が第一体育館に避難するという形態で行われました。
今年の1月には石川県で「令和6年能登半島地震」が起こり、その後も全国で地震が多発しています。政府の地震調査委員会は2024年1月、南海トラフ周辺で今後M8.0〜9.0の巨大地震が発生する確率が30年以内では「70〜80%程度」と発表しました。津山市周辺でも那岐山断層帯などもあり、地震発生時の大きな揺れが予測されています。そこで、南海・東南海地震等による被害を最小限に食い止めるため、全職員・生徒の地震に対する意識を高揚し、防災体制を推進することを目的として、生徒への予告を行わず、揺れが収まった時に放送機器が使用できなくなったという設定で行いました。
まず、緊急地震速報が流れ、生徒たちは教員の指示で机の下に入り脚を持って頭部等の安全を確保しました。揺れが収まり被害状況を確認後、本部・職員室で避難場所を決定しました。防災管理者からの指示は、各教室等に配備されている無線機を通して周知徹底されました。
避難完了後は、防災管理者の山﨑教頭より取り組み状況などの講評をいただき、その後、本校の自衛消防組織や任務についての説明を受けました。自衛消防組織・消火班の生徒たちは、担当教員から消火器の設置場所や消火器の使用方法等の説明を受け、訓練を終了しました。
これからも、いざという時に生徒たちの命を確実に守ることができるよう、学校の施設設備等を改善し、安全対策を推進してまいります。
6月27日(木)に第26回調理師仮認定式が行われ、食物調理科3年生36名にコック帽が授与されました。
この式は、食物調理科で調理師としての一定の知識と技術を習得した証として、コック帽を着用する式典を行い、誇りと自信を持たせ、キャリア意識を持って7月から始まる校外実習に臨むという目的で毎年行っています。
式の冒頭に施設長である安東校長より、「皆さんは、普段の実習や専門科目を学ぶ姿勢から真剣さを感じている。校内で培った知識・技術が現場でどの程度通用するか確かめて欲しい。一つひとつの経験が財産となるはずなので一生懸命取り組み、安全で中身の濃い実習にしてほしい。」と式辞をいただきました。
その後、 生徒たちに河本食物調理科長から真っ白なコック帽を手渡され、保護者の方や後輩たちが見守る中、鏡の前で身に着けました。
生徒代表誓いの言葉として、代表の山本康太さんが、「私たちがこの場に立っているのは、学校や講師の先生方、家族のおかげです。調理師のスタートラインに立ち、10日間の校外実習では気を引き締め、成長した姿がみせられるように精一杯頑張ります。」と述べました。
7月8日から津山市内9カ所15部署の企業の方に受け入れていただき、各自10日間の実習を行います。現場で体験したことをもとに、さらにパワーアップしてそれぞれの夢が叶うことを期待しています。
6月24日(月)、 食物調理科3年生が「料理との関わりの深い陶器の制作を体験することで感性を養う」ことを目的に特別講座「備前焼」を行いました。
杉坂焼き窯元(円光窯)の圓東秀章先生にお越しいただき、岡山県の伝統工芸である備前焼について教わり作陶しました。
生徒たちは初めての備前焼作りに苦戦していましたが、圓東先生の指導のもとそれぞれに思いを込めてお皿を作りました。
作品が完成したときは、とても嬉しそうな表情を浮かべていました。
冬頃には窯焼きが終わり、手元に届く予定になっています。
完成した作品は、家庭に持ち帰って使ったり、1月にある卒業制作展示発表会でも展示したりする予定です。
6月22日(土)、「珈琲」という漢字を考案した、津山藩医で蘭学者の宇田川榕菴の命日に、調理研究同好会の生徒が「珈琲まんじゅう」を作り参拝しました。
調理研究同好会では3年ほど前から「榕菴珈琲」を使用したお菓子作りに取り組んでおり、昨年の3年生が試行錯誤して考案した「珈琲まんじゅう(珈琲豆の形で珈琲風味の白あんの入ったまんじゅう)」を二度販売したことがあり、地域の方から好評だったため、今回是非という声をいただき参加しました。
泰安寺のご住職や珈琲研究会の方から、宇田川家や徳川家、津山城などの津山の歴史を伺うことができ、普段はなかなか見ることのできない建物やお墓も見せていただくことができ、とても勉強になりました。
地域の方の偉大なる偉人に対する敬意と、歴史を後世に語り継ぐ使命感に触れ、調理師になるものとして、歴史を知ることで食文化との繋がりが見え、珈琲だけではなく、郷土の食材すべてに対する思いがより強まり、今後も地域食材を活用して多くの料理を作っていきたい思いました。
6月20日(木)、食物調理科1年生はTHE HILLS HOUSE TSUYAMA(津山市大田)において西洋料理の特別講座を行いました。
今回の講座には西洋料理の実際や理論をコースを通して学習し、理解を深める目的があります。
本校の卒業生である原田さんからテーブルマナーの講習をしていただきました。
座る位置やカトラリーの使い方について、また、何のためにテーブルマナーを学ぶのか細かく丁寧に説明してくださり、生徒たちもメモを取りながら一生懸命に講座を受けました。
料理は、本校の西洋料理担当である坪井先生が担当され、初めてコース料理を食べる生徒も多く、一品一品提供される料理に感動し、メモを取ったり、写真を撮ったりしました。
早速学んだことを実践し、最後は生徒代表がお礼を述べ、講座を終了しました。
今回の特別講座で学んだり、感じたりしたことをこれからの実習に生かしていけるよう頑張ってもらいたいと思います。
6月13日(木)~16日(日)にヤマタスポーツパーク陸上競技場(鳥取市) おいて 第77回中国高等学校陸上競技対校選手権大会が開催されました。
本校から 岡山県代表として、 女子三段跳に松川真結さん(普通科3年)と女子やり投に神谷優空さん(看護科3年)が出場しました。
神谷さんは、女子やり投で30m越えでの自己ベスト更新を目標に臨んだ大会でした。県総体からの好調を維持し、1本目から腕を縦に振った良い投げを見せていました。特に2本目は自己ベストに迫る良い投げが出来ました。目標の30mには届かなかったので、6月末の岡山県選手権で30m越えでの自己ベスト更新を目指します。
松川さんは、三段跳で4位入賞でのインターハイ出場を目標に臨んだ試合でした。3本目を終えた時点で8位と同記録ながらセカンドベストの記録が6cm劣っていたため9位となり、上位8人による4回目以降へ進むことはできませんでした。ここのところの試合では、4回目以降に良いジャンプを見せていただけに大変残念な結果となりました。6月末の岡山県選手権で自己ベストの更新を目指します。
6月の城西ボランティアは、6月1日(土)・22日(土)にまちばの寺子屋で学習支援を行い、2日(日)には城西児童公園で花苗を植える作業があり、地域の方と一緒に作業しました。
学習支援では、小学生と一緒に算数や国語の問題を解きました。集中して学習に取り組むことができ、 生徒たちは教えることの難しさも感じたようです。
6月15日(土)のまちばの寺子屋では防災学習が行われ、子どもたちと一緒に防災クッキングや防災工作に取り組みました。防災工作では、新聞紙を折ってスリッパとコップを工作し、防災クッキングでは、ホットケーキミックスの粉にお湯を注いで蒸しパンを作りました。
生徒たちはスタッフとして、防災学習に携わる中で、周りを見て自発的に動く難しさを実感しました。
6月14日(土)から鳥取県立武道館(米子市)において第70回中国高等学校剣道選手権大会が開催され、本校から 岡山県代表として、女子個人戦に髙橋佳那子さん(普通科2年)が出場しました。
昨年度は団体戦のみの出場でしたが、今年は個人戦で出場することができました。
島根県の強豪、大社高校の選手と対戦し、敗れはしましたが、手ごたえを感じられた試合でした。
来年は、県予選会においても上位で出場権を勝ち取り、中国大会でも上位進出を目指します。また、来月の玉竜旗に向けて、技に磨きをかけると意気込んでいます。
6月11日(火)~14日(金)の日程で、2年生が 『いつもと違う自分と出会う!』をテーマ に関東方面へ修学旅行に行きました。
東京に着いた日の午後はキャリア別研修として、①オリンピック体感コース、②医療コース、③料理コース、④フジテレビでお仕事体験コース、⑤災害体験・日本の中枢見学コースの5コースに分かれて研修しました。
2日目は班別自主研修とナイトプログラム。ナイトプログラムは横浜中華街、はとバス、プロ野球観戦、ハリーポッター観劇などのコースがありました。
3日目の午前中はディズニーアカデミーを受講し、ディズニーのホスピタリティについて学び、午後からはディズニーリゾートを満喫しました。
4日目はクラス別で、浅草スカイツリーコースとチームラボ築地コースに分かれて、それぞれ最終日も東京を満喫しました。
多くの学びがあり、思い出に残る充実した4日間を過ごすことができました。
6月14日(金)、食物調理科3年生が、調理師の感性を養うため中国料理のテーブルマナーと専門学校でマジパンと練り切りの実習を行ってきました。
中国料理では、コース料理を食すことにより中国料理の献立構成を知ることや、サービスの仕方を学ぶことができました。また、専門学校での実習では、コーヒーなどの提供方法や細工菓子の手法をスペシャリストから学ぶことができました。
ホテルオークラ神戸「桃花林」(神戸市中央区)では、最初に神戸ポークの塩釜焼きの塩釜を割らせていただきました。
どの料理も鮮やかで初めての本格的なコース料理ということもあり、生徒たちは終始感動をしていました。
提供してくださる際に料理の説明をしてくださったり、生徒たちからの質問にも丁寧に答えてくださったりと、プロの仕事を間近で見ることができ、進路選択の参考になりました。
神戸国際調理製菓専門学校(神戸市中央区)では、マジパンと練り切りの2つのコースに別れて実習を行いました。
マジパンは、本校卒業生である森本先生から教えていただきました。細かい作業に生徒たちは苦戦しながらも完成させることができました。
同時にラテアートも体験させていただきました。上手に描くためには、エスプレッソの抽出とミルクのスチームがポイントとなりますが、温度管理も難しく先生に手を添えて教えていただき、描くことができました。
また、練り切りは配色の仕方、1つのパーツの重量、組み合わせる順番、すべてが計算された繊細なものでした。
1つ目は上手くいきませんでしたが2つ、3つと回数を重ねるごとに次第に上達し、箱に入れたときの仕上がりに感動しました。
施設・設備面や技術面等、普段の実習では味わえない貴重な体験ができました。お忙しい中私たちのために様々な準備をしていただきありがとうございました。
3年生になって初めての校外研修であったため生徒たちは終始目を輝かせ、進路選択の参考、そして知識技術の習得をすることができました。
協力していただいたホテルオークラ神戸の皆さま、神戸国際調理製菓専門学校の皆さまには大変感謝をしています。ありがとうございました。
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