6月2日(日)、津山市佐良山地区で皿川カヤック乗り体験会が開催されました。この体験会は、地域の方々が子供たちに「ふるさと」や地域への愛着を深めてもらうことを目的に企画されたものです。
今回、普通科2年生の行学 地域プロジェクトの津山地域担当の3名とボランティアの生徒7名が、カヤック体験を待っている子どもたちに「安全」と「ルールを守る」ことの大切さを楽しく遊びながら伝えることを目的に、水遊びとうちわ作り、お絵かきボンドの3つの企画を行いました。
水遊びでは水鉄砲と水風船を使って、子供たちと全力で遊びました。
高校生たちは子どもたちの勢いに押され、なかなかうまく流れにのせるのが難しそうでしたが、臨機応変にゴミ拾いの企画を入れたり、子どもたちに声掛けをしたりしながら、なんとか乗り切りました。イベントの難しさを改めて実感したところです。
うちわ作りとお絵かきボンドは公民館の中で行われました。子どもたちと目線を合わせながら、一人一人丁寧にコミュニケーションをとりながら、モノづくりの楽しさを伝えることができました。
今回の活動を振り返って、企画の目的を詳細に設定し、全体で共有しながら活動することが大切であると改めて意識することができました。
今年度、佐良山地区で複数回活動を行う予定で、地域課題や目的を明確にしながら活動を進めていきます。
5月14日(火)、行学の社会世の中プロジェクトで「論文の書き方講座」として、地域コーディネーターの中村哲也さんを講師にお招きし、普通科3年生を対象に論文の基本的な書き方や客観的な意見の述べ方等のお話をしていただきました。
現在3年生は自らの興味のある分野について、知識を深め、問いを立て、仮説を考えることで意見形成能力を鍛えている最中です。その中で今回のお話はとても興味深く、生徒はメモを取り、真剣に話を聞いていました。
また、講座終盤のグループワークでは、「イタリアの最高裁判決の妥当性」という難しいテーマに対して様々な視点で思考することができました。
今後はこの経験を基に論文を執筆し、発表会を行う予定です。
4月30日(火)、昨年度の行学地域プロジェクトの取組みの引継ぎを行い、活動に継続性を持たせていくことを目的として、普通科3年生と2年生で新旧交流会を行いました。
3年生から、昨年度考えた取組みの内容や反省点等を、地域ごとに教室に分かれクロームブックで2年生に説明しました。
どの取組みについても、3年生の話す姿勢と2年生の聞く姿勢が素晴らしい雰囲気を作り上げた1時間となりました。
今後は3年生の話を受け、各グループがさらに良い提案を地域にできるよう頑張ります。
4月16日(火)、普通科1年生を対象に行学のオリエンテーションを行いました。 普通科3年生の代表が 行学の必要性や身に付けたい力、自身の体験談等について発表しました。
行学に対して、自身の考えを交えて自分の言葉で発表を行うことができました。特に「地域での活動をすることが目的ではなく、そこから何を学ぶかが大切だ。」という言葉に、3年生のこれまでの行学での学びの深さを感じることができました。
また、昨年12月に探究フォーラム2023で代表として発表したグループが、地域プロジェクトでの活動について発表を行いました。
知和地域(津山市加茂町)で高齢者とこどもの交流を活性化させることを目標に活動してきた道筋を堂々と発表することができました。
3年後、社会で必要とされる人材になるために必要な力は何か、それらを身に付けるためにどうすればよいのかを考えるきっかけになったオリエンテーションでした。
3年生の発表を受けて、自分たちがどのような姿勢で行学を行っていくのかを、真剣に考えることができました。
4月16日(火)、2年生全体(3科合同)で行学のオリエンテーションを行いました。
生徒たちはこれから活動する1年間の見通しを立て、3科そろって行う行学の横のつながりを考えました。
また、本校の地域協働活動コーディネーターの中村さんと三宅さんと三村さんのお力を借りつつ、今後は、フィールドワークに出かけたり、地域の方と交流を行ったりと様々な活動を行っていきます。
それらの活動を通して、悩みながらもしっかりと3科それぞれの方向で学び成長していきたいと思います。
2月20日(火)、普通科1年生が行学で取り組んでいるSIM津山プロジェクトの全体発表会を開催し、各分野から選ばれた代表5グループが発表しました。
4回目の発表ということでスライドやプレゼンの内容は、市役所の方からのアドバイスやプレゼン講座を参考に準備してきました。 会の進行は、行学委員を中心に進め、生徒一人一人が意識をもって活動してきたことが発表から伝わりました。
福祉分野では、各地域の「民生委員」にスポットを当て、担い手不足など若者にもさらに参加を促す提案、教育分野では中学生への学習支援を計画する提案、環境分野では、ごみでつながるマッチングアプリの提案、観光分野では自分の写真を使った観光PR、農林分野では田んぼアートなど農業を身近に楽しく工夫するといったアイデアあふれる発想を発表しました。
生徒たちにとって、津山市の単独部署(分野)の事業ではなく、部署を越えつながりを持って取り組んだ方がいいと感じる内容もありました。
最後に、講評を本校地域コーディネーターの三村さんと三宅さんに行っていただき、グラフを用いて根拠を示せているが、グラフの読み取りがもっと足りないこと、聞く側も緊張感をもって参加し、発表に対して疑問をぶつけていけるようにすると、さらに行学が楽しくなると鼓舞していただきました。
2年生の行学発表と比べると、聞いている相手に思いを伝えようという発表者の意識が足りないと感じている生徒も多く、課題を持ちながら、進級後さらにパワーアップできるように振り返りをしていきたいと思います。
2月13日(火)、SIM津山プロジェクトの分野別発表会を行いました。
SIM津山プロジェクトは津山市の課題を発見し、それをどのように解決すべきかを考え、新事業を考案するプロジェクトであり、およそ半年間に渡って活動を続けてきました。
今回はその集大成として、チームで新事業の企画書を制作し、スライドを使って市役所の方の前で発表を行いました。
生徒たちは今年度の行学で身についた力を十分に発揮し、1月に学んだプレゼンテーション講座の「共感」をテーマに発表を行いました。
まだまだ原稿を読み上げる場面もありますが、少しずつ聴衆者を意識して発表できるようになってきました。
また、発表を聞いている生徒も他チームの新事業案を様々な角度から捉え、意見や感想などを記録することができました。
発表終了後には、 市役所の各分野の担当者の方から講評があり、現状理解を深めることでより具体的になっていくことや情報収集の方法等、今後につながる多くのアドバイスをいただきました。
実際の現場で働かれている方からのアドバイスは生徒が今まで思いつかなかった内容も多くあり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
最後に各教室の代表生徒がSIM津山の活動を振り返りながら、市役所の方々にお礼の言葉を伝えました。
次回の行学は代表者による発表になります。他の友達の成長を見てお互いにさらにレベルアップしていくことを期待しています。
1月23日(火)・2月13日(火)、看護科2年生の行学のまとめ発表会を行いました。
生徒たちはこの1年間、地域の問題に目を向け、実現可能な問題解決を図るために取り組んできました。
今回は、4つのグループが発表しました。
その後、特定非営利法人いーなプロジェクト事務局の谷本幸子先生より、ご講評、アドバイスをいただきました。
谷本先生から、企画したことに対して、どのようにしたらよりたくさんの方に興味を持って参加してもらうことができるのか等、具体的にアドバイスをいただきました。
今後の地域の課題解決に向けてより具体的に考え、実践していく一助となりました。
1月9日(火)、普通科1年生がSIM津山プロジェクトの発表において、「話題に興味を持たせる」「わかりやすくスライドを見せる」方法を習得し、受け手に伝える技術を向上させるために、株式会社DREAMIX代表取締役 齋藤直人先生をお迎えし、プレゼンテーションについて学びました。
講座は生徒同士の自己紹介から始まり、発表をする際に注意すべき細かな点はもちろんのこと、受け手を共感させることの重要性や感動的なプレゼンテーションのすばらしさを教えていただきました。
生徒たちは終始メモを取りながら齋藤先生の言葉を受け取っていました。
実際に自分たちで実践することで、自分らしく伝え想いをのせることの重要さを実感することができました。
初めてだったので、まだイメージできていない所もありましたが、その考えを持って今後の活動に生かしてほしいと思います。
また、見せるテクニックの部分も教えていただき、さらなるプレゼンテーションの可能性を感じました。
講座の終わりには生徒代表がお礼の言葉を伝えると共に、今までの自分の認識と今回の講座で学んだことの違いなどを堂々と話し、今後の活動への意欲を伝えました。
今後は、本講座で学んだことを生かして、2月13日に行われるSIM津山プロジェクト新事業提案のスライド制作や発表練習を進めていきます。
12月26日(火)、「高校生探究フォーラム2023」が岡山コンベンションセンター(岡山市北区)で開催されました。
このフォーラムは、各校で取り組んだ探究活動の成果を発表するとともに、他校の取組みを共有することで、高校生一人ひとりの夢を育む契機とするために、岡山県教育委員会が行っているものです。45校64グループの高校生が参加し、ステージ発表やポスターセッションを行いました。
本校からは、普通科2年生3名が代表で参加し、「知和の輪~こどもと高齢者のパイプ役に~」と題し、行学の地域プロジェクトのうち、知和地区(津山市加茂町)を活動場所とした取組みや成果について、ポスターセッションを行いました。
代表生徒たちは、この日に向けて、ポスター制作、動画収録、ポスターセッションの練習など、熱心に活動を行ってきました。
参加者の方からは、様々な視点からの質問や的確なアドバイスをいただき、発表の中でも探究を進めることができたように感じます。また、他校の探究活動の様子や考え方に触れることで、幅広い視点や刺激を得られました。
本フォーラムを終着点とせず、この経験を他の生徒に共有しながら、今後の行学の活動や学習活動などに活かしてほしいと思います。
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