5月9日(月)、株式会社さつき そよかぜ訪問看護ステーション代表取締役 下村明世先生をお迎えし「在宅看護の基本と実際について」というテーマで専攻科2年生が在宅看護について学びました。
5月23日から始まる在宅看護臨地実習に向け、在宅における看護の基本的な知識や看護実践を学び理解を深めることを目的に開催しました。
笑顔と安心、感動できるケアの提供をするために地域で生活する利用者や、そのご家族に寄り添いながら、医療の専門知識や技術により、健康を支えていく視点を学ぶことができました。
最後に生徒代表が、利用者さんとそのご家族の生活を大切にすることを意識しながら、笑顔で相手に安心感を与えられるような関りをしていきたいと、感想を伝え、お礼を述べました。
4月26日(火)、専攻科1年生を対象に、津山中央病院 副院長兼統括看護部長 西川秀香先生に「医療現場における接遇」と題して講演をいただきました。6月から始まる臨地実習を前に、臨床における接遇について理解を深め、看護職者としての望ましい人間関係が築けるようになることを目的としています。
聴く力を身に付けるための手法について実際に演習を行い、生徒たちは真剣に取り組みました。また、敬語の用い方について教えたいただき、正しく用いることの難しさを体験しました。
医療現場における接遇とは何か、接遇の5原則や質の高いコミュニケーションについてなど具体的な例をもとに、とてもわかりやすく西川先生から教えていただきました。
生徒たちは看護職を目指す者として、日頃からどうあるべきか考える機会となりました。
4月23日(土)に専攻科2年生35名が県内の高等学校看護科に在籍する生徒同士の親睦を図るとともに、専門職である看護師を目指す者として感性を磨くことを目的とし、交流会を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響もあり昨年度と一昨年度は休止をしましたが、今年度はオンラインという形で交流会を行いました。
講演では、「我が道を行こう」と題して、講師に本校の卒業生でもある、心臓病センター榊原病院 感染管理認定看護師・災害医療コーディネーター 田村幸二先生の講演を聞きました。
講演では、本当に自分がしたいことは何か、何を考え、どう行動するのか信念をもって我が道を歩くことが大切であると学びました。また、講演の中で青春時代に熱中していたギターの演奏を披露してくださいました。生徒たちは講演を受けて自分の長所を生かしつつ短所を改善し、かつ芯のある人間になりたいと感じていました。
講演後は、5校それぞれの学校紹介を行いました。
環境は違えど、看護師になるという同じ目標に向かって努力しているのだということを実感し、一緒に頑張ろうと心強く思いました。
専攻科も授業が本格的にスタートしました。4月20日(水)5・6時間目、専攻科1年生「成人看護学方法論Ⅰ」という外部講師の授業で人工呼吸器について学びました。
呼吸がしにくい患者さんと同じように呼吸器の動きを再現し、現場で実際に使用されている非侵襲的(身体への負担が少ない)人工呼吸器をつけてどのように感じるかといった患者体験をしました。
専攻科に入学し、普段の授業を基本として、看護科よりもさらに外部講師の先生から受ける専門的な内容の授業や実習も多くなります。みんな気持ちを新たに、看護師になるという夢に向かって頑張っています。
4月14日(木)、専攻科2年生が新入生に向けて、高校生活を楽しむために取り組んでほしい感染予防対策の講習会を行いました。
まず、専攻科2年生が新型コロナウイルスの感染が拡大したことによって高校生活がどのように変化したのかを説明しました。
そして、一人一人が普段の生活の中で意識的にマスクの着用や換気、細かい手指消毒と黙食の徹底、そして健康観察の入力などの感染予防対策を確実に行い、みんなが楽しい高校生活になるように協力していきましょうとお願いしました。
最後にアルコールによる確実な手指消毒の方法について実施指導を行いました。
3月17日(木)、専攻科1年生が、来年度5月から行われる臨地実習(統合実践実習)に先立って、中島病院看護部長 松岡真樹先生から病院における看護管理についてご講演をいただきました。
病院で実際に行われている「管理」について、どのような場面で管理の視点が必要になるのか教えていただきました。
看護実践を行う中で、一人一人が「管理」を意識することで患者さんにより良い看護が提供できることを学びました。
また、 松岡先生の看護経験もお聞かせいただき、看護を行う上で大切にしたい「看護の心」を感じることができました。
最後に生徒代表が「講演や演習を通して、看護管理は管理者やリーダーがするものだというイメージがありましたが、採血だけとってみても様々な管理が必要で、メンバー看護師や学生も、時間の管理、物品の管理、経済的な管理、人員の管理など管理的視点が重要であると学ぶことができました。統合実践実習では、今回の学びを活かし、統合実践実習の目標でもある、自己の看護観を深め、今後の課題を明確にできるようにしっかりと真剣に看護と向き合っていきたいと思います。引き続きご指導をお願いします。」とお礼を述べました。
3月16日(水)、専攻科1年を対象に、医療におけるマネジメントの実際を理解させ看護実践力の向上を目的として、「医療リスクマネジメント」と題し講演をいただきました。講師は 津山中央病院 医療安全管理室専門課長 松本裕子先生です。
実際に発生した事故例や実践例を交えてお話をしてくださり、生徒は1年後の入職した自分達を想像し、緊張感を持ちながら講話に聞き入っていました。
また、演習では、相手の指示を正確に受け取ることの難しさを実感していました。「人は間違うものである」と認識した上で、自分の思い込みや小さなミスを防ぐため日々注意しながら行動することが医療事故減少に繋がるということを教えていただきました。
「患者中心の医療」とは、「よく患者の話を聞くこと」と教えていただきました。
今度、実習に行かせていただくときには、今回学んだことを意識して、しっかりと患者さんの話を聞き、少しでも患者さんにとって良い存在になれるよう頑張りたいと思います。そして、今回の学びを生かし、日頃から自らの安全管理に努めていきたいと思います。
3月1日(火)に令和3年度卒業証書並びに修了証書授与式が、本校第一体育館で挙行されました。感染症防止対策のため卒業生と保護者、在校生代表、教職員のみが参列し、在校生は教室からリモートで参観しました。
本科生に卒業証書が、専攻科生に修了証書が園田校長から授与され、食物調理科の卒業生には調理師免許証も授与されました。
その後、園田校長が「3科の生徒が互いにリスペクトし合った、多様性溢れる東高での学びを大切にして、一度しかない人生を豊かに、自由にそして幸せに生きてほしいと願っています。」と式辞を述べました。
在校生代表の近藤陽菜さんからの、先輩への憧れや感謝、エールを送る気持ちのこもった送辞のあと、本科卒業生代表の牧野理央さんが「夢への道のりは長く、平坦ではないでしょう。しかし津山東高校での思い出を胸に夢に向かって歩んでいきます。」専攻科修了生代表の仁木綾香さんからは「入学後から胸に秘めてきた看護師になる夢。看護観を忘れず、看護の道を極めていきます。」と答辞を述べました。
コロナウイルス感染防止のため、縮小した形での開催でしたが、厳かな雰囲気の中、卒業生・修了生退場となり、心温まる式を終えることができました。
その後の最後のホームルームは、密を避けるため大教室を使用して保護者の方も参観していただき行いました。担任から一人一人に卒業証書・修了証書が手渡されました。
津山東高校を巣立った後も、思い出と絆を大切にしつつ、それぞれの道でこれからの社会を支える人になってほしいと願っています。
2月28日(月)、丹嶺賞及び各種団体から贈られた表彰を行いました。
学業や特別活動等の成果、校内外における功績、全国を舞台に健闘したことなどを称え表彰されました。
丹嶺賞とは、故高橋一二 第四代校長の寄付によって設立され、顕著な功績を挙げた生徒を称える賞で、卒業時に全校生徒に披露して表彰しています。
■丹嶺賞表彰
津村 和心美(食物調理科) 髙橋 未菜美(食物調理科) 星 凛々杏(食物調理科)
大野 莉奈(食物調理科) 牧野 理央(食物調理科) 金子 恭子(食物調理科)
小林 晴華(食物調理科) 笠尾 愛梨珠(食物調理科) 渡邊 志乃(食物調理科)
宮川 愛斗(食物調理科) 稲垣 桃奈(美術部)
■産業教育中央会 会長表彰
大橋 芽奈(専攻科2年) 牧野 理央(食物調理科3年)
■岡山県産業教育振興会 会長表彰
定森 好美(専攻科2年) 髙橋 未菜美(食物調理科3年)
■岡山県産業教育振興会 特別表彰
津村 和心美(食物調理科3年)
■岡山県産業教育振興会 成績優秀生徒表彰
笠尾 愛梨珠(食物調理科3年)
小林 晴華(食物調理科3年)
渡邊 志乃(食物調理科3年)
■全国家庭クラブ連盟表彰
牧野 理央(食物調理科3年)
■全国看護高等学校長協会 会長表彰
大倉 那菜(専攻科2年)
■公益社団法人 全国調理師養成施設協会 協会長表彰
津村 和心美(食物調理科3年)
表彰式では一人ずつ呼名して生徒たちに披露され、大きな拍手で称えられました。
表彰状等はその後のHRで個々に手渡されました。
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