「看護科・専攻科」カテゴリーアーカイブ

感染予防対策講習(専攻科2年)


4月13日(木)、専攻科2年生が新入生に向けて感染予防対策のための手洗いについて講習会を行いました。

専攻科2年生が高校2年生の「行学」で制作した手洗い法、手指消毒についての動画を視聴しながら説明しました。

手洗い時、特に洗い残しの多い部分を説明しながら、専攻科生と一緒に1年生も手洗いの手順、方法について確認することができました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まって4年目、現在はやや患者数は減少傾向にありますが、油断はできません。みなさん、日頃からの効果的な手洗いを習慣化しましょう。

看護管理講座(専攻科1年)



3月14日(火)、中島病院看護部長 松岡真樹先生より、組織の中での看護管理の必要性とその現状について理解を深めることを目的として「臨地における看護管理の実際」と題して講演をいただきました。


看護管理は、最良の看護を患者や家族に提供するために計画し、組織化し、指示し、調整し、統制を行うことであり、そのためには基礎看護技術を正しく身に付け、患者の安全、安楽、環境衛生を常に意識した看護の提供が必要だと教えていただきました。


患者に安全、安楽な看護を提供するために必要な技術を具体的に教えていただきました。
また、一つの援助に対し、どのくらいのコストがかかっているのか、そのコストを最小限にするための工夫についても学びました。しかし、状況によっては、コストを抑えることができないこともあるため判断基準が必要であると思いました。


松岡先生の講演を聞くことで、生徒たちは専攻科2年で行う臨地実習のイメージができ、「専攻科2年の統合実習では、スタッフ教育や物品管理、他部門との連絡調整の方法、その際に伝えるべき内容などを具体的に学びたい。」と意欲的な感想とお礼を述べました。

卒業証書・修了証書授与式(3年・専攻科2年)


春の草花の中で黄色の花が最初に咲くイメージがあります。これから本格的な春を迎える最初の行事である卒業式。黄色のコサージュで春告げ花を表しました。これから始まる人生の大きな分岐点を誇らしく胸を張って迎える卒業生たち。

今年も保護者と教員のみで3月1日(水)に第74回卒業証書並びに修了証書授与式を挙行しました。

その雄姿はオンラインで下級生たちに見守られていました。
今年度の卒業生は、新型コロナウイルス感染症にずっと悩まされた学年でした。マスクの着用が個人の判断に委ねられましたが、ほとんどの生徒はマスク姿のまま式に臨みました。
今年度から複数担任制となり生徒も教師もよりコミュニケーションがとれ、進路選択に大いに役立ったように思われます。


各科の代表生徒は、皆の思いを一心に集め、園田校長から卒業、修了証書を受け取る大事な役目を果たしました。


食物調理科生は調理師免許証を受け取りました。3年間校内、校外と多くの実習を重ねて夢を叶えて取得した大切な証書です。


式辞で園田校長は、「同質性の高い集団は革新的で創造性の高いアイデアを生みにくく、危機に際しても脆弱であるといわれます。異なる科の生徒たちが互いにリスペクトし合いながら過ごす多様性溢れる東高の強みを、卒業後は、自分とは違う視点からものを見てくれる人としっかり関係性を持つことで、自分自身の強みにしてください。」とメッセージを送りました。


言葉にできない程の熱い思いを、それぞれの代表が、送辞、答辞として読み上げました。
その内容は、聞いていた卒業生たちの心を打ち、涙を流す場面もありました。


多くの拍手の中、体育館を後にする卒業生、修了生たちの顔がとても晴れやかで誇らしげに見えました。

君たちの歩いた道は決して忘れない。津山東高校は君たちの母校となり、ここでの輝かしい年月は永遠に歴史に刻まれます。

~旅立ちの日に~ 3年学年主任

人生で一番楽しく思春期に高校時代を一緒に過ごす友だちは宝物です。この出会いは遅くても早くても起きない奇跡です。私たち教師にとっても皆との出会いは奇跡と言えます。この出会いを大切に、そして自分だけの人生を歩んでいってください。

ご卒業おめでとうございます

表彰式(3年・専攻科2年)


2月28日(火)、丹嶺賞及び各種団体から贈られた表彰を行いました。
学業や特別活動等の成果、校内外における功績、全国を舞台に健闘したことなどを称え表彰されました。


丹嶺(たんれい)とは、故高橋一二 第四代校長の寄付によって設立され、顕著な功績を挙げた生徒を称える賞で、卒業時に全校生徒に披露して表彰しています。

■産業教育中央会 会長表彰 
水島 鈴菜(専攻科2年)矢北 瑞稀(食物調理科3年)

■岡山県産業教育振興会 会長表彰 

春名 瑞季(専攻科2年)北川 紗羅(食物調理科3年)

■岡山県産業教育振興会 特別表彰 

上松 あかり(専攻科2年)

■岡山県産業教育振興会 成績優秀生徒表彰 

筈尾 向陽(食物調理科3年)小野 知里(食物調理科2年)

■全国家庭クラブ連盟表彰 

矢北 瑞稀(食物調理科3年)

■全国看護高等学校長協会 会長表彰 

政安 夢七(専攻科2年)

■丹嶺賞表彰 
正辻 香晴(食物調理科)國米 柊(英語部)
山際 叶人(英語部)内藤 紗也(銃剣道)
小山 祈莉(英語部)

表彰式では一人ずつ呼名して生徒たちに披露されました。
表彰状等は教室で個々に手渡されました。

看護国家試験激励会(専攻科2年)

2月3日(金)、専攻科2年生の看護師国家試験受験にあたって、 園田校長をはじめ多くの先生方から激励のお言葉をいただき、気持ちを引き締めることができました。

生徒たちは、新型コロナウイルス感染症の蔓延により様々な制約が加わる中でも、先生方やご家族、地域の方々といった多方面から支えていただきながら5年間を過ごしてきました。


専攻科2年生の臨地実習が終わってからは、心身ともに健康で過ごせるように毎朝ラジオ体操をクラス全員で行うなど工夫し、自分たちで勉強したことを教えあい、クラス一丸となって全力で取り組んできました。いよいよその成果を発揮するときがやってきました。


2月12日(日)、生徒とともに「元気に出発し、笑って帰ってくる!」を目標に、それぞれの夢や希望、感謝の気持ちを胸に第112回看護師国家試験に挑みます。
看護師国家試験に合格し、新たなステップに向けて精一杯頑張れるよう応援よろしくお願いします。

症例のまとめ発表(専攻科1年)

1月30日(月)、31日(火)、2月2日(木)、3日(金)の4日間、専攻科1年生が臨地実習の症例まとめ発表会を行いました。

受け持ち患者さんへの看護の展開を通して学んだことや気付き、今後の課題について検討したことをまとめ、発表しました。
各病院からは実習中に指導してくださった病棟指導者の方をお迎えし、生徒たちは緊張感を持ちながらも堂々と発表を行いました。


発表後は、生徒や教員、指導者の方からの質疑応答も活発に行われ、生徒にとってはさらに学びが深まる機会となりました。

また、各病棟の指導者の方からは、生徒一人一人に実習中の様子も含めた丁寧な講評をいただき、生徒たちは今後の実習の励みになりました。

医療リスクマネジメント講座(専攻科1年)


1月30日(月)、専攻科1年生が、津山中央病院医療安全管理室専門課長 松本裕子先生より、臨床における「医療リスクマネジメント」講座を聴講させていただきました。


まずは「医療安全」についての説明がありました。
臨床における医療事故は「事故を起こした当事に問題がある」「人は間違うべきではない」という考え方から、「人は誰しも間違うものであり、個人の問題ではなく、業務のシステム、組織の問題としてチームのあり方を変えるべき」という考え方に変化していることを学びました。


専攻科1年生での6週間の実習を終えている生徒たちにとって、実習中に発生したインシデントやアクシデントを報告することは恥ずかしいことではなく、入院されている患者さんや組織の安全のためにも、報告、連絡、相談の大切さが重要であることを松本先生のお話を通じて再認識することができました。


最後に生徒代表が、「看護師は患者さんに直接接する職業であり『人はミスをするもの』であることを認識し、その上で何を注意すべきなのかを考える必要があること、自分自身を守るためにも法的知識も必要であることを学びました。」と挨拶を述べました。

講義の中で、「医療安全」に関する国家試験問題も出され、とても有意義な時間を過ごすことができました。

国際看護講座(専攻科2年)

12月13日(火)、専攻科2年生が国際看護について、特定非営利活動法人 AMDA プロジェクトオフィサーで看護師の長谷奈苗先生より講演をいただきました。
今回は国際看護の概念について理解を深め、国際救援並びに開発協力における看護師の活動を具体的に学ぶことを目的に行いました。

生徒は自分たちも世界で生活する一人の人として、様々なことに興味を持ち、長谷先生のウクライナ人道支援の現場での実際の活動をお聞きし、相手の文化を理解し、相手にとってどのような支援が必要なのか始めに考えることが大切だと学びました。

災害や紛争などは誰が悪いわけでもなく、 国際看護を行う上では、文化・宗教・習慣の違いなど日本との違いを理解し、まずは目の前の人(命)をみることが大切で、目の前の人を大切に思う気持ちがすべての原動力になると教えていただきました。

また、グローバルヘルスの考え方として、誰一人取り残さない社会の実現のため看護師の役割は重要であると学ぶことができました。


最後に、生徒代表が、「日本で働いていても国際看護を感じる瞬間はあり、看護の世界に正解はないので多くを学び興味を持ち、理解しようとする姿勢を大切にしていきたい。自分たちも世界の中の一人として目の前の人(命)を大切に思い、これからも看護だけでなく様々なことに興味を持ち、学びに向かう姿勢を大切にし人として成長していきたい。」と感想とお礼を述べました。

災害看護校外研修(専攻科1年)


11月12日(土)、専攻科1年生が阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(神戸市中央区)において校外研修を行いました。
科目「統合分野・災害看護」の一環として記念館の見学を通し、災害看護について理解を深めます。

語り部ボランティアの方のお話は、「自分だったらどうしていただろう」と当事者意識を持って考えるきっかけとなりました。発生する状況や場所、時間によって、対応や避難方法は全く違います。日頃の危機感の低さを生徒たちは痛感していました。

また、「自助」だけでなく「共助」の視点で、人や地域との繋がりを持つことの大切さを教えていただきました。このことは看護を学ぶ上でも重要であり、再確認する機会となりました。


地震発生の瞬間を再現した迫力ある映像や展示を見学し、改めて災害被害の過酷さを実感しました。
また同時に、復旧、復興の様子も知ることができ、人々が助け合い、力強く生活を再建していく姿に勇気をもらいました。


今回の研修を通して、いつ起こるかわからない災害に対し、災害による被害を最小限にするための「減災」という考え方を意識することが大切だと学びました。減災という視点で立つと、日頃から自分たちにできることはたくさんあります。「今できることを実行し続ける」ということを看護の立場でも考え、私たちができることを実行していきます。