「看護科・専攻科」カテゴリーアーカイブ

百人一首大会(1年)



1月19日(火)、1年生の百人一首大会を開催しました。各クラス2人ずつで10人1チームとなり100枚の札を取ります。そして最後に何枚取れたかの数をクラスの合計で競い合うクラス対抗としました。






事前に各クラスで練習をしました。皆、あの札だけは絶対に手にすると意気込んでいました。
もちろん“ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川  からくれなゐに 水くくるとは”の札です。
さて、誰が手にしたのでしょう?

先生方も読み手となり個性あふれる声が響きました。



各グループでは、それぞれが拮抗しており、結果は翌日にならないとわかりませんでした。合計枚数を競います。
集計の結果、優勝は3組でした。そして準優勝は4組です。覚えている人も、反射神経で取る人も、皆が一堂に会し楽しく日本文化を満喫しました。
みなさん、よく頑張りました。

視覚障がい者への支援(看護科1年)

講演の様子(全体)
講演の様子(全体)
視覚障害者誘導用ブロックの紹介

1月18日(月)、視覚障がい者への理解を深め支援方法を学ぶため、高取茂樹先生と盲導犬のテミスちゃんを講師にお招きしました。高取先生は生まれつき目が見えず辛い時期もあったとのことですが、いつも、明るく、元気に毎年本校に来ていただいています。
「勇気」「元気」「優しさ」を大切にすること、言葉と力の暴力は絶対にいけないことを何度も教えてくださいました。
盲導犬のテミスちゃんは、厳しい訓練を積み重ね狭き門をくぐり、盲導犬となって高取先生をサポートしています。

盲導犬テミスちゃん(仕事中)
お仕事中


講演では、情報の取り方(聞く:音声など、見る:点字など)、声のかけ方やサポートの具体的な方法などを教えていただきました。
実際の生活場面から、このような支援方法が良いというポイントを教えていただき、食事や料理、お金の判別、携帯電話やパソコンなどの実演や、生徒たちも体験しながらわかりやすく学びました。



盲導犬テミスちゃん(アップ)
盲導犬のテミスちゃん♡

 


また、盲導犬については、まだまだ盲導犬が少ないこと、盲導犬ユーザーとの相性や管理の問題、盲導犬を連れて一緒に入れないところが多いなど、現状の問題を知ることができました。





生徒たちがアイマスクをつけて歩行
視覚障がい者の方の歩行体験と支援の練習(ろうか)
生徒たちがアイマスクをつけて歩行
視覚障がい者の方の歩行体験と支援の練習(階段)

次に、実際にタオルとアイマスクを着けて、目が見えない方の体験をしました。
友達に手を引いてもらい廊下を歩いたり、階段を昇降しましたが、いつも慣れている廊下や階段でさえとても怖く、一歩一歩が長い時間に感じ友達にしがみついてしまいました。 友達のちょっとしたサポートや声かけ一つ一つがとてもありがたく安心できました。
この体験から、視覚障がい者の方がおられたら自分たちのできる支援を行いたいと、どの生徒たちも感じていました。


歩行体験を終え、高取先生と

<生徒の感想>
・「見えない」ことを体験してみると、鳥肌が立つくらい怖くてサポートの存在がすごく大きかった。私も、視覚障がい者の助けになりたい。

・視覚は失っても、生き生きと生活している人も多くいることを知った。様々なことができるようになるまでとても時間がかかったと思うが、それでも必死で前を見て進んでこられた生き方に感動した。その方が一番望む援助ができるように努力したい。

・努力をすれば何でもできると言われ、すごく心に響いた。高取先生から教えていただいた多くのことや、「優しさ」「笑顔」「元気」「声」「勇気」のキーワードを大切にして、素敵な看護師を目指そうと思う。

美作地域の看護職と看護学生との交流会(専攻科1年)


12月19日(土)、津山市総合福祉会館を会場に、津山保健所の主催で「美作地域の看護職と看護学生との交流会」が開催されました。この会は、美作地域で働く看護職と看護学生が交流を図り、美作地域の看護の魅力や素晴らしさを伝え、看護の人材確保や定着を図ろうと計画されたもので、今年度で2回目の開催となりました。

県北の看護学生として本校の専攻科1年生の他、津山中央看護専門学校、美作市スポーツ医療看護専門学校の生徒のみなさんが参加しました。


今年度は新型コロナウイルス感染症拡大により交流会の形態をZoomでの参加も可能とされ、本校のほとんどの生徒もZoomで参加しました。

4名の看護職の方々からの看護を学ぶ者への熱いメッセージを聴講した後、ワールドカフェ方式によりリラックスしたオープンな雰囲気の中で対話し交流しました。




Zoomというオンラインでの交流は初めてでしたが、県北にある他校の看護学生と意見を交換したり、地域で生き生きと活躍している本校卒業生のお話も聞くことができ、地域の医療について考える良い機会となりました。

食育教室(普通科2年・食物調理科1年・看護科1年)

12月16日(水)~18日(金)の3日間にわたり、普通科2年生、食物調理科1年生、看護科1年生を対象に津山市健康増進課主催の「高校生の食育教室~食と健康のワークショップ」を開催しました。

フードモデルを用いて栄養価計算してくれる食育SATシステムの体験や食育ゲームを生徒たちは取り組みました。また、新型コロナウイルス感染症を予防するための対策方法や、人間関係をより良く築くための傾聴についての講演もしていただきました。



今回の食育教室では初めて知ったことも多く、今後の生活や、将来、進学や就職で一人暮らしをするという生徒にも活かせる内容をたくさん学ぶことができました。




人権教育講演会(2・3年)



12月1日(火)、2・3年年生を対象に、津山児童相談所所長 福田敏隆先生をお招きし「子ども虐待防止を目指して」と題してお話いただきました。
子どもの虐待死という悲しいニュースはやり切れない思いを人々に抱かせますが、統計上の虐待の件数は年々増えています。近い将来、親となっていく生徒たちにはぜひとも学んでおいてもらいたい講演でした。


講演の内容は、
1.子ども虐待とは何か(定義)
2.なぜ子どもを虐待するのか(原因)
3.子どもの発達について(子どもはどのように社会のルールを身につけていくのか)
4.これからの子育てを考える

生徒たちは、日本における虐待件数の多さや「こんなことも虐待になるのか」ということなどに驚きが隠せなかった様子でした。



福田先生の豊富な経験に基づいたお話は説得力があり、何としても虐待をなくしていきたいという熱い思いが伝わって生徒たちも真剣に耳を傾けていました。
特に赤ちゃんが登場するビデオには極めて重要な子育てのヒントが示されており、みんな食い入るように映像を見つめていました。
ここに集った生徒たちが将来においてよき父よき母になっている姿が想像できるような気がしました。

性教育講演会(1年)


妊孕性(にんようせい)をはじめ、妊娠、出産に関する正しい知識を知り、高校生の段階で、自身の未来を考え、選択するための知識を得ることを目的に、12月1日(火)6・7限を使って、1年生対象にZoomで、岡山県立大学保健福祉学部の川下菜穂子先生に分かりやすくお話をしていただきました。

岡山県立大学と本校をZoomでつないで行いましたが、生徒はメモを取るなど、真剣に話に耳を傾けていました。

全員に感想を書いてもらいました。ある二人の女子生徒の感想です。 「私たちが、10代のうちにできることとしてすごく勉強になることがたくさんありました。自分が将来、妊娠したい時に妊娠できるように、今、してはいけないこと、逆にしなくてはならないことなどたくさん教えていただきました。」 「女性の卵子は毎月1個作られると思っていたので、母親のお腹の中にいる頃に、すでに一生分の卵子を持っていることを知って驚きました。妊娠することは自分のライフプランにとって深く考えないといけないとても重要なことだと思いました。」
川下先生には、高校生にとって非常に大切な内容を分かりやすく丁寧に教えていただき、誠にありがとうございました。

戴帽式Ⅱ(看護科2年)



10月8日(木)、看護科2年生が戴帽式を迎えました。厳粛な雰囲気の中、保護者に見守られながらナースキャップを戴きました。







ナイチンゲールの灯火が暗い式場をやわらかく照らし、看護科長より一人ずつ憧れのナースキャップを頭上に戴き、感激とともにナースキャップに託された責任と期待の重さを実感しました。






今年度は感染症対策を行いながらの式となりました。それでもこのような式を挙行していただき生徒一同感動しています。






戴帽生全員でナイチンゲール誓詞を唱和し、感謝と決意を新たにしました。





ナースキャップを戴いた私たちの看護師への歩みは始まったばかりです。今後、待ち受けている困難や辛いこと苦しいことから逃げることなく、患者さんに寄り添うことのできる看護師に近づけるように努力し続けます。 看護科2年生一同

戴帽式Ⅰ(看護科2年)




10月8日、看護科2年生の戴帽式が行われました。
戴帽式とは、看護師の象徴であるナースキャップを授けられ、看護師を目指す決意を固める式で、今回は39名が戴帽しました。




今年度は、間隔を広くとれるよう、第二体育館を会場に開催しました。
照明が落とされ、ナイチンゲール像の灯火に照らされる厳粛な雰囲気の中、白石看護科長から一人一人憧れのナースキャップをいただきました。






園田校長は式辞で、「この先時代が大きく変わっても、医療によって人間の命と健康を守ることや、病気にかかった人の心に寄り添うことの重要性は、決して変わることはありません。看護実習を通じて確かな知識と技術を身に付け、将来立派な看護師として活躍してくれることを期待しています。」とメッセージを送りました。



戴帽生を代表して来住ソフィヤさんが「看護の道は始まったばかりです。困難や苦しいことから逃げることなく、理想の看護師に近づけるように努力を続けます。」と決意を述べました。







恒例の戴帽生全員によるナイチンゲール誓詞の唱和もナイチンゲール讃歌の合唱も今回はマスク越しでしたが、将来医療従事者として地域に貢献していこうという熱い思いは、例年にも増して伝わってきました。

11月からの看護臨地実習、頑張ってください!

ネットモラル・薬物乱用防止講演会


10月6日(火)、全校生徒を対象に津山警察署生活安全課巡査部長 鴨井渉先生をお迎えし、高校生のネットモラル・薬物乱用防止について講演していただきました。
ネットモラルに対する正しい知識と社会に及ぼす影響について正しく理解すること、また、薬物についても正しい知識と心身に及ぼす影響を理解し、これらについて適切な行動と意思決定ができる能力を身につけることを目的としています。



生徒は身近な事例を題材にしたDVDを真剣な様子で視聴しました。
また、鴨井先生からも津山署管内で起こった事例のお話もあり、生徒もより身近な 事例として聞き入っていました。





講演後、生徒代表がお礼の言葉を述べました。

なお、別行事を行っていた普通科・看護科2年生と看護実習中の看護科3年生は、後日、この講演を録画したものを視聴します。

スクールカウンセラー講演会(1年)

9月29日(火)、1年生が本校スクールカウンセラーの矢萩小百合先生よりお話を聞きました。 自分自身を好きだと感じること、自分を大切にできる気持ちを持つこと、また、困った時や悩んだ際の援助の求め方、ストレス対処能力を高めるための方法を講演していただきました。

生徒たちは、矢萩先生の声がとても心地よく、気持ちよさそうに話を聞いていました。腹式呼吸を全員で行ってみたり、実際に自分が落ち着く呼吸方法を試してみたり、緊張をした時などすぐに実践ができることを教えていただきました。また、「不安サイクル」から「安心サイクル」に移行する方法も理論的に学び多くの気付きがありました。

生徒の感想では、
◆メンタルについて詳しくお話があり、私もお腹が痛くなりやすいのでとても納得できました。
◆不安な時でも安心した気持ちに変えることができるとわかりました。ニコニコするだけで心が少し変わっていき、プラスの言葉がけをすることが大事なんだと思いました。
◆これまで自分はマイナス思考で考えてしまう時もあったけど、これからはプラス思考で前向きに考えていこうと思いました。
◆なるべくストレスをためないようにしようと思いました。