12月9日(月)、美咲町にある「ユワデーのタイ料理」の店主である清水ユワディー先生に、食物調理科3年生がタイ料理を教えていただきました。
世界3大スープの一つとも言われるタイの伝統料理「トムヤムクン」は、12月4日に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、タイの文化的遺産が国際的も認められています。
生徒たちは、見たことのない食材や普段使い慣れていない調味料に苦戦していましたが、ユワディー先生のお手本通りに作ろうと取り組みました。
タイ料理は作業をする順番が特に重要で、材料を入れるタイミングが味に大きく影響するとのことで、生徒たちは、ユワディー先生に質問をしながら慎重に作っていました。
最後に、生徒代表がお礼の言葉を述べました。
今までタイ料理に触れる機会がなく、調理方法や味付けが難しかったですが貴重な経験になりました。
ユワディー先生からは体験談を交えながら、沢山のお話をしていただきました。「人生は一度きり」後悔のないようにと力強い言葉が印象的で、異国である日本で生活し、言葉もわからない中お店を出されているユワディー先生のお話しには説得力があり、とても明るくパワフルな先生から沢山の元気をいただきました。
12月9日(月)、津山高校図書館にて、第14回美作地区高校生読後感想文コンクール(岡山県高等学校教育研究会学校図書館部門美作支部主催)の表彰式が行われました。
本校では、読書を通して人生を豊かにしていくために、毎年夏に、1・2年生が読書感想文に取り組んでいます。校内選考を経て、毎年、美作地区読後感想文コンクールに応募してきました。
今年度は、応募した生徒のうち、1名が入賞し、表彰を受けました。
最初に、入賞者一人ひとりの作品について講評があり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。続いて表彰があり、受賞者は緊張した面持ちで、表彰状と副賞を受け取りました。最後に、受賞者代表の挨拶がありました。生徒たちは、身の引き締まる時間を過ごすことができました。
これからも、本校の生徒たちが、読書に親しんでほしいと願っています。
【本校からの入賞者】
<優 秀> 彼らは生きている(『雨の日のイルカたち』読後感想文)
江美 果音 (普通科2年)
12月8日(日)、香北地区(鏡野町)で、「たき火のまわりで遊ぼう」という自然体験交流イベントが実施されました。
行学 地域プロジェクトの一環で本校から普通科2年生の4名が スタッフとして参加し、地域の子どもたちと旧香北小学校グラウンドでたき火を行ったり、豚汁を作ったりしました。
現在抱えている香北地域の問題を解決するために、自分たちにできることは何かを行学の時間に考えてきました。そこで香北が自然豊かな場所であることに注目し、「落葉アート」というイベントを企画し、実践しました。
また、イベント全体のボランティアスタッフとして参加し、イベントの運営を手伝いました。香北地域がとても素敵な場所であることを地域の子どもたちに伝えたい思いを持って、子どもたちと触れ合いました。
最初は自分たちの企画したイベントがうまくいくのか不安でしたが、準備をしている時から地域の子どもたちが近づいてきて、交流することができました。
そして、みんなで楽しく落葉アートを作成することができました。
たき火では着火するところを高校生が行いました。子どもたちと一緒にマッチを擦ったり、火起こし体験を行ったりしました。
途中雨が降りましたが、火は消えることなく、たき火でパン・マシュマロを焼く体験をすることができました。
1年間行学を通して、香北地域について考えてきました。その一環として、今回のイベントにスタッフとして参加したり、イベントを提案したりしました。企画を考えてはみたものの、実践することができなかったものもありますが、この1年のまとめができたのではないかと思います。
この経験を活かし、今後も問題・解決に取り組んでいってほしいと思います。
12月6日(金)、カナダ語学研修の結団式が行われました。
姉妹校であるケロウナ高校 (Kelowna secondary school:カナダ ブリティッシュコロンビア州)とバンクーバー へ12月8日(日)~12月21日(土)の2週間訪問します。このプログラムには19名が参加します。
結団式では、安東校長から「高校生という、人生の可能性を秘めたこの期間に2週間も海外で過ごせること」が「これからの人生に大きな指針を与えてくれる」として、参加者の前途を祝福しました。そして、「学校や地域の良いところをどんどん紹介して、姉妹校やカナダとの友好の懸け橋になってほしい。」と激励の言葉がありました。
生徒代表者として中村にこさん(食物調理科2年)が「カナダとの国際交流を通して、様々な文化にふれながら、語学の向上を目指してしっかり勉強してきます。」と決意表明しました。
最後に、諸注意が担当教員からあり、参加者は緊張した面持ちで聴いていました。
12月8日(日)岡山桃太郎空港(岡山市北区)で、家族やJTB社員、そして安東校長をはじめ数名の先生方に見送られ、生徒たちは笑顔で旅立っていきました。カナダに向けて出発です。
12月6日(金)、2学期期末考査終了後、ザ・シロヤマテラス津山別邸で「家庭クラブテーブルマナー講習会」を行いました。
西洋料理のフルコースを体験し、食事作法、テーブルマナーについて学ぶことを目的として毎年実施しています。家庭クラブ員希望者29名が参加し、副支配人の竹内慎さんが講師として丁寧に教えてくださいました。
西洋料理のフルコースを初めて経験する生徒が多く、フォーク・ナイフの使い方やナフキンの扱い方から説明をいただきました。
生徒たちは最初、緊張していましたが竹内先生が分かりやすく進めてくださったので、リラックスして食事をすることができました。
「マナーとは、同席する人に不快な思いをさせないこと。」と竹内先生のお言葉がありました。
今回、テーブルマナーを体験することができ、正式な場でのルールや人への思いやりの心を学べました。この経験を忘れず素敵な大人になっていって欲しいと思います。
12月5日(木)、第2回学校運営協議会を開催しました。本校では令和4年度から設置しており、年3回会議を開催しています。 委員は保護者、地域住民、自治体関係者、地元企業等関係者、NPO法人職員、大学教員、校長などで構成されています。
今回は、学校経営計画や地域連携を通じた教育活動などについて中間報告を行い、委員のみなさんから質問や意見をいただき協議しました。
委員の方から、保護者や地域の方に津山東高校の教育活動などをもっと知ってもらうために、情報発信としてSNSの活用をしてはどうか、2年生の「総合的な探究の時間 全体発表会」を保護者の方にも見てもらうことはできないか、などの意見をいただきました。
いただいた意見を校内でも協議し、より「開かれた学校」を目指していきたいと思います。
全国大会に出場した食物調理科3年生が、12月3日(火)、安東校長に受賞報告を行いました。
今回、うまいっしょ甲子園と、全国高校生クッキングコンテスト の2つのコンテストです。
まず、11月9日に開催された「うまいっしょ甲子園 全国高校生料理選手権2024」に 食物調理科3年の木元芹奈さんと川原環楽さんが出場し、 審査員特別賞を受賞した報告を行いました。
安東校長から「準備の段階から練習をしっかりやって、真剣な表情を見させてもらった。完成した料理はジビエ肉の存在感もあって、非常においしそうだと思った。ぜひこの経験を生かしてさらに飛躍してください。」と称えました。
川原さんは「この経験を生かして卒業制作展示発表会を頑張りたい。」と喜びとともに語りました。
次に、 10月27日に開催された「 第34回全国産業教育フェア栃木大会 さんフェアとちぎ2024 全国高校生クッキングコンテスト」に、食物調理科3年の井上美嶺さんと藤本麻央さんが出場し、特別賞を受賞した報告を行いました。
安東校長から「大会に向けて非常に真剣に取り組んでいる様子が印象的だった。試食の際には、何とか日本一を取ってもらいたいと思い、いろいろアドバイスをしたが、前向きにとらえて頑張ってくれてうれしかった。これからも頑張って欲しい。」と称えました。
井上さんは、「納得のいく結果ではなかったが、全国大会で学んだことを今後に生かしていきたい。」、藤本さんから、「悔しい結果にはなったが、最後まで2人で協力できたのはとても良かった。」と大会を振り返りました。
ふっくら Soy 天津飯
10月に行われた第11回豆乳レシピ甲子園(日本豆乳協会主催)で入賞した食物調理科3年木元芹奈さんが12月3日(火)、安東校長に受賞報告を行いました。木元さんは、「豆乳おかず部門」で「ふっくら Soy 天津飯」を考案し最優秀賞を受賞しました。
この大会は、最終選考に残ったレシピを実際に料理研究家の方がレシピに沿って調理し、最終審査が行われています。
「豆乳おかず部門」最優秀賞
安東校長から「素晴らしいことで、朝日中高生新聞にも取り上げられ、全国から2,200件、72校からの応募の中から選ばれました。学校も最優秀賞をいただき、個人でも団体でも全国に名声を轟かせ本当に素晴らしい。」と称えました。
木元さんは、「今後は卒業制作展示発表会で良い結果を残せるように頑張りたい。」と笑顔で語っていました。
<作品紹介>豆乳あんは豆乳の苦手な人でも食べやすいように、大豆の青臭さが少なく甘みのある調製豆乳を使用し、味付けを味噌にすることで、少ない調味料で仕上げることができ、豆乳の白さをいかすことができるレシピになっています。
本校は、優秀な作品が最も多かったとして、「最優秀学校賞」も授与されました。また、11月10日の朝日中高生新聞にも掲載されました。
今回新設された豆乳協会に加盟している企業によるメーカー賞の中から、木元さんは「マルサンアイ賞」、本校は「キッコーマン賞」をいただいています。
12月3日(火)、 令和6年度食肉惣菜創作発表会「2024ミートデリカコンテスト」 に出場する食物調理科3年生長尾実果さんの激励金贈呈式を行いました。
長尾さんから、コンテストに出品する作品の紹介が行われ、 その後、同窓会とPTAからの激励金が、それぞれ会長に代わり安東校長から贈呈されました。
安東校長から、「全国大会に行くということは、津山東高校の代表であり、岡山県の代表でもあるので、緊張すると思うが、いつものようにハキハキとプレゼンをし、元気よく頑張ってきてください。」と激励をいただきました。
長尾さんから、「初めての全国大会でとても緊張しますが、全力を出して頑張りたいと思います。」と誓いました。
令和6年度食肉惣菜創作発表会全国大会「2024ミートデリカコンテスト」 は、令和7年1月11日(土)に武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区)で開催され、県大会(書類審査)で最優秀賞に輝いた長尾さんが、岡山県代表として本選(実技調理・試食等)に挑みます。
「こんなお惣菜がお肉屋さんにあったらいいな」と思う国産食肉を使った食肉惣菜をテーマ とする大会です。
11月29日(金)、一般社団法人ヤングケアラー協会代表理事 宮崎成悟先生を講師にお迎えして人権教育講演会を行いました。
今年6月に子ども・若者育成支援推進法が改正され、ヤングケアラーの定義として対象とする人が広くなったことや、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象にヤングケアラーが明記されるなど、社会的にも動きがある「ヤングケアラー」についての理解を深めることを目的に実施しました。
講演会の中では、ヤングケアラーとはどのような人たちのことを言うのか、ということや、身近なコンテンツを例に家庭を取り巻く社会状況がどのように変わってきているのかを分かりやすく教えていただき、ヤングケアラーはこれから増えていくだろうということを考えることとなりました。
また、ご自身の体験談も詳細に伝えてくださり、生徒たちも様々なことを考えながら聴いていました。
宮崎先生から「ヤングケアラーは特別な存在ではなく、誰でもそうなる可能性がある」「自分がヤングケアラーだと思ったら、小さなことでも周りの大人に頼ってみよう」ということを伝えていただきました。
また、最後には生徒へのメッセージとして、「自分が歩む道がどれだけ暗く一本しかないものだと感じても、灯りをともせばそこには他の道がいくつかある。そしてその複数の道から自ら選び納得して歩むことが大切だ。相談は選択肢を増やすことだと考えてみる。」といった内容を伝えていただきました。
先入観や自分が持つ尺度のみで自分や他者について判断することなく生きていくことがどういうことなのか、どのように自分自身と他者と向き合い手を取り合っていけば良いのか、講演会を通じて考えていくきっかけになりました。
津山東高校の情報をお届けします! ~殻を破ろう 人と繋がろう~