1月31日(水)、看護科1年生が高取茂樹先生と5代目盲導犬を講師にお迎えしました。
高取先生のお話を聞き、視覚障がいの方がどのような生活なのか、また、私たちはどのような対応やサポートをすれば良いか学びました。
高取先生は、講演中も見えているかのようにパソコンを使いこなし、お話をしてくださいました。その姿を見て生徒たちは「おぉ!」と反応し、全てに驚きの反応を隠せません。
講演中でも盲導犬は、高取先生の指示にすぐ動けるように待機し、静かに仕事をしていました。
高取先生から「私たち感覚障がいをもつ方の生活は情報機器の進化に伴って格段に良くなってきた。でもまだ不便なところもある。障がいを一つの特徴としてとらえ、みんなと同じ一人の人間として見て接してほしいし、どんな患者さんでも目を見て接してほしい。」と呼びかけられました。
実際の支援方法として、介助者の体の使い方やスマートフォンを使用して誘導をすることなど体験をしました。
通常のアプリでも文字は読み上げますが、スタンプなどの記号は伝わらないことから、スタンプなど簡便なものに頼るのではなく、誰にでも伝わるように丁寧にメールを打つことが大切だと学びました。
高取先生から、時代とともに支援方法が変化していくが支援の最初は変わらないので、勇気元気優しさを持ち「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてほしい、と教えていただきました。
また、実際に視覚を遮り、ペアで歩行を行ってみました。
見えないことは怖いけれど、介助者の声を頼りに歩行しました。このことから、支援する人は障がいを有する人の命を預かり、障がいを有する人は支援する人に命を預けるといった、お互いの信頼関係も大切だと学びました。
生徒代表が、「感覚障がいがどのようなものか深く理解できた。ただ眺めるのではなく社会の生活に積極的に参加して、最初の支援として勇気元気優しさを心に留めて人との関わりを大切にしたい。自分たちから声をかけていきます。普段から丁寧なコミュニケーションを意識して、信頼関係を大切にできる素敵な看護師になれるように頑張ります。」と決意を述べました。
最後に高取先生が退室される際、盲導犬がどのように先生を誘導するのか障害物をどのように伝えるのかを実際に見せていただきました。
一般選抜をはじめ、総合型選抜、学校推薦型選抜と入試形態が多岐にわたるなか、多くの大学で小論文が課されます。
1月26日(金)、 1年生が小論文の基本的な書き方を学ぶために、(株)Gakkenの玉田真由美先生をお招きしました。
小論文と作文の違い、時間配分や構成の仕方、課題文の着目すべきポイントを教えていただいた上で、段落ごとに要旨をまとめる練習を行いました。
また、小論文の上達法として、ドキュメンタリーやニュース、YouTubeを活用しながら時事ニュースに関心をもつようにアドバイスをいただきました。
最後に、生徒代表 が「小論文とは、自分の意見を根拠をもとに述べ、前向きな展望を書く必要があると学ぶことができました。」とお礼の言葉を述べました。
普通科1年生は、今回の講演会で学んだことを生かして2月に小論文模試を受験します。根拠を持って自分の意見を論理的に述べてくれることを期待します。
1月24日(水)、 看護科3年生を対象に、母性看護について理解を深める目的で、赤堀クリニック看護部長 妹尾雅代先生にお越しいただき、講義を受けました。
妹尾先生から、胎児の成長過程や妊娠中の母親の変化、分娩の進行度に合わせた胎児の様子をモデル人形やスライドを使ってわかりやすく説明をしていただきました。
胎児は子宮の中であくびやしゃっくりをしたりして、呼吸の練習をしていることに生徒たちはとても驚いていました。
今回の講演を通して、満足のいく出産ができるよう、妊婦さんだけでなく夫や家族に対して関わりをもつ大切さを学びました。
また、自分を生んでくれた母親、家族のサポートに感謝の気持ちを持つことにつながりました。
1月12日(金)、一年生百人一首大会を開催しました。
体育館で生徒を18グループに分け、日本の古典文化に触れながら、学年全体で親睦を深めるという目的で行いました。
各グループともに白熱したバトルを繰り広げました。
全集中で臨んでいます。
上の句で取る生徒もいれば、下の句が読まれてやっと探す人もいるなど様々な戦い方をしました。
試合終了後は、「何枚あるかな。」と友達と会話しながら、個人の札枚数を数えていました。
クラス表彰では、1位に5組、2位に1組、3位に4組が輝きました。
新年最初のLHRは最高の思い出ができました。
12月13日(水)、看護科3年生を対象に津山第一病院看護師長 岡田陽子先生をお招きして、「私の看護観」というテーマで講演をしていただきました。
「看護職の倫理綱領」を用いながら、私たちの行動や看護実践を振り返り、看護職の責任について考える機会となりました。
先輩看護師の経験に基づいたお話は、生徒自身の職業観の育成に大いに役立たせることができました。
12月8日(金)、1年生を対象とした性教育講演会を開催しました。
「未来のパパ&ママを育てる出前講座等推進事業」の一環で、新見公立大学健康科学部看護学科講師 川下菜穂子先生に、「高校生に必要な性と健康~お互いを大切にする関係性を育むために~」と題しご講義いただきました。看護学科の学生2名も来校し協力してくださいました。
最初に2名の学生から、10年後の自分のために何ができるか、ライフプランを考えてみようと提案され、仕事を通してのキャリア形成や結婚・妊娠・出産などなりたい未来について考える機会をいただきました。
次に川下先生から、未来の自分のために今できること、好きな人との付き合い方について話していただきました。
避妊方法や性感染症とその予防法について、性暴力・性犯罪・デートDVについて、詳しく話していただき、相談窓口も紹介してくださいました。生徒たちは真剣に話を聞いていました。
最後に生徒代表が、「身近なSNSでのやりとりがデートDVや性暴力につながることもあると聞き、高校生として未来の自分たちのためにお互いを大切にした関係性を築くこと、困ったときは大人に相談することも必要であると学ぶことができました。」とお礼の言葉を述べました。
11月17日(金)、オフィス ドゥ・プラスの小林正和先生をお招きして、「インターネットにおける人権」というテーマで講演していただきました。
小林先生は、昨年度まで福山大学で教授をされており、その知見を生かしてネットモラル向上に関する内容をお話していただきました。
インターネットにおける誹謗中傷など時事的な話題を交え、SNS等とどのように付き合えばよいか、具体例を挙げつつ、話をしてくださったので、生徒たちは真剣に小林先生の話を聞きました。
この講演会を機に、インターネットにおける振る舞い方や、スマートフォンの扱い方などを考える機会にしてほしいと思います。
10月27日(金)、SNSの正しい使用方法や薬物の危険性などを学ぶために、津山警察署生活安全課の幸田吉夫先生をお迎えして、ネットモラル・薬物乱用防止講演会を開催しました。
生徒たちは幸田先生の講演を聞く中で、大半の生徒が使用しているSNSの使い方を間違えてしまうと危険なことにつながることを再認識しました。
また、薬物についても実際に薬物乱用をしてしまうとどうなってしまうのかなどをお話しいただき、「絶対に使用しない」と強い意志を持つとともに正しい知識を身に付ける良い機会となりました。
講演後の質疑応答では積極的に手をあげて質問を行う生徒もおり、生徒一人一人がネットの使い方や薬物について深く考えることができました。
10月23日(月)、看護科3年生は人体と看護(微生物)の授業において、感染症患者及びその周囲の人に対する差別の特徴と、差別や偏見がなぜ生まれるのか、そしてどのように向き合っていけば良いのかを学ぶことを目的とし、『私たち一人ひとりができること ~当事者意識をもって考えるコロナ差別~』というドラマを視聴しました。
ドラマ視聴後、 生徒たちはドラマに登場していたシトラスリボンプロジェクトの想いに賛同し、シトラスリボンを作成し大切な人へプレゼントすることにしました。
シトラスリボンプロジェクトとは、コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした前田 眞先生(愛媛大学社会連携推進機構教授)、甲斐朋香先生(松山大学法学部准教授)【「ちょびっと19+」共同代表】が発起人となったプロジェクトです。
愛媛特産の柑橘にちなみ、シトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動を広めています。 リボンやロゴで表現する3つの輪は、地域と家庭と職場(もしくは学校)です。
実際に作ってみると、思った以上に難しく何度も何度も結びなおしましたが、リボンを贈りたい人のことを考えながら、心を込めて作ることができました。
今回の活動への参加を機に、新型コロナウイルスをはじめとしたあらゆる感染症などへの差別や偏見をなくし、地域のだれもが「ただいま」、「おかえり」と、言い合えるまちづくりに参加していこうと思います。
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