安東校長からは、始業式の式辞として、岡山県高校生会議や高校生夢育PBLに参加した生徒の様子が紹介され、自分の言葉で聴衆に熱く語りかける力は、日々の授業によって培われている成果であるとして、「散歩のついでに富士山に登った人はいない」という小宮一慶さんの言葉とともに、「計画・準備なくして目標は達成しない、是非今年は目標を定め、その目標に向けて計画・準備を行い、達成してほしい。」との言葉がありました。
生徒活動報告では、令和6年度ケロウナ・カナダ語学研修に参加した生徒を代表して、2年生普通科の立田吏紗さんが12月8日~21日の2週間の研修報告を行いました。
報告の中で立田さんはスライドを使って様子を紹介しながら、「言葉が違うにもかかわらず気軽に話しかけられたことで、とても温かい気持ちになりました。」と、多国籍の方々が共に暮らしていても、国や言語の違いによる壁がないことを実感したことから、「人とつながり合うことの大切さを学んだ。」と報告しました。
最後に、諸連絡として、
教育環境部長の石堂先生からは、換気、手洗い、咳エチケット、とインフルエンザ等の感染症対策を徹底すること、
進路支援部長の射場先生からは、課題や提出物を必ず出すこと、資格取得に力を注ぐ、そのために手帳を有効に活用すること、
生徒支援部長の清水先生からは、引き続き元気な挨拶をすること、校内だけでなく校外でも自転車の施錠を習慣化すること、早めに安全に登校すること(送迎の場合は保護者の方へのご協力のもと)、部活動についても大切な試合に向け寒さに負けず頑張ってほしい、
と呼びかけがありました。
巳年にちなんで、たくさん脱皮をし、すばらしい成長の年にしていきましょう。
12月24日(火)、2学期終業式に先立ち収納報告を オンライン形式で行いました。
2学期に表彰された生徒たちが全校生徒に報告し、安東校長に収納しました。
大会、コンクールに入賞した生徒は成績とともに今後の活動に対する意欲や後輩へのエールを述べました。
教室では、選手たちの健闘を大きな拍手で称えました。
引き続き、全国大会に出場する生徒への壮行式を行いました。
令和7年1月11日(土)に武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区)で開催される、平成6年度食肉惣菜創作発表会全国大会「2024ミートデリカコンテスト」 に、 県大会で最優秀賞に輝いた長尾実果さん (食物調理科3年) が、岡山県代表として出場します。
安東校長からの激励の言葉の後、長尾さんから生徒の皆さんへ挨拶がありました。
大会への出場を祝し、教室から拍手が送られました。
12月24日(火)、オンライン形式で2学期の終業式を行いました。
安東校長の式辞では、「今年も生徒たちの真剣で生き生きとした顔を多く見ることができた。」と4月からを振り返り生徒の頑張りに労いの言葉をいただきました。
そして、これから受験や国家試験に挑む3年生、専攻科2年生には「努力する全ての時間が未来を決める。焦らず目の前のことから取り組むように。」とメッセージもありました。
最後に「これからも周囲に配慮ができ、思いやりのある心が持てる東高生でいてください。」と語りかけ、生徒も真剣に聞いていました。
10月23日(水)、食物調理科1年生を対象に令和6年度高校生への食育事業「満足ひとりご飯の講座」が行われました。
若者を中心に、朝食の欠食・野菜の摂取不足・ダイエット志向・外食依存などが進み、成人期以降の生活習慣病発生のリスクとなっているため、高校生の時期から食事選択の知識と自炊する技を身につけ、健康的な食習慣の定着を促すことを目的として、津山市内の県立高校を対象に美作保健所、美作保健所管内栄養改善協議会によって実施され、4年に1回本校で行われています。
はじめに、美作大学食物学科の実習生の方から食事についてのミニ講話があり、その後各班に分かれて「簡単!美味しい朝ごはん」としておにぎらず、ふんわり卵キッシュ、野菜たっぷりみそ汁の調理を行いました。
美作保健所管内栄養改善協議会の栄養委員さんから作り方を教えていただき、手際よく調理を進めていきました。
おにぎらずはのりの上にご飯や具を置く位置や量に苦戦していましたが、切って断面がきれいだったときには歓声が上がりました。
また、みそ汁は各班、塩分濃度を計測し、ほぼ、1%前後の塩分となっていましたが、中には0.4%と、かなり塩分濃度の低い班もありました。みそ汁には思った以上に野菜がたっぷり入り、だしと野菜のうま味がしっかり出ていて、薄味でも美味しいみそ汁にでき上がりました。
キッシュは、若者の好きな具がたっぷり入り、電子レンジで簡単にでき、アレンジもできそうな一品でした。
料理ができた後、今日の振り返りをしながらみんなで美味しく試食をしました。
最後に生徒代表から、今日教わったことを今後の生活に活かしたいと抱負を伝え、講座を修了しました。
12月8日(日)~12月21日(土)の2週間、カナダ語学研修を行いました。
姉妹校であるケロウナ高校 (Kelowna secondary school:カナダ ブリティッシュコロンビア州)との交流とバンクーバーでの語学研修へ、19名が参加しました。
ケロウナ高校への訪問は、今回で3回目となります。今年度は事前交流が実施できていませんでしたが、バディたちと会うとすぐに打ち解け、言葉の壁を感じさせない交流をすることができました。
ケロウナ高校では、バディたちと一緒に国語(英語)や数学や化学など通常の授業を受け、日本の学校との違いを経験することができました。
最終日には、バディたちとオカナガン湖のそばにあるスケートリンクでスケートを楽しみました。
バンクーバーでは、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の中で語学研修を行いました。
UBCまでは、各自ホームステイ先から公共交通機関を使い、通学しました。研修では、SDGsについて考え、その調査のために、UBCの大学生にインタビューしました。『英語を学ぶ』ことに加えて、『英語で学ぶ』ことを経験できました。
日本とは言葉だけでなく文化や考え方が大きく異なる環境の中で、自分たちの力で全てをやり遂げたことは大きな自信になったことと思います。この経験は、生徒たちにとって今後の学びや人生において、必ず大きな力となると確信しています。
12月20日(金)、1年生を対象にした性教育講演会(未来のパパ&ママを育てる出前講座等推進事業)を開催しました。
講師は赤堀クリニック看護部長 妹尾雅代先生です。妹尾先生は、この津山地域で長年にわたり周産期看護に携わる他、思春期の生徒を対象にした性教育や生命の尊さを伝える講演を県内幅広く行っておられます。
将来を見据えたライフステージをどのように迎えていくか、今の自分の心と身体を大切にすることを教えてくださいました。
また、妹尾先生は、長年の仕事を通した経験から日本の若者の性に対する捉え方や行動について、他国と比較しながら根拠を持って伝えてくださり、考える機会となりました。
生徒たちは手元資料も参考にしながら真剣に聞いていました。
梅毒という性感染症の感染者数が岡山県は全国第3位で多いと聞き、とても驚いたと同時に、性感染症は身近にあると思いました。
「性感染症や望まない妊娠から自分や大切な人を守るためには、正しい知識を身に付けて、自分の行動に責任を持つことが大切だと思いました。」などの感想が聞かれました。
講演の最後に、生徒代表がお礼の言葉を述べました。
12月13日(金)、食物調理科1年生は、京都市勧業館「みやこめっせ」(京都市左京区)で開催された京料理展示大会の見学、その後松井本館(京都市中京区)にて日本料理のマナーを習いました。
来年度学習する日本料理の動機付けや卒業後の進路について意識を高める目的として実施しています。
最初に訪れた今年118回目となる京料理展示大会は、京料理の有名老舗が一堂に集まり料理を展示されたものです。
生徒たちはその一つずつの作品をメモを取りながら丁寧に見学していました。
また、同じ会場で料理教室も開催され、和食の基本だしの取り方紹介や京料理には欠かせない道具も見ることができました。
下鴨茶寮(本校卒業生が携わった展示作品)
松井本館では会席料理をいただきました。
前菜・向付・煮物椀代り・炊合せ・揚物・進肴・止椀・御飯・香物・水物が順番に提供され、どの料理も美しくお皿との調和がとれていました。
食材にもこだわっておられ京野菜やふかひれなど生徒は普段食べたことがないものもあり興味深く味わっていました。
最後に生徒代表がお礼の言葉を述べました。
料理長からは秘伝のレシピを教えていただき、働く上での心構えを経験談も交えながら話をしてくださいました。料理やマナーに加え、非常に貴重な体験となりました。
また、卒業生2名が調理師として働いておりその姿も見ることができ、今後の進路について考える際の参考になりました。
12月9日(月)、美咲町にある「ユワデーのタイ料理」の店主である清水ユワディー先生に、食物調理科3年生がタイ料理を教えていただきました。
世界3大スープの一つとも言われるタイの伝統料理「トムヤムクン」は、12月4日に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、タイの文化的遺産が国際的も認められています。
生徒たちは、見たことのない食材や普段使い慣れていない調味料に苦戦していましたが、ユワディー先生のお手本通りに作ろうと取り組みました。
タイ料理は作業をする順番が特に重要で、材料を入れるタイミングが味に大きく影響するとのことで、生徒たちは、ユワディー先生に質問をしながら慎重に作っていました。
最後に、生徒代表がお礼の言葉を述べました。
今までタイ料理に触れる機会がなく、調理方法や味付けが難しかったですが貴重な経験になりました。
ユワディー先生からは体験談を交えながら、沢山のお話をしていただきました。「人生は一度きり」後悔のないようにと力強い言葉が印象的で、異国である日本で生活し、言葉もわからない中お店を出されているユワディー先生のお話しには説得力があり、とても明るくパワフルな先生から沢山の元気をいただきました。
12月6日(金)、カナダ語学研修の結団式が行われました。
姉妹校であるケロウナ高校 (Kelowna secondary school:カナダ ブリティッシュコロンビア州)とバンクーバー へ12月8日(日)~12月21日(土)の2週間訪問します。このプログラムには19名が参加します。
結団式では、安東校長から「高校生という、人生の可能性を秘めたこの期間に2週間も海外で過ごせること」が「これからの人生に大きな指針を与えてくれる」として、参加者の前途を祝福しました。そして、「学校や地域の良いところをどんどん紹介して、姉妹校やカナダとの友好の懸け橋になってほしい。」と激励の言葉がありました。
生徒代表者として中村にこさん(食物調理科2年)が「カナダとの国際交流を通して、様々な文化にふれながら、語学の向上を目指してしっかり勉強してきます。」と決意表明しました。
最後に、諸注意が担当教員からあり、参加者は緊張した面持ちで聴いていました。
12月8日(日)岡山桃太郎空港(岡山市北区)で、家族やJTB社員、そして安東校長をはじめ数名の先生方に見送られ、生徒たちは笑顔で旅立っていきました。カナダに向けて出発です。
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