「食物調理科」カテゴリーアーカイブ

キャリア教育文部科学大臣表彰

本校はこのたび、文部科学大臣から、キャリア教育優良学校として表彰されました。1月19日(木)東京港区の三田共用会議所講堂で表彰式とシンポジウム(主催:文部科学省・厚生労働省・経済産業省)があり、学校を代表して園田校長が表彰状を受け取りました。
キャリア教育とは、一人一人の社会的な自立のために必要な基盤となる能力を育成する教育のことです。今回の表彰は、長年の看護師・調理師養成の実績に加え、行学で行っている探究活動や地元企業PR動画の制作など、本校の地域に根ざしたキャリア教育の実践が全国レベルであると評価していただいたものと捉えています。


これまでの実践に関わってくださった地域の皆様、卒業生や旧職員の皆さんに、心から感謝を捧げたいと思います。

今回の表彰を励みにして東高は、生徒一人一人が社会的自立していく基盤を築く活動に、今まで以上に力を入れていきたいと思います。ありがとうございました。

あめ細工特別講座(食物調理科3年)


1月16日(月)、食物調理科3年生を対象に「あめ細工」特別講座を実施しました。講師は江原誠先生、パティスリーマコトエバラ×モンレアルのオーナー兼パティシエをされています。

砂糖の科学性と熟練した技により、芸術的な作品が生まれることを学びます。江原先生の技を近くで見ることができ、生徒は驚きの連続でした。


今回は「引きあめ」を教えていただきました。材料はグラニュー糖、パラチニット(あめの結晶化を防ぎ、伸ばしやすくする)、水という少ない材料ですが、温度管理や引き方など熟練の技術を要します。



毎年、本校に入学する前から楽しみにしている生徒もおり、積極的に先生に質問し作業を進めていきました。


「引きあめ」でバラを作りましたが、色付けや花びらの形、成型に苦戦し様々な形のバラが出来上がりました。
改めて江原先生のすごさとあめ細工の奥深さを知ることができ、極めることの大変さを味わうこともできました。
今回学んだ芸術性を今後調理する上で活かしていきたいと思います。

カナダ語学研修[報告式](1・2年)

1月13日(金)、カナダ語学研修の報告式を行いました。

最初に、UBC(ブリティッシュコロンビア大学 :カナダ ブリティッシュコロンビア州 )での語学研修の修了証書が園田校長から生徒たちに一人ずつ授与されました。
語学研修最終日が大雪のため休講となり、まとめ発表や修了式を行うことができなかったため、この日の授与となりました。

次に、生徒代表の大川翔大さんと酒井裕香さんが、カナダで学んだこと、感じたことをそれぞれ報告しました。
ホストファミリーと心を通わせる関係ができた喜びや、伝えたいことが伝わらないもどかしさを経験して、もっと英語力をつけたいと強く思ったことなどを語っていました。
もう一度、ケロウナを訪れる!という目標もできたようです。

生徒の報告を受けた園田校長は、「皆さん、結団式の時よりも一段と成長したように感じます。貴重な体験をしっかり記録に残し、これらの人生に確実に生かしてください。」とメッセージを贈りました。

4月には、今度はケロウナ高校の生徒のみなさんが来校する予定です。日本での再会を心待ちにしています。

卒業制作展示発表会のお知らせ(食物調理科)

今年度の食物調理科卒業制作展示発表会を令和5年1月24日(火)12:00~18:00で開催いたします。一般公開並びにパウンドケーキの販売を予定しています。
なお、14:00~15:00ごろまでは表彰式のため展示会場に入場することができません。この間は、別室にてオンラインで様子をご覧いただけます。
ぜひ、3年生の集大成の作品をご覧ください。

テーブルコーディネイト特別講座(食物調理科3年)



12月20日(火)、食物調理科3年生が Table & Life Creation 専任講師 小池佳子先生と公認講師 最所養子先生をお招きし、テーブルコーディネイトの講座を開催しました。

お客様に料理を提供するには、美味しい料理を作るだけではなく、食卓の演出も必要であることを学び、色の組み合わせ、食器の配置、お花の選び方などを教えていただきました。

その後、2種類のナプキンの折り方を学びましたが、生徒たちは意外にも苦戦しながら折りたたんでいました。

生徒たちは講義を受けた後、4つのグループに分かれて、自分たちで考えていたテーマやシーン等を表現するために、テーブルクロスの色や花、食器などをセッティングしていきました。
なかなか思うようにはいかず、何度も一からやり直したり、講師の先生方に助言をいただいたりしながら、何とか作り上げることができました。

この体験を生かして卒業制作展でそれぞれ個性あふれる表現をしてくれることと思います。

おいしく減塩!高校生レシピコンテスト(食物調理科2年)


12月17日(土)、「おいしく減塩!高校生レシピコンテスト」が食物調理科2年生を対象に開催されました。

本来は9月に行う予定でしたが、台風の影響で延期となり、さらに今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般公開は行わず関係者のみの開催となりました。



ほとんどのチームが夏~秋をイメージしたメニューだったため、今回、食材を多少変更しながらも難しい減塩というテーマに添ったプレゼンテーションを行いました。

1 減塩し隊
鶏肉のソテー ジンジャーソース・夏野菜のピンチョス 
2 らぶ ちゃいな
しそぎょうざ・はるさめスープ
3 カレリーナ  
スープカレー・ポテトサラダ
6 もぐもぐ まぐまぐ 
ぶりの吸い物・紅白なます
8 岡山の「うまい」を伝え隊  
岡山の「うまい」を閉じ込めた蒜山おこわ・瀬戸内レモン香る桃の油淋鶏
4 NaCl 

最優秀賞

NaCl 
「生姜かんじる出汁ビーンズ・ナッツ感じるチーズサラダ」

生姜かんじる出汁ビーンズ・ナッツ感じるチーズサラダ

<作品紹介>
家族みんなで楽しむ食事をテーマに、血圧を下げないといけない父親のことを考えた休日の夜飯です。出汁ビーンズは、多くの野菜を組み合わせ、うま味、栄養価の高い食べ応えのある料理です。サラダは、塩分の少ないチーズと満足感の得られる野菜を組み合わせています。

5 おじゃるまゆ 

優秀賞(津山市)

おじゃるまゆ 
「もち麦サムゲタン・自然薯とほうれん草のナムル」

もち麦サムゲタン・自然薯とほうれん草のナムル


<作品紹介>
最近の韓国ブームで誰でも食べれる料理を作りたいと思い考えました。2つのメニューとも調理工程が簡単で、地産地消に貢献できる料理です。

7 ユイマール  

優秀賞(味の素)

ユイマール  
「はちみつ香る照り焼きチキン・野菜たっぷりポトフ 」

はちみつ香る照り焼きチキン・野菜たっぷりポトフ


<作品紹介>
2つの料理とも減塩調味料を使用して味付けをし、照り焼きチキンには津山産のはちみつをソースに使用することで味にコクを追加しました。ポトフは野菜をたっぷり使用することでうま味を引き出し、津山産のショウガを使用し寒い冬場に体を温めてくれる一品にしました。

今年度で11回目を迎えたコンテストですが、関係皆様のお蔭で無事終えることができました。
毎年、生徒たちがテーマに添って新しいメニューを考え、それぞれの思いをしっかり込めています。今後、地域の皆さんに少しでもたくさんお披露目できるように普及活動をしていきたいです。

フラワーアレンジメント特別講座(食物調理科3年)

12月15日(木)、食物調理科3年生を対象にフラワーアレンジメントの特別講座を実施しました。
講師は、有限会社土井花店代表取締役専務 土井満美子先生と従業員の宮野夏海先生です。

食卓を演出することで、料理が華やかになり価値も高まります。その演出技術を習得することを目的として、フラワーアレンジメントを学びました。


今回の花材は、紅水木(ベニミズキ)・ガーベラ・コットンフラワー(ワタの木)・グニューユーカリ・クリスマスホーリーの5種類でクリスマスをテーマに生けていきました。


華道の授業と同じ花材を使いましたが、生け方が全く違いました。まず、オアシスに挿すのが難しく、華やかにバランスよく生けるのに苦労しました。

実習後、生徒がアレンジメントを家に持って帰ると「母が綺麗と、とても喜んでくれ、すぐに飾ってくれた。」とのことです。

校外研修[京都](食物調理科1年)


12月14日(水)、食物調理科1年生が科目「生活産業基礎」の授業の一環で京都へ研修に行きました。
この期間は、京都市勧業館「みやこめっせ」では、京料理展示大会(京料理組合主催)が開催されており職業観を育成することを目的として行いました。


会場は、多くの企業が参加して京料理や細工寿司などが展示されており、プロの調理師の方が日頃の研鑽の技や成果を披露する場となっています。
生徒たちは実際にプロが作った料理に触れ、感銘を受けました。


午後からはホテルオークラ京都において日本料理のテーブルマナー講習会を受けました。
講師の先生からは日本料理に関する知識とテーブルマナーについて約2時間にわたり、実技を踏まえて教えていただきました。


生徒たちは、初めての経験で戸惑いや、緊張した様子でしたが、講師の先生のお話を聞きながらメモを取り、学んだことを実践しようと努力していました。
また、初めていただく料理にも感動していました。

最後に、「テーブルマナーでは上手くできない時もありましたが、日頃から今日学んだことを意識して活かしていきたい。」と、生徒代表が講師の先生やスタッフのみなさんにお礼の言葉を述べました。


来年から本格的に日本料理について学ぶようになりますが、今日の経験をしっかり活かしてくれることを期待しています。

美作地区読後感想文コンクール[表彰式]

12月13日(火)、津山高校図書館にて、第12回美作地区読後感想文コンクール(岡山県高等学校教育研究会学校図書館部門美作支部主催)の表彰式が行われました。
本校では、読書を通して人生を豊かにしていくために、毎年夏に、1・2年生が読書感想文に取り組んでいます。校内選考を経て、毎年、美作地区読後感想文コンクールに応募してきました。
今年度は、応募した生徒のうち、4名が入賞し、表彰を受けました。


最初に、入賞者一人ひとりの作品について講評があり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
続いて、表彰がありました。一人ずつ前に出て、緊張した面持ちで、表彰状と副賞(図書カード)を受け取りました。


最後に、受賞者を代表して、黒田暖乃さんが受賞の言葉として、感謝の気持ちとともに、今後も読書に励んでいきたいという決意を述べました。
生徒たちは、身の引き締まる時間を過ごすことができました。

これからも、本校の生徒たちが、読書に親しんでほしいと願っています。

【本校からの入賞者】
<最優秀> 『向き合って生きていく』
      黒田 暖乃 (食物調理科2年)
<優 秀> 生きるとはー『プラヌラ』を読んでー
      千後 天羽 (普通科1年)
<佳 作> 大切なこと 
      谷 希乃香 (食物調理科2年)
<佳 作>  魔女
      下山 小遥 (普通科2年)

性教育講演会(1年)


12月9日(金)、1年生を対象とする性教育講演会(オンライン)を開催しました。
この講演会は、岡山県健康福祉部健康福祉課主催“未来のパパとママを育てる出前講座”によるもので、岡山県立大学保健福祉学部看護学科 川下奈穂子先生にお話をいただきました。

「ライフプランを考えること」、「AYA世代のがんとその予防法を知ること」「性暴力・性被害から身を守ること」「性の多様性・自分らしさについて考えること」という多岐にわたる内容についてお話いただきました。

生徒たちがこれからの生き方について真剣に考える良い機会となりました。