「食物調理科」カテゴリーアーカイブ

食肉惣菜創作発表会[岡山県大会](食物調理科3年)

11月4日(土)に公益財団法人岡山市ふれあい公社(岡山市中区)で岡山県食肉事業協同組合連合会主催、食肉惣菜創作発表会岡山県大会が開催されました。

食肉消費拡大のためお肉屋さんで販売するための惣菜をテーマにコンクールが行われました。
書類選考により県内で10名が選ばれ、本校から食物調理科3年 前田心桜さんと黒田暖乃さんの2名が県大会出場となりました。


開会式後すぐに調理実演がありましたが、2人とも落ち着いて調理ができ時間内に4パック分の惣菜を作ることができました。
慣れない調理室ではありましたが、学校での実技試験の方が緊張するようで、審査員の方の質問にも答えながら調理を進めました。

優秀賞

前田心桜さん考案
「サクッとキャベツの肉チーズ巻」

揚げ物で周囲が脂っこいので、中はさっぱりとしたキャベツにしました。 周りはサクッと中は柔らかく、触感の違いも楽しめます。

黒田暖乃さん考案
「パリジュワ春コロ巻き」

コロッケと春巻きという揚げ物を2つ掛け合わせることで、新触感にこだわりました。お肉でコロッケを巻いているので、肉汁も感じられ美味しくいただくことができます。


結果は前田さんが優秀賞を獲得することができました。最優秀賞は全国大会に出場ができますが、一歩及びませんでした。


審査委員長からのお言葉の中で、ここ数年の中で審査が最も難しかったと言われました。全体的にレベルが上がり、どの作品も素晴らしかったとお褒めの言葉もいただき、前田さんも黒田さんも大健闘だったと思います。

タイ料理特別講座(食物調理科3年)


10月30日(月)美咲町でタイ料理店を営んでおられる、清水ユワデー先生に食物調理科3年生を対象にタイ料理を教えていただきました。


世界各国の料理は文化や気候が反映されています。各国料理について知ることで広い視野を持ち、柔軟な思考に繋がることを目的に毎年実施しています。

「タイ風焼きそば」 タイビーフンで作る焼きそば
「トムヤムクン」 世界三大スープ


ユワデー先生のユーモア溢れる授業に生徒たちも興味津々でデモンストレーションを見ていました。

特にタイ料理は味付けが難しく、ユワデー先生に味見をしてもらい、味を直していただきました。


最後にユワデー先生の体験談をお話ししていただきました。
日本に来た理由や苦労したお話から、「『できないことはない』『人生負けるもんか』の精神でこれからの人生を進んでほしい。」と、様々な困難を乗り越えられたユワデー先生の言葉には重みがあり、生徒たちも真剣に聞いていました。

ネットモラル・薬物乱用防止講演会(1~3年)



10月27日(金)、SNSの正しい使用方法や薬物の危険性などを学ぶために、津山警察署生活安全課の幸田吉夫先生をお迎えして、ネットモラル・薬物乱用防止講演会を開催しました。

生徒たちは幸田先生の講演を聞く中で、大半の生徒が使用しているSNSの使い方を間違えてしまうと危険なことにつながることを再認識しました。

また、薬物についても実際に薬物乱用をしてしまうとどうなってしまうのかなどをお話しいただき、「絶対に使用しない」と強い意志を持つとともに正しい知識を身に付ける良い機会となりました。



講演後の質疑応答では積極的に手をあげて質問を行う生徒もおり、生徒一人一人がネットの使い方や薬物について深く考えることができました。

全国高校生クッキングコンテスト(食物調理科3年)

10月29日(日) 、福井県立奥越明成高等学校(福井県大野市)において、 第33回全国産業教育フェア福井大会「さんフェア福井2023」の一部門である「全国高校生クッキングコンテスト」が開催されました。

本校から 食物調理科3年生の樋口 凜さん、黒田暖乃さんが出場し、一次審査を突破し、二次審査ではコンクール会場で実技調理、試食審査が行われました。

この大会は、全国の高校生がこれまでに家庭科で学習した知識と技術を生かし、食に対する関心を高めるとともに、創造性を養い、調理技術の向上及び健全な食生活を実践する力を育むことをねらいとして開催されました。
今年の課題は、福井県の高校生が開発した鯖缶と、参加者の郷土の特産物を生かした、米を主食とした「幸福をよぶ丼ランチ」の創作です。
材料費は1食600円以内で50分以内に3食の調理と盛り付けをすることが条件です。
全国から43チームの応募があり、書類審査によりいずれも常連校の6チームが当コンテストに出場しました。

プレゼンテーションの制限時間は3分です。何度も発言内容の構成を行い、前日遅くまで原稿をしっかり読み込み、2人の息を合わせるように練習を行いました。
本番はかなり緊張し、足が震えながらもなんとか時間内に料理の説明と、料理に対する思いを伝えることができました。

七福ビックバン丼

七福神をテーマにし、恵方巻きの七福巻きの具を私たちなりにアレンジしたものになっています。恵方巻きの穴子を主役であるサバに替えて作り、さらに宇宙を連想するように、ライスペーパーで作ったリングで惑星のガスを表現しました。この中心の大福は、半熟卵をサバあんで包み、さらに地元でとれた餅状にした自然薯をかぶせて惑星をイメージしています。食べるとモチモチ、パリパリ、シャキシャキとたくさんの食感が楽しめるます。

吉野サバの吸い物~おみくじ入り~

この汁の底には、おみくじが隠れており、ニラのひもを引っ張っると幸福の象徴をかたどった生姜がついています。ニラは岡山の特産である黄ニラを使用しています。そして生姜は地元の農家さんに協力していただいて、私たちが植え付け、収穫したものを使用しました。中心のサバはうま味を閉じ込めるために吉野仕立てにし、シンプルな味つけでもサバ缶のおいしさを楽しむことができます。

黒豆とトマトのカッサータ

このカッサータには桃太郎トマトのドライトマトと炒り黒豆、きな粉を使っています。どれも岡山県の特産です。岡山県→桃太郎トマト→桃太郎→鬼→黒豆という風に、このカッサータには鬼に強いものがつまっています。鬼もやっつける強いパワーと地元への愛がたっぷりつまったデザートになっています。

このコンテストに向けて何度も実技練習を重ね、時間的にも余裕をもってできるようになっていました。しかし、やはり勝手が違うことと、緊張で思った動きができず、お互いの調理分担が乱れてしまい、制限時間ギリギリに出来上がり焦りが料理にも表れたと思います。



作品名
「~幸福の象徴七福神は実は火星人だった件について~」

特別賞

結果は特別賞ということで、上位の賞に入賞することはできませんでした。
大きな大会に出場できただけ喜ばしいことではありますが、やはり金銀銅賞を取りたいという思いがあり、とても悔しさが残りました。


審査員の方の講評では、「タイトルから楽しさが伝わり、食べるのが楽しみで、食べる人が仕上げる仕掛けも良かった。チームワークがよく、とても衛生的な調理ができていた。」と言っていただけて、日ごろから心がけていることをほめていただけてうれしく思いました。


今後は気持ちを切り替えて、お互いの専門分野の力が発揮できる卒業制作展示発表会に向け、今度こそは上位の賞に入賞できるように力を尽くしたいと思います。

備前焼特別講座Ⅱ(食物調理科3年)

10月28日(土)、6月に作陶した備前焼を美作市の登り窯で窯焚きをし、10月に窯出しが行われました。
数ヶ月ぶりに自分の作品を手に取った生徒たちは、焼き色の美しさに感動していました。生徒の中には、「持ち帰って早速使ってみたい。」「卒業制作展示発表会で使いたい。」と楽しそうに話す姿が見られました。

今回の体験を通して、料理をより美味しく演出してくれる器について学び、岡山県の伝統工芸とふれあう貴重な経験になりました。

「だし活」津山の食材を知ろう2023Ⅲ(食物調理科2年)

10月25日(水)、4月に植付けを行ったショウガの収穫を食物調理科2年生が行いました。

圃場に行くと大きく伸びたショウガの葉があり、まずその成長ぶりに生徒たちも驚いていました。
指導者の中井さんから収穫方法を教わり、手分けをしてスムーズに取り組むことができました。


生徒たちの植えた親ショウガとそこから成長した新ショウガを仕分けし、日頃使っているショウガの生命力を感じました。


この活動を通して農家さんの苦労を間近で感じることができ、これからの調理実習でもこのことを忘れず、感謝の気持ちと共に取り組んでいきたいと思います。

激励金贈呈式Ⅰ(食物調理科3年)

10月24日(火)、全国大会に出場する食物調理科3年生の2組に激励金贈呈式を行いました。

始めに、出場する生徒から、コンテストに出品する作品の紹介が行われ、大山同窓会長から同窓会激励金が、 PTA副会長である 安東校長からPTA激励金がそれぞれ贈呈されました。

食物調理科3年の樋口 凜さん、黒田暖乃さんは、「第33回全国産業教育フェア福井大会 (さんフェア福井2023)全国高校生クッキングコンテスト」に出場します。
10月28日(土)~29日(日)に福井県立奥越明成高等学校(福井県大野市)で開催され、実技調理、試食審査が行われます。
「幸福をよぶ丼ランチ」が今回のテーマで、米を主食とし鯖の水煮(缶詰)を使った地域の「郷土の特産物」を作ります。樋口さん、黒田さんは、「 ~幸福の象徴七福神は実は火星人だった件について~ 」を考案しました。

また、食物調理科3年の小野知里さん、金平小梅さんは、11月11日(土)に三笠高校生レストランMIKASA COOKING ESSOR内併設キッチンスタジアム(北海道三笠市)で開催される「うまいっしょ甲子園全国高校生料理選手権2023」に出場します。
1次選考(書類審査)を経て、2次選考(オンライン審査)を通過しました。
本選は、会場にて実技調理と試食審査が行われます。 「日本の名物料理×高校生のアイデア」のセットメニューが今回のテーマで、小野さんと金平さんは「でーれーうめぇ 食べてみんちゃい岡山の味  ~蒸籠でちーと温まりぃ~」 を考案しました。

樋口さん、黒田さんは、「今回は大きな大会に出られるので、良い結果を残すより、その過程を自分たちなりに楽しんで、食べる人にも楽しい料理を届けられるようにしたいです。地元の食材をたくさん使ったメニューになっているので、地元の魅力を伝えられるように頑張ります。」と、決意を述べました。


小野さん、金平さんは、「慣れない場での調理ですが、普段の授業で学んだことや衛生面に気を付けたいです。また、2人で声を掛け合いながら、楽しんで、食べてくれる人を想って、愛情込めて調理したいと思います。高校3年間の大きな思い出となるよう、一生懸命頑張ってきます!」と、意気込みを伝えました。

ドライブランチコンテスト[PLATPORT](調理研究同好会)

10月22日(日)、PLATPORT(津山市押入)において「食品ロスをもっと身近に!ハロウィン」イベントが開催されました。
秋の行楽ドライブにピッタリのカップランチを競う「ドライブランチコンテスト」に、本校から調理研究同好会の8名(食物調理科2年)が3つのグループに分かれて参加しました。

津山産食材を使い、車のドリンクホルダーに入る大きさのカップに料理を盛り付けて、ドライブしながら楽しめる献立になるように工夫しました。

学校でも何度か試作を重ね、当日は約100人分の試食を用意し、多くの方に試食・投票をしていただきました。美作大学短期大学部栄養学科から2チーム、本校から3チームが競いました。

作品名「ちいまるおにぎり」
作品名「かぼちゃペンネ」
作品名「tortilla」


惜しくも優勝することはできませんでしたが、地元食材を使ったレシピを多くの方に食べていただき、「美味しかった。」という言葉をかけていただき、大変貴重な経験となりました。
これからも地域食材を使ったレシピを考え、その魅力を発信していきたいと思います。

牛乳・乳製品利用料理コンクール[岡山県大会](食物調理科3年)

10月21日(土)、国産生乳の需要拡大を図ることを目的とした、第44回(令和5年度)牛乳・乳製品利用料理コンクール岡山県大会が、公益財団法人岡山県学校給食会(岡山市南区)で開催されました。

本校から食物調理科3年生の清水美佐子さんと髙山普さんが出場しました。

今年度は、県内から445名447作品の応募があり、書類審査により10作品が選ばれ、岡山県大会で調理の実演を行いました。



コンクール当日まで練習を重ねて臨んだため、2人とも手際よく落ち着いて料理を完成させることができました。

優良賞

髙山普さん考案
「アスパラ豚巻き生姜クリームがけ」

津山産生姜と牛乳が合うようにしました。生姜が効いていて体が温まります。調理工程が少なく、簡単に作ることができます。野菜を変えるとバリエーションも増えます。

優良賞

清水美佐子さん考案
「野菜ゴロゴロ!牛乳で作るトマトバターチキンカレー」

牛乳・バターを使い、まろやかな味にしました。また、夏野菜をたくさん使い、健康的で誰もが好きなカレーにすることで野菜嫌いな人もおいしく食べられるようにしました。また、時短でできるように工夫しました。


結果は2人とも優良賞でしたが、初めてコンクールに選ばれて参加することができ、大変光栄でした。

今後は卒業制作展示発表会に向けて作品を考えなくてはいけないので、今回の経験を生かして楽しくみんなに喜んでもらえる料理を考えていきたいです。

芸術鑑賞会[音楽](1~3年)

10月20日(金)、津軽三味線民族音楽ユニット「あべや」による「津軽三味線コンサート」を、本科生(1~3年生)全員で鑑賞しました。
今年度の芸術鑑賞会は、本物の音楽に触れることを通して豊かな感性を育むことを目的として行われました。
「あべや」の中心となる阿部金三郎さん、銀三郎さんは、全国コンクールの優勝経験を持つ実力派の津軽三味線奏者です。迫力のある演奏と、巧みなトークに魅了され、生徒たちは密度の濃い充実した時間を過ごすことができました。

オープニングでは、あべやの皆さんと本校3年生4名が白狐の面をかぶり、和風の怪しげな調べととともに客席の間を通って入場しました。続いて、舞台上での金三郎さん銀三郎さんと出演した生徒たちとの、トークやパフォーマンスを楽しみました。
「曲弾き合戦」では、生徒たちからリクエスト曲を募り、沖縄民謡からポップスまで多様な曲を津軽三味線で即興演奏をしてくださり、圧倒されました。リクエスト曲の沖縄民謡では、沖縄出身の本校教員の歌と津軽三味線との、夢のコラボレーションも実現しました。

また、「牛深ハイヤ節」では、みんなで「サーッサヨイヨイ」、「ヨイサーヨイサー」と合いの手を入れ、会場全体が一体感に包まれました。
その後の生徒参加コーナーでは、12名の生徒たちが舞台上に上がり、銀三郎さんや本校教員とともに「ソーラン節」を踊って、大いに盛り上がりました。最後に、圧巻の「津軽じょんがら節」の演奏があり、鳴りやまない拍手の中、アンコールにも応えてくださいました。

公演時間の90分間はあっという間に過ぎ、 考査の疲れも吹き飛びました 。2学期中間考査最終日の午後に、素晴らしい邦楽エンターテイメントを堪能し、心豊かなひとときを過ごすことができました。