「食物調理科」カテゴリーアーカイブ

「だし活」津山の食材を知ろう2024Ⅱ(家庭クラブ)

7月5日(金)、4月に食物調理科2年生が植えたショウガの圃場整備に家庭クラブ員が訪れました。

植え付けを行ったショウガが発芽し、大きく育っている様子に生徒たちは感動していました。

周りに生えた草を取ったり、暑さを避けるための藁を敷く作業をしたりするなかで農作物を育てる大変さを改めて実感しました。

農作物は植えると簡単にできるわけではなく、管理がとても大変であることを学びました。

次回は10月に訪問予定で、収穫するのが楽しみであり、そしておいしく料理したいと考えています。

東雲祭結団式(生徒会)

7月5日(金)1学期期末考査終了後、第40回東雲祭結団式を体育館で行いました。
まず生徒会長のかけ声でブロックごとに挙手をしてもらい、「同じタイミングで手を挙げた人たちと協力し、ブロックはもちろん、学校全体で東雲祭を盛り上げましょう。」と挨拶をしました。

今年の東雲祭のテーマ曲の発表を行い、全校生徒のみなさんのアンケートの結果、Mrs.GREEN APPLEの「StaRt」に決定しました。
続いて、生徒のみなさんに、ぜひ団長の顔と名前を覚えもらえるよう、各団長の紹介を行いました。

そして、団長を始め、全校生徒が一番楽しみにしている、色(ブロック)決めを行いました。
団長3名がじゃんけんをし、勝った人から用意されている無色透明なペットボトルを選んでいき、生徒会執行部の合図と同時にペットボトルを振り、表れた色がその団の色となります。

各団長が無色透明のペットボトルを振ると
ペットボトルの中身の色が変わりました!

ペットボトルを振った結果、Aブロックが黄色、Bブロックが赤色、Cブロックが青色となりました。
毎年赤色が人気のようで、赤くなったペットボトルをBブロックの団長が掲げるとBブロックからは拍手が起こりました。

この後、各ブロックの団長・副団長から改めて自己紹介と意気込みを伝え、どのブロックの団長も「このブロックで良かったと思ってもらえるようなブロックにしたい。」と語りました。

2学期が始まると、あっという間に東雲祭がやってきます。そのため、生徒会執行部では1学期のうちに団Tシャツのデザイン、サイズ調査や応援(チア)、シンボルのメンバー決めや説明会を行う予定です。随時、連絡していきますので、ご協力よろしくお願いします。

全校生徒で東雲祭を盛り上げましょう!

防災訓練Ⅰ(1~3年)

6月28日(金)、本科1~3年生と教職員を対象に、第1回防災訓練を実施しました。
新型コロナ禍を経て、5年ぶりに全生徒が第一体育館に避難するという形態で行われました。

今年の1月には石川県で「令和6年能登半島地震」が起こり、その後も全国で地震が多発しています。政府の地震調査委員会は2024年1月、南海トラフ周辺で今後M8.0〜9.0の巨大地震が発生する確率が30年以内では「70〜80%程度」と発表しました。津山市周辺でも那岐山断層帯などもあり、地震発生時の大きな揺れが予測されています。そこで、南海・東南海地震等による被害を最小限に食い止めるため、全職員・生徒の地震に対する意識を高揚し、防災体制を推進することを目的として、生徒への予告を行わず、揺れが収まった時に放送機器が使用できなくなったという設定で行いました。

まず、緊急地震速報が流れ、生徒たちは教員の指示で机の下に入り脚を持って頭部等の安全を確保しました。揺れが収まり被害状況を確認後、本部・職員室で避難場所を決定しました。防災管理者からの指示は、各教室等に配備されている無線機を通して周知徹底されました。

避難完了後は、防災管理者の山﨑教頭より取り組み状況などの講評をいただき、その後、本校の自衛消防組織や任務についての説明を受けました。自衛消防組織・消火班の生徒たちは、担当教員から消火器の設置場所や消火器の使用方法等の説明を受け、訓練を終了しました。

これからも、いざという時に生徒たちの命を確実に守ることができるよう、学校の施設設備等を改善し、安全対策を推進してまいります。

食物調理科仮認定式(食物調理科3年)

6月27日(木)に第26回調理師仮認定式が行われ、食物調理科3年生36名にコック帽が授与されました。

この式は、食物調理科で調理師としての一定の知識と技術を習得した証として、コック帽を着用する式典を行い、誇りと自信を持たせ、キャリア意識を持って7月から始まる校外実習に臨むという目的で毎年行っています。

式の冒頭に施設長である安東校長より、「皆さんは、普段の実習や専門科目を学ぶ姿勢から真剣さを感じている。校内で培った知識・技術が現場でどの程度通用するか確かめて欲しい。一つひとつの経験が財産となるはずなので一生懸命取り組み、安全で中身の濃い実習にしてほしい。」と式辞をいただきました。

その後、 生徒たちに河本食物調理科長から真っ白なコック帽を手渡され、保護者の方や後輩たちが見守る中、鏡の前で身に着けました。

生徒代表誓いの言葉として、代表の山本康太さんが、「私たちがこの場に立っているのは、学校や講師の先生方、家族のおかげです。調理師のスタートラインに立ち、10日間の校外実習では気を引き締め、成長した姿がみせられるように精一杯頑張ります。」と述べました。

7月8日から津山市内9カ所15部署の企業の方に受け入れていただき、各自10日間の実習を行います。現場で体験したことをもとに、さらにパワーアップしてそれぞれの夢が叶うことを期待しています。

備前焼特別講座Ⅰ(食物調理科3年)

6月24日(月)、 食物調理科3年生が「料理との関わりの深い陶器の制作を体験することで感性を養う」ことを目的に特別講座「備前焼」を行いました。

杉坂焼き窯元(円光窯)の圓東秀章先生にお越しいただき、岡山県の伝統工芸である備前焼について教わり作陶しました。

生徒たちは初めての備前焼作りに苦戦していましたが、圓東先生の指導のもとそれぞれに思いを込めてお皿を作りました。
作品が完成したときは、とても嬉しそうな表情を浮かべていました。

冬頃には窯焼きが終わり、手元に届く予定になっています。
完成した作品は、家庭に持ち帰って使ったり、1月にある卒業制作展示発表会でも展示したりする予定です。

榕菴忌(調理研究同好会)

6月22日(土)、「珈琲」という漢字を考案した、津山藩医で蘭学者の宇田川榕菴の命日に、調理研究同好会の生徒が「珈琲まんじゅう」を作り参拝しました。

調理研究同好会では3年ほど前から「榕菴珈琲」を使用したお菓子作りに取り組んでおり、昨年の3年生が試行錯誤して考案した「珈琲まんじゅう(珈琲豆の形で珈琲風味の白あんの入ったまんじゅう)」を二度販売したことがあり、地域の方から好評だったため、今回是非という声をいただき参加しました。

泰安寺のご住職や珈琲研究会の方から、宇田川家や徳川家、津山城などの津山の歴史を伺うことができ、普段はなかなか見ることのできない建物やお墓も見せていただくことができ、とても勉強になりました。

地域の方の偉大なる偉人に対する敬意と、歴史を後世に語り継ぐ使命感に触れ、調理師になるものとして、歴史を知ることで食文化との繋がりが見え、珈琲だけではなく、郷土の食材すべてに対する思いがより強まり、今後も地域食材を活用して多くの料理を作っていきたい思いました。

テーブルマナー特別講座(食物調理科1年)

6月20日(木)、食物調理科1年生はTHE HILLS HOUSE TSUYAMA(津山市大田)において西洋料理の特別講座を行いました。
今回の講座には西洋料理の実際や理論をコースを通して学習し、理解を深める目的があります。

本校の卒業生である原田さんからテーブルマナーの講習をしていただきました。

座る位置やカトラリーの使い方について、また、何のためにテーブルマナーを学ぶのか細かく丁寧に説明してくださり、生徒たちもメモを取りながら一生懸命に講座を受けました。

料理は、本校の西洋料理担当である坪井先生が担当され、初めてコース料理を食べる生徒も多く、一品一品提供される料理に感動し、メモを取ったり、写真を撮ったりしました。

早速学んだことを実践し、最後は生徒代表がお礼を述べ、講座を終了しました。

今回の特別講座で学んだり、感じたりしたことをこれからの実習に生かしていけるよう頑張ってもらいたいと思います。

<フォトギャラリー>修学旅行(2年)

6月11日(火)~14日(金)の日程で、2年生が 『いつもと違う自分と出会う!』をテーマ に関東方面へ修学旅行に行きました。

東京に着いた日の午後はキャリア別研修として、①オリンピック体感コース、②医療コース、③料理コース、④フジテレビでお仕事体験コース、⑤災害体験・日本の中枢見学コースの5コースに分かれて研修しました。

2日目は班別自主研修とナイトプログラム。ナイトプログラムは横浜中華街、はとバス、プロ野球観戦、ハリーポッター観劇などのコースがありました。

3日目の午前中はディズニーアカデミーを受講し、ディズニーのホスピタリティについて学び、午後からはディズニーリゾートを満喫しました。

4日目はクラス別で、浅草スカイツリーコースとチームラボ築地コースに分かれて、それぞれ最終日も東京を満喫しました。
多くの学びがあり、思い出に残る充実した4日間を過ごすことができました。

校外研修[神戸](食物調理科3年)

6月14日(金)、食物調理科3年生が、調理師の感性を養うため中国料理のテーブルマナーと専門学校でマジパンと練り切りの実習を行ってきました。

中国料理では、コース料理を食すことにより中国料理の献立構成を知ることや、サービスの仕方を学ぶことができました。また、専門学校での実習では、コーヒーなどの提供方法や細工菓子の手法をスペシャリストから学ぶことができました。

ホテルオークラ神戸「桃花林」(神戸市中央区)では、最初に神戸ポークの塩釜焼きの塩釜を割らせていただきました。

どの料理も鮮やかで初めての本格的なコース料理ということもあり、生徒たちは終始感動をしていました。
提供してくださる際に料理の説明をしてくださったり、生徒たちからの質問にも丁寧に答えてくださったりと、プロの仕事を間近で見ることができ、進路選択の参考になりました。

神戸国際調理製菓専門学校(神戸市中央区)では、マジパンと練り切りの2つのコースに別れて実習を行いました。
マジパンは、本校卒業生である森本先生から教えていただきました。細かい作業に生徒たちは苦戦しながらも完成させることができました。
同時にラテアートも体験させていただきました。上手に描くためには、エスプレッソの抽出とミルクのスチームがポイントとなりますが、温度管理も難しく先生に手を添えて教えていただき、描くことができました。

また、練り切りは配色の仕方、1つのパーツの重量、組み合わせる順番、すべてが計算された繊細なものでした。
1つ目は上手くいきませんでしたが2つ、3つと回数を重ねるごとに次第に上達し、箱に入れたときの仕上がりに感動しました。

施設・設備面や技術面等、普段の実習では味わえない貴重な体験ができました。お忙しい中私たちのために様々な準備をしていただきありがとうございました。

3年生になって初めての校外研修であったため生徒たちは終始目を輝かせ、進路選択の参考、そして知識技術の習得をすることができました。
協力していただいたホテルオークラ神戸の皆さま、神戸国際調理製菓専門学校の皆さまには大変感謝をしています。ありがとうございました。

サンタフェ高校生訪問(食物調理科3年)

6月12日(水)、 津山市の姉妹都市であるサンタフェ市(アメリカ・ニューメキシコ州)の高校生16名が来津し、本校で生徒たちと交流しました。

今回は、本校の食物調理科3年生とモンテ・デル・ソル校の生徒(卒業生の方を含む)のみなさんと一緒に日本料理を作り交流を深めました。

まずは、本校の安東校長からのwelcome speechがありました。

調理の前に、親睦を深めるためゲームにチャレンジしました。

1つ目はジェスチャーゲームを行い、動物や食べ物、日本のアニメをジェスチャーで示し、英語で答えてもらいました。生徒たちも徐々に盛り上がっていきました。
次に、伝言ゲームを行いました。日本語と英語の入った短い文章を伝えるのはお互い難しかったようですが、生徒たちの一生懸命伝えようとする気持ちは伝わっていました。

今回はおもてなしの献立として、にぎりずし、太巻き、細巻き、いなりずしを一緒に作りました。

2年次に日本料理で学んだことを生かし、にぎりずしの握り方や、巻きずしの巻き方を教えてあげ、みなさん上手にできるので、いろんな台(グループ)から、「Very Nice!」「O.K.!」などといった言葉が聞こえ、楽しく作ることができました。

また、今回、魚介が苦手な方がいるということで、津山の名物でもある干し肉をにぎりや細巻きに使用しました。
事前に、生徒たちが準備した沢煮椀と水まんじゅうも添えて、完成しました。

調理後、自己紹介をしたり、日本のアニメの話をしたりしながら一緒に昼食を共にし、交流を深めることができました。

お寿司のネタの説明をしているグループもあり、いなりずしやイクラは初めてと言った声もチラホラ聞こえてきました。

最後には、サンタフェの生徒のみなさんから、学校のマスコット・キャラクターのぬいぐるみをいただきました。
本校からは、生徒たちが考案したおみくじクッキーをお土産として手渡しました。

半日の交流でしたが、お互いに別れを惜しんでいました。