手話講座(看護科1年)


7月21日(火)、岡山県聴覚障害者福祉協会より芦田タキ子先生と大西香保里先生を講師にお迎えして、手話を通して聴覚障害者への理解とボランティア活動の重要性を学び、職業観を育むことを目的として看護科1年生が手話を学びました。


最初に担任より講師の先生お二人をご紹介させていただき、お二人のうちお一人が聴覚に障害があるのか生徒たちに質問をしたところ、分からないので印象で答えていました。 先生方の見事な演技に半数以上の生徒が不正解となりました。
このことからも聴覚障害は「みえない障害」と言われており、理解されづらいということを実感し、学ぶことができました。


聴覚障害のある方とのコミュニケーション方法として、筆談をはじめ8種類あることや、その特徴を講義やゲームを通して学びました。

実際に手話や指文字を使って自分の苗字をどう表現するか教えていただき、生徒たちは互いに自己紹介し合い、熱心に取り組みました。

また、先生から聞こえないことで困ることや生活の工夫点なども教えていただきました。

生徒から先生方へも積極的に質問を行い、「もし聞こえたとしたら何を聞いてみたいか。」という質問に対し、先生の過去の経験から「自分の子どもの声が聴きたい。」というお答えに、涙を流す生徒も多くいました。

最後に生徒代表が、本校のホームページを見てこの手話講座を楽しみにしていたことを伝えた上で、「私たちの生活はすべてが当たり前でなく感謝に包まれていることを感じた。まず障害の有無に関わらず、相手の伝えたいことを受け取ろう、私たちの思いを伝えたい、という思いで関わっていくことが大切であると学んだ。これからの生活にもさまざまな方とのコミュニケーションを積極的にとり、楽しんでいきたい。」と感想とお礼を述べました。

学部学科別ガイダンス(普通科1年)

7月21日(金)、普通科1年生の学部学科別ガイダンスを開催しました。 模擬授業を受けることにより、学部・学科の学びの内容の違いについて知り、進路選択の視野を広げるために行われました。

生徒たちは、経済・経営、文学、法学、語学・国際、教育、保育、福祉、医療・リハビリ、工学、理学、建築、農学、動物、栄養、調理、美容、ファッション、スポーツの18分野のうち興味のある分野のガイダンスを2つ体験しました。


一部、オンライン形式の講義もありましたが、講師の先生のお話を、メモをとりながら真剣に聞いていました。
動物分野では、爪切りに挑戦し、美容分野では、ワインディング(パーマを巻く作業)を体験させていただきました。
また、保育・幼児教育学分野では、赤ちゃんのあやし方や、ミルクのあげ方を体験し、食物・栄養学分野では、野菜を摂る意味や摂取方法について学びました。

 



専門的な話を聞いた生徒たちは、新たな興味関心を抱くとともに、もっともっと進路に対する視野を広げる必要性を感じました。

10月には岡山大学に訪問し、実際の大学の雰囲気や講義を体験しに行きます。