ディスカバー農山漁村(むら)の宝 奨励賞授与式(食物調理科)


農林水産省が主催し、強い農林水産業や美しく活力ある農山漁村の実現に寄与する全国の優良事例に対して選定が行われる「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の第8回選定において、本校食物調理科が中国四国農政局奨励賞に選ばれ、12月15日(水)に授与式が行われました。

本校食物調理科は、10年ほど前から、特産品でありながら認知度が低かったショウガの栽培に取り組み、ショウガを生かしたレシピの考案や地元企業と連携した商品開発、「津山ショウガまつり」等のイベントを通して地域の食材を広くPRするなどの活動が評価され、今回の受賞となりました。
授与式では、まず農林水産省中国四国農政局岡山県拠点の長友秀昌地方参事官から、食物調理科3年の金子恭子さん(北陵中出身)、牧野理央さん(鏡野中出身)に賞状が授与されました。

続いて、園田校長や河本食物調理科長らも交えてしばらく懇談しました。
生徒は、本校が今までショウガだけでなく様々な地元特産品を活かしたレシピの開発に力を入れてきたことなどを紹介しました。

長友地方参事官からは、本校の取組に対する称賛の言葉とともに、これからも地元農産物の消費拡大のために力を貸してください、とのメッセージをいただきました。

タイ料理特別講座(食物調理科3年)

12月13日(月)、食物調理科3年生がユワデーのタイ料理代表取締役 清水ユワデー先生をお招きし、タイ料理について学びました。

今回教えていただいたのは、タイ風焼きそばと世界三大スープの一つトムヤムクンで 、タイ料理に欠かせない、バイマックルー(コブミカンの葉)、カァー(南姜なんきょう)、レモングラス(ハーブ)、ナンプラー(魚醤)などの食材や調味料についても学びました。



タイ料理はとにかく手順が大切で、材料を入れる順番を間違えると味が変わります。

また、タイ料理は、甘い・酸っぱい・辛いが一つの料理で味わえ、「人生そのもの」というユアデー先生の言葉が印象的でした。

調理実習後、場所を移動して、ユアデー先生が来日してからのお話を伺いました。とてもご苦労をされたようですが、明るく乗り越えられた姿に尊敬の念を抱きました。その中でも「家族や両親を大切にしなさい。今あなた達が存在するのは、家族や両親のおかげ。」というお話に生徒たちは胸を打たれ、涙を流しながら聞いている生徒もいました。
これから社会に出ていく生徒への応援メッセージをたくさんいただきました。

行学 地域PJ[鏡野香北地区]~たき火遊び体験~(普通科2年)

普通科2年生の行学地域プロジェクトで鏡野町香北地区をフィールドワークで2度訪問しました。そこでの学びをもとに、生徒たちは、地域課題を自分事として探究を続けてきました。
そして、その活動の一環として香北地区で毎年行われている行事に高校生スタッフとして参加しています。
夏の川遊びに続いて、今回は12月12日(日)に香北小学校グラウンドで開催された “冬のたき火のまわりで遊ぼう” に参加しました。

今回の内容は、 ① 火おこし体験 ② 竹で箸を作ろう ③ ぐるぐるパン焼き ④ 燻製づくり ⑤ やきいもを作ろう でした。
高校生スタッフとして参加しましたが、マッチを擦ることも、ナタで竹を細かく切ることも、小刀で箸を作ることも、長く細い竹を熱してパン生地を巻き付け、たき火でゆっくり焼くことも、初めての体験でした。小学生のみなさんと一緒に、地域の方々と交流し、地域と一体となる体験ができました。


また、秋に集めた松ぼっくりとプラタナスの実を燃やし、炭にしました。これは天然消臭剤として利用できるそうで、早速、生徒たちはもらって帰ったきた松ぼっくりなどを教室やトイレに置けるように、学校で飾りつけをしました。
消臭剤づくりは、他のボランティア活動としても校内で紹介できると思います。

最後に、この企画に参加でき貴重な経験をさせていただき、香北地区のみなさんに感謝しています。今後も香北地区との交流を継続していきたいと思います 。
こちらで育つ子どもたちは、成長してもふるさとを身近に感じ、郷土について思いを強くすると思います。

ケロウナ姉妹校国際交流Ⅳ(1・2年)

12月11日(土)、姉妹校であるカナダ・ケロウナ高校とオンライン交流を行いました。

1・2年生の7名の希望生徒が参加し、SDGsに関連させながら、家庭科で学んだエコクッキングや、コロナ感染症の予防対策として取り組んでいることについて紹介しました。
その後はいつものように、自由に会話を楽しむ時間を設け、それぞれの趣味や冬休みの過ごし方について話をしていました。

 
今回は1グループの人数を少なくしたため、どのグループも一生懸命、積極的に話をしようとする姿が見られ、会話も盛り上がっているようでした。

今年度のケロウナとの交流はこれで終了ですが、引き続き来年度も行っていきたいと思います。しかしながら、来年こそは訪問が実現し、対面で交流できることを願っています。

作州城東朝市Ⅲ(調理研究同好会)


12月11日(土)、作州城東朝市に調理研究同好会が出店しました。

今回で3回目となる朝市への参加では、本校特製の榕菴コーヒー入りの「コーヒーパウンドケーキ」と定番の「シンプルパウンドケーキ」を販売しました。
多くの方にお買い求めいただき、生徒たちも自分たちで作った商品を笑顔で販売できました。

タイカービング特別講座(食物調理科3年)

 12月10日(金)、食物調理科3年生が蟹々峪エコファーム代表者 福井利夫先生をお招きし、タイカービングについて学びました。 タイカービングは、カービング用の特殊なナイフを使用して野菜や果物に彫刻するタイの伝統工芸です。

今回、生徒たちは、ラディッシュに数種類のカービングと、リンゴに華やかなカービングを行いました。
今年度、天井設置カメラシステムが設置されたことにより、福井先生の手元を全員が拡大して見ることができ、とても分かりやすくスムーズに講座を進めることができました。


生徒たちは3年間で様々なナイフや包丁に親しんできているためか、みんな器用にカービングナイフを扱うことができ、夢中になって作業を行っていました。

あっという間に時間となり、今回学んだことを卒業制作展示発表会で活用したり、将来、料理に携わった時にやってみたいと生徒代表が抱負を述べました。

美作地区高校生読後感想文 表彰式(看護科2年・普通科1年)


12月10日(金)、美作地区高校生読後感想文の表彰式が津山高校図書館で行われました。 美作地区10校から応募があり上位8名が表彰されました。

本校からは、看護科2年春名凛子さん「『手紙』を読んで」、普通科1年大野木陽果さん「喜怒哀楽の向こうには」の2作品が佳作となりました。


2人は緊張した面持ちで表彰状と副賞の図書カードを受け取りました。
これからも一冊の本との出会いを大切にして、自己と対話し、成長していってほしいと願っています。

おもてなし料理特別講座(食物調理科3年)


12月9日(木)、食物調理科3年生を対象に有限会社味工房代表取締役社長 政木信昭先生をお迎えし、おもてなし料理特別講座を開講しました。

この実習では、政木先生の様々なご経験をもとに料理への心遣いについて実技指導をいただき、調理師としてのおもてなしの方法と社会人としての心構えを学びます。


政木先生からは懐石料理について先生の経験談を踏まえて楽しくご指導いただき、生徒たちは目を輝かせながら真剣に講義を受けました。
実習中も先生は生徒に気さくに声をかけてくださり、調理のコツを一人一人に丁寧に教えていただきました。


この講義を通して、懐石料理ができた背景や、調理の一つ一つに根拠があり、お客様への心配りが大切であることを教えていただきました。
短い時間でしたが、懐石料理の奥深さに触れることができ、貴重な体験となりました。

卒業後も政木先生から教えていただいた「おもてなしの心」を大切にしてほしいと思います。

食育教室[津山市](普通科2年・食物調理科1年・看護科1年)

12月9日(木)・14日(火)・15日(水)の3日間、普通科2年生、食物調理科1年生、看護科1年生を対象に 津山市こども保健部健康増進課主催の高校生への食育教室が行われました。

食育教室は、津山市では20歳代、30歳代の若い世代における朝食の欠食や野菜摂取不足などの課題に対して、高校生の頃から食への関心を高め、卒業後、健全な食生活を実践できるようにという目的で行われています。
内容としては、栄養士の方による食育SATシステムの食生活診断や、保健師の方による健康つやま21の啓発です。

食育SATシステムとは、フードモデル (ICタグ内臓)を選んでセンサーボックスに乗せるだけで、すぐに栄養価計算をし、選んだ献立の栄養バランスなどの情報が出てきます。
生徒たちは3~4人のグループに分かれ、1食分のフードモデルを選びSATシステムに乗せていきました。理想の献立となるように、それぞれの知識をフル活用し選んでいきました。

1回で全ての栄養価を満たし、理想の栄養バランスの献立を準備できたグループもありましたが、ほとんどのグループが栄養を摂りすぎたり、不足したりと、なかなか完全な献立を考えるのは難しかったようです。
「鉄が足りない」「脂質が多すぎる」と 食育SATシステム の画面で確認し、グループで話し合い、組み合わせを変えていきました。
組み合わせによって栄養価がかなり違うなど、目に見える形で学習することができました。


「健康つやま21」の取組みを中心に、新型コロナウイルス感染症対策やたばこの話、SOSの出し方や受け止め方(傾聴)について保健師の方から学びました。 
傾聴については、保健師の方々がロールプレイで高校生を演じ、傾聴のポイントである、話をじっくり聴きその気持ちを肯定的に理解すること、否定せず話を聴くことなどについて、具体的にわかりやすく教えていただきました。

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