12月17日(土)、知和地区(津山市加茂町)の空き家掃除の活動に普通科2年生2名が参加しました。
行学地域プロジェクト活動の一環として、医療・福祉分野の生徒がお手伝いしました。
空き家掃除には、7月にも1度参加させていただいているので、地域の方と協力して、慣れた手つきで次々と荷物を運び出し、ゴミは分別を行いました。
また、家の中には木工製品もあり、その扱いに生徒たちは緊張した様子で作業を進めました。
活動終了後、地域の方から、空き家の活用方法など、生徒たちに相談がありました。
現2年生の地域プロジェクト活動は終了しましたが、活動資料とともに次の学年にバトンタッチしていきます。
12月16日(金)、普通科2年生の地域企業プロモーションビデオ制作発表会(企業動画発表会)を開催しました。
生徒が取材させていただいた企業の方々も会場にお招きし、講師の榎田竜路先生の講義もあり大変充実した発表会となりました。
榎田先生による講義では、日本の企業の生産性について、人間の知覚的な視点から話されました。
榎田先生の物事の捉え方は、生徒や企業の方々にとって、これからの社会を考える上で参考になることが多く、新しい考え方に触れる機会となりました。
企業動画の生徒にとっては、今年1年を通して学んできた榎田先生の最後の講義であり、感慨深く聞いていました。また、この後に控えた発表を前にして緊張した面持ちでもありました。
発表会の進行はグループごとに、まず生徒たちが制作した2分間の動画を視聴し、それを制作した生徒、そして取材を受けた企業の方からそれぞれコメントをしていただきました。
1
2
3
4
5
6
7
ザ・ランタンと、津山信用金庫のグループは、生徒がカナダ語学研修中で、事前に撮影したコメントでした。
しかし、どのグループも、動画の構成を考える大変さ、編集する大変さがあったことや榎田先生や取材させていただいた企業の方への感謝の気持ちを言葉にしていました。
全てのグループの発表が終了すると、榎田先生から全体の講評をいただき、園田校長から閉会の挨拶をもって終了しました。
最後に、生徒一人一人に榎田先生から修了証書が手渡されました。
新型コロナウイス感染防止の観点から、普通科1・2年生は、各HR教室にてオンラインで発表を視聴しました。
特に2年生の教室では、クラスメイトが制作した動画に思い思いの感想を抱き、次はどんな動画が上映されるかと楽しそうに 視聴する様子が見られました。
協力をいただいた企業の皆さま、津山市 仕事・移住支援室の皆さま、講師の榎田竜路先生、そして編集を指導してくださった太田龍馬先生、ありがとうございました。
今回制作した動画については、津山東高校YouTubeチャンネルで公開しています。
津山東高校YouTubeチャンネル はこちら
12月11日(日)、香北地域(鏡野町)づくり協議会事業「焚き火のまわりで遊ぼう!」が行われました。子どもたちにたき火の暖かさを体験させ、大人も童心に返って楽しみ、地域住民の交流を図ることを目的に実施されました。
総合的な探究の時間「行学」の活動として、普通科2年生の子ども・教育分野の生徒たちが参加させていただきました。
10月のフィールドワークで香北地区の地域活動についてお話をうかがい、高校生として何かできることはないかと考え、竹を使った昔ながらのおもちゃを工作する体験活動を提案しました。
当日は、早朝からたき火のセッティングや豚汁の食材を運ぶのを手伝いました。また、火きり杵と火きり板を使い火を起こす方法を体験させていただいたり、子どもたちと一緒にマッチを擦って火をつけてみたり、危険がないように気を付けながら「火」を体験しました。
工作コーナーでは、地元の方に教えていただきながら、地元の竹を使い竹ぽっくりを作ったり、マイはしを作ったりしました。はしづくりでは子どもたちは手慣れた様子で小刀を器用に使っていました。高校生も危なくないように目を配りながら一緒に作業しました。
完成したはしでおいしい豚汁をいただいたり、棒の先にパン生地を巻き付けてたき火の火で焼いたぐるぐるパンをいただいたりしました。
食後には地元の子どもたちと高校生がサッカーを通して体を動かし交流しました。その頃には地元の子どもたちとすっかり仲良くなっていました。
幼い子ども、保護者、地元のお年寄り、地域の様々な年代の方々が参加し交流できる貴重な機会に参加させていただき、とても勉強になりました。
学んだことを今後の総合的な探究の時間「行学」の活動に生かしたいと考えています。
本校は昨年度に引き続き、岡山県教育委員会「おかやま高校生地域未来創造事業」の指定校となっています。本事業は、中山間地域における課題を高校生が自らの課題として捉え、地域と連携しながら主体的にその解決に取り組む活動を通して、地域貢献の意欲向上を図り、次代の中山間地域等において活躍する人材を育成することを目的としています。
11月29日(火)、事業の一環として、地域との連携の在り方等を研究するための連携組織である「岡山県立津山東高等学校地域未来創造会議」の第2回会議を開催しました。
会議の委員である岡山大学や美作大学の先生方、津山市役所と鏡野町役場の皆様、生徒の活動を支えてくださっている企業やNPOの皆様が出席される中、普通科2年生の代表メンバーが行学の活動報告のため会議に参加しました。
生徒たちは、これまでの取組みを通して自分たちの考え方や行動がどのように変化したかを踏まえ、堂々と成果報告をすることができました。
委員の皆様からは、地域プロジェクト発表会での様子も含めて講評いただきました。生徒のプレゼン力や、発表だけでなく質問力とその質問に対する対応力について高く評価していただくとともに、自分たちの実践が、各分野の課題の解決に本当につながっているのかを振り返ること、データや科学的根拠を示してプレゼンすること、といった課題もいただきました。
次回の会議は2月下旬に開催する予定です。
11月29日(火)、普通科2年生の行学地域プロジェクト全体発表会を開催しました。各分野での発表を経て、代表7グループがステージでスライド発表しました。
地域の課題解決に向けた提案とその実践に向けた計画を発表し、感想や意見をいただきました。
今回、フィールドワーク先の方や地域の方も多く聴きに来てくださり、生徒の提案に対して、称賛とアドバイスをいただき、さらに実現に向けたヒントとなりました。
参加された方からは、「たくさんの実践を行っていてすごい。」「生徒同士で質問がかわされていてすごい。」といった称賛のお言葉をいただきました。
ステージ発表は次の7グループでした。
🔹環境・防災分野:水路掃除&ピザ作り in上山集落 (釜口、大重、宗本)
🔹空き〇〇分野:どんぐりでリース作り~空き×秋 自然を感じて~(朝日里、内田、松尾、石原)
🔹 子ども・教育分野: 佐良山地域のパイプ役に!(河元、山本、稲垣、谷名)
🔹 空き〇〇分野:親子で作ろう!!~キャンドルホルダーと押し花アート~(山﨑、青木瑠、明石)
🔹 観光・産業分野: 城西地区パンフレット(中江、松本、久保田)
🔹 医療・福祉分野:遊んで認知症予防(宮本、安部、河本)
🔹 子ども・教育分野:みんちゃい・きんちゃい・遊びんちゃい~in香北~(酒井、福田美、片岡)
発表中、聴衆の生徒たちは気になったことなどをメモに取りながら、多くの生徒が発表者へ質問していました。また、1年生からも続々と質問の手が挙がり会場全体の熱量を感じました。
最後に、美作大学武田英樹教授と岡山県教育庁高校教育課 籾井正伸指導主事 に指導講評していただきました。
自分ごととして地域の課題を考えていくこと、また先輩たちの活動を引き継ぎながら、自分たちの独自性+αを考えていくことも大切であるとアドバイスをいただきました。今後の活動にぜひ活かしていきたいと思います。今後は、グループで学んだことを生かして、個人での探究に入っていきます。
11月22日(火)、普通科2年生の行学地域プロジェクトのプレ発表会を行いました。
1学期からフィールドワークを2回、仮提案を経て、今まで経験し感じて考えたことをまとめ6教室に分かれて発表しました。
地域の方と一緒に活動を行ったり、企画を考え実践していたりするグループが多く、写真を入れてわかりやすくしたり、アンケート結果が反映されていたりと、仮提案時に比べるとスライド内容がさらに充実していました。
発表時も少しずつスライドを示し、前を向いて聴衆の生徒たちに語りかける様子も見られました。
生徒たちは各自クロームブックで投票を行い、その結果を踏まえて代表グループが選出されます。
代表グループは、講評時の地域コーディネーターの方や教員のアドバイスも基に修正、最終調整し、全体発表会に挑みます。
11月20日(日)、普通科2年生の行学地域プロジェクトの一環で、空き〇〇分野の生徒7名が、上山地区(美作市)で行われた「おうちえん祭り2022」に参加し、子どもたちや保護者、地域の方々と交流しました。
このイベントは、フィールドワークでお世話になったお山のおうちえん(幼稚部・小学部)の行事です。生徒たちは、上山地区の空き地(耕作放棄地)・空き家(古民家)を再生させた場所で、美しい里山と棚田の中で日々自然と触れ合いながら学ぶ子供たちに感銘を受け、高校生でもできることを探してイベントを盛り上げたいと考え、準備をしてきました。
男子3名は、本校で伐採した木を使った支柱、落ち葉、ロープ、杭などを持参し、枝や葉を現地調達して秘密基地(ブッシュクラフト)作りを行いました。
最初は支柱を固定するのに苦労し、その後は棚田の最下段の木の陰に立てたため目立たず、集客でも苦労しました。そんなとき、お山のおうちえんの先生が手作りの看板を持って来て下さり、その甲斐あって、興味を示してくれる子どもたちと出会うことができて、交流を深めることができました。
女子4名は、どんぐりを使ったクリスマスリース作りを行いました。紙皿に毛糸を巻き付けて固定した土台を予め用意しておき、大人は100円、子どもはどんぐり5個と引き換えで、リース作り体験ができるようにしました。
当日は、子どもたち、地元の中学生、お祭りに参加している大学生など、たくさんの人々が参加してくれ、リボン、フェルトボール、どんぐり、まつぼっくりなどを組み合わせた素敵なリースが次々と誕生し、たくさんの笑顔がはじけました。
秋晴れの空の下、お山のおうちえんの先生方や地域の方々に見守られながら、多くの子どもたちと出会い、触れ合うことができる素晴らしい1日となりました。
当日の様子については、お山のおうちえん(美作市上山)のFacebookでも紹介されていますので、ぜひ、ご覧ください。
11月19日(土)、普通科2年生の行学地域プロジェクトの一環で 医療・福祉分野の生徒が知和地区(津山市加茂町)を訪れ、地元の方々に集まっていただき、 知和公民館で高校生が企画したイベントを実施しました。
前半は、「スマイル・ちわ」10周年イベントとして、スマイル・ちわの方にご協力いただき、知和地区の子どもたちと一緒に、竹細工をして遊ぶ交流会を企画しました。
スマイル・ちわの方に教えてもらいながら、竹鉄砲づくりと焼き芋の準備を手伝い活動に入ると、子どもたちとはすぐに打ち解けて一緒に遊ぶことができました。
竹鉄砲を一緒に作って飛ばしたり、竹ぽっくりで競争したり、子ども同士だけでなく、子どもと地域の大人の方との交流の場にもなりました。
後半は、知和地区の高齢者の方に集まっていただいて、 認知症予防として、指先を使うことを目的とした 折り紙、ぬり絵、ゲームを企画しました。
初めに、生徒たちは企画の説明をし、高齢者の方の中に入って、一緒にお話をしながら、折り紙やゲームをしました。始めは説明した通りにゲームが進まず、困っていたところ、参加された方同士で声を掛け合っていただき助かりました。
生徒たちは、高齢者の方から昔の知和地区の様子を聞いたりしながら、最後はリラックスした様子で活動できました。
途中からは、子どもたちも参加して、子どもと高齢者の方との交流もできました。
最後に、朝準備しておいた焼き芋をみんなで一緒に食べて閉会しました。
スマイル・ちわを始め、知和地域のみなさんに大変お世話になりました。
今回のイベントだけで終わらず、後輩の皆さんに引き継いでもらい、継続した活動となることを願います。
なお、本校の活動は、スマイル・ちわのFacebookにも紹介してありますので、ぜひご覧ください。
11月13日(日)に、行学地域PJ「空き◯◯」分野として活動している本校2年生2名が、美咲町の「第2回やってみんかいin中央」に参加し、小学生を対象としたキャンドルホルダーと押し花アートを作成するワークショップを開催しました。
生徒は、地域課題の中でも空き家問題に着目し、空き家問題を解決するために自分たちに何ができるのか考えてきました。そして、まずは空き家が増えている現状や、解決に向けて活動している団体を多くの人に知ってほしいという思いから、空き家をコミュニティスペースとして改装したミサキアエル(美咲町原田)で、小学生向けのイベントをすることにしました。
当日は多くの小学生と保護者の方にご参加いただき、生徒は空き家問題についての現状や問題点をクイズ形式で紹介しました。ミサキアエルが空き家だったことを知らなかった人も多く、興味深そうに発表を聞いていました。
その後、参加者は生徒が少しずつ集めてきた空き瓶や押し花を用いて、作品作りに没頭していました。
作品が完成した後は、当日に撮影した写真をスライドにまとめ、活動の振り返りをしました。
終了後は「とても楽しかった。」「空き家が改装されるとこんな楽しい活動ができるようになるんだ。」などの感想をいただきました。
今回の活動は、空き家問題を知ってもらう一つのきっかけになったのではないかと思います。
11月13日(日)、第25回さら山時代祭が開催されました。本校から普通科2年生が行学地域PJの一環で、子ども・教育分野の生徒4名が当日 、佐良山公民館(津山市平福)で焼き芋と コーヒーの販売のお手伝いを行いました。
また、事前に観光・産業分野の生徒が地域の方と相談しながら、メニュー表を手作りしました。
当日は雨天のため 時代行列は中止となりイベント規模も縮小され、屋外での模擬店と、公民館内のバザーや過去の時代行列のパネルの展示が行われました。
生徒たちは、公民館の隣で収穫されたサツマイモをダッチオーブンで焼く係と、テントで接客する係に分かれて手伝いました。雨が降り肌寒かったので、焼き芋は時間までに完売しました。
コーヒーは、メニュー表に美味しさを伝えるための宣伝(ハンドドリップで淹れるということや豆の種類など)が足りなかったためか、売れ行きは今一つでした。
メニュー表作成時に、アピールポイントをしっかり押さえなければ、商品の売れ行きに影響が出るということがわかりました。
佐良山地域の方々との交流が今回で3回目となり、大人の方と世間話をしたり、子どもたちと話をしたりと、地域のみなさんが温かく受け入れてくださり、さらに今回は美味しい焼き芋をいただきほっこりしました。
来年も生徒たちに来てほしいという声もかけていただき、とてもうれしかったです。1年間、ありがとうございました。
津山東高校の情報をお届けします! ~殻を破ろう 人と繋がろう~