7月24日(日)に香北地域づくり協議会事業「川で遊ぼう!」が、子どもたちに香北地区(鏡野町)の自然を体験させ、大人も童心に返って楽しみ、地域住民の交流を図ることを目的に実施されました。
総合的な探究の時間「行学」の活動として、本校の普通科2年生の子ども・教育分野の生徒たちが参加させていただきました。
5月31日のフィールドワークで香北地区の地域活動についてお話をうかがい、高校生として何かできることはないかと考え、水辺の生き物調査とクイズのワークシートを作成し持参しました。
前日( 23日) 準備ではウォータースライダーの設置を手伝いました。
地元の方々に教えていただきながら作業を進め、2時間ほどで完成しました。試しに滑ってみるとかなりのスピードがでて、本格的な仕上がりでした。
当日(24日)には、午前中からヒラメ(アマゴ)の塩焼きの下準備を手伝い、昼食においしいカレーライスをいただいて子どもたちの到着を待ちました。
午後になると地元の大勢の子どもたちと保護者が集まり、ヒラメのつかみどりやスイカ割りなどを楽しみました。
津山東高校生もクイズコーナーを担当させていただき、子どもたちと水辺の生き物について一緒に学びました。
幼い子ども、保護者、地元のお年寄り、地域の様々な年代の方々が参加し交流できる貴重な機会に参加させていただき、とても勉強になりました。学んだことを今後の総合的な探究の時間「行学」の活動に生かしたいと考えています。
7月22日(金)、特定非営利活動法人 いーなプロジェクトより谷本幸子先生を講師にお迎えし、看護科2年生がボランティアについて学びました。
地域で生活する人々に対する支援活動の現状について理解を深め、1年間を通して学習する行学(テーマ:地域ボランティア)の実践意欲を高めることを目的としています。
看護職は病院で働く以外にも、地域で活躍できる場所や機会が多くあることを学び、看護職への魅力や、やりがいを再確認するとともに、将来自分が就く看護職への視野を広げることができました。
谷本先生より地域活動で様々な人と上手く関わるためのポイントを教えていただき、生徒たちは真剣な眼差しで、一生懸命にメモを取りながら話を聴きました。
講演の最後には、谷本先生から「今の気持ちを漢字一字で表してみる」という課題があり、生徒たちは各自、用紙に「輪」や「笑」などを書き留め、これから行う地域活動や人との関わりの中で、自分が大切にしたいことを漢字一文字で確認しました。
最後に、生徒代表が「他職種との連携の重要性を改めて感じました。相手の立場になって考えるとは、よく使われる言葉ですが、実際に言動に移すのはすごく難しいことだと思いました。相手がどう感じるか、どう思うかをこれからの日常生活や実習場面でもしっかり考えることができるようになりたいです。」とお礼を述べました。次回は10月に第2回目のボランティア講演会を予定しています。
今年度の第1回地域未来創造会議が、7月12日(火)に会議室で開催されました。
この会議は、高校生が中山間地域に出向き、地域の方々と協働して課題解決に取り組むことを目的とした「おかやま高校生地域未来創造事業(県教委主管)」の一環として開催されたものです。本校は昨年度に続いてこの事業の実施校に指定されています。
第1回のこの日は、大学・地元企業・自治体・地域団体・地域コーディネーターの方々のほか、活動報告のため普通科2年生6名が出席しました。
会議では、担当者が今年度事業の概要を説明した後、「行学」で地域をフィールドに探究活動を行なっている生徒が、6月に行った中山間地域でのフィールドワークについて報告し、出席者からさまざまな問いかけやご助言をいただきました。
出席者からは、「人口減少が進む中、地域住民が半ばあきらめ気分になっていたところに、高校生が入ってくれたことで目覚めたように感じ感謝している。」などの発言がありました。
また、「生徒の皆さんには行学の探究を通じてどんな変容があったか」という出席者からの質問に、生徒が「体験を記録する中で、文章の作り方を前よりもしっかり考えるようになったり、ぴったりくる言葉をいろいろ探したりするようになった。」と答えるなど、行学の学びを通して生徒が大きく成長していることを地域の方々に知っていただけた会となりました。
この会議は今後2学期と3学期にも開催される予定です。
7月12日(火)、第3回目となる今回の講座では、動画と静画での撮影の仕方の違いや、自分の伝えたいものを撮り方で表現する方法を講師の榎田竜路先生から教えていただきました。
榎田先生が持参されたカメラで生徒たちも実際に撮らせてもらい、同じ被写体でも撮る角度によって与える印象が全く違うことを実感しました。
また、前回の与えられた「顔に見える写真を撮ってくる」という課題では、生徒一人一人の個性が感じられるものが多く、生徒自身も、自分以外の人が撮ってきた写真を見て刺激を受けました。
いよいよ夏休みに入ると、企業への取材が待っています。
7月5日(火)、講師の榎田竜路先生をお招きしての活動は今回で2回目となりました。
PV(プロモーション・ビデオ)を制作する上で必要なインタビューをするポイントや文章を書くポイント、動画を撮影するときの体の使い方など、実践を交えながら教えていただきました。
生徒たちはメモを取り、体の使い方に苦戦しながら学びました。
最後に榎田先生より「顔に見えるものを撮影してくる」という課題が出され、その写真が「何を言っていて」「どういう状況か」説明できるように指示を受けました。
生徒たちが、どんな写真を撮ってくるのか楽しみです。
6月17日(金)、岡山大学副理事の吉川幸先生をお招きし、社会体験活動講演会を1年生対象で行いました。
この講演会は、生徒のみなさんが高校生活の中で、ボランティアや社会体験などの取組に主体的・積極的に参加しようとする動機づけになることを期待し計画しています。
吉川先生は「『わたし』をデザインする力」を演題に、ご自身の体験などをもとに、探究学習を行うにあたっての姿勢を分かりやすく伝えてくださいました。
講演の中の「学ぶことを楽しむ」「自分で選んだことを正解にする」という言葉は多くの生徒の印象に残り、自分で失敗を正解や成功に変えていくことが大切だと感じたようです。
講演の最後に生徒代表が、「自分のこれからの高校生活について大切な考え方をしっかり学べる貴重な時間となりました。今後の高校生活に活かしていきたいです。」とお礼を述べ閉会となりました。
sozai まつもと
四季の味 日和
6月7日(火)、食物調理科2年生が行学(総合的な探究の時間) 地域プロジェクトの一環で、テーマごとに分かれフィールドワークに出かけました。
これまでに、食物調理科や家庭クラブの活動の一環で、地域へのイベントに参加したり、地元食材を用いたレシピ開発などを行ったりしてきました。さらに、行学での取組みにより、地域の特徴を理解し、その魅力の発信や課題を発見し、解決策を提案することで地域の活性化につなげたいという思いで活動を始めました。
「城西地区チーム」は、観光拠点施設「城西浪漫館(津山市田町)」で津山近隣の特産品について教えていただきました。また、本校の珈琲パウンドケーキにつながりのある宇田川榕菴(宇田川家三代)が、泰安寺(津山市西寺町)に祀られていると浪漫館で伺い、墓所へもお参りしてきました。
*宇田川榕菴は「珈琲」の漢字の当て字を考案した津山出身の洋学者。
神龍
3つのチームは、本校食物調理科の卒業生が経営されている店舗「四季の味 日和(津山市北町)」、「神龍(津山市沼)」、「sozai まつもと(津山市山北)」を訪問し、先輩方からお話を伺いました。
地域に根差した店舗を取材することで、進路研究も兼ねています。
「地元食材チーム」は、校内で地元の食材を使った商品開発を目指しています。食材を活かすドレッシング等を考案中です。お楽しみに。
「城東地区チーム」は、本校の調理研究同好会が「作州城東朝市」に出店しているという情報をもとに、地域の活性化のために開催している朝市に注目し、さらに何か役立てることはないかと、城東町並み保存地区に出かけました。たくさんの店舗を見学させていただき、参考にさせていただきました。
フィールドワークを終え、生徒たちは具体的にどうすれば、地域活性化につながるか、今後、私たちがどのように関わらせていただくか、地域の方との触れ合いを大切にしながら考えていきます。
6月5日(日)、津山市佐良山地区で皿川のカヤックの体験イベントが開催されました。本校から普通科2年生の佐良山企画班(行学地域PJ教育分野)がカヤック体験の空き時間に子供たちを楽しませる企画を考え、イベントに参加しました。
4月から企画内容を考え、地域の方々と打ち合わせを行い、準備をしてきました。
当日は、牛乳パックでぶんぶんごまを作ったり、石にペイントしたり、水彩絵の具で「はじき絵」を描いたり、水風船や水鉄砲の水遊び等を考え、子どもたちと交流することができました。
最初はなかなか子どもたちと交流するのにも距離がありましたが、最後にはみんなで畑を走り周り、ゴミ拾いも協力しながら楽しく過ごすことができました。生徒たちは、実際に企画して行うことの大変さも学びました。 子どもたちと一緒にカヤックにも乗せていただき、とても貴重な体験をしました。
まだまだ不慣れなことが多く課題も残りましたが、次回、8月に予定している段ボール窯でのピザ作りでは、もっと子どもたちと関わり、楽しいイベントにしていきたいと思います。
ひととば津山 (津山市)
商店街・レプタイル(津山市)
商店街・ちんがらや(津山市)
城西地区(津山市)
上山地区(美作市)
知和地区(津山市加茂町)
香北地区(鏡野町)
5月31日(火)、普通科2年生が行学 地域プロジェクトの一環で校外にフィールドワークに出かけました。
今回のフィールドワークは、生徒たちが考えているプロジェクト内容が地域に合っているのかどうか地域の方々に確認していただくことで、また、地域の求めているものや、その現場を直接目で確かめることを目的に行いました。
ひととば津山には、空き〇〇分野、子ども・教育分野の生徒が訪れ、空き地の有効活用やひととば津山さんの活動内容を教えていただきました。
商店街には、観光・産業分野、空き〇〇分野の生徒が訪れ、ちんがらやさんとレプタイルさんで、空き地活用と観光での取り組みを学びました。
城西地区には、観光・産業分野の生徒が訪れ、観光でPRできる城西の魅力を「城西まちづくり協議会」の方からお話を聞き、実際に地域にあるお寺を見て回りました。
美作市上山地区には、空き〇〇分野、環境防災分野、観光・産業分野の生徒が訪れ、防災と空き地活用について学びました。
津山市知和地域には、医療・福祉分野の生徒が訪れ、スマイルちわの方々から活動状況や東高との現在までの交流について お話を伺いました。
鏡野町香北地区には、子ども・教育分野の生徒が訪れ、子ども教育について香北地区地域づくり協議会の方よりお話を伺いました。
<生徒の感想>
■空き地再生や小さな挑戦をしたいと活動されており、学びの場、教える場、発信する場などいろいろな場を作ることが大切だとわかりました。また、地域で連携していくことも大切だと学びました。
■学校の近くで普段良く通る道だったりしますが、知らないことや歴史がたくさんあふれていることを実感しました。また、フィールドワーク中、地域の方々がたくさん声をかけてくださり、歩いてみて改めて温かい環境を 感じました。
■地域ならではの場所を活かし、身近な生き物について知ったり、火を使う体験をしたりなど地域の方々が活動を広げていることがわかりました。地域が元気になるように、またいろんな世代で交流することが大切だと実感しました。
どの訪問先でも、多くの方々が地域の良さを活かし、地域で交流し、伝統を守りつつ協力して活動されているのを実感しました。どのグループにも親切に丁寧に教えてくださりありがとうございました。
再度、地域の現状を分析し、地域の方々の思いも踏まえつつ、改めて自分たちのプロジェクトを見直し、仮提案に向けて準備をしていきます。
5月24日(火)、 普通科2年生14名の「高校生のためのグローカルメディアプロデューサー養成講座(地域企業プロモーションビデオ制作講座)」が開講しました。
講師として、合同会社アースボイスプロジェクト代表 榎田竜路先生が来校され、平成28年度より本校で教えていただいています。 榎田先生は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織員会の「経済・テクノロジー」専門委員に就任された経験もあり、国内外で幅広くご活躍されています。
第1回目では、学校の授業の中でなかなか教わることができない「コミュニケーション」に焦点を当てたお話や、人間の思考には直感的思考と論理的思考があるお話をしていただきました。難しい内容がありながらも体を動かす時間を交えながら生徒たちは一生懸命聴いていました。
最後には生徒からのリクエストに快く答えてくださり、「食べ物を美味しそうに撮る」秘訣をわかりやすく説明していただきました。
次回榎田先生が来校していただく7月には動画編集ソフトの使い方を本格的に教わっていきます。生徒たちはそれまでに取材させていただく企業を決め、夏季休業中には実際に企業へ取材に行く予定となっています。
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