10月14日(金)、全職員や生徒の地震に対する意識の高揚と防災体制の推進、また、安全対策の見直しや学校施設等の改善箇所の検討を目的とし、第2回防災訓練を実施しました。
今年度も新型コロナウイルス感染対策を考慮し、2か所への分散避難としました。
緊急地震速報で訓練を開始しました。速報が出されたら、頭部の保護の目的で机に下に入ります。生徒の皆さんは、地震発生に伴い机が動くこともあるので、しっかり机の脚を持っています。
本部による被災状況の確認が行われ、避難指示が出されました。
「お」さない、「は」しらない、「し」ゃべらない、「も」どらないに注意しながら、全生徒・教職員を含め、約650名が避難することができました。
特に、災害看護を学んでいる専攻科生は、授業の一環として参加し、避難指示からわずか2分ほどで避難も完了することができました。
被災状況の確認や人数確認には各クラス等に配備している無線機を使用し、スムーズに確認ができました。
避難完了後、本校の自衛消防組織の消火班が中心となり、消火訓練を実施しました。
周囲の人々に大きな声で「火事だ!!」と知らせながら、初期消火にあたります。しかし、自身の身長を超えるような火柱なら、無理はせず避難することが大切です。
生徒たちは消防署員の方にご指導をいただきながら、消火に挑戦しました。
消火器の安全ピンを抜き、ホースを火元に向けて構えたら、レバーを握ります。姿勢を低く保ちながら徐々に火に近づいていき、風上から、火の根元を狙って、噴射させることが大切であると教えていただきました。
消火訓練をした生徒は、良い経験となった、今回はなかなかうまくできなかった、教えていただいたことを今後の参考にしたいなど様々な感想を述べました。
講評では、落ち着いて静かに移動できていたことを評価していただきました。
また毎年同じ内容の訓練とならないように、より実践的な訓練を計画し実施することで防災意識の向上につながるなどの助言もいただきました。
10月8日(土)、中学3年生を対象とするオープンスクールを開催しました。当日は、中学生、保護者合わせて300名近い参加がありました。
受付や案内などでは、本校の生徒が多数参加し来場された方々をもてなしました。
開会挨拶で、中学生の皆さんに校長と生徒会長から本校の魅力や特徴についてお話がありました。その後、3科の説明や入試、寮について各担当者が説明しました。
令和5年度入学生から制服が一新されるため、生徒会執行部から新制服のお披露目があり、中学生の皆さんの中をモデルが通行するという形でファッションショーを行いました。
生徒たちは、新制服の魅力とコンセプト「ジェンダーレス」を伝えるためにはどうしたらよいか、話し合いを重ね、準備をしてきました。
少し緊張した様子でしたが、本番では堂々と新制服の魅力を表現することができました。
新制服の詳細はこちら
普通科の分科会では、まず3年生による行学の発表と本校での生活についての動画を視聴しました。
その後は、2年生のファシリテートによって、絵しりとりやクイズなどアイスブレイクで親睦を深め、高校生活について質問を受けたり、相談に乗ったりしました。
看護科の分科会では、看護科3年生が係を務め、次の内容で行いました。
🩺 看護科の授業や実習の様子、看護科の行事、講師を招いての講演の様子などを紹介 。
🩺 3年生のデモンストレーションの後、中学生の手洗い・手指消毒の体験。
🩺 感染予防対策をとりながら行っている血圧測定の見学。
🩺 中学生からの質問に対して、3年生が答える座談会 。少人数のグループに再編成したりと話しやすい環境をつくるなどその場の状況に合わせた対応をして行いました。
3年生は、看護臨地実習の最中にも関わらず、中学生のために頑張ってくれ、実習で培ったコミュニケーション能力や主体性を実践に生かすことができました。
オープンスクールに参加したことで、中学生のみなさんが東高の看護科で学びたいと思ってもらえるとうれしいです。
食物調理科の分科会では、3年生による西洋料理、日本料理、中国料理、製菓のデモンストレーションを各実習室で見てもらい、集団調理室では実際に集団調理をしているところを見学してもらいました。その後、生徒による学科の説明、在校生との交流を行いました。
始めはお互いに緊張していましたが、会話も弾み、学校生活のことや受験勉強、日頃の勉強や実習についてなど中学生の不安な気持ちに応えるように丁寧に受け答えができました。
部活動見学は自由参観でしたが、多数の中学生が見学に訪れ、本校の部活動の様子をしっかりアピールすることができました。
式の直前には専攻科1年生からお祝いの言葉と共に胸にコサージュをつけてもらいました。
継灯生からは、式を迎えられた喜びと共に、この式を成功させたい、という思いが伝わってきました。
9月29日(木)、看護科2年生の第57回継灯式が厳粛に行われました。
ナースキャップは、看護師の象徴であり、看護者としての責任の重さを自覚するものとして、本校でも長年にわたり戴帽を行ってきました。しかし、院内感染や業務に支障があるなどを理由にナースキャップを廃止する医療施設が増加し、看護師を養成している学校においてもその傾向にあります。
本校も、時代の流れに沿い、今年度から「戴帽」を取り止め、「継灯」を行うことで看護の精神を引き継ぐこととし、名称も「継灯式」と改めることにしました。
園田校長より燭台が小林看護科長に託されました。その後、継灯生が小林看護科長から一人ずつ灯火を受けとりました。
ナイチンゲールよりいただいた灯火を持ち、ナイチンゲール誓詞を皆で唱和しました。
園田校長は式辞で、「私は、今、社会で最も必要とされている職業である看護師を目指す皆さんを心から尊敬しています。そして、皆さんが看護実習を通じて確かな知識と技術を身に付け、将来立派な看護師として活躍してくれることを期待しています。頑張ってください。」とメッセージを送りました。
継灯生を代表して横尾 綾さんが「今後、辛いことや苦しいことが訪れると思いますが、自分の志をしっかりと持ち、クラスのみんなで力を合わせて乗り越えていきたいと思います。理想の看護師に近づけるよう努力を怠らず、一歩ずつ前進していくことをここに誓います。」と決意を述べました。
継灯生は、11月8日から、3週間の看護臨地実習に臨みます。
直接、患者様と関わり看護をさせていただくことへの緊張感でいっぱいですが、市内の実習病院のご協力のもとに、看護師になるという目標に向かってさらに一歩を踏み出します。
9月8日(木)、第38回東雲祭体育の部が晴天の下、開催されました。
開会式では、校長、生徒会長から挨拶があり、二日間の文化祭に続く体育祭開催への想いが共有されました。
各競技、それぞれ感染対策の下、実施できる競技内容が考案され、制限の中でも生徒たちが楽しむ姿や本気で競い合う姿が見られました。
また、競技前後には手指や使用したバトンなどの用具の消毒をしたり、密を避けた観戦を呼びかけたりと、一人一人がコロナ禍であっても東雲祭を成功させようと協力していました。
今年の演劇部の上演作品「プラヌラ」は長い台詞も多く、感情表現も一筋縄ではいかない難しい作品で、場面転換や照明の切り換えも多く、全員が気持ちを一つにして取り組んできたことで、やっと人前で発表できるレベルになりました。初めて観た人にすんなり分かってもらうレベルにはまだまだではありましたが、現代も生き辛さの中でもがく主人公の魂の叫びと、それを救うことはできないが、社会と折り合いをつけることは上手な大人との対比、そして生きる希望の光となった真っすぐな仲間からの声援。全力の演技は観てくれた人の魂に確実に届いたことと思います。
2日目のステージはクラスや部活動の発表がメインでした。どの発表も準備時間が短い中で衣装や演出のこだわりが素晴らしく非常に良いものができていました。2日間のステージ発表を通して生徒たちが笑いと感動を届けてくれました。生徒たちにとって思い出に残る時間になったと思います。
2日目の展示では、これまでの委員会活動や成果、部活動の作品が披露されました。クラス展示では、ドキドキさせる仕組みも盛りだくさん。行列が長く続いている教室もありました。
今年の書道パフォーマンスは「友達」をテーマに行いました。高校生活一度きりの中で出会った仲間と共に成長していきたい、そして強い絆で結ばれたいという思いを込め表現しました。今回、初めて部員だけで動きまで考えたので大変でしたが、POPな感じに仕上げることができました。
文化の部の2日間の締めくくりとなる閉会式では、生徒会執行部から全校生徒へのメッセージが伝えられました。開会式、閉会式共に、生徒会執行部の生徒により準備・運営が行われました。
これまでとは違う形ではありましたが、2日間の文化の部を無事開催できました。様々な制限下での行事でありながら、生徒のみなさんが互いを思いやり、行動してくれたり、全力で展示やパフォーマンスをしてくれたりしたからこその成功だったと思います。
第38回東雲祭が「百華繚乱~輝け今しかないこの時を~」をテーマに 9月6日(火)~8日(木)、開催しました。当日に向けて生徒たちは日々練習や準備を頑張ってきました。
文化の部1日目は、生徒会執行部の挨拶から開会しました。新型コロナ禍での文化祭開催ということもあり、東雲祭への想いや、観覧上の注意事項などが伝えられました。
吹奏楽部は、『音心調和~一人ひとりの『情熱』を奏でます~』をテーマに、3年ぶりに本校体育館ステージにて演奏しました。古典の音楽に挑戦した『ダウランド組曲』の他、ポップスの『HANABI』や『夜に駆ける』などを演奏しました。また、今回はスペシャル企画として『情熱大陸』をプログラムに組み、なんと園田校長先生にソリストとしてご協力いただき、ヴァイオリンと吹奏楽の共演で披露いたしました。このステージ演奏を通し、その場の音楽でのやりとりを感じ取って一緒に奏でていく楽しさを味わうことができました。アンコールの『名探偵コナン』メインテーマでは、生徒教職員の皆さんからの手拍子に応援され、本番を終えることができました。
今年度は人数制限や常時換気などの感染症対策をしてステージ発表を行いました。1日目は有志の発表がメインで、ダンス発表や歌唱発表などがありました。生徒たちの普段は見られない一面を見ることができ、会場も拍手喝采でした。
短い準備期間の中で、工夫を凝らした展示が作り上げられました。感染症対策もしっかり行われ、訪れる人をいかに楽しませるか、よく考えてありました。
今年度の看護クラブは、「健康な生活を送るために」というテーマで、母性、小児、栄養、解剖、老年のブースに分かれて展示を行いました。模造紙や冊子を用いて来場者へ説明を行ったり、高齢者体験を行ったりしました。最後にPHOTOスポットを用意したので、より楽しんでもらえました。
9月2日(金)、東雲祭体育の部の予行を行いました。予行練習では感染症対策をした上で本番を想定し、開会式から閉会式までを通し、競技や入退場の確認を行いました。
限られた時間の中でしたが、生徒たちの協力もあり、予定通りに終了することができました。8日の体育の部に向けて、良い準備となったとともに全校の気持ちが高まった時間となりました。
8月18日(木)令和4年度2学期始業式が、校長室をスタジオにしたオンライン形式で行われました。
式辞で園田校長は、戦後の77年間を明治維新から終戦までの77年間と比較しつつ、「みなさんの人生と重なるこれからの77年間、世界が平和であってほしいと祈ります。戦争や平和について深く考えてみてください。」と呼びかけました。
さらに、感染症にどう対処していくかについての考え方の違いによって人々の間にしばしば感情的な対立が生じている状況に触れ、「私たちは、専門家の間でも意見が分かれるような、正解のない状況の中にいることを自覚しながら、互いの考えを尊重し合い、冷静に対話をしなければなりません。平和な世界を実現する鍵も、実はそういうところにあるのではないでしょうか。」と語りかけました。
また、式後に生徒支援部の先生から、2学期の生活についての留意すべき点や、直近に迫った東雲祭についてのお話がありました。
四校連携講座や部活動、ボランティア活動など、感染症対策を講じつつ実りの多い活動を行うことができた夏休みを終え、級友との久々の語らいを喜ぶ姿。各教室には、2学期の学校生活への期待とやる気がみなぎっているように感じられました。
7月26日(火)、中学3年生対象に中学生授業参観日を行いました。「あの!東高の素顔が見える」として、より本校を知っていただくため、「見る東高」を開催しました。
中学生397名、保護者186名、計583名が参加され、受付終了後、令和5年度の新制服のデザイン案を見ていただき、web投票をしていただきました。
校舎内では、全クラス(校外実習中の食物調理科3年を除く)の授業風景を公開し、中学生のみなさんは真剣な眼差しで見学されていました。
部活動の見学も予定より多くの参加があり、部活動を行っている高校生もさらに力が入った活動となりました。
次回は、10月8日(土)に進学説明会を含んだオープンスクールを開催する予定です。ぜひ、みなさんの参加をお待ちしています。
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