本校看護科の紹介をします。看護科では今年度、看護男子会が発足しました。この会は看護科・専攻科の男子が学年をこえて親睦を深め、情報交換やアドバイス、ちょっとした息抜きができるようにするために設立しました。メンバーは看護科・専攻科に在籍する男子と看護科の男性教員です。
3回目となる今回は、専攻科生が高校1年生の男子生徒に対して、解剖生理学のミニ講座を行いました。
考査の範囲である消化器系の構造と機能が本日のテーマでした。胃の各部位の名称、胃酸の働き、内因子などについて復習することができました。
ミニ講座を受けた生徒は「理解しやすかった」「またやってほしい」と嬉しそうな表情でした。
看護男子会が発足したことにで、看護科男子の絆が一層深まりました。
看護科への入学を迷っている男子中学生の皆さん、楽しい学校生活を送りながら、最短の5年間で看護師になれる津山東高校看護科へ来てください。
一緒に頑張りましょう。
12月13日(金)、看護科3年生を対象に津山第一病院看護師長 入澤美穂先生をお招きして、「私の看護観」というテーマで講演をしていただきました。
「看護職の倫理綱領」を用いて質の高い看護を提供するための「考え」や「行動 」について、わかりやすく説明していただきました。
それを踏まえて、生徒一人一人が「私の看護観」を発表する機会を設けてくださり、看護に対する思いを共有し、看護する者としての責任を実感できた講演会となりました。
12月6日(金)、2学期期末考査終了後、ザ・シロヤマテラス津山別邸で「家庭クラブテーブルマナー講習会」を行いました。
西洋料理のフルコースを体験し、食事作法、テーブルマナーについて学ぶことを目的として毎年実施しています。家庭クラブ員希望者29名が参加し、副支配人の竹内慎さんが講師として丁寧に教えてくださいました。
西洋料理のフルコースを初めて経験する生徒が多く、フォーク・ナイフの使い方やナフキンの扱い方から説明をいただきました。
生徒たちは最初、緊張していましたが竹内先生が分かりやすく進めてくださったので、リラックスして食事をすることができました。
「マナーとは、同席する人に不快な思いをさせないこと。」と竹内先生のお言葉がありました。
今回、テーブルマナーを体験することができ、正式な場でのルールや人への思いやりの心を学べました。この経験を忘れず素敵な大人になっていって欲しいと思います。
11月29日(金)、一般社団法人ヤングケアラー協会代表理事 宮崎成悟先生を講師にお迎えして人権教育講演会を行いました。
今年6月に子ども・若者育成支援推進法が改正され、ヤングケアラーの定義として対象とする人が広くなったことや、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象にヤングケアラーが明記されるなど、社会的にも動きがある「ヤングケアラー」についての理解を深めることを目的に実施しました。
講演会の中では、ヤングケアラーとはどのような人たちのことを言うのか、ということや、身近なコンテンツを例に家庭を取り巻く社会状況がどのように変わってきているのかを分かりやすく教えていただき、ヤングケアラーはこれから増えていくだろうということを考えることとなりました。
また、ご自身の体験談も詳細に伝えてくださり、生徒たちも様々なことを考えながら聴いていました。
宮崎先生から「ヤングケアラーは特別な存在ではなく、誰でもそうなる可能性がある」「自分がヤングケアラーだと思ったら、小さなことでも周りの大人に頼ってみよう」ということを伝えていただきました。
また、最後には生徒へのメッセージとして、「自分が歩む道がどれだけ暗く一本しかないものだと感じても、灯りをともせばそこには他の道がいくつかある。そしてその複数の道から自ら選び納得して歩むことが大切だ。相談は選択肢を増やすことだと考えてみる。」といった内容を伝えていただきました。
先入観や自分が持つ尺度のみで自分や他者について判断することなく生きていくことがどういうことなのか、どのように自分自身と他者と向き合い手を取り合っていけば良いのか、講演会を通じて考えていくきっかけになりました。
11月22日(金)、第2回家庭クラブ総会を開催しました。
内容は夏休みの課題であったホームプロジェクトの各クラス代表生徒の発表と校内料理&クリエイティブコンクールの優秀者の表彰です。
ホームプロジェクトの発表では、クラス代表が研究内容をスライドにまとめステージ上で発表しました。発表題目は次の通りです。
またその他にも11月24日(日)に行われた「第6回うまいもん商店街!」の高校生実行委員やボランティアとして本校の生徒も活動しました。
■「受験生の姉を朝食で応援」
■ 「 妹が1人で片付けできるようになる」
■ 「南海トラフ地震に備えて~防災バックの見直し~」
■ 「布を活用して快適な暮らしへ」
■ 「災害から生き残る」
■ 「忘れっぽいおばあちゃん~ボケ防止~」
家庭生活における問題を発見し解決していく学習活動で、今回の発表では様々な視点からの研究内容で、生徒たちは興味深く聴くことができました。
最後に表彰伝達として、9月に開催された校内料理&クリエイティブコンクールの上位優秀者と審査員特別賞に選ばれた生徒の紹介をしました。
11月8日(金)、第2回防災訓練を実施しました。
今回は、停電により校内放送が使えないとの想定で、無線機を活用しての報告などを訓練しました。
<緊急地震速報で訓練開始>
速報が出されたら机が動くことがあるので、しっかり机の脚を持ち頭の保護の目的で机に下に入ります。
<本部による被災状況の確認>
全て、無線機を使用し、教室棟の各階や体育館・専門科棟の被災状況の確認後、避難指示が出されました。
「お」さない、「は」しらない、「し」ゃべらない、「も」どらないに注意しながら、全生徒・教職員の約650名が避難しました。
災害看護を学んでいる専攻科生も、授業の一環として参加しました。本科生の見本となり、避難指示からわずか2分ほどで避難も完了しました。
消防署の方は、今回、急な出動があったため来校できず、本校の自衛消防組織の担当教員が、消火器について説明し、消火訓練を実施しました。
周囲に大きな声で「火事だ!!」と知らせ、初期消火にあたります。消火器の安全ピンを抜き、ホースを火元に向けて構えたら、レバーを握り、徐々に火に近づいていきます。
板谷教頭からも、今回の避難がスムーズに実施できたことを評価いただき、併せて、今後30年以内に発生する確率が70~80%の南海トラフ地震について、そして、今年各地で多くの災害により甚大な被害が発生しており、日頃からの備えが必要であること等、講評をいただきました。
11月1日(金)、本科全校生徒を対象に「薬物乱用防止・ネットモラル講演会」を実施しました。
薬物やネットモラルについて正しい知識と心身に及ぼす影響を理解し、適切な行動と意思決定ができる力を身につけることをねらいとして、津山少年サポートセンター上村博史先生にご講演いただきました。
上村先生は、近年違法薬物の販売手口が巧妙化し、実は身近なところに危険性が潜んでいることを話されました。
誰でも些細なきっかけから薬物中毒・薬物依存に陥り、自他ともに命を落とす危険があることを、DVD映像を交えながら生徒たちに訴え、何ごとも落ち着いて善悪の判断をし、「してはいけないことは絶対にしてはいけない」と強調されました。
生徒たちは真剣な表情で話を聞き、薬物乱用のリスクを自分たちの問題として受け止めていました。
万が一、周囲の人から薬物使用を誘われた場合の断り方など、具体的なお話は大変参考になりました。
10月18日(金)午後、関西芸術座による演劇「遥かなる甲子園」を、本科生(1~3年生)全員で鑑賞しました。
今年度の芸術鑑賞会は、本物の芸術に触れることを通して、豊かな感性を育むことを目的として行われました。
この演劇「遥かなる甲子園」は、令和元年度に引き続き、今回で2回目の公演となります。昨年度に行った生徒への事前希望調査で断トツの得票を集めた演目でもあり、生徒たちは公演を大変楽しみにしていました。
開場後、会場に入ってきた生徒たちは、突如、体育館内に出現した舞台セットと照明機材に圧倒されていました。
いざ公演が始まると、本格的な照明と音響によって体育館内に別世界が誕生し、全員が作品世界にぐっと引き込まれました。そして、「ろう学校高等部」の野球好きの仲間達が幾多の困難に立ち向かう姿に、胸を熱くしました。特に、役者の皆さんの手話での熱演に、生徒たちはすっかり心奪われたようでした。
公演時間の120分間はあっという間に過ぎ、考査の疲れも吹き飛びました 。考査最終日の午後に、迫力ある演劇を堪能し、生徒たちは様々なことに考えを巡らせ、充実したひとときを過ごすことができました。
継灯式の開式前、専攻科1年生の代表生徒からコサージュを一人ひとりの胸につけていただきました。
また、高校1年生・3年生からはお祝いの手紙をいただきました。
看護科・専攻科の先輩後輩だけでなく、学科を超えた「継灯おめでとう」のお祝いの言葉が飛び交いました。
たくさんのお祝いや激励の言葉をうけ、看護科2年生は照れながらも喜んでいました。
10月3日(木)に、看護科2年生の第59回継灯式が厳粛に行われました。
継灯式とは、入学以来1年6か月、看護科で学び、今年の11月11日から3週間津山市内の4病院で行われる実習前に、看護師への道を歩む決意をあらたにする式です。
ナイチンゲール像が手にするキャンドルから受け継がれた灯火を生徒一人ひとり、小林看護科長から受け取り、灯火の重みを感じながら壇上に整列しました。
厳かな灯火が煌めく中、ナイチンゲール誓詞を唱和し、「看護の職業水準を維持し、さらにそれを高めることに全力を尽くします。」「仕事の上で打ち明けられた秘密や、知り得た家族の内情は決して人に洩らしません。」「忠実に医師の任務を助け、私の手に委ねられた人々の幸福のために身を捧げます。」などと誓いました。
来賓の方々から、記念品・花束贈呈、お祝いの言葉をいただきました。
また、安東校長より、「 実習を通じ、確かな知識と技術を身につけ、将来立派な看護師として活躍してくれることを期待しています。」と激励を受けました。
生徒を代表して、竹内七瀬さんが「患者さんの声に耳を傾け、五感を通して患者さんを観察し、体に触れ、それぞれの患者さんに合わせたケアを行っていきたい。」「この先、様々な困難が待ち受けていると思いますが、それぞれの目指す看護師になれるようクラス目標である『協力』『努力』『助け合い』を実践し乗り越えていくことを誓います。」と謝辞を述べました。
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