「看護科」カテゴリーアーカイブ

<スクールライフ・放課後>看護男子会Ⅱ(看護科・専攻科)

本校の看護科・専攻科で発足した「看護男子会」。その中でも恒例行事となりつつある解剖生理学講座の第2回目が開催されました。今回も専攻科1年生男子が、高校1年生男子に向けて実施し、テーマは循環器系でした。
専攻科1年生は「前回よりもさらに分かりやすく」を目標に、スライドを使いながら要点をまとめ、学年末考査や継灯認定試験、看護師国家試験に役立つ知識を伝えました。高校1年生たちは、真剣な表情でメモを取っていました。

講座を受けた生徒からは「細かい部分まで教えてもらって助かった。」といった声が聞かれました。終始楽しそうな雰囲気の中でも、学びに対する真剣さが伝わってくる時間でした。

今回の活動を通じて、専攻科生と高校生の学年を超えたつながりがさらに深まりました。「看護男子会」は、ただの勉強会ではなく、お互いに支えあい、成長しあう場として発展しています。今後も新たな交流・活動を企画していく予定です。
次回の看護男子会もお楽しみに!

救急法基礎講習(看護科1年)

2月10日(月)、看護科1年生を対象に、日本赤十字社岡山県支部から救急法指導員の方をお迎えし、一次救命処置等救急法の基礎を学びました。

始めに、この講習の目的や指導員の方々の思いをお聞きし、この講習に対する意識を高めました。

次に、意識状態の観察、呼吸状態の観察について実技を行いました。

毛布を利用して保温の仕方を学びました。毛布を敷く際、扇子折りにすると素早く毛布を出すことができるとアドバイスをいただきました。保温だけでなく簡単に患者さんを移動させることもできました。

一次救命措置では、大切な命を救助するためには、119番通報とAED持参など、協力してもらえる人に声をかけることも必要だと感じました。
実際に、モデル人形を用いて人工呼吸と胸骨圧迫を行いました。現在は、救急車が到着するまで平均10分かかると教えていただき、大変さを痛感しました。

引き続き、AEDを用いた除細動の実技で、胸骨圧迫とAEDの操作を、2人で息を合わせ行いました。胸骨圧迫を絶え間なく行うために、AEDの操作をする生徒と声を掛け合って行います。

初めて一次救命処置を行う生徒もいて、確実に胸骨圧迫ができるようになりたいと生徒が自主的に申し出て、休み時間も指導員の方々に質問するなど指導を受けました。

講習終了後、学科試験を受け、「救急法基礎講習」の全課程を修了しました。

生徒代表より、本日一日の講習のお礼と一日の学びを指導員のみなさんに伝えました。
<生徒より>
▶️救急車到着までに一次救命処置を行うことで傷病者の社会復帰に大きな役割を果たすことができるということを知った。一次救命処置が遅れると時間が経過するほど助かる可能性は減っていくので、医療従事者ではなくても積極的に手当を行うことが大切だと感じた。また、一人では限界があるので周りに協力を求めて処置を行うことで救助者の負担も軽減され、質の高い手当てができることもわかった。

▶️講習を受けただけにならず復習をして、緊急時に瞬時に自分が動けるようにしていきたい。また、傷病者や周囲への声掛けの大切さを知ったのでこれからの看護実習では声掛けを丁寧に行い、周囲にも目を向けて何をしてほしいのか伝えられるようにしていきたい。
▶️健康な人であっても心臓突然死で急に亡くなるかもしれないと思うと一日一日を大切にしようと思った。急に目の前で人が倒れたときに迅速に対応をすれば心拍が再開し回復するので、講習がいかに大切なのか、もう一度理解することができた。自分が行動することで一人でも多くの人を救えるのでこの講習をもっと多くの方に受けてもらったり、家族や親戚などに広めたりしていきたい。

後日、講習修了証と学科試験合格者には、「赤十字救急法基礎講習修了者認定証」が届きます。

高齢者宅訪問(家庭クラブ)

2月3日(月)~9日(日)、家庭クラブの行事である高齢者宅訪問を行いました。

家庭クラブ員の食物調理科1年、看護科1年、2年生全員、食物調理科3年が、高齢者の方へメッセージカードと食物調理科が作成したバレンタインにちなんだ内容のお菓子をプレゼントしました。
また、津山警察署の生活安全課に方とともに消費者トラブル注意喚起のリーフレットを渡しました。

校内でも日ごろお世話になっている先生方に手渡し、感謝を伝えました。

今回の活動を通して、地域の高齢者の方と交流を深めることができました。

小論文講演会(普通科・看護科1年)

1月31日(金)、1年生の普通科・看護科を対象に、小論文や志望理由書の意義や書き方を学ぶ小論文講演会を行いました。
この講演会のねらいは、進学に対する意識を高め、この先自分たちが取り組んでゆくべき課題と解決の方法を身につけることです。

講師に 玉田真由美先生をお招きして、小論文とは何か、どのように書くのかというところを生徒たちに実践させながら、お話いただきました。

作文と小論文の違いから、小論文で書くべきポイントについて、ワークシートを用いながら説明くださいました。
小論文は、作文と異なり、自分の意見、説得力ある根拠、今後必要な対策・姿勢が求められるとのことでした。

生徒たちはワークシートで実際に小論文を書くための前段階の要約作業に取り組み、文章をまとめることの難しさを改めて実感しました。

最後に、生徒代表のあいさつでは、「1年生のうちから、小論文を書くための情報収集を積み重ね、3年生になった時の材料を蓄えたい。」とお礼の言葉を述べました。

視覚障がい者の支援講座(看護科1年)

1月27日(月)、看護科1年生が高取茂樹先生と5代目盲導犬を講師にお迎えし、視覚障がい者への支援を学びました。

今年度は教員がスマートフォンのテレビ電話機能を使用し、講師の先生を控室から講演会場までご案内しました。その光景をみて、生徒たちはスマートフォン機能を使って誘導できることを知り、言葉で状況を伝えるためには、相手に伝わりやすいように話をする大切さに気付きました。

高取先生は、講演中も見えているかのようにパソコンを使いこなし、お話をしてくださいました。
高取先生から「私たち感覚障がいをもつ方の生活はデジタル機器の進化に伴って格段に良くなってきた。でもまだ不便なところもある。障がいを一つの特徴としてとらえ、みんなと同じ一人の人間として見て接してほしいし、どんな患者さんでも目を見て接してほしい。」と呼びかけられました。
デジタル化が進み、感覚器に障害があっても使い方によって生活がかなり便利になったとお聞きしたことで、改めて時代の変化や、支援を必要としている部分が何なのか相手に合わせて考えて支援する必要性を学びました。

また、講演の中で具体的なスマートフォンでのコミュニケーションの支援方法を教えていただきました。
通常のアプリでも文字は読み上げられますが、スタンプなどの記号は伝わらないことから、スタンプなど簡便なものに頼るのではなく、誰にでも伝わるように丁寧にメールを打つことが大切だと学びました。

自分たちがコミュニケーションツールとして使用しがちなスマートフォンも支援の道具として活用できることを知り、改めてデジタル機器を有効に活用できることを学びました。

高取先生から、時代とともに支援方法が変化していくが支援の最初は変わらないので、まずは勇気、元気、優しさを持ち「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてほしい、と教えていただきました。

生徒たちは実際に視覚を遮り、ペアで歩行を行ってみました。
見えないことは怖いけれど、介助者の声を頼りに歩行しました。このことから、支援する人は障がいを有する人の命を預かり、障がいを有する人は支援する人に命を預けるといった、お互いの信頼関係も大切だと学びました

盲導犬の役割についても実際に学ばせていただきました。講演中でも盲導犬は、高取先生の指示にすぐ動けるように待機し、静かに仕事をしていました。

最後に高取先生が退室される際、盲導犬が障害物や階段などに対し実際に仕事をしている姿も見学させていただきました。

この講演での学びを、少しでも多くの人に伝えたいという生徒の思いから、生徒代表が翌日、同じ1年生の食物調理科、普通科の教室に出向き同級生たちに、「感覚障がいがどのようなものか深く理解できた。ただ眺めるのではなく社会の生活に積極的に参加して、最初の支援として勇気、元気、優しさを心に留めて人との関わりを大切にしていくことがわかった。一緒に自分たちから声をかけていきましょう。」と支援の呼びかけを行いました。

<スクールライフ・実習>基礎看護[無菌操作](看護科2年)

今回は、看護科2年生が行った無菌操作の校内実習についてご紹介します。
実習では、『無菌操作』の技術を学び、それを実践します。実施内容は大きく2つに分かれており、①綿球の受け渡し、②ガーゼの取り出しを行いました。

無菌操作は、看護師として働くうえで欠かせない基礎技術です。どんなに小さなミスでも、患者さんの安全に関わる可能性があるため、一つひとつの動作に細心の注意を払う必要があります。

適度な緊張感が漂う中、学んだことを確認しながら慎重に行うことができました。
今回の授業を通じて、無菌操作の重要性を再確認するとともに、技術力をさらに向上させたいという意欲がわいてきました。

これからも看護師になるための道を一歩ずつ進んでいきたいと思います。

行学 看護PJ発表会(看護科2年)

1月21日(火)、28日(火)の2日間、 看護科2年生が行学 看護プロジェクトのまとめ発表会を行いました。
今年度は能登半島地震や日向灘地震による南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されたりするなど、災害が多く発生した1年でした。

生徒たちはこの1年間、地域の防災に目を向け、主に避難所での過ごし方や応急処置の方法など、10グループに分かれて、実現可能な課題解決を図るために取り組んできました。

発表では、それぞれのグループが調べたことなどの発表を行いました。
なぜその課題に取り組もうと思ったのか、どうすれば課題解決できるのかを詳細に発表することができました。しかし、今年度はどのグループも地域や校内での啓発活動ができなかったことが反省点としてあがりました。

発表後、特定非営利法人いーなプロジェクト事務局の谷本幸子先生より、ご講評・アドバイスをいただきました。
谷本先生から、「イザ!カエルキャラバン!」のご紹介や、三角巾の着け方など、具体的なアドバイスもいただきました。

生徒代表が「まずは家庭から防災について広めていきたい。」とお礼の言葉を述べました。

現在、行学で学んだ課題解決の方法をもとに、老年看護の授業で『津山地域の認知症』について調べ、課題解決に向けて取り組んでいます。

進路講演会(1年)

1月24日(金)、株式会社グローバルキャリア代表取締役 的場亮先生をお招きして、1年生の進路講演会を行いました。
今回の講演会は、食物調理科・看護科・普通科の全学科に対して、的場先生の「一点集中」の講演会を聞きました。
本講演会は、人生経験の豊富な方の体験に基づいた講演を視聴し、現在の自分の在り方、生き方についての自覚を深めるとともに、生徒一人ひとりの進路意識の高揚を図ることを目的に行いました。

今後、生徒が自身の進路達成に向けて、まず意識してほしいことを、動画などを効果的に使いながら、説明していただきました。特に、自分がやりたいこと、目指していることを諦めず、思い続けることの大切さを的場先生の熱いお言葉に添えて、話してくださいました。

的場先生の熱意溢れる話を一生懸命に聞きながら、メモを取り、何か学び取ろうとする姿が見えました。また、講演会の中で流された動画に感動し、涙を流す様子も見られました。

生徒代表が、的場先生にお礼の言葉を述べました。
「自分を支えてくれている人が家事や仕事などを家族のためにしてくれているのは当たり前ではないので、素直に大切な人に感謝をしたいと思う。」と素敵な挨拶で締めくくってくれました。

母性看護講座(看護科3年)

1月22日(水)、看護科3年生を対象に母性看護について理解を深める目的で、赤堀クリニック 妹尾雅代先生にお越しいただき講義を受けました。

妹尾先生から、おなかの中での胎児の成長過程や母親の心身の変化、分娩の進み方など胎児のモデル人形や骨盤のモデルを使って、わかりやすく説明していただきました。
母乳育児の移り変わりや満足のいくお産を目指し、母親とお産の振返りをしていることなど病院で大切にしている支援についても教えていただきました。

生徒たちは、おなかの中で胎児が聞いている母親の声を体験し、胎児がおなかの中であくびやしゃっくりなどして生まれてきてからの呼吸の練習をしていることに驚いていました。

今回の講義を受け、母性看護にとても興味がわきました。
生まれてくることがあたりまえではなく、赤ちゃん、母親、家族、医療関係者など様々な人たちの協力で命が誕生していることが学べました。

<スクールライフ・LHR>お正月リレー大会(2年)

お正月リレースタート
カルタ
応援

1月17日(金)、2年生の生徒集会を行いました。生徒が企画し実行する「生徒集会」と呼んでいるもので、幹事はクラス単位で順番に行っています。
今回は、2組が担当し、リレーを企画しました。スタート後、くじを引いて、くじに書かれたお正月遊びをします。くじには、「けん玉を〇回以上」など様々なクリア条件が記入されており、全クラス1位を目指して団結して楽しみました。