1月30日(月)看護科3年生を対象に、講師に赤堀クリニックの看護部長 妹尾雅代先生をお迎えし、母子看護についての理解を深めることを目的に、母子看護講座を開催しました。
当初、2回に分けての開催を予定していましたが、1月の記録的な大雪により学校が臨時休校となったため、残念なことに1回のみの開催となりました。
妹尾先生から、妊娠から出産までの産婦へのケア方法・胎児について等、たくさんのことを臨床での経験を交えながら、わかりやすくご講義いただきました。
終了後には生徒から、「専攻科2年生での母性の実習が楽しみになった。妊娠から出産、育児などお母さんの悩みや不安に寄り添うことで今後の母子の良好な関係に繋がるため、私も将来助産師として、女性の心に寄り添う存在になりたい。」等の感想が聞かれました。
1月27日(金)、1年生対象に進路講演会を行いました。
グローバルキャリア代表取締役 的場亮先生を講師として、自分の在り方について自悪を深め、生徒一人一人の進路意識を高める目的で、講演をしていただきました。
出会いを大切にすること、心を込めて前向きに歩みだすことを豊かな事例を挙げて話をしていただきました。
自分の立ち位置を知り、これからの道を見つめるよい機会となりました。
本校はこのたび、文部科学大臣から、キャリア教育優良学校として表彰されました。1月19日(木)東京港区の三田共用会議所講堂で表彰式とシンポジウム(主催:文部科学省・厚生労働省・経済産業省)があり、学校を代表して園田校長が表彰状を受け取りました。
キャリア教育とは、一人一人の社会的な自立のために必要な基盤となる能力を育成する教育のことです。今回の表彰は、長年の看護師・調理師養成の実績に加え、行学で行っている探究活動や地元企業PR動画の制作など、本校の地域に根ざしたキャリア教育の実践が全国レベルであると評価していただいたものと捉えています。
これまでの実践に関わってくださった地域の皆様、卒業生や旧職員の皆さんに、心から感謝を捧げたいと思います。
今回の表彰を励みにして東高は、生徒一人一人が社会的自立していく基盤を築く活動に、今まで以上に力を入れていきたいと思います。ありがとうございました。
12月15日(木)、精神看護の特徴を学ぶため、今回、希望ヶ丘ホスピタル看護部長 森田陽子先生をお迎えし「精神看護について」の講義をしていただきました。
本来であれば病院の見学実習を行っていましたが、昨今の新型コロナ禍の状況を鑑み、変更となりました。
以前に比べ精神疾患に対する看護師の需要が高まってきており、厚生労働省の調査でも精神疾患が五大疾患の一つとなっていること、誰でもかかり得るものであることを教えていただきました。
また、精神障害者の方と関わる上でのポイントや注意点についても教えていただき、生徒たちはメモを取りながら興味深く拝聴していました。
最後に生徒代表が、「患者さんの目線に立ち、日頃から家族や友達と関わるときにも、相談し合ったり、声を掛け合ったりして一人で抱え込まないようにし、コミュニケーション能力を向上できるよう日々の生活を意識していきたい。」と、森田先生にお礼を述べて終了しました。
12月9日(金)、1年生を対象とする性教育講演会(オンライン)を開催しました。
この講演会は、岡山県健康福祉部健康福祉課主催“未来のパパとママを育てる出前講座”によるもので、岡山県立大学保健福祉学部看護学科 川下奈穂子先生にお話をいただきました。
「ライフプランを考えること」、「AYA世代のがんとその予防法を知ること」「性暴力・性被害から身を守ること」「性の多様性・自分らしさについて考えること」という多岐にわたる内容についてお話いただきました。
生徒たちがこれからの生き方について真剣に考える良い機会となりました。
12月9日(金)、2年生がクリーン作戦を行いました。
日々学校施設を使用させていただいていることへの感謝の気持ちを込めて学校敷地内や学校周辺の清掃を行いました。
事前に美化委員を中心に清掃用具を準備し、ゴミを拾ったり、落ち葉を集めたりしてクラス毎に決められた分担区域をきれいに整備しました。
この時期にしては比較的暖かく、どのクラスも和やかな雰囲気で清掃に取り組みました。どの区域でもたくさんのゴミが回収されました。
各クラスで回収されたゴミはゴミステーションで美化委員を中心に分別し整理しました。落ち葉を中心に大量のゴミが集まり、2年生全員で取り組んだ成果が出ました。
寒い時期のクリーン作戦でしたが、一生懸命清掃に取り組む姿にすがすがしい気持ちになりました。
11月25日(金)、岡山県JICAデスク国際協力推進員北脇藍紗先生にお越しいただき、国際理解講演会を1年生対象に行いました。
JICAボランティア活動など、これまでの様々な経験から世界の現状やSDGsの取り組み方などについて講演してくださいました。
講演のはじめには、SDGsの17のアイコンと目標、具体策が載っている三種類のカードをグループごとに絵合わせしました。各グループ悩みながらも楽しみながらSDGsの取り組みについて学ぶことができました。
SDGsの取り組みは難しく考えるのではなく、持続可能な社会を作っていくために、高校生のうちからでもできる「買い物では手前取り」「マイバックを持ち歩く」など身近なことから挑戦してほしいと北脇先生は話されました。
最後に生徒代表が、「世界の現状を知ることができてよかった。今後の生活に生かしていきたい。」とお礼の言葉を述べました。
11月24日(木)、 看護科3年生対象に、「私の看護観」と題して津山第一病院看護師長 岡田陽子先生に講演をしていただきました。
看護職の倫理綱領について、岡田先生の実体験を交えて話してくださり、生徒たちから、分かりやすく理解につながったと感想を述べていました。
<生徒の感想>
岡田先生の体験談を通して、患者さんにもそれぞれの価値観があり、看護師は患者さんの思いを尊重しつつ、必要なことはきちんと説明して同意をもらい、患者さんから治療する上での環境を整えていくことも大切だと改めて感じることができた。
3年生はこの1年間で6週間の臨地実習を終え、自身の看護に対する思いを再確認し進路を選択していきます。この講演を通して、改めて自身の看護観を考える機会になりました。
11月4日(金)、高校生のネットモラル・薬物乱用防止講演会を津山警察署生活安全課巡査部長 幸田吉生先生と、刑事第二課長 窪田裕文先生を講師としてお迎えし、各教室へオンライン配信で実施しました。
始めにネットモラルに関するDVDを視聴しました。内容は、なりすましによるメールでのやり取りでトラブルに巻き込まれるもので、その後、幸田先生から身近な例を挙げられ、注意がありました。
後半は、薬物乱用防止について窪田先生から、ご自身の経験談(薬物違反の検挙や逮捕など)を中心に、現実的なお話をしていただきました。
窪田先生からは、途中、質問があり、それに対して生徒が答えるというやり取りがオンラインで行われ、生徒たちは注意深く聞いていました。
ネットによるトラブルや薬物について正しい知識を理解し、適切な判断と行動ができる資質と能力を身に付けてくれたらと思います。
10月14日(金)、全職員や生徒の地震に対する意識の高揚と防災体制の推進、また、安全対策の見直しや学校施設等の改善箇所の検討を目的とし、第2回防災訓練を実施しました。
今年度も新型コロナウイルス感染対策を考慮し、2か所への分散避難としました。
緊急地震速報で訓練を開始しました。速報が出されたら、頭部の保護の目的で机に下に入ります。生徒の皆さんは、地震発生に伴い机が動くこともあるので、しっかり机の脚を持っています。
本部による被災状況の確認が行われ、避難指示が出されました。
「お」さない、「は」しらない、「し」ゃべらない、「も」どらないに注意しながら、全生徒・教職員を含め、約650名が避難することができました。
特に、災害看護を学んでいる専攻科生は、授業の一環として参加し、避難指示からわずか2分ほどで避難も完了することができました。
被災状況の確認や人数確認には各クラス等に配備している無線機を使用し、スムーズに確認ができました。
避難完了後、本校の自衛消防組織の消火班が中心となり、消火訓練を実施しました。
周囲の人々に大きな声で「火事だ!!」と知らせながら、初期消火にあたります。しかし、自身の身長を超えるような火柱なら、無理はせず避難することが大切です。
生徒たちは消防署員の方にご指導をいただきながら、消火に挑戦しました。
消火器の安全ピンを抜き、ホースを火元に向けて構えたら、レバーを握ります。姿勢を低く保ちながら徐々に火に近づいていき、風上から、火の根元を狙って、噴射させることが大切であると教えていただきました。
消火訓練をした生徒は、良い経験となった、今回はなかなかうまくできなかった、教えていただいたことを今後の参考にしたいなど様々な感想を述べました。
講評では、落ち着いて静かに移動できていたことを評価していただきました。
また毎年同じ内容の訓練とならないように、より実践的な訓練を計画し実施することで防災意識の向上につながるなどの助言もいただきました。
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