10月5日(木)に第58回継灯式が行われ、看護科2年生が決意を新たにしました。
昨年度より、ナースキャップを授かる戴帽式から継灯式に改め、看護の精神を引き継いでいます。
ナイチンゲール像が手にするキャンドルから受け継がれた灯火を生徒一人一人、小林看護科長から受け取り、壇上に整列しました。
厳かな灯火が煌めく中、「忠実に医師の任務を助け、私の手に委ねられた人々の幸福のために身を捧げます。」と、ナイチンゲール誓詞を唱和しました。
安東校長より、「看護実習を通じて、確かな知識と技術を身に付け、将来立派な看護師として活躍してくれる事を期待します。」と激励を受けました。
生徒を代表して、山本凌衣奈さんが「患者様にとって最適な看護が提供できるように、実りある実習にしていきたいです。また、一人はみんなのために、みんなは一人の為に、クラスで互いに支え合い困難を乗り越え、たくましく成長していきたいです。」と謝辞を述べました。
生徒たちは11月6日から3週間津山市内の4病院での実習に臨む予定となっています。
9月15日(金)に看護科2年生、29日(金)に食物調理科・普通科2年生が、ミニ・ビブリオバトルを図書委員会主催のホームルーム活動として行いました。
このビブリオバトルとは、「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」ことを目的とした、コミュニケーションゲームです。今回は、一人2分間のミニ・ビブリオバトルの形式で行いました。
前半は、4人の小グループに分かれて、本を紹介し合いました。
後半は、各グループから一人ずつ選ばれた代表者が全体への発表を行い、一番読みたくなった本(チャンプ本)をクラス投票で決定しました。
生徒たちは、和やかな雰囲気でお互いに持参した本を見せ合いながら、楽しい時間を過ごしました。そして、どのクラスでも、代表者の熱の入った発表に、大いに盛り上がりました。
これからも、読書に親しんでいってほしいと願っています。
《2年生のチャンプ本》
📕2年1組「箱庭図書館」 乙一 著 (集英社)
📕 2年2組「漢道(おとこみち)」 コムドット ひゅうが 著(講談社)
📕 2年3組「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 汐見夏衛 著(スターツ出版)
📕 2年4組「僕の世界は、ずっと君だった」 騎月孝弘 著(ポプラ社)
📕 2年5組「余命3000文字」 村崎羯諦 著(小学館)
毎年、生徒がストレスとの向き合い方を学び、学校生活によりよく適応していく力を身につけることを目的として、1年生対象の教育相談講演会が行われています。
本年度は9月29日(金)、 本校スクールカウンセラーの矢萩小百合先生に「心と体のパワーアップ」と題して、不安を安心に切り替える方法について講演していただきました。
まず、「不安サイクル」と「安心サイクル」では脳内でどのような変化が起きているのかを学び、次に「不安サイクル」から「安心サイクル」に切り替える方法として、笑顔の大切さ・腹式呼吸・プラス思考への転換の方法などを教えていただきました。
生徒たちはメモを取るなどして熱心に耳を傾けていました。
講演会終了後、生徒代表から「先生に教えていただいた不安を安心に変える方法を今後の生活の中で実践していきたいと思います。」とお礼の言葉が述べられました。
生徒の感想文には「自分の気持ちは自分でコントロールしなければならないことがわかった。」「試合前などで緊張したときは腹式呼吸をしようと思った。」など、講演で聞いた内容を実践していこうという前向きな考えが多く見られ、ストレスを抱えながら高校生活を送っている生徒たちにとって有意義な講演会となりました。
9月22日(金)、一般社団法人大学イノベーション研究所所長の山内太地先生をお迎えして、普通科2年生を対象に「将来の職業と大学を決めるには」「何のために進学するのか」等をテーマとして、「大学の選び方、実際に見るポイント」等についてご講演をいただきました。
山内先生は、「『行ける進路ではなく、行きたい進路』を選択できるようになろう。」と力強く生徒たちに訴えかけてくださいました。
行きたい進路を見つけられる方法や進路希望を叶える方法等について、とてもわかりやすい言葉で、具体的な方法を伝授してくださいました。
講演の進め方は、10分聴いて、2分休憩する。これを3回繰り返すという方法で行われました。生徒はメモをとりながら、みんな真剣に聴き入っていました。
講演後、生徒から山内先生に質問があり、「進路が見つからなくて困っている。どうしたら自分にあった大学を見つけられるのか。」、「自衛官になるためには、防衛大学に進学する以外にどんな大学に進めばいいのか。」など、いずれの質問にも大変明瞭なお答えをいただきました。
最後に生徒代表が「大学選びや進路の叶え方には様々な方法があることを教えていただきました。そして、2年生の今から準備を始めることで大きく夢に近づくことができることに気付き、その具体的な方法についても知ることができました。」と、お礼の言葉を述べました。
山内先生、本当にありがとうございました。
9月7日(木)、晴天の元、3日間の東雲祭最後の行事、体育の部を開催しました。
開会式では、安東校長から生徒たちに向けた応援の言葉、生徒会長による真剣かつ熱いメッセージが送られ生徒たちの気持ちも盛り上がりを見せました。
今年度の各団長による選手宣誓は、誰も想像していなかったユーモアがあふれ、かつ真剣さ・本気さで魅せてくれました。団長、副団長の姿に、それぞれの団(ブロック)の士気が大いに上がりました。
9月5日(火)、東雲祭文化の部1日目が開催され、体育館で開会式を行いました。
全校生徒集まっての開会式は新型コロナ禍以降初めてであり、生徒たちも少し緊張気味に集まっていましたが、生徒会執行部によるオープニングの挨拶やムービーもあり、文化祭らしい盛り上がりが見られました。
ステージでは、 演劇部、書道部、吹奏楽部による全力のパフォーマンスが行われました。一生懸命日々練習を積み重ねている様子が伝わってくる素晴らしいステージとなりました。
看護クラブの展示では、今年度は保護者の方にも公開されたため、多くの方に看護クラブのブースに来場していただきました。「すべての人々に健康を」というテーマのもと、生徒たちは小児、母性、成人、老年、栄養に分かれて健康保持増進のための提案をし、来場者の方に丁寧な説明を心掛けました。
食物調理科による喫茶では、久しぶりの開催で生徒は誰も経験したことがないため、メニューを絞って実施しました。部屋の飾りも工夫し少しでもお客様に喜んでもらえるよう、お皿へのデコレーションも一つ一つ丁寧に行い、満足していただくことができました。
食堂のメニューは、生徒対象にはオムビーフ、さっぱり冷しゃぶうどん、とろとろ温玉角煮丼、教職員用にはえびめし弁当に限定し作りました。当日は作る喜びを感じながら作業を進め、注文が入るとみんなで声を掛け合い仕上げていきました。直接、お客様の声を聞くことができませんでしたが、後日、美味しかったという言葉をかけていただき、大変でしたが達成感を得ることができました。
家庭クラブによるパウンドケーキの販売 は、午前は保護者対象で、午後は生徒対象にシンプル約500本、フルーツ約300本を販売しました。食物調理科1~3年生が心を込めて焼き上げたパウンドケーキは今年も大人気でした。
展示では、美術部、図書委員会をはじめとする部や委員会、各クラス によって工夫の凝らされた企画が行われました。どの企画も盛況であり、その背景には生徒たちの頑張りと楽しもうとする気持ちがあったように感じました。
9月1日(金)、東雲祭体育の部の予行練習を行いました。
開会式から閉会式までを通し、競技や入退場の確認を行いました。
生徒たちは今年度からの新種目や復活したフォークダンスなどで盛り上がり、本番に向けてそれぞれのブロックの団結も深まり、良い準備ができました。
本番では、予行以上の盛り上がりを期待しています。
8月21日(月)、中学2・3年生を対象にオープンスクールを開催し、多くの中学生が来校してくれました。
受付では、本校の生徒がスタッフとして中学生の案内や説明を丁寧にしてくれました。
普通科では体験講座を開講し、国語「高校古典入門」、英語「英語を使ってみよう!」、理科「顕微鏡を作って、身近なものを見てみよう!!」、社会「日本史」、数学「高校入試問題」という題材でそれぞれの教科の先生が講座を行いました。中学生には事前に希望の講座を登録してもらい、当日は第一希望の講座を受けてもらいました。
座談会では、生徒スタッフが進行を行いました。最初にエンカウンターのゲームをして班を決め、話しやすい雰囲気を作り、中学生の緊張をほぐすところから開始しました。様々な質問がでましたが、一つ一つ丁寧に答えていきました。
食物調理科では、3年生が西洋料理・日本料理・中国料理・製菓・集団調理にわかれ、各実習室でデモンストレーションを行い、中学生に見てもらいました。内容の説明も生徒が考え、中学生に伝えました。座談会では保護者の方もグループの中に入ってくださり、多くの質問が飛び交いました。
看護科では、血圧測定や手指衛生のための手洗い体験、中学生と座談会を行いました。中学生は聴診器から脈拍の音が聴こえるしくみについて熱心に説明を聞いていました。看護科の生徒たちもわかりやすく説明できるよう言葉を選んで中学生と関わりました。
7月21日(火)、岡山県聴覚障害者福祉協会より芦田タキ子先生と大西香保里先生を講師にお迎えして、手話を通して聴覚障害者への理解とボランティア活動の重要性を学び、職業観を育むことを目的として看護科1年生が手話を学びました。
最初に担任より講師の先生お二人をご紹介させていただき、お二人のうちお一人が聴覚に障害があるのか生徒たちに質問をしたところ、分からないので印象で答えていました。 先生方の見事な演技に半数以上の生徒が不正解となりました。
このことからも聴覚障害は「みえない障害」と言われており、理解されづらいということを実感し、学ぶことができました。
聴覚障害のある方とのコミュニケーション方法として、筆談をはじめ8種類あることや、その特徴を講義やゲームを通して学びました。
実際に手話や指文字を使って自分の苗字をどう表現するか教えていただき、生徒たちは互いに自己紹介し合い、熱心に取り組みました。
また、先生から聞こえないことで困ることや生活の工夫点なども教えていただきました。
生徒から先生方へも積極的に質問を行い、「もし聞こえたとしたら何を聞いてみたいか。」という質問に対し、先生の過去の経験から「自分の子どもの声が聴きたい。」というお答えに、涙を流す生徒も多くいました。
最後に生徒代表が、本校のホームページを見てこの手話講座を楽しみにしていたことを伝えた上で、「私たちの生活はすべてが当たり前でなく感謝に包まれていることを感じた。まず障害の有無に関わらず、相手の伝えたいことを受け取ろう、私たちの思いを伝えたい、という思いで関わっていくことが大切であると学んだ。これからの生活にもさまざまな方とのコミュニケーションを積極的にとり、楽しんでいきたい。」と感想とお礼を述べました。
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