12月20日(金)、1年生を対象にした性教育講演会(未来のパパ&ママを育てる出前講座等推進事業)を開催しました。
講師は赤堀クリニック看護部長 妹尾雅代先生です。妹尾先生は、この津山地域で長年にわたり周産期看護に携わる他、思春期の生徒を対象にした性教育や生命の尊さを伝える講演を県内幅広く行っておられます。
将来を見据えたライフステージをどのように迎えていくか、今の自分の心と身体を大切にすることを教えてくださいました。
また、妹尾先生は、長年の仕事を通した経験から日本の若者の性に対する捉え方や行動について、他国と比較しながら根拠を持って伝えてくださり、考える機会となりました。
生徒たちは手元資料も参考にしながら真剣に聞いていました。
梅毒という性感染症の感染者数が岡山県は全国第3位で多いと聞き、とても驚いたと同時に、性感染症は身近にあると思いました。
「性感染症や望まない妊娠から自分や大切な人を守るためには、正しい知識を身に付けて、自分の行動に責任を持つことが大切だと思いました。」などの感想が聞かれました。
講演の最後に、生徒代表がお礼の言葉を述べました。
<授業の1コマ>
普通科2年生が家庭基礎の授業で調理実習を行いました。
授業の中で学んだ調理法や切り方を実践し、衛生面や安全面に気を付けながら実習を行いました。
高校卒業後に一人暮らしを考えている生徒も多くいるため、将来への自立に向けて役立つようにお弁当を4~5人のグループで調理しました。
生徒のなかには、小中学生のときはコロナ禍であったため初めての調理実習という生徒もいました。
「班員と協力してできたお弁当は美味しく達成感があった。」や「嫌いなにんじんもこれなら食べることができた。」や「いつも忙しい中作ってくれる母の大変さがわかった。」などの感想がありました。
12月17日(火)、美作大学の会議室をお借りして第2回地域未来創造会議を 開催しました。
この会議は中山間地域の方々と協働して、課題解決に取組むことを目的とした事業の一環として開催されているものです。
同日開催された2年生行学の全体発表後、大学、企業、自治体、地域団体、地域コーディネーターの方々に出席していただくとともに、本校の普通科2年生4名も出席し、4月から現在までのプロジェクトについて熱い思いを持って発表しました。
参加者の方からは、生徒に対して「素晴らしい活動なので、ぜひ後輩に引き継いでほしい。」と助言をいただきました。
2年生の行学地域プロジェクトは、1月の振り返りをもって終了しますが、後輩への引継ぎや現在計画中の活動をしっかりと行い、第3回の会議で報告する予定です。
12月9日(月)、津山高校図書館にて、第14回美作地区高校生読後感想文コンクール(岡山県高等学校教育研究会学校図書館部門美作支部主催)の表彰式が行われました。
本校では、読書を通して人生を豊かにしていくために、毎年夏に、1・2年生が読書感想文に取り組んでいます。校内選考を経て、毎年、美作地区読後感想文コンクールに応募してきました。
今年度は、応募した生徒のうち、1名が入賞し、表彰を受けました。
最初に、入賞者一人ひとりの作品について講評があり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。続いて表彰があり、受賞者は緊張した面持ちで、表彰状と副賞を受け取りました。最後に、受賞者代表の挨拶がありました。生徒たちは、身の引き締まる時間を過ごすことができました。
これからも、本校の生徒たちが、読書に親しんでほしいと願っています。
【本校からの入賞者】
<優 秀> 彼らは生きている(『雨の日のイルカたち』読後感想文)
江美 果音 (普通科2年)
12月8日(日)、香北地区(鏡野町)で、「たき火のまわりで遊ぼう」という自然体験交流イベントが実施されました。
行学 地域プロジェクトの一環で本校から普通科2年生の4名が スタッフとして参加し、地域の子どもたちと旧香北小学校グラウンドでたき火を行ったり、豚汁を作ったりしました。
現在抱えている香北地域の問題を解決するために、自分たちにできることは何かを行学の時間に考えてきました。そこで香北が自然豊かな場所であることに注目し、「落葉アート」というイベントを企画し、実践しました。
また、イベント全体のボランティアスタッフとして参加し、イベントの運営を手伝いました。香北地域がとても素敵な場所であることを地域の子どもたちに伝えたい思いを持って、子どもたちと触れ合いました。
最初は自分たちの企画したイベントがうまくいくのか不安でしたが、準備をしている時から地域の子どもたちが近づいてきて、交流することができました。
そして、みんなで楽しく落葉アートを作成することができました。
たき火では着火するところを高校生が行いました。子どもたちと一緒にマッチを擦ったり、火起こし体験を行ったりしました。
途中雨が降りましたが、火は消えることなく、たき火でパン・マシュマロを焼く体験をすることができました。
1年間行学を通して、香北地域について考えてきました。その一環として、今回のイベントにスタッフとして参加したり、イベントを提案したりしました。企画を考えてはみたものの、実践することができなかったものもありますが、この1年のまとめができたのではないかと思います。
この経験を活かし、今後も問題・解決に取り組んでいってほしいと思います。
12月6日(金)、カナダ語学研修の結団式が行われました。
姉妹校であるケロウナ高校 (Kelowna secondary school:カナダ ブリティッシュコロンビア州)とバンクーバー へ12月8日(日)~12月21日(土)の2週間訪問します。このプログラムには19名が参加します。
結団式では、安東校長から「高校生という、人生の可能性を秘めたこの期間に2週間も海外で過ごせること」が「これからの人生に大きな指針を与えてくれる」として、参加者の前途を祝福しました。そして、「学校や地域の良いところをどんどん紹介して、姉妹校やカナダとの友好の懸け橋になってほしい。」と激励の言葉がありました。
生徒代表者として中村にこさん(食物調理科2年)が「カナダとの国際交流を通して、様々な文化にふれながら、語学の向上を目指してしっかり勉強してきます。」と決意表明しました。
最後に、諸注意が担当教員からあり、参加者は緊張した面持ちで聴いていました。
12月8日(日)岡山桃太郎空港(岡山市北区)で、家族やJTB社員、そして安東校長をはじめ数名の先生方に見送られ、生徒たちは笑顔で旅立っていきました。カナダに向けて出発です。
12月6日(金)、2学期期末考査終了後、ザ・シロヤマテラス津山別邸で「家庭クラブテーブルマナー講習会」を行いました。
西洋料理のフルコースを体験し、食事作法、テーブルマナーについて学ぶことを目的として毎年実施しています。家庭クラブ員希望者29名が参加し、副支配人の竹内慎さんが講師として丁寧に教えてくださいました。
西洋料理のフルコースを初めて経験する生徒が多く、フォーク・ナイフの使い方やナフキンの扱い方から説明をいただきました。
生徒たちは最初、緊張していましたが竹内先生が分かりやすく進めてくださったので、リラックスして食事をすることができました。
「マナーとは、同席する人に不快な思いをさせないこと。」と竹内先生のお言葉がありました。
今回、テーブルマナーを体験することができ、正式な場でのルールや人への思いやりの心を学べました。この経験を忘れず素敵な大人になっていって欲しいと思います。
11月29日(金)、一般社団法人ヤングケアラー協会代表理事 宮崎成悟先生を講師にお迎えして人権教育講演会を行いました。
今年6月に子ども・若者育成支援推進法が改正され、ヤングケアラーの定義として対象とする人が広くなったことや、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象にヤングケアラーが明記されるなど、社会的にも動きがある「ヤングケアラー」についての理解を深めることを目的に実施しました。
講演会の中では、ヤングケアラーとはどのような人たちのことを言うのか、ということや、身近なコンテンツを例に家庭を取り巻く社会状況がどのように変わってきているのかを分かりやすく教えていただき、ヤングケアラーはこれから増えていくだろうということを考えることとなりました。
また、ご自身の体験談も詳細に伝えてくださり、生徒たちも様々なことを考えながら聴いていました。
宮崎先生から「ヤングケアラーは特別な存在ではなく、誰でもそうなる可能性がある」「自分がヤングケアラーだと思ったら、小さなことでも周りの大人に頼ってみよう」ということを伝えていただきました。
また、最後には生徒へのメッセージとして、「自分が歩む道がどれだけ暗く一本しかないものだと感じても、灯りをともせばそこには他の道がいくつかある。そしてその複数の道から自ら選び納得して歩むことが大切だ。相談は選択肢を増やすことだと考えてみる。」といった内容を伝えていただきました。
先入観や自分が持つ尺度のみで自分や他者について判断することなく生きていくことがどういうことなのか、どのように自分自身と他者と向き合い手を取り合っていけば良いのか、講演会を通じて考えていくきっかけになりました。
11月26日(火)、普通科2年生の行学 国際探究プロジェクトにおいて、講座内での発表会を行いました。
自分たちで課題設定をし、その課題解決に向けての手立てや取り組みを考えるというコンセプトは普通科2年生の地域プロジェクトと同じですが、国際プロジェクトの特徴としては「国際的な視点」を取り入れるというところです。
まずは生徒の興味関心から大きく7つのテーマ(グループ):「教育系」「自然環境系」「NGO系」「言語系」「旅行系」「文化系」「食糧系」に分け、探究活動を開始しました。
グループごとにそれらのテーマをさらに細分化し、課題を設定していきました。
「国際的な視点」とは何かということもグループごとに捉え方が異なり、世界の特定の地域の課題解決に向けて考えるグループもあれば、身近な学校の中の課題と関連づけ探究するグループもあり、多様な探究活動となりました。
課題を設定した後は、現状把握をするために、インターネットはもちろん、ALTの先生にインタビューするなど意欲的に取り組みました。
発表はスライドを使用し、わかりやすく伝えることができました。質疑応答の時間には鋭い質問もあり、今後の探究活動ではどのような点を考察したり、気を付けたりすれば、より有意義な探究活動へつながるかという学びにもなりました。
12月17日に予定されている全体発表の代表グループは「言語系」で探究していたグループに決まりました。
11月26日(火)、普通科2年生の行学 地域プロジェクトのプレ発表会を行いました。
1学期からフィールドワークを1回、仮提案を経て、今まで経験し感じて考えたことをまとめ5教室に分かれて発表しました。
地域の方と一緒に活動を行ったり、企画を考え実践していたりするグループが多く、写真を入れてわかりやすくしたり、アンケート結果が反映されていたりと、仮提案時に比べるとスライド内容がさらに充実していました。
発表時も少しずつスライドを示し、聴衆の生徒たちの方を向いて語りかける様子も見られました。
クイズを取り入れて、最初の掴みをしっかりしているグループもありました。
生徒たちは各自クロームブックで投票を行い、その結果を参考に代表グループが選出されます。
代表グループは、講評時の地域コーディネーターの方や教員のアドバイスも基に修正、最終調整し、12月17日の全体発表会に挑みます。
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