12月23日(金)2学期の終業式が行われました。今回も感染拡大防止のため、校長室をスタジオにしたオンライン形式で行われました。
式に先立って生徒活動報告が行われ、津山市知和地区でフィールドワークを行った2年生普通科行学地域プロジェクトの生徒が、探究の成果をプレゼン発表しました。
次に、2学期中に部活動の大会や料理コンクール、読後感想文コンクールなどで上位入賞を果たした生徒が、カメラを通して全校生徒に報告しました。
続いて終業式に移りました。
園田校長は式辞で、この度本校が文部科学大臣からキャリア教育優良学校として表彰されたことを報告し、「今回の表彰は、校外実習やプロの方による特別講義、行学のフィールドワークなどを通して、ロールモデルとなる『輝く大人』と生徒とが出会う機会を積極的に設けてきた本校の教育活動を、全国レベルで評価していただいたと捉えています。来年も素敵な出会いの機会を提供し続けますので、皆さんも信念をもって働く、輝く大人に成長してください。」とメッセージを送りました。
式後、生徒会執行部の生徒から校則の改定などについての説明があり、また、教育環境部長、生徒支援部長、教育企画部長から2学期の振り返りや冬休み中の生活などについてお話がありました。
1月10日の3学期始業式まで17日間の長い冬季休業に入りました。来年をウサギのように飛躍できるよい年にするためにも、一日一日を大切に過ごしましょう!
12月17日(土)、知和地区(津山市加茂町)の空き家掃除の活動に普通科2年生2名が参加しました。
行学地域プロジェクト活動の一環として、医療・福祉分野の生徒がお手伝いしました。
空き家掃除には、7月にも1度参加させていただいているので、地域の方と協力して、慣れた手つきで次々と荷物を運び出し、ゴミは分別を行いました。
また、家の中には木工製品もあり、その扱いに生徒たちは緊張した様子で作業を進めました。
活動終了後、地域の方から、空き家の活用方法など、生徒たちに相談がありました。
現2年生の地域プロジェクト活動は終了しましたが、活動資料とともに次の学年にバトンタッチしていきます。
12月16日(金)、普通科2年生の地域企業プロモーションビデオ制作発表会(企業動画発表会)を開催しました。
生徒が取材させていただいた企業の方々も会場にお招きし、講師の榎田竜路先生の講義もあり大変充実した発表会となりました。
榎田先生による講義では、日本の企業の生産性について、人間の知覚的な視点から話されました。
榎田先生の物事の捉え方は、生徒や企業の方々にとって、これからの社会を考える上で参考になることが多く、新しい考え方に触れる機会となりました。
企業動画の生徒にとっては、今年1年を通して学んできた榎田先生の最後の講義であり、感慨深く聞いていました。また、この後に控えた発表を前にして緊張した面持ちでもありました。
発表会の進行はグループごとに、まず生徒たちが制作した2分間の動画を視聴し、それを制作した生徒、そして取材を受けた企業の方からそれぞれコメントをしていただきました。
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ザ・ランタンと、津山信用金庫のグループは、生徒がカナダ語学研修中で、事前に撮影したコメントでした。
しかし、どのグループも、動画の構成を考える大変さ、編集する大変さがあったことや榎田先生や取材させていただいた企業の方への感謝の気持ちを言葉にしていました。
全てのグループの発表が終了すると、榎田先生から全体の講評をいただき、園田校長から閉会の挨拶をもって終了しました。
最後に、生徒一人一人に榎田先生から修了証書が手渡されました。
新型コロナウイス感染防止の観点から、普通科1・2年生は、各HR教室にてオンラインで発表を視聴しました。
特に2年生の教室では、クラスメイトが制作した動画に思い思いの感想を抱き、次はどんな動画が上映されるかと楽しそうに 視聴する様子が見られました。
協力をいただいた企業の皆さま、津山市 仕事・移住支援室の皆さま、講師の榎田竜路先生、そして編集を指導してくださった太田龍馬先生、ありがとうございました。
今回制作した動画については、津山東高校YouTubeチャンネルで公開しています。
津山東高校YouTubeチャンネル はこちら
12月13日(火)、津山高校図書館にて、第12回美作地区読後感想文コンクール(岡山県高等学校教育研究会学校図書館部門美作支部主催)の表彰式が行われました。
本校では、読書を通して人生を豊かにしていくために、毎年夏に、1・2年生が読書感想文に取り組んでいます。校内選考を経て、毎年、美作地区読後感想文コンクールに応募してきました。
今年度は、応募した生徒のうち、4名が入賞し、表彰を受けました。
最初に、入賞者一人ひとりの作品について講評があり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
続いて、表彰がありました。一人ずつ前に出て、緊張した面持ちで、表彰状と副賞(図書カード)を受け取りました。
最後に、受賞者を代表して、黒田暖乃さんが受賞の言葉として、感謝の気持ちとともに、今後も読書に励んでいきたいという決意を述べました。
生徒たちは、身の引き締まる時間を過ごすことができました。
これからも、本校の生徒たちが、読書に親しんでほしいと願っています。
【本校からの入賞者】
<最優秀> 『向き合って生きていく』
黒田 暖乃 (食物調理科2年)
<優 秀> 生きるとはー『プラヌラ』を読んでー
千後 天羽 (普通科1年)
<佳 作> 大切なこと
谷 希乃香 (食物調理科2年)
<佳 作> 魔女
下山 小遥 (普通科2年)
12月11日(日)、香北地域(鏡野町)づくり協議会事業「焚き火のまわりで遊ぼう!」が行われました。子どもたちにたき火の暖かさを体験させ、大人も童心に返って楽しみ、地域住民の交流を図ることを目的に実施されました。
総合的な探究の時間「行学」の活動として、普通科2年生の子ども・教育分野の生徒たちが参加させていただきました。
10月のフィールドワークで香北地区の地域活動についてお話をうかがい、高校生として何かできることはないかと考え、竹を使った昔ながらのおもちゃを工作する体験活動を提案しました。
当日は、早朝からたき火のセッティングや豚汁の食材を運ぶのを手伝いました。また、火きり杵と火きり板を使い火を起こす方法を体験させていただいたり、子どもたちと一緒にマッチを擦って火をつけてみたり、危険がないように気を付けながら「火」を体験しました。
工作コーナーでは、地元の方に教えていただきながら、地元の竹を使い竹ぽっくりを作ったり、マイはしを作ったりしました。はしづくりでは子どもたちは手慣れた様子で小刀を器用に使っていました。高校生も危なくないように目を配りながら一緒に作業しました。
完成したはしでおいしい豚汁をいただいたり、棒の先にパン生地を巻き付けてたき火の火で焼いたぐるぐるパンをいただいたりしました。
食後には地元の子どもたちと高校生がサッカーを通して体を動かし交流しました。その頃には地元の子どもたちとすっかり仲良くなっていました。
幼い子ども、保護者、地元のお年寄り、地域の様々な年代の方々が参加し交流できる貴重な機会に参加させていただき、とても勉強になりました。
学んだことを今後の総合的な探究の時間「行学」の活動に生かしたいと考えています。
12月9日(金)、1年生を対象とする性教育講演会(オンライン)を開催しました。
この講演会は、岡山県健康福祉部健康福祉課主催“未来のパパとママを育てる出前講座”によるもので、岡山県立大学保健福祉学部看護学科 川下奈穂子先生にお話をいただきました。
「ライフプランを考えること」、「AYA世代のがんとその予防法を知ること」「性暴力・性被害から身を守ること」「性の多様性・自分らしさについて考えること」という多岐にわたる内容についてお話いただきました。
生徒たちがこれからの生き方について真剣に考える良い機会となりました。
12月9日(金)、2年生がクリーン作戦を行いました。
日々学校施設を使用させていただいていることへの感謝の気持ちを込めて学校敷地内や学校周辺の清掃を行いました。
事前に美化委員を中心に清掃用具を準備し、ゴミを拾ったり、落ち葉を集めたりしてクラス毎に決められた分担区域をきれいに整備しました。
この時期にしては比較的暖かく、どのクラスも和やかな雰囲気で清掃に取り組みました。どの区域でもたくさんのゴミが回収されました。
各クラスで回収されたゴミはゴミステーションで美化委員を中心に分別し整理しました。落ち葉を中心に大量のゴミが集まり、2年生全員で取り組んだ成果が出ました。
寒い時期のクリーン作戦でしたが、一生懸命清掃に取り組む姿にすがすがしい気持ちになりました。
本校は昨年度に引き続き、岡山県教育委員会「おかやま高校生地域未来創造事業」の指定校となっています。本事業は、中山間地域における課題を高校生が自らの課題として捉え、地域と連携しながら主体的にその解決に取り組む活動を通して、地域貢献の意欲向上を図り、次代の中山間地域等において活躍する人材を育成することを目的としています。
11月29日(火)、事業の一環として、地域との連携の在り方等を研究するための連携組織である「岡山県立津山東高等学校地域未来創造会議」の第2回会議を開催しました。
会議の委員である岡山大学や美作大学の先生方、津山市役所と鏡野町役場の皆様、生徒の活動を支えてくださっている企業やNPOの皆様が出席される中、普通科2年生の代表メンバーが行学の活動報告のため会議に参加しました。
生徒たちは、これまでの取組みを通して自分たちの考え方や行動がどのように変化したかを踏まえ、堂々と成果報告をすることができました。
委員の皆様からは、地域プロジェクト発表会での様子も含めて講評いただきました。生徒のプレゼン力や、発表だけでなく質問力とその質問に対する対応力について高く評価していただくとともに、自分たちの実践が、各分野の課題の解決に本当につながっているのかを振り返ること、データや科学的根拠を示してプレゼンすること、といった課題もいただきました。
次回の会議は2月下旬に開催する予定です。
11月29日(火)、普通科2年生の行学地域プロジェクト全体発表会を開催しました。各分野での発表を経て、代表7グループがステージでスライド発表しました。
地域の課題解決に向けた提案とその実践に向けた計画を発表し、感想や意見をいただきました。
今回、フィールドワーク先の方や地域の方も多く聴きに来てくださり、生徒の提案に対して、称賛とアドバイスをいただき、さらに実現に向けたヒントとなりました。
参加された方からは、「たくさんの実践を行っていてすごい。」「生徒同士で質問がかわされていてすごい。」といった称賛のお言葉をいただきました。
ステージ発表は次の7グループでした。
🔹環境・防災分野:水路掃除&ピザ作り in上山集落 (釜口、大重、宗本)
🔹空き〇〇分野:どんぐりでリース作り~空き×秋 自然を感じて~(朝日里、内田、松尾、石原)
🔹 子ども・教育分野: 佐良山地域のパイプ役に!(河元、山本、稲垣、谷名)
🔹 空き〇〇分野:親子で作ろう!!~キャンドルホルダーと押し花アート~(山﨑、青木瑠、明石)
🔹 観光・産業分野: 城西地区パンフレット(中江、松本、久保田)
🔹 医療・福祉分野:遊んで認知症予防(宮本、安部、河本)
🔹 子ども・教育分野:みんちゃい・きんちゃい・遊びんちゃい~in香北~(酒井、福田美、片岡)
発表中、聴衆の生徒たちは気になったことなどをメモに取りながら、多くの生徒が発表者へ質問していました。また、1年生からも続々と質問の手が挙がり会場全体の熱量を感じました。
最後に、美作大学武田英樹教授と岡山県教育庁高校教育課 籾井正伸指導主事 に指導講評していただきました。
自分ごととして地域の課題を考えていくこと、また先輩たちの活動を引き継ぎながら、自分たちの独自性+αを考えていくことも大切であるとアドバイスをいただきました。今後の活動にぜひ活かしていきたいと思います。今後は、グループで学んだことを生かして、個人での探究に入っていきます。
11月25日(金)、岡山県JICAデスク国際協力推進員北脇藍紗先生にお越しいただき、国際理解講演会を1年生対象に行いました。
JICAボランティア活動など、これまでの様々な経験から世界の現状やSDGsの取り組み方などについて講演してくださいました。
講演のはじめには、SDGsの17のアイコンと目標、具体策が載っている三種類のカードをグループごとに絵合わせしました。各グループ悩みながらも楽しみながらSDGsの取り組みについて学ぶことができました。
SDGsの取り組みは難しく考えるのではなく、持続可能な社会を作っていくために、高校生のうちからでもできる「買い物では手前取り」「マイバックを持ち歩く」など身近なことから挑戦してほしいと北脇先生は話されました。
最後に生徒代表が、「世界の現状を知ることができてよかった。今後の生活に生かしていきたい。」とお礼の言葉を述べました。
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