「食物調理科」カテゴリーアーカイブ

スポーツ応援飯~だしをいかしたスタミナレシピ~高校生レシピコンテスト(食物調理科2年)

9月23日(月・祝)、(株)マルイ・津山市・味の素(株)・岡山県立津山東高等学校連携事業「スポーツ応援飯~だしをいかしたスタミナレシピ~」高校生レシピコンテストが開催されました。
スポーツ応援飯をテーマに、津山産食材を用いて食物調理科2年生8グループがオリジナル料理を考案し、(株)マルイの松田和也社長や谷口圭三市長らにプレゼンテーションを行い、試食、審査いただきました。

開会式では、(株)マルイの松田社長や谷口市長から「皆様の料理を楽しみにしております。」という期待の声をいただき、コンテストがスタートしました。

ギャラリー賞 
食べれないタゴのお茶会

「イージーおにぎらず 〜和風だし香る スタミナ生姜焼き風〜」
「リカバリーゆずゼリー」

おにぎらず:ご飯はもち米とうるち米を出汁で炊き、冷めてももちもちの食感が楽しめ、具材はアボガドのペーストにレモン汁を加えたことで、ビタミンCがさらに加わり、アボガドの抗酸化力がアップします。また、のりとアボガドは日光による疲労を緩和するマグネシウムを含み、運動時にぴったりです。
ゼリー:ゆずには疲労の蓄積を抑え、回復させる効果、はちみつには体力回復の効果があり、そのゼリーを凍らせることで保冷剤代わりとなると同時に、熱中症対策にもなります。


優秀賞(味の素)
トリ村

「肉汁たっぷり鶏餃子」
「ジャガ長焼き」

餃子:豚肉ではなく、疲労回復に役立つ鶏肉を使用し、餡の中には、小籠包をイメージした出汁ゼリーを入れ、肉汁が楽しめるようにしました。また、津山産のショウガと、黄ニラもふんだに使用しています。
ジャガ長焼き:じゃがいもは食感を残すため粗めにつぶし、長芋をつなぎとして、もちもち食感にしました。梅ソースで、夏でもさっぱり食べられ、熱中症対策もできます。


優秀賞(津山市)
パワー밥(パブ)ガールズ

「 試合にカツ!根性カツカレー!」
「うんめぇ~カツおきゅうり」

カツカレー:忙しい日常でも手軽さ、時短を意識したレシピを考案しました。カレーは食欲を増進させる効果があり、カツの豚肉には筋肉の維持や免疫力が上がる効果があり、食べ盛りのスポーツマンにピッタリです。また、カツを取り入れることで、試合に「勝つ」という願いも込めています。
カツおきゅうり:きゅうりと梅干しとかつお節を合わせ、さっぱりと仕上げました。梅干しには夏バテの原因となる疲労を回復させる効果が期待できます。


グランプリ 
モルカーマモルカー

「豚コロ丼」
「ぶちうめ〜きゅうり」

丼:ショウガをふんだんに使い、食欲のない夏でも食欲を増進させるように味付けを工夫しました。また、短時間で誰でも調理でき、運動する高校生の元気が出るようなスタミナ丼で食欲をそそります。
きゅうり:きゅうりをめん棒でたたくことで短時間で作れ、合わせる梅干しの成分で疲労回復や熱中症予防の効果もあります。高校生でも、自分一人で作れるレシピにしました。

グランプリを受賞して、「みんなで頑張って協力して作った自信作がグランプリに選ばれて嬉しいです。是非たくさんの人に食べてほしいです。」と、喜びを伝えました。


講評では、「今後も津山の地産地消が広まってほしい。」「今回のテーマに沿ったスタミナ料理が考えられており、どれも美味しかった。」と、言っていただき、頑張って取り組んできたことを評価していただけて、みな満足げでした。

今後は、マルイフードフェスタでの試食提供を行ったり、優秀作品のリーフレットが作られ、イベントやマルイ店頭で配布されます。
どのレシピも簡単に作ることができるものばかりです。ぜひ、参考に作ってみてください。

教育相談講演会(1年)

9月20日(金)、1年生を対象に思春期サポート講演会を行いました。講師は、本校のスクールカウンセラーの矢萩小百合先生です。

思春期の心と体を理解し、メンタルヘルスをどうコントロールするかを目的として、「心と体のパワーアップ」と題しての講演でした。

人間の心と体には「不安サイクル」と「安心サイクル」があり、不安を感じているときに分泌されているホルモンや脳波が、私たちの心にどのように影響をもたらすのかについて学び、「安心サイクル」に切り替える具体的な方法も教えていただくことができました。

腹式呼吸の仕方や、前向き・肯定的な考えをイメージしたりするなど、すぐに実践できることを生徒たちと一緒に体験しながら教えていただき、自分自身でコントロールすることの大切さを学ぶことができました。

進路講演会(普通科2年)

9月20日(金)、 2年生の普通科と食物調理科の希望者を対象に、今年も一般社団法人 大学イノベーション研究所から、山内太地先生をお招きして進路講演会を行いました。

進路選択のポイントを理解し、大学での学びに対する興味・関心を向上させ、今後の進路選択に役立たせることを目的に開催しました。

「まだやりたいことが分からない」、「どこの大学に行ったらいいかわからない」といった生徒からの質問にも親身に答えてくださいました。

最後に、生徒の代表がお礼を伝えました。

生徒一人ひとりが自分ごととして捉え、以前より進路や将来を意識することができました。
2年生は3月に「進路ガイダンス」があります。今までより一層主体的に進路を考え、3年0学期の意識づけを行う予定です。

つやまの日[津山商工会議所青年部](調理研究同好会)

9月8日(日)、津山商工会議所青年部(津山YEG)の創立45周年記念事業として「未来のつやまへ~故郷について考える~」がリージョンセンター(津山市大田)で開催され、本校から調理研究同好会がマルシェのブースに出店しました。

今回、黒豆とショウガとユズで作ったシロップを炭酸水で割ったジンジャエール「しののめスカッシュ」を販売しました。
マルシェでは、フードロス削減をテーマとしており、本校の販売した「しののめスカッシュ」はショウガを皮ごと使い、黒豆は虫食いのもの、ユズは皮ごと絞ったものなどテーマに沿ったもので作りました。

また、シロップで使用した黒豆やショウガは捨てずに乾煎りすると、砂糖衣が吹いてくるので、お客様にご自由にお持ち帰りいただきました。

来場された皆さんが珍しさと暑さもあり、たくさん買ってくださり、生徒たちに 「しののめスカッシュ」 の「しののめ」の意味や、どうやってこの色になるのかなど質問をされ、精一杯生徒は答えていました。

また、パネルディスカッションでは本校から食物調理科3年生が2名参加し、津山中学校、津山商業高校の生徒、美作大学の学生と一緒に「20年後の津山」「つやまの日制定に向けて」のテーマで意見を出し合いました。

時間いっぱいさまざまな提案が出され、谷口市長や津山商工会議所青年部の会長が聞いてくださり、一緒にディスカッションすることができました。

東雲祭体育の部

9月5日(木)に東雲祭3日目体育の部を開催しました。
台風の影響で体育の部の予行がグラウンドでできず、準備も間に合うのか不安でしたが、当日は天候に恵まれ、晴天の中で開催することができました。
まずは開会式で全校生徒による行進から始まり、安東校長、生徒会長のあいさつと続きました。
そして、3名のブロック団長がユーモアたっぷりの選手宣誓を行い、競技が始まっていきました。

東雲祭文化の部Ⅱ

東雲祭文化の部2日目は、1日目に引き続き、各クラス展示の実施や有志ステージの発表が行われました。
各クラスではお化け屋敷やフォトスポット、脱出ゲームなどを行い、クラスの特色が出た展示物の発表やゲームを行いました。有志ステージも昨年よりも多い数の団体が参加し、歌やダンス、筋肉パフォーマンスやバンド演奏を行いました。

吹奏楽部は2日目の体育館ステージ発表のトップバッターを務めました。クラシックから流行の曲まで幅広いジャンルの演奏を行い、楽器の演奏だけでなく、演奏に合わせたダンスもあり会場を盛り上げました。
書道部は青空の元、第2体育館横で書道パフォーマンスを行いました。曲が途中で止まってしまったハプニングもありましたが、一人一人が練習の成果を発揮し、大きな素晴らしい作品を完成させました。
演劇部は第2体育館で朗読劇を行いました。次の大会に向けて、東高生に練習の成果を発表しました。

東雲祭文化の部の最後には文化の部の閉会式を行いました。

閉会式では展示団体の表彰式を行いました。「各クラス展示」と「部活動・クラブ・委員会」の2部門に分けて、それぞれ最優秀賞が発表され安東校長から表彰されました。
受賞した「2年5組」と「看護クラブ」のみなさん、おめでとうございました。

東雲祭文化の部は2日間行われました。
どのクラスの展示も内容が凝っており、どこを見に行ってもワクワクしました。食物調理科の食堂や喫茶、看護科主催の展示などは日頃の授業の成果を保護者のみなさんや他の科の生徒に知っていただく良い機会になったのではないかと思います。

生徒会では東高校のみなさんがクラスや学年を超えてつながっていけるように、楽しめるようにと東雲祭を企画してきました。そこで、今年は全校生徒で何か作り上げようと全校制作を行いました。約600人の全校生徒の手形を押した横断幕は今年のテーマの「つながる」を表したものになりました。
全校生徒のみなさんの協力があったからこそ東雲祭文化の部は成功したと思います。ありがとうございました。

東雲祭文化の部Ⅰ

9月3日(火)、東雲祭文化の部1日目が開催されました。
今年度は東高生一人一人が輝き、つながって東高を盛り上げていけるようにという意味をこめて「We can Shine ~Sun Happy Impress Nexus East~」をテーマに取り組みました。

1日目は東雲祭開会式を行いました。初の試みとして、ランウェイを実施し、ブロックの団長や各クラス展示の代表者、部活動などがランウェイを歩きました。団長は団への思いを、各団体は展示・ステージのアピールを、それぞれ行いました。 また、今年は1日目から有志ステージを行い、漫才や歌のパフォーマンスで東雲祭を盛り上げました。

食物調理科による食堂や喫茶、パウンドケーキの販売も行われ、また、看護クラブも「防災」をテーマに取り組み、展示発表や体験コーナーも設置し、在校生のみならず保護者のみなさまにも日頃の成果を発揮できました。

1日目だけでもおおいに盛り上がり、2日目に勢いをつけました。

オープンスクール[中2・3年対象]

8月22日(木)に中学2・3年生を対象としたオープンスクールを実施し、午前の部・午後の部を合わせて約550名の中学生が来校してくれました。
当日は、本校生徒スタッフが受付や案内・誘導、座談会を担当し中学生を迎えました。今回の内容は、学校紹介動画の視聴、入試説明、体験講座、実習見学、座談会を行いました。

食物調理科では各部屋に別れて、3年生がデモンストレーションを行いました。
西洋料理では、野菜の切り方・ステーキ、日本料理ではかつらむき、だし巻き卵・鮎の串打ち、中国料理ではチャーハン、製菓ではロールケーキ、集団調理ではスチームコンベクションオーブンやブラストチラーを使用した調理を見てもらいました。説明も生徒たちが行い中学生に実習内容を伝えました。
座談会では食物調理科での勉強や実習内容、行事など学校生活について説明をした後、中学生からの質問に答えていきました。どのグループも多くの質問が出て盛り上がりました。

看護科では、血圧測定と胸・腹部の聴診を体験してもらいました。
中学生の皆さんに専門用語を使わずわかりやすく伝えるために物品の使用方法なども加えて説明し、中学生一人ひとりと関わりを持つことができました。
中学生も身体から発せられる音について理解が深まったと答えてくれていました。

学校紹介では、安東校長の挨拶と生徒会が制作したインタビュー動画を視聴してもらいました。また、来年度実施される入試概要について日程や内容を含め説明しました。

普通科の体験講座では、「高校古典入門」(国語)、「高校入試問題と身近な数学」(数学)、「英語を使ってみよう!」(英語)、「顕微鏡を作って、身近なものを見てみよう!!」(理科)、「経済学の基礎のキソ」(社会)、「古代の文字を書いてみよう!」(社会)、と各教科それぞれのテーマでの授業が行われました。数学の授業では保護者の方も一緒に問題に取り組んでくださっていました。

普通科座談会では、生徒会の生徒がファシリテーターとして会を進行しました。

バースデイラインから始まり、自己紹介ゲームで場を和ませ、3年生の動画(津山東高校を選び、進路が決定するまでの経緯)を視聴してもらいました。その後のルーレットトーキングで盛り上がり、1・2年生の生徒スタッフが丁寧に答えていきました。最後は津山東高校〇×クイズで座談会を終了しました。

全国高校生ガストロノミー甲子園2024(食物調理科2年)

8月20日(火)、全国高校生ガストロノミー甲子園が商業リゾート施設VISON(三重県多気郡多気町)で開催されました。
全国高校生ガストロノミー甲子園とは、地域の誇る豊かな食材と食文化の振興を図り、若い料理人たちが互いに高め合い、交流し合う機会づくりと、次世代を担う料理人の育成を図るために初めて三重県多気郡多気町のVISONで開催された料理の大会です。
本校は、中国四国ブロック代表として選ばれ、食物調理科2年生の島村湧さんと清水千賀さんが出場しました。

今回のテーマは「伊勢真鯛とヴィソンの食材を組み合わせたセットメニュー」というもので100分間で3人前を仕上げます。

食材は前日準備されたものの中からと、VISON内で購入できるもののみ使用が可能で、食器も用意されたものから選ぶといった他の料理コンクールと違い、かなりの応用力が試されるものでした。また、原価3,000円以内でその場で計算し、販売価格も決定しなくてはいけません。

あらかじめ大まかなメニューは考えて時間内に仕上げることができるように練習をしましたが、当日は思った食材がなく、また、厨房の勝手も違い、テレビカメラやインタビューなどを受けながらの作業で思ったように作業が進みませんでしたが、何とか時間内に仕上げることができました。

審査員の方は「賛否両論」の笠原将弘さん、日本ガストロノミー協会会長 柏原光太郎さん、「モンサンクレール」の辻口博啓さんでした。

試食をしていただきながら料理についてのプレゼンテーションを聞いていただき、質疑応答が行われました。
今回作った料理は、三重県の郷土料理のめはりずしと伊勢真鯛の塩釜焼き、土瓶蒸し風すまし汁です。

めはりずしは、目を見張るほど大きな口を開けて食べることから名前がつき、本来漬け物でご飯を巻いていますが、アレンジを加え、ご飯を酢飯にし、鯛や薄焼き卵を入れ、のりやレタスで巻きました。

塩釜焼きは、伊勢真鯛のえさにもなっているお茶の葉、レモンをはさみ、昆布で巻いて塩で包みオーブンで焼き、塩釜をあけたときの香りを楽しんでもらえるようにしました。

土瓶蒸し風すまし汁は、だしのゼリーに野菜や魚介を盛り付け、土瓶蒸しの濃厚なだしをかけゼリーを溶かしながら食べていただくように考えました。
この献立はお客様に提供したとき、お客様の手で料理の仕上げをしていただき、見た目や味、香りを楽しんでいただけるようにしました。

残念ながら、入賞することはできませんでしたが、ガストロノミーの趣旨は十分理解しプレゼンテーションをすることはできたと思います。

審査員の方からお一人ずつ講評をいただくことができ、皆さんから塩釜焼きの鯛に時間がなく十分火が入っていなかったことを指摘され、もし火が入っていたら入賞もあったことを伺い、悔しい気持ちになりましたが、それと同時に次の大会への意欲が増してきました。

今回、全国大会に参加することができ、他校のレベルの高さを知ることができ、ますますやる気が湧きました。
また、同じ調理師を目指す全国の仲間ができてとれもうれしかったです。今回出場した生徒は2年生のため、チャンスはたくさんあります。一つ一つのチャンスをしっかりものにしていきたいと思います。

2学期始業式

8月20日(火)、2学期の始業式を行いました。

安東校長は式辞で、「夏休みの予定でうまくいかなかった部分があったとしたら、今日からしっかりやってほしい。」と述べたのち、オリンピック、インターハイ、高校野球での選手たちを挙げ、「努力したとしても報われるとは限らない。しかし、努力しないと報われない。」という言葉を紹介し、成功を手に入れるために何度も報われないこともあっただろうと、話しました。

また、人、学問、本、言葉、趣味、どこに出会いがあるかわからない、人生の指針となる場合もあるので「出会いを大切にしてほしい」、東雲祭の準備を通して、リーダーシップ、フォロワーシップ、いろんな役割があるが、みんなで成功させてほしい、と呼びかけました。
最後に、7月末に学校情報化優良校として認定されたことから、本校の教育の質が情報化によって向上していることの表れであるとして、これからもさらにICTを有効に活用してほしいと結びました。

式後は、生徒支援部長からの話がありました。
今日から東雲祭の準備が再開。コロナ後の新たな東雲祭をつくってほしい、と呼びかけました。貴重品の管理や自転車施錠の徹底など、ルールやマナーの向上の呼びかけとともに正門近くの細い道路を通らないように協力してくれているおかげで危ない場面がなくなったという地域の方からうれしい言葉も紹介されました。

まだまだ暑い日が続きますが、一人一人が輝ける東雲祭をつくっていきましょう。