国際看護講座(専攻科2年)

12月18日(水)、「国際社会における看護活動の実際」と題し、AMDA所属のあるちゃなジョシ先生が専攻科2年生に講演してくださいました。

あるちゃなジョシ先生はネパールご出身で、日本で看護博士課程を修了されたのち、AMDA職員として活動されており、主にインドやネパールの担当として活躍されています。

まず世界の健康問題の現状と国際看護の目的について説明してくださった後、AMDAの活動について、現地での活動風景を交えて具体的にお話ししてくださいました。

生徒にとっては、看護を国際的な視野で捉えること、また日本国内の医療現場においても、そのような広い視点がこれからさらに必要であると再認識する良い機会となりました。

平和とは、今日の「家族の生活」と明日の「家族の希望」が実現できる状況であり、それを妨げる要因となる出来事が日々起きているこの社会の中で、将来看護師となる自分に何ができるか、と考えさせられました。
また、AMDAのスローガンである「救える命があればどこまでも」がとても印象に残りました。

最後に生徒代表がお礼の言葉を述べました。

<スクールライフ・放課後>看護男子会Ⅰ(看護科・専攻科)

本校看護科の紹介をします。看護科では今年度、看護男子会が発足しました。この会は看護科・専攻科の男子が学年をこえて親睦を深め、情報交換やアドバイス、ちょっとした息抜きができるようにするために設立しました。メンバーは看護科・専攻科に在籍する男子と看護科の男性教員です。

3回目となる今回は、専攻科生が高校1年生の男子生徒に対して、解剖生理学のミニ講座を行いました。

考査の範囲である消化器系の構造と機能が本日のテーマでした。胃の各部位の名称、胃酸の働き、内因子などについて復習することができました。
ミニ講座を受けた生徒は「理解しやすかった」「またやってほしい」と嬉しそうな表情でした。

看護男子会が発足したことにで、看護科男子の絆が一層深まりました。

看護科への入学を迷っている男子中学生の皆さん、楽しい学校生活を送りながら、最短の5年間で看護師になれる津山東高校看護科へ来てください。
一緒に頑張りましょう。

地域未来創造会議2024Ⅱ(普通科2年)

12月17日(火)、美作大学の会議室をお借りして第2回地域未来創造会議を 開催しました。
この会議は中山間地域の方々と協働して、課題解決に取組むことを目的とした事業の一環として開催されているものです。

同日開催された2年生行学の全体発表後、大学、企業、自治体、地域団体、地域コーディネーターの方々に出席していただくとともに、本校の普通科2年生4名も出席し、4月から現在までのプロジェクトについて熱い思いを持って発表しました。

参加者の方からは、生徒に対して「素晴らしい活動なので、ぜひ後輩に引き継いでほしい。」と助言をいただきました。

2年生の行学地域プロジェクトは、1月の振り返りをもって終了しますが、後輩への引継ぎや現在計画中の活動をしっかりと行い、第3回の会議で報告する予定です。

行学 全体発表会(2年)

12月17日(火)、2年生の行学全体発表会を開催しました。
食物調理科の食物調理科PJ(プロジェクト 以下PJ)、看護科の看護科PJ、普通科の地域PJ・国際探究PJの代表生徒たちがステージで発表を行いました。

今年度は美作大学に会場を提供していただきました。広いホールで緊張感を高めつつも、暖かい環境で、しっかり聞く体制の取れた素晴らしい会場で行うことができました。また、来年の取り組みの参考にするため、普通科1年生も参加し、先輩の発表を聞きました。

発表者はそれぞれのPJで設定した課題の解決策や実施した結果等を、参加させていただいている地域の方々や1、2年生を前に堂々と発表しました。

発表を聞く1、2年生も熱心にメモを取り、会場の効果もあってか、気になったことは質問をするような良い雰囲気の中で活発な質疑応答が行われました。
参加いただいた地域未来創造会議の委員の方々からも鋭い質問や数々の助言をいただきました。
発表者は動じることなくその場で話し合うなどし、返答を行いました。

ステージ発表は次の7グループでした。

1 食物調理科PJ: 給食のフードロス
2 看護科PJ: 避難所での感染対策
3 国際探究PJ: theme共通語習得
4 地域PJ(上山地区):Everyone Smiles ~Let’s Play Strategy~
5 地域PJ(香北地区):子どもたちが戻ってきたいと思えるような町づくり!
6 地域PJ(知和地区):こんにちわ~人と人を繋ぐ地域に~
7 地域PJ(津山市内):TRYHOPE

食物調理科PJ
看護科PJ
国際探究PJ
地域PJ・上山地区(美作市)
地域PJ・香北地区(鏡野町)
地域PJ・知和地区(津山市加茂町)
地域PJ・津山市内

最後に、美作大学武田英樹教授に指導講評をいただきました。

2年生は今回の発表で活動を終えるのではなく、いただいたアドバイスや指導講評等を参考にして、今後、津山東高校として取り組みを繋げていけるように、情報の整理や資料の作成を行っていきます。

岡山県高校生議会(生徒会)

12月16日(月)、 岡山県議会本会議場(岡山市北区)において岡山県高校生議会が開催されました。
県内の18校が参加し、各校から質問を行い、総務、土木などの各分野の委員長もしくは副委員長から答弁を受けるという形式でした。

本校からは生徒会執行部から5名の生徒が参加しました。
各学校で質問分野が決まっており、本校は「土木分野」で質問を行うことになりました。参加校は18校の中でほとんどが県南の学校だったため、質問内容を考える際には「県北ならでは」と意識することにしました。

まずは、サイクリングロードに注目しました。
自分たちの通学路の一部にサイクリングロードがあることを知っていましたが、その先については知りませんでした。そこで県南のサイクリングロードを調べたり、実際に走ってみたりしました。そこで見えてきた、整備の不備や県北のサイクリングロードの危険さや路面標示の少なさを質問しました。

続いて河川の草木に注目しました。
津山市の河川にある伸びすぎた草木で危ない経験をもとに質問を考えました。
岡山県のホームページを参考にしていると、危険度の程度や事業など疑問に思ったことがあったので、そこを質問し、土木委員長から答弁をいただきました。

本校の発表順が午前の部の最後ということもあり、朝から緊張した様子の生徒たちでしたが、本番では5名全員が前を向いて堂々と質問を行うことができました。

学校の外の行事に積極的に参加し、他校の生徒の様子を直に触れることで大きな刺激となりました。
この経験を活かし、津山東高校はもちろん、地元岡山県をより良くしていこうとする人材になってほしいと思います。

校外研修[京都](食物調理科1年)

12月13日(金)、食物調理科1年生は、京都市勧業館「みやこめっせ」(京都市左京区)で開催された京料理展示大会の見学、その後松井本館(京都市中京区)にて日本料理のマナーを習いました。

来年度学習する日本料理の動機付けや卒業後の進路について意識を高める目的として実施しています。

最初に訪れた今年118回目となる京料理展示大会は、京料理の有名老舗が一堂に集まり料理を展示されたものです。

生徒たちはその一つずつの作品をメモを取りながら丁寧に見学していました。
また、同じ会場で料理教室も開催され、和食の基本だしの取り方紹介や京料理には欠かせない道具も見ることができました。

下鴨茶寮(本校卒業生が携わった展示作品)

松井本館では会席料理をいただきました。

前菜・向付・煮物椀代り・炊合せ・揚物・進肴・止椀・御飯・香物・水物が順番に提供され、どの料理も美しくお皿との調和がとれていました。
食材にもこだわっておられ京野菜やふかひれなど生徒は普段食べたことがないものもあり興味深く味わっていました。

最後に生徒代表がお礼の言葉を述べました。
料理長からは秘伝のレシピを教えていただき、働く上での心構えを経験談も交えながら話をしてくださいました。料理やマナーに加え、非常に貴重な体験となりました。

また、卒業生2名が調理師として働いておりその姿も見ることができ、今後の進路について考える際の参考になりました。

看護観講座(看護科3年)

12月13日(金)、看護科3年生を対象に津山第一病院看護師長 入澤美穂先生をお招きして、「私の看護観」というテーマで講演をしていただきました。

「看護職の倫理綱領」を用いて質の高い看護を提供するための「考え」や「行動 」について、わかりやすく説明していただきました。

それを踏まえて、生徒一人一人が「私の看護観」を発表する機会を設けてくださり、看護に対する思いを共有し、看護する者としての責任を実感できた講演会となりました。

PTA役員会Ⅱ

12月12日(木)、35名の役員の方々にお集まりいただき、第2回PTA役員会を開催しました。

櫛田PTA会長から「駐車場の看板・ゼブララインが完成した。よく注意をして左折入庫左折出庫を守っていただければと思う。また、日暮れが早くなったので、生徒たちにはなるべく街灯のあるところを通って帰っていただきたい。昨日学校保健委員会に参加し、校医の先生もおっしゃっていたが、高校3年までは医療費の助成があるため、健診後の治療指示についてはきちんと受診するよう指導をお願いしたい。卒業までに受診・治療して社会に出ていって欲しい。」と挨拶されました。

安東校長から、「学校行事は以前のものに戻すのではなく新しい形で、また業務改善も行ったのでご理解願いたい。PTA奉仕作業にたくさんの保護者からご協力いただきありがとうございました。」と挨拶がありました。

その後、PTA事業の中間報告と学校からの近況報告を行い、活発な意見交換も行なわれました。

生徒が安全に安心して学校生活を送れるよう、今後も家庭と学校が連携していきたいと思いますのでご協力よろしくお願いいたします。

タイ料理特別講座(食物調理科3年)

12月9日(月)、美咲町にある「ユワデーのタイ料理」の店主である清水ユワディー先生に、食物調理科3年生がタイ料理を教えていただきました。

世界3大スープの一つとも言われるタイの伝統料理「トムヤムクン」は、12月4日に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、タイの文化的遺産が国際的も認められています。

生徒たちは、見たことのない食材や普段使い慣れていない調味料に苦戦していましたが、ユワディー先生のお手本通りに作ろうと取り組みました。
タイ料理は作業をする順番が特に重要で、材料を入れるタイミングが味に大きく影響するとのことで、生徒たちは、ユワディー先生に質問をしながら慎重に作っていました。

最後に、生徒代表がお礼の言葉を述べました。
今までタイ料理に触れる機会がなく、調理方法や味付けが難しかったですが貴重な経験になりました。

ユワディー先生からは体験談を交えながら、沢山のお話をしていただきました。「人生は一度きり」後悔のないようにと力強い言葉が印象的で、異国である日本で生活し、言葉もわからない中お店を出されているユワディー先生のお話しには説得力があり、とても明るくパワフルな先生から沢山の元気をいただきました。

美作地区高校生読後感想文コンクール[表彰式](普通科2年)

12月9日(月)、津山高校図書館にて、第14回美作地区高校生読後感想文コンクール(岡山県高等学校教育研究会学校図書館部門美作支部主催)の表彰式が行われました。

本校では、読書を通して人生を豊かにしていくために、毎年夏に、1・2年生が読書感想文に取り組んでいます。校内選考を経て、毎年、美作地区読後感想文コンクールに応募してきました。
今年度は、応募した生徒のうち、1名が入賞し、表彰を受けました。

最初に、入賞者一人ひとりの作品について講評があり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。続いて表彰があり、受賞者は緊張した面持ちで、表彰状と副賞を受け取りました。最後に、受賞者代表の挨拶がありました。生徒たちは、身の引き締まる時間を過ごすことができました。
これからも、本校の生徒たちが、読書に親しんでほしいと願っています。
【本校からの入賞者】
<優 秀> 彼らは生きている(『雨の日のイルカたち』読後感想文)
江美 果音 (普通科2年)