臨地実習まとめ発表会(専攻科1年)

1月28日(火)~1月31日(金)の4日間、専攻科1年生が臨地実習のまとめとして症例についての発表会を行いました。
臨地実習でお世話になった実習病院の指導者の方をお迎えし、緊張感をもちながらも最後まで堂々と発表を行いました。

緊張感が張り詰める中、手元資料やスライドを使用して、実習の成果を一人ずつ発表しました。
また、生徒は主体的に司会や記録の係をつとめ、スムーズに進行できました。

発表後は、生徒からの質疑応答も活発に行われ、会場からの質問に対しても落ち着いて答えることができました。

症例をまとめて発表することにより、自分の実践した看護を振り返る貴重な機会になりました。
また、限られた時間の中で自分が伝えたいことをまとめて発表することの難しさを感じました。

病院の指導者の方が、生徒一人ひとりの発表に対して丁寧に講評してくださり、生徒にとって励みになりました。

教員および指導者の方からの助言、講評も生徒たちは全員真剣な表情で聞いていました。

症例をまとめるにあたり、ご指導・ご協力くださいました患者様や医療スタッフの皆様に深く感謝いたします。

<スクールライフ・昼休み>専攻科2年激励(専攻科1年)

専攻科2年生は、2月16日(日)に第115回看護師国家試験を受験します。全員合格を願って専攻科1年生から激励をしました。クラスのみんなで願いを込めて毛糸で『なると編み』でお守りを作ったり、メッセージを書いたりしてプレゼントしました。先輩たちがとても喜んでくれたので良かったです。全員合格目指して頑張れ!

小論文講演会(普通科・看護科1年)

1月31日(金)、1年生の普通科・看護科を対象に、小論文や志望理由書の意義や書き方を学ぶ小論文講演会を行いました。
この講演会のねらいは、進学に対する意識を高め、この先自分たちが取り組んでゆくべき課題と解決の方法を身につけることです。

講師に 玉田真由美先生をお招きして、小論文とは何か、どのように書くのかというところを生徒たちに実践させながら、お話いただきました。

作文と小論文の違いから、小論文で書くべきポイントについて、ワークシートを用いながら説明くださいました。
小論文は、作文と異なり、自分の意見、説得力ある根拠、今後必要な対策・姿勢が求められるとのことでした。

生徒たちはワークシートで実際に小論文を書くための前段階の要約作業に取り組み、文章をまとめることの難しさを改めて実感しました。

最後に、生徒代表のあいさつでは、「1年生のうちから、小論文を書くための情報収集を積み重ね、3年生になった時の材料を蓄えたい。」とお礼の言葉を述べました。

小論文講演会(普通科・食物調理科2年)

1月31日(金)、2年生普通科と食物調理科、看護科の希望者を対象に小論文講演会を開催しました。本年も(株)学研教育みらい から玉田真由美先生にお越しいただきました。

小論文や志望理由書の意義や書き方を学び、進路実現に対する意識を高め、自分たちの取り組んでいくべき課題と解決の方法を身に付けるために行われました。

玉田先生から、志望理由書を書く上でのポイントや、これから何を意識して進路実現のために情報収集する必要があるのか、就職希望と進学希望、それぞれに合ったアドバイスをいただきました。

生徒たちは、資料にマーカーをひいたりメモを取ったりするなど、これからの進路実現のために真剣に話を聞いていました。

生徒代表挨拶では、玉田先生から教えていただいた「志望理由書を書く上での大事な考え方」をこれから身に付けていきたいとお礼と感想を述べました。

今後は講演会で学んだ志望理由書の書き方を活かして、実際に志望理由書を書き添削してもらいます。
また、3月5日には「3年0学期ガイダンス」として複数の大学の先生方にお越しいただき、大学生活や進路実現に向けてなどを学習する予定です。

<スクールライフ・実習>基礎看護学方法論Ⅰ[採血](専攻科1年)

現在、専攻科1年生は基礎看護学方法論Ⅰという科目の中で採血の実習を行っています。2月中旬には実技テストを行います。
実際、看護師役は採血針を使用し、患者役の生徒は「血管くん」という道具を腕に付けて行います。血液検査はとても重要な検査ですが、採血を行うにあたり、さまざまなリスクも伴います。多くの知識と技術が必要です。事前に学習を重ね、針を持たない状態で練習をして、それから針を取り扱いながら練習を重ねています。安全に、また正確に検査が行えるようにお互い注意し合いながら実習を行っています。
専攻科になると知識も技術も難しくなりますが、理想の看護師になれるよう1日1日頑張っていきます!

全国大会受賞報告会Ⅱ(食物調理科3年)

全国大会に出場した食物調理科3年生が、1月31日(金)、安東校長に受賞報告を行いました。

1月11日(土)に武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区)で開催された令和6年度食肉惣菜創作発表会全国大会「2024ミートデリカコンテスト」 において、長尾実果さんが、審査員特別賞 中村昌次賞を受賞しました。
「こんなお惣菜がお肉屋さんにあったらいいな」と思う国産食肉を使った食肉惣菜をテーマ とする大会です。

安東校長から、「予選を勝ち抜き全国大会に行くということで激励金贈呈式や壮行会を行ったが、全国大会に出るだけでも素晴らしいことで、その上、審査委員特別賞を受賞したということでとてもうれしい。よく頑張った。このことは津山東高校の食物調理科が頑張っているということが、世の中に知れ渡る素晴らしいことだと思う。長尾さんが3年間しっかり頑張ったことが形になって本当にうれしく思う。これから次の道に進むが今回のことを自信にして頑張って欲しい。」と称えました。
長尾さんから、「初めての大会でとても緊張しましたが、結果を残すことができとてもうれしいです。ありがとうございました。」と、お礼を述べました。

大会での作品

医療リスクマネジメント講座(専攻科1年)

1月30日(木)、専攻科1年生を対象に、津山中央病院医療安全管理室専門課長 松本裕子先生より臨床における「医療リスクマネジメントについて」の講演をしていただきました。

医療安全について過去に発生した実際の事故事例から医療事故や医療過誤を防ぐためには、自分一人だけではなく医療者同士のコミュニケーションをしっかりと図ることや周りの力も必要であることも教えていただきました。

医療事故は誰でも起こす可能性があるため、チーム全体で患者の安全を守っていく必要があります。

臨地実習では日々記入しているインシデントレポートなどを活用し、様々な視点から客観的に振り返りを行うことの大切さも改めて考え直すことができました。

コミュニケーションエラーの背景要因としてあげられる「思い込み」を防止するためには、言葉に出してはっきりと伝え、言葉に出して確認することがどれだけ大切であるかを実践を通じて改めて感じることができました。

講演会では今までに起きたことのある医療事故について、医療事故を防ぐために病院で行っていることや法律について学ぶことができました。
医療者同士のコミュニケーションをしっかりとることや看護師のダブルチェック、指差し呼称を行うことでインシデントやアクシデントを未然に防いでいくことが医療事故を起こさないためにとても重要だと思いました。
講演での学びを今後の実習にいかしていきたいと思います。

視覚障がい者の支援講座(看護科1年)

1月27日(月)、看護科1年生が高取茂樹先生と5代目盲導犬を講師にお迎えし、視覚障がい者への支援を学びました。

今年度は教員がスマートフォンのテレビ電話機能を使用し、講師の先生を控室から講演会場までご案内しました。その光景をみて、生徒たちはスマートフォン機能を使って誘導できることを知り、言葉で状況を伝えるためには、相手に伝わりやすいように話をする大切さに気付きました。

高取先生は、講演中も見えているかのようにパソコンを使いこなし、お話をしてくださいました。
高取先生から「私たち感覚障がいをもつ方の生活はデジタル機器の進化に伴って格段に良くなってきた。でもまだ不便なところもある。障がいを一つの特徴としてとらえ、みんなと同じ一人の人間として見て接してほしいし、どんな患者さんでも目を見て接してほしい。」と呼びかけられました。
デジタル化が進み、感覚器に障害があっても使い方によって生活がかなり便利になったとお聞きしたことで、改めて時代の変化や、支援を必要としている部分が何なのか相手に合わせて考えて支援する必要性を学びました。

また、講演の中で具体的なスマートフォンでのコミュニケーションの支援方法を教えていただきました。
通常のアプリでも文字は読み上げられますが、スタンプなどの記号は伝わらないことから、スタンプなど簡便なものに頼るのではなく、誰にでも伝わるように丁寧にメールを打つことが大切だと学びました。

自分たちがコミュニケーションツールとして使用しがちなスマートフォンも支援の道具として活用できることを知り、改めてデジタル機器を有効に活用できることを学びました。

高取先生から、時代とともに支援方法が変化していくが支援の最初は変わらないので、まずは勇気、元気、優しさを持ち「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてほしい、と教えていただきました。

生徒たちは実際に視覚を遮り、ペアで歩行を行ってみました。
見えないことは怖いけれど、介助者の声を頼りに歩行しました。このことから、支援する人は障がいを有する人の命を預かり、障がいを有する人は支援する人に命を預けるといった、お互いの信頼関係も大切だと学びました

盲導犬の役割についても実際に学ばせていただきました。講演中でも盲導犬は、高取先生の指示にすぐ動けるように待機し、静かに仕事をしていました。

最後に高取先生が退室される際、盲導犬が障害物や階段などに対し実際に仕事をしている姿も見学させていただきました。

この講演での学びを、少しでも多くの人に伝えたいという生徒の思いから、生徒代表が翌日、同じ1年生の食物調理科、普通科の教室に出向き同級生たちに、「感覚障がいがどのようなものか深く理解できた。ただ眺めるのではなく社会の生活に積極的に参加して、最初の支援として勇気、元気、優しさを心に留めて人との関わりを大切にしていくことがわかった。一緒に自分たちから声をかけていきましょう。」と支援の呼びかけを行いました。

<スクールライフ・実習>基礎看護[無菌操作](看護科2年)

今回は、看護科2年生が行った無菌操作の校内実習についてご紹介します。
実習では、『無菌操作』の技術を学び、それを実践します。実施内容は大きく2つに分かれており、①綿球の受け渡し、②ガーゼの取り出しを行いました。

無菌操作は、看護師として働くうえで欠かせない基礎技術です。どんなに小さなミスでも、患者さんの安全に関わる可能性があるため、一つひとつの動作に細心の注意を払う必要があります。

適度な緊張感が漂う中、学んだことを確認しながら慎重に行うことができました。
今回の授業を通じて、無菌操作の重要性を再確認するとともに、技術力をさらに向上させたいという意欲がわいてきました。

これからも看護師になるための道を一歩ずつ進んでいきたいと思います。

行学 看護PJ発表会(看護科2年)

1月21日(火)、28日(火)の2日間、 看護科2年生が行学 看護プロジェクトのまとめ発表会を行いました。
今年度は能登半島地震や日向灘地震による南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されたりするなど、災害が多く発生した1年でした。

生徒たちはこの1年間、地域の防災に目を向け、主に避難所での過ごし方や応急処置の方法など、10グループに分かれて、実現可能な課題解決を図るために取り組んできました。

発表では、それぞれのグループが調べたことなどの発表を行いました。
なぜその課題に取り組もうと思ったのか、どうすれば課題解決できるのかを詳細に発表することができました。しかし、今年度はどのグループも地域や校内での啓発活動ができなかったことが反省点としてあがりました。

発表後、特定非営利法人いーなプロジェクト事務局の谷本幸子先生より、ご講評・アドバイスをいただきました。
谷本先生から、「イザ!カエルキャラバン!」のご紹介や、三角巾の着け方など、具体的なアドバイスもいただきました。

生徒代表が「まずは家庭から防災について広めていきたい。」とお礼の言葉を述べました。

現在、行学で学んだ課題解決の方法をもとに、老年看護の授業で『津山地域の認知症』について調べ、課題解決に向けて取り組んでいます。