2月3日(月)、食物調理科3年生がパティスリーマコトエバラ×モンレアルのパティシエ江原誠先生を講師にお迎えし、あめ細工特別講座を実施しました。
砂糖の科学性と熟練した技により、芸術的な作品が生まれることを知り、その知識と技術を習得することを目的とし、毎年行っています。
生徒たちはバラを作りました。基本の花びらの作り方から、花びらのつけ方を教えていただき、江原先生が花びらを1枚1枚手早く作っていかれました。
あめを引っ張って形にしていきますが、いざ自分たちがやってみると難しく、先生のような美しいバラはできませんでした。しかし、生徒たちが作ったバラと先生が作って持って来てくださったあめ細工を組み合わせ、一つの作品ができました。
最後に、あめ細工に限らず料理人として料理に関心を持ち、何事にも挑戦してみること、時間を上手く活用することなど、これから社会に出ていく生徒たちにとっては、とても心に残るお言葉を江原先生からいただきました。
江原先生と生徒たちが制作したあめ細工は本校の事務室横に展示しています。
2月1日(土)調理研究同好会が城西公民館で、まちばの寺子屋の特別プログラムに参加した子どもたち16名を対象に、ちょうどバレンタインの前でもあり、フォンダンショコラ作りを行いました。
幼児から小学校高学年までと年齢の幅は広かったのですが、高校生の説明を聞きながら、丁寧にチョコレートとバターを溶かしたり、順番に材料を加えたりと、みんなで楽しく作っていきました。
カップに生地を入れ、オーブンで焼いて出したときは、子どもたちから「ワァー、おいしそう。」と歓声が上がり、食べるのが待ち遠しい様子でした。
一つずつ試食し、中のチョコレートのとろっと溶けた食感を楽しんでもらい、もう一つはプレゼント用として、メッセージカードとともに高校生に教わりながらラッピングをし、持って帰ってもらいました。
今回、子どもたちに教えるということで、事前にどんな配合で作ると美味しく簡単にできるか何種類も作って試し、この日に臨みました。
みんな楽しそうに作ってくれ、美味しそうに食べてくれる姿を見ることができ、昨年に続き企画して本当によかったと思いました。
また来年もぜひ企画したいと思いますので、楽しみにしてください。
1月31日(金)、2年生普通科と食物調理科、看護科の希望者を対象に小論文講演会を開催しました。本年も(株)学研教育みらい から玉田真由美先生にお越しいただきました。
小論文や志望理由書の意義や書き方を学び、進路実現に対する意識を高め、自分たちの取り組んでいくべき課題と解決の方法を身に付けるために行われました。
玉田先生から、志望理由書を書く上でのポイントや、これから何を意識して進路実現のために情報収集する必要があるのか、就職希望と進学希望、それぞれに合ったアドバイスをいただきました。
生徒たちは、資料にマーカーをひいたりメモを取ったりするなど、これからの進路実現のために真剣に話を聞いていました。
生徒代表挨拶では、玉田先生から教えていただいた「志望理由書を書く上での大事な考え方」をこれから身に付けていきたいとお礼と感想を述べました。
今後は講演会で学んだ志望理由書の書き方を活かして、実際に志望理由書を書き添削してもらいます。
また、3月5日には「3年0学期ガイダンス」として複数の大学の先生方にお越しいただき、大学生活や進路実現に向けてなどを学習する予定です。
全国大会に出場した食物調理科3年生が、1月31日(金)、安東校長に受賞報告を行いました。
1月11日(土)に武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区)で開催された令和6年度食肉惣菜創作発表会全国大会「2024ミートデリカコンテスト」 において、長尾実果さんが、審査員特別賞 中村昌次賞を受賞しました。
「こんなお惣菜がお肉屋さんにあったらいいな」と思う国産食肉を使った食肉惣菜をテーマ とする大会です。
安東校長から、「予選を勝ち抜き全国大会に行くということで激励金贈呈式や壮行会を行ったが、全国大会に出るだけでも素晴らしいことで、その上、審査委員特別賞を受賞したということでとてもうれしい。よく頑張った。このことは津山東高校の食物調理科が頑張っているということが、世の中に知れ渡る素晴らしいことだと思う。長尾さんが3年間しっかり頑張ったことが形になって本当にうれしく思う。これから次の道に進むが今回のことを自信にして頑張って欲しい。」と称えました。
長尾さんから、「初めての大会でとても緊張しましたが、結果を残すことができとてもうれしいです。ありがとうございました。」と、お礼を述べました。
大会での作品
1月24日(金)、株式会社グローバルキャリア代表取締役 的場亮先生をお招きして、1年生の進路講演会を行いました。
今回の講演会は、食物調理科・看護科・普通科の全学科に対して、的場先生の「一点集中」の講演会を聞きました。
本講演会は、人生経験の豊富な方の体験に基づいた講演を視聴し、現在の自分の在り方、生き方についての自覚を深めるとともに、生徒一人ひとりの進路意識の高揚を図ることを目的に行いました。
今後、生徒が自身の進路達成に向けて、まず意識してほしいことを、動画などを効果的に使いながら、説明していただきました。特に、自分がやりたいこと、目指していることを諦めず、思い続けることの大切さを的場先生の熱いお言葉に添えて、話してくださいました。
的場先生の熱意溢れる話を一生懸命に聞きながら、メモを取り、何か学び取ろうとする姿が見えました。また、講演会の中で流された動画に感動し、涙を流す様子も見られました。
生徒代表が、的場先生にお礼の言葉を述べました。
「自分を支えてくれている人が家事や仕事などを家族のためにしてくれているのは当たり前ではないので、素直に大切な人に感謝をしたいと思う。」と素敵な挨拶で締めくくってくれました。
1月21日(火)、第35回食物調理科卒業制作展示発表会を開催しました。3年間学んできた成果と、支えてくださった方々への感謝の気持ちを料理で表現しました。
当日は、午前中に講師の先生方による審査が行われ、午後からは表彰式を行い、安東校長の式辞の後、優秀作品を発表し、講師の先生方から講評をいただきました。
また、中西審査委員長(日本料理 織部 店主)が「一番お世話になったお父さんお母さんにまず挨拶しなさい!」と声をかけてくださり、優秀作品発表前に見に来てくださった保護者の方々へクラス全員で感謝の気持ちを伝えました。
講師の先生方からの講評では、一作品ずつ丁寧に、より良いものを提供するためにはどうしたらいいのかといったプロの目線からの改善案をいただき、現状に満足することなくさらなる高みを目指してほしいといった思いが込められていました。
安東校長より、優秀作品に選ばれた生徒一人ひとりに表彰状と盾が手渡されました。
井口侑哉さんが生徒代表あいさつを述べました。
講師の先生方に調理師としての基礎やプロとして働くことの厳しさを教えていただいたことや、クラスメイトや保護者、先生方、地域の方などたくさんの人に支えられてきたこと、東雲祭や校外実習などの学校行事でクラスメイトとぶつかり合いながらも切磋琢磨してきたことなど、この3年間でどれだけ自分たちが成長することができたのかといった生徒たちの素直な気持ちが綴られていました。
最後に、河本食物調理科長から生徒たちに、入学当初の様子から現在の成長した姿、この3年間で身に付けた強い精神力・忍耐力そして素直で謙虚な気持ちを忘れずに一人前になるためにまだまだ修行に励んでほしいと伝え、この会に携わってくださったすべての方にお礼を述べました。
最 優 秀 賞
森本 さくら【日本料理】
~春暖花開 花が咲くように自分が成長できたことを今までお世話になった方へ感謝する~
最優秀賞を受賞した森本さくらさんは、「3年間の成果が最優秀賞というかたちに残すことができてとても嬉しく思います。中西先生からもよくやったと声をかけていただき、これからに生かしていきたいです。」と語っていました。
優 秀 賞
内山 美咲【製菓】le souvenir
~思い出という意味 3年間の思いを振り返り今までお世話になった方に感謝の気持ちを込めました~
優 秀 賞
土井 麻理奈【日本料理】桜花爛漫
~春をイメージして、桜が咲き誇るように、今まで培かったものを発揮する~
井口 侑哉【西洋料理】 川原 環楽【製菓】 木元 芹奈【中国料理】
西尾 佳純【日本料理】 横尾 純【西洋料理】
今年も保護者の方のみならず地域の方や、生徒たちが小学校や中学校でお世話になった恩師、特別講座の講師の先生、進学就職先の方といった様々な方にご来場いただき、3年間の集大成を見ていただきました。
お忙しい中、ご来場いただきましてありがとうございました。これから生徒たちは社会へと羽ばたいていきます。この3年間の経験を忘れることなく、それぞれの場所で活躍してくれることを期待しています。
1月17日(金)、1年生全員による百人一首大会を武道場で行いました。
この百人一首大会は、毎年、1月に行う、本校1年生の伝統行事です。新春にあたって、日本の古典文化に触れながら学年の親睦を深めることを目的としています。
1年生の生徒全員が17班に分かれてクラス対抗戦を行い、取った枚数の合計を競いました。
この年末年始に百人一首を覚えてきた生徒も多く、上の句を読み始めたらすぐに、取り札めぐる白熱した闘いが繰り広げられました。
武道場のあちこちから、お互いの健闘を称え合う拍手が沸き起こり、大いに盛り上がりました。
競技終了後、その場ですぐにクラス対抗戦の集計を行い、優勝した3組には、優勝トロフィーが授与されました。また、後日、個人の部の上位5名には賞状が授与されました。
厳しい寒さにも負けず、笑顔のはじける楽しい時間を過ごすことができました。
【結果】
〇クラス対抗の部
第1位 3組(320枚)
第2位 4組(314枚)
第3位 2組(249枚)
〇個人の部
第1位 及川 明莉(1組)39枚
第2位 酒井 加文(3組)27枚
第3位 秋久 あすか(2組)21枚
第4位 定森 心香(4組)・宗元 恵蒔(4組)19枚
第5位 福井 心絆(3組)17枚
1月11日(土)、 武蔵野調理師専門学校(東京都豊島区)において、 平成6年度食肉惣菜創作発表会全国大会「2024ミートデリカコンテスト」 が開催され、岡山県代表として食物調理科3年生長尾実果さんが 実技調理・試食審査に臨みました。
このコンテストは、「こんなお惣菜がお肉屋さんにあったらいいな」と思う国産食肉を使った食肉惣菜をテーマ とする大会です。
初めての全国大会出場で、調理場の勝手も違いとても緊張しましたが、家でもたくさん練習をして臨み、調理中は審査委員の質問に答えながらも、手際よく時間に余裕を持って仕上げることができました。
この料理は、ヘルシーなささみのまわりに天かすを付けて揚げているので、時間が経ってもサクサクで別添えのソースもからみやすいのが特徴です。
審査員特別賞
味や普及性・独創性・部位の特徴の活かし方などの項目で審査され、審査委員長でもある学校法人後藤学園理事 中村昌次先生より審査委員特別賞をいただくことができました。
岡山県代表としては何度か本校からも参加したことはありますが、賞をいただくことはなかったので岡山県の食肉事業協同組合連合会の方も喜んでくださり、本当にうれしかったです。
今後も栄養価や作りやすさ、SDGsなども意識して料理を考えていきたいと思います。
1月10日(金)、食物調理科1~3年生を対象に「世界一への道のり」と題して、特別講座を実施しました。
講師は株式会社シュゼット・ホールディングス パティシエの鈴鹿成年先生です。
世界で活躍する卒業生からこれまでの経験を聞くことで、料理に向かう姿勢や調理師としての働き方、また社会人としての心構えを学ぶことを目的として行いました。
鈴鹿先生は、2009年3月に本校食物調理科を卒業後、2023年1月、フランス リヨンで開催された「第18回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」においてリーダーを務め、日本チームとして世界1位に輝きました。
講演会では生徒からも多くの質問があり、一つ一つ丁寧に答えていただきました。
夢を持つことや苦手なことに対してどう立ち向かっていくかなど、現在の悩み、将来についての質問がありました。
鈴鹿先生の高校時代や就職してからの経験を踏まえ、アドバイスや物事の進め方、力になる言葉を沢山いただきました。生徒たちはメモをとりながら興味深く聞いていました。
最後に「目の前の物事を大切に一歩一歩成長できるように」とお言葉をいただき会が終了しました。
終了後も鈴鹿先生と話をしたいと生徒たちが職員室に詰めかけました。世界一の栄冠を獲た先輩からたくさんの刺激を受けることができた講演会となりました。
津山東高校の情報をお届けします! ~殻を破ろう 人と繋がろう~