「普通科(体育分野)」カテゴリーアーカイブ

体育分野閉講式(体育分野3年)


2月28日(火)卒業式を翌日に控え、体育分野の閉講式が行われました。

現在の体育分野となる前の体育コース設置から38年の歴史を持つ体育分野ですが、令和3年度入試から募集停止となり、今年度の3年生が最終学年となりました。


式辞で園田校長は「体育分野は38年の歴史にピリオドを打ちますが、その魂、スポーツに懸ける情熱は、東高の歴史に、そして多くの人たちの心の中に永遠に生き続けます。」と体育分野の歴史を称えました。


代表として挨拶を行った生徒は3年間の楽しい思い出や苦しかった思い出を語り、最後には「私たちが最後の体育分野の生徒であることに誇りと責任を持ち、卒業生となっても東高校を応援していきたいと思います。」と強く話してくれました。
その姿は非常にたくましく、3年間の成長が感じられました。


体育コースから体育分野閉講の記念プレートが代表生徒より学校に贈呈されました。
プレートには最後の体育分野生12名の勇姿も。歴史を物語る記念プレートは玄関フロアに飾らせていただいています。

体育分野最終学年となった12名は入学をしてからの3年間、新型コロナウイルスの影響で普段の専門的な授業や実習などで縮小した形での実施が多くあり、入学前のイメージとは異なった3年間を過ごしたのかもしれません。しかし、そんな困難な状況の中でも常に前向きに学校の先頭を走ってくれた12名に本当に感謝したいと思います。
体育コース設置から38年間。歴史と伝統を築いてくださった先輩方、地域の方々、実習を受け入れてくださった方々、そして保護者の皆様、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

チャレンジ42.195km(体育分野3年)


12月14日(水)、普通科体育分野3年生12名が体育分野の実習の一環で42.195kmに挑戦しました。

チャレンジ42.195kmは、体育分野生としての最後の実習になり、入学してから今まで鍛えてきた体力や精神力を活かし、過酷な42.195kmのフルマラソンに挑戦する実習です。


寒気の影響で雪が吹雪く中、園田校長のスタートの合図で同級生や後輩の応援を背に体育分野生12名はスタートをしました。
12名全員が笑顔でスタートをし、まずは津山市加茂地区の折り返し地点を目指して走り出しました。


加茂の折り返し地点に近づくと、風も強くなりコンディション的には最悪の状態でした。しかし、沿道では、津山市役所加茂支所の方をはじめ多くの方々から温かい声援をいただき、生徒たちの力になりました。

総合1位(男子歴代8位)
寺坂十楽さん 2時間59分20秒


【コメント】足が10回つりながらも走り切った。途中、清水先生から「落ち着いていけ」と声をかけられ、足がつった時のために最後に余裕を持たせ走った。沿道の応援もしっかりもらいました。吹雪の中が一番きつく、綾部の坂から高倉まで、取材のカメラがあるときは走れたが、その後は…。3時間切りが目標だったので、ゴールでき「ブラボー!」

総合2位
河野伍希さん 3時間32分1秒

【コメント】 野球部を7月に引退後から、長距離は嫌いだが、練習して今回頑張った。4時間切りを目標に、32kmを過ぎてからの綾部の坂で足がつったままだが乗り切った。保護者、先輩の声援で頑張れた。PECで仲間との協調を学んだ。

女子1位
川崎愛琉さん 4時間9分3秒

【コメント】 4時間を切りたかったが、ベストコンディションではなかった。元々、中長距離専門で、駅伝で6kmが最高だったが、42.195kmは全く違うものだった。15km過ぎから足の疲れで大変苦しかった。もう1kmも走らない。

今回の第37回チャレンジ42.195kmもたくさんの方々の支えがあり、12名全員が完走することができました。生徒たちは、最後まで諦めず完走したことで、生涯忘れ得ぬ貴重な体験をいたしました。この体験を将来大いに役立ててくれることと思います。

令和3年度入試からの体育分野募集停止に伴いまして、チャレンジ42.195㎞は今年度で最後となりました。実施にあたり、これまでお世話になった方々に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
 

ゴルフ実習(体育分野3年)

11月10日(木)体育分野3年生が、湯郷石橋ゴルフ倶楽部(美作市)でゴルフ実習を行いました。
生涯スポーツの一環として、ゴルフのコースを実際に回ることで技能習得を目指すことだけでなく、自然との関わりのなかで自ら課題を発見し、思考・判断することを目的として実施しました。

生徒たちは2年次からスポーツⅡの授業でスイング練習や、アプローチ練習を積み重ねてきており、その練習の成果を発揮する場となりました。


練習では平地のみでのショットしか経験しておらず、 初めて見るゴルフコースの広さや、コースの勾配の激しさに驚き、コースならではの難しさを感じていました。
しかし、午後からの後半戦ではその難しささえも楽しみながらプレーし、精神的な成長を非常に感じました。

ホールアウト後は集計したスコアを順位付けし、閉講式で発表しました。

1位のスコアを納めた生徒が実習の振り返りを述べた中に「今回の実習を通してゴルフの楽しさや魅力を感じた。将来的にもゴルフをしたい。」とありました。
今回の目的の一つである生涯スポーツとして今後も継続的に親しむ機会となりました。

ゴルフ実習は体育分野最終学年ということで、今回が最後になります。
事前練習の津山スポーツセンターゴルフ練習場(津山市)の方をはじめ、湯郷石橋ゴルフ倶楽部の皆さま、長きに渡り、ご支援いただき感謝申し上げます。

また、毎年のように一般のお客様には実習の実施に伴いご迷惑もおかけしましたが、「頑張ってね」、「上手だね」などの温かいお言葉をいただけたことで生徒たちも気持ちよく実習を行うことができました。本当にありがとうございました。

チャレンジ42.195km(体育分野3年)


1月19日(水)、体育分野3年生のチャレンジ42.195kmを開催しました。津山市加茂地区を折り返しとするコースで、今回、過酷な気象条件(コンディション)となりました。

8時30分、友人たちからの激励メッセージ入りのTシャツを着て、自己の限界に挑むスタートを切りました。

総合1位 (男子歴代6位)
北野 ひかるくん 2時間52分16秒

【コメント】陸上競技部の中距離選手。 2時間50分切りを目標に走っていたが、ラスト5kmで足にきて遅くなってしまった。体育分野の2年生が残り6kmで並走してくれ、また、「頑張って」と沿道の地域の方からの声援でネガティブ思考にならなかった。 42.195kmを走り終え、「後悔があるとすれば、心肺機能を高めるより足腰の筋トレをすれば良かった。前半はリズムよく走れたが、もし、今後、走ることがあれば前半のペースを落とし、平均的に走りたい。」と、「もう、42.195kmは走らない」と言いつつも、走りについて語ってくれました。

総合2位 
秋元 嶺摩くん 3時間10分16秒

【コメント】野球部員で8月から練習を行い、3時間を切ることが目標だった。 折り返しで、メンバーの顔を見ると元気になり、 地域の方の声援がなかったら完走できなかったと思う。 42.195kmを走って、「努力すれば、結果もだが、経験や体力など得られるものがある。目標を立てて一つのことを頑張れば、自分に負けない心が身につく。」と語ってくれました。

女子1位
原田 寿美伶さん・本田 萌衣さん 

5時間13分55秒

【コメント】
本田さん:自分のペースで走っていたら、残り15kmで原田さんに追いつき、原田さんと並走を始めた。霰・雪が痛く、冷たかった。 地域の方の応援があり、その応援が自分の支えになった。最後の10kmで一緒にゴールしようとなった。応援に来られなかった親の代わりに、知り合いの方が応援に来てくれうれしかった。
原田さん:知らない方や仲間、後輩の応援が励みになり力になった。剣道部で体力はあるのだが、足が重かった。 最後まで自分自身に負けないように、走り切れた。


生徒たちは、時折雪が降る中、長い道のりを一歩一歩力強く走り抜き、全員が完走することができました。ゴールをする生徒の表情は、清々しく、達成感にあふれていました。


報道部のお昼の放送では、全校生徒にゴールした選手の速報が流れました。



今回で36回目を迎えたチャレンジ42.195kmですが、毎回のようにご支援、ご声援をくださる地域の方々、関係各所の方々にこの場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

ゴルフ実習(体育分野3年)



11月11日(木)、体育分野3年生が湯郷石橋ゴルフクラブ(美作市)においてゴルフ実習を行いました。
生涯スポーツの一環として、コースでゴルフを行い技能の習得を目指しています。



コースに出る前にパター練習をし、高スコアに向けた最後の調整を行いました。



コースに出てみると、練習場とは違う環境に慣れず、ボールが真っ直ぐ飛ばなかったり、ボールに当たらなかったりして、生徒たちはとても苦戦しました。



コースに出て、ゴルフを学ぶことで技術の向上はもちろんのこと、自然の素晴らしさ、マナーの大切さを学ぶことができました。
これを機に、生涯スポーツとしてゴルフを続けていきたいと思います。

実習に際して、関わってくださった方々に感謝いたします。ありがとうございました。

キャンプ実習(体育分野2年)

10月6日(水)・7日(木)、体育分野2年生がのとろ原キャンプ場で1泊2日のキャンプ実習を行いました。

体育分野2年生にとっては、入学してから初めての校外実習となります。 キャンプ実習では大自然の中で、自然を愛することを養い、野外活動での安全について理解し、自己の責任を果たすことにより、相互理解や協調性を養うことなどを目的として行いました。


テント設営では感染症対策として、使用人数を減らし、1つのテントを2人で使用したため、設営に大変苦労しましたが、早くできたペアがまだできていないところを手伝う姿があり、協力して行うことができました。


炊事では感染症や食中毒の対策など、大変注意を払い準備を行いました。出発前、校内で事前実習をし準備はしてきたものの、なかなか火をつけることが出来ないグループや、材料を切ることに苦戦をしていました。ただ、自分たちで作った食事は言葉では表すことのできないおいしさがあり、日々の食事のありがたみを感じました。

キャンプファイヤーは3部構成で実施しました。2部のボンファイヤーではスタンツやフォークダンスなどを行い、生徒たちは火のありがたみを感じながら、楽しんでいました。
キャンプファイヤーの最後にみんなで見た、空いっぱいに広がる星はいつまでも忘れることのない思い出となりました。

2日目は早朝から標高1,205mの富栄山登山を行いました。登山の途中には道が険しいところや、足場が悪いところもありましたが、12人全員無事に下山まですることができました。

登山後は、ヒラメ(あまご)のつかみ取りも行いました。生きた魚を素手で捕まえることなどなかなか経験できない貴重な経験でした。捕ったヒラメは焼き魚にし、おいしくいただきました。

体育コース、体育分野と長く続いてきたキャンプ実習も今年が最後となってしまいました。 活動の中で使用した用具には長く使われてきたものがたくさんあり、先輩方の想いが詰まっていました。その想いを次の学年に継承することはできませんが、私たちがこれからの学校生活や行事に活かしていきたいと思います。
実習を行うにあたって、キャンプ場の整備や薪など私たちが使用する物品を準備してくださった、のとろ原キャンプ場の方々にも感謝をしたいと思います。ありがとうございました。

1年生研修(1年)



4月19日(月)、1年生研修を行いました。
学校生活を送るうえでの心構えを持ち、集団活動を通して仲間づくりをすることを目的として実施しました。






校長講話では「自分の潜在能力を信じよう」「多様性を認め合おう」というキーワードのもとに、津山東高校でそれぞれの生徒が可能性を広げてほしいというメッセージをいただきました。





着こなしセミナーでは、菅公学生服株式会社の井上浩行先生をお招きして制服の着こなし方についてお話をいただきました。
生徒ひとりひとりが夢を実現するためには、高校生活で身だしなみやその場にあった立ち居振る舞いを身に付ける必要があること、制服を着るときにはひとりひとりが学校の代表であることを意識するべきであることを学びました。




生徒代表が、着こなしセミナーでお話しいただいたことを胸に、津山東高校の生徒であるという自覚をもって制服を着ていきたいとお礼の言葉を述べました。







校歌パフォーマンスでは、1時間という短い時間で準備と練習をした成果をクラスごとにコンテストで発表しました。







午前中に実施された構成的グループエンカウンターでクラスの仲間意識が芽生えたなかで、どのクラスも協力してパフォーマンスを作り上げていました。






コンテストではどのクラスも団結して素晴らしい校歌パフォーマンスを披露してくれました。
まさに校長先生のお言葉どおり、生徒の潜在能力が引き出されていました。






審査講評では瀬島教頭先生から、校歌パフォーマンスをきっかけに、一日でも早く校歌を覚え歌えるようになってほしい、そして校歌を歌うことによって母校への思いを持ってほしいというお言葉をいただきました。





1年生研修を終えて、研修に参加する前の自分と研修を終えた後の自分を比べてどのように変化したかひとりひとりの生徒に考えてもらいました。
生徒の振り返りシートには、研修前はクラスの中で話したことのない人が多く、自分から話しかける機会がなかったが、この研修で多くの人と話すことができ、ますますクラスが好きになったといった意見や、校歌パフォーマンスを通して勇気を出して発言できるようになったといった意見が書かれていました。
そして生徒たちが1年生研修で学んだことを今後の高校生活に生かしたいという思いを強く持ったことがわかりました。

体育分野1年生研修(体育分野1年)



3月25日(木)、多目的活動棟、第2体育館、グラウンドにおいて体育分野1年生が体育分野研修を行いました。

この研修は、自分自身の生活や行動を振り返えることで2年生になる自覚や責任を持ち、また、2年生から始まる多くの実習に向けて心身の準備を行うことを目的としています。

 


開講式では園田校長からお話をいただき、生徒もより真剣な表情になっていました。






引き続き、事前に何度も書き直した決意文をグループの中で発表し合いました。仲間に自分の言葉で決意を伝えることで、より強い決意に変わりました。





開講式後はグラウンドで間隔をあけての発声練習やランニング、第2体育館での体力づくりなど感染症対策を徹底して行いました。最後の体力づくりでは疲れ切った中での実施でしたが最後の最後まで己に負けず、歯を食いしばり頑張りました。

津山東高校体育分野はこの学年が最終学年となります。研修を乗り越えた12名には2年生から始まる実習はもちろんですが、普段の学校生活や挨拶などを徹底し、全校生徒のお手本になっていってほしいと思います。