看護科 東高の5年間

 看護科・専攻科の紹介

本校では平成14年度より、5年一貫看護教育で看護師を養成しています。
5年間を通して高い専門性を身につけ、将来地域医療に情熱を注ぐ看護師として活躍してくれることを願い指導しています。

◆看護科・専攻科グランドデザイン

看護科 

・豊かな人間性
・思考力
・看護観の深化
専攻科

・確かな専門性
・専門職業人としての自覚
・職業的倫理観 


 東高5年間の学習  
 
高校では、1年次から看護についての基礎を学びます。
「看護とは何か?」や「看護の歴史」、「看護の対象となる人間とは?」などの学習に加えて、看護に必要な倫理について学び、看護師になるために必要な基礎知識や心構えを身に付けていきます。
 
 
2年次では、さらに専門科目が増え、看護師を目指す者としての知識と態度を、そして思いやりの心を育てていきます。
戴帽式では多くの人に見守られ、キャンドルの灯下にナイチンゲール誓詞を唱和し、看護師として日々の努力を惜しむことなく、患者さんのために歩む決意をします。
その後、病院の看護臨地実習に臨みます。実習では、先輩看護師の指導のもと日常生活援助の実際を学び、患者さんの気持ちに寄り添えるように関わりを学んでいきます。
 
 
3年次の看護臨地実習では、実際に患者さんを受け持ち、先輩看護師の指導のもと、個々の患者さんに応じた看護過程を展開していくことで根拠を持って看護を行う基礎を学んでいきます。
 
 
専攻科1年では、さらに病院での実習時間が増えます。成人・老年期にある人を対象に、個別性のある看護を実際の患者さんに応じて展開していく方法を学んでいきます。実習終了後、実習を振り返り、看護のまとめとして、実際に指導していただいた臨床指導者をお招きして「症例のまとめ発表会」を行います。
また、学校では医師等、専門職者からの講義により専門知識を習得しています。
 
 
専攻科2年生では、各領域別の看護を実際に学ぶため、約半年間、保育園・小児科・産婦人科・在宅訪問看護ステーション・手術室・精神科病院などをローテーションで臨地実習を行います。
臨地実習と同時に、学校では看護師国家試験へ向けての授業、模擬テストの実施を行い、『国家試験合格!!』を目指し、日々努力しています。
 
 
専攻科の2年間では、上記のような専門領域における指導の充実をはかる他、将来、看護師になるために必要とされるコミュニケーション力、社会人基礎力を身につけるための対策として、専門学校の指導者による「ビジネスマナー講座」、臨床指導者による「接遇」についての講演、また、地域での各種ボランティアに参加する機会を作っています。