■ジビエ料理・加工品試食会(食物調理科2年生)
  2月11日、美作県民局主催で「鹿猪猟好(しかいりょうこう)!ジビエ料理・加工品試食会」が美作大学で開催されました。美作地域に出没する獣(シカ・イノシシ)肉を活用した創作メニューや加工品のレシピ作りを考えます。
昨年12月には講習会で獣肉の扱い方などを学びました。本校からは、シカ肉を扱い8品のレシピを提案しました。

*ジビエ料理とは、ハンターが捕獲した完全に野生の動物を扱った料理のこと
 
参加試食者(約100名)のアンケートや、3名のアドバイザーの方の意見を元に改良を加え、「家庭で作れる」より美味しいジビエ料理レシピを作成します。    
試食会場では、料理ごとに、
@工夫した点・気づいた点・PRポイント
A困った点
B調理にあたっての今後の課題
を発表していきました。

あくまでも試食会なので、優劣を競うのではなく、お互いに作った料理を楽しみ、情報を共有します。 
 
今回ジビエ料理のアドバイザーである、本校の講師 藤枝先生(津山国際ホテル総料理長)も、生徒たちの様子を見に来られました。    
 
     

@巻きずシカ![煮る]
揚げたサツマイモを使って食感と風味をアップ!
たっぷりの生姜で臭いを消しています。鹿肉と酢飯の相性がぴったり



















Aシカ肉シチュー[煮る]
深みを増すためにローリエやウスターソースを使用。40分間煮込んだことで
筋が柔らかくなり、臭みもなくなります。



















Bとろーりチーズとチェルヴォのピッツァ[焼く]
2種類の味を考えました。てりやきベースの方には、緑色があれば
もっと良かったと思いました。


*チェルヴォ:シカ(イタリア語)




















C鹿肉のトマトドリア[焼く]
臭みを抑えるために、よく下味を付け、ニンニクを使用。
肉が想像以上に淡泊だったので、濃いめに味付けしました。



















Dビビンバ[炒める]
モモ肉をミンチにして炒めたら良い感じになりました。ミンチにしたことにより、
タレがしみこんで臭みも消えました。


















Eいりじか[炒める]
臭い消しに生姜を入れて味を少し濃いめにしました。
作ってみると、シカ肉っぽさがなくなっていました。


















F蒸し鹿肉の茸餡かけ[蒸す]
生姜汁を加えて臭みを弱めました。

















G鹿in焼売[蒸す]
臭み消しに生姜と酒を入れ、パサパサ感をなくすためにミンチにしました。
食感をよくするためにキクラゲを入れています。