■総合的な学習 発表会(3年生)
  7月17日7限目 3年生の総合的な学習の時間の発表会が開催されました。1・2年生普通科と食物調理科の生徒も、3年生の発表を一緒に聞きました。
 
校長あいさつ  司会進行 学年主任あいさつ 
     
     
◆栄養分野 『食事で改善できる!スポーツ性貧血』   
     
足の裏に激しい衝撃のあるスポーツを行うと「スポーツ性貧血」になりやすいという。赤血球が足の裏で壊れやすいのが原因である。予防は運動制限だが、思い切り部活動をしたい高校生には食事で改善することが一番であり、鉄分を含んだ食材を多くとること、一回分の食事での分量で栄養を考えることが大切である。   
 
◆商業分野 『消費者のニーズに応えるために』     
     
『高校生は何を基準に文房具を購入しているのか?』ということでアンケートを実施した。シャーペン、消しゴム、ノートの3品目について予想をしてみた。すると予想通りのものもあれば、違うものもある。共通しているのは「使いやすさ」が一番である。やはり、消費者のニーズを理解して、モノをつくること、売ることが大切である。 
 
◆教育分野 『児童養護施設での子どもへの対応』   
     
私は将来、児童福祉施設で働きたいという思いから、実際に施設で話をうかがった。施設の子どもたちの様々な行動にどんな対応をするのか予想を立てていったが、ほとんど違っていた。子どもたちに接するには配慮が必要であり、「しっかり一人ひとりを見て、じっくり対応していかなければならない」ことがわかった。そして、職員の心構えも参考になった。  
 
◆農学分野 『高分子吸収体による保水シミュレーション』   
     
乾燥地で保水するにはどのようなパターンが良いかを高分子吸収体を用いて、シミュレーションを実験を行った。3カ月間の観察の結果は、予想していたものとは少し違ったものであった。結果について考察し、次の実験で確かめたい。  
 
◆国際分野 『国際ワークキャンプを体験して。』    
     
2011年3月にアイスランドで行われた「国際ワークキャンプ」に参加した。ちょうど、東日本大震災の後で、多くの人が日本に応援のメッセージを送ってくれたことに感動した。また、食事も、様々な国の人が交代で宗教や慣習を考えてみんなが食べられるものを作った。お互いが理解し合い、尊重し合っていけば、平和な世界を築くことが出来るはずと確信した。  
  
   
教頭あいさつ   
 
今回発表したものは、2年生の1月からスタートした内容のまとめでした。途中で年度が替わり、継続が難しかった人もいるようです。個々の課題探求活動に入り、昨年、協同的に行ったグループ活動よりも、さらに深く探求できたのではないでしょうか。個人探求であることで、責任の所在も明確になり、研究にも責任が持てたようです。

今回の全体発表の5名は、いずれも自分の将来に深く関係した内容で、今後、進路決定に役立ててもらいたいと思います。また、全員が各分野で発表を経験し、それぞれに成長がみられました。今後、この「学び」を自分の将来に結びつけてほしいと思っています。